E-620・アートフィルタ、アスペクト比変更


★アートフィルタ作例

●同一写真のアートフィルタ適用例
RAWファイルに各種フィルタを適用してみた。
元画像そのものがコントラスト低いため、デイドリームやライトトーン、ファンタジックフォーカスは目立たないと判断して挙げていない。
元画像(フィルタなし) トイフォト ポップアート ラフモノクローム
 
●ファンタジックフォーカス
私にとっては、最も使う頻度が高そうな機能だ。ピントの芯はしっかりしており、全体にソフトがかかる。もう少しソフトでもいい、と思う人も居るのではなかろうか。
ファンタジックフォーカス ファンタジックフォーカス ファンタジックフォーカス ファンタジックフォーカス
 
●ラフモノクローム
コントラストを強調し、高感度モノクロのような粒状感を出したもの。ディテイルが大胆に省略されるので、撮るときの想像力が問われそうだ。
 
●ポップアート
彩度を極端に強調した写真になる。夕日のシーンなどでも案外使えそうな気がするが、人工物が入っているとさすがに作り物感が目立つ。
 
●トイフォト
周辺がケられたような写真になる。しかし中央部はかなり広範囲にわたってシャープだ。トイフォトにしては立派すぎる、とは贅沢な感想か。
 
●デイドリーム
シアンかぶりしたような色合いと、全体にコントラストが低めの写真になる。
 
●ライトトーン
暗いところも明るいところもやさしいコントラストで表現される。通常撮影での階調オートとは異なる。
 
★アスペクト比変更作例

●16:9
所謂、ハイヴィジョンサイズということになる。プリントするときはフィルムの時もあったパノラマサイズか、HVなどを指定するとぴったりになる。アルバム収納の効率が良くないのが玉に瑕であるが、普通のL判の中にこのサイズが混じっていると新鮮で良い。
撮像素子の中でのトリミングであるが、画素数は十分であり、鑑賞には何ら差し支えない。
16:9 16:9 16:9 16:9
16:9 16:9 16:9 16:9
16:9
 
●6:6
中判フィルムの6x6判からこの名称になっていると思われる。1:1でも意味は通じると思うが、まあそれはどうでもいいか。中判の世界でも「トリミング前提のフォーマットである」「正方形に意味がある」と意見が分かれているフォーマットである。このカメラの場合は、撮像素子中央部分を切り出しているだけなので、この正方形画像から長方形を切り出すのはあまり意味が無い。
6:6