GR digitalのページ


やっぱり買ってしまった、GR digital。なんと言っても、小型軽量はありがたGR digitalい。CCDが小型で、画素数が多いから、高感度特性は若干よろしくなく、ノイズが残るが、色合いが落ち着いていて過度な強調がなく、好ましい画像を得られる。また、高輝度部のパープルフリンジが極めて少ないのは特筆すべきだろう。レンズは開放からなかなかシャープで、周辺の乱れもなくピントは良好。
光学ファインダがないので、私はコシナの28mmミニファインダを乗せている。乗せたファインダの右下手前にLEDでフォーカスが合ったかどうかの表示がされるので、撮るときには参考になる。シャッター速度などは液晶表示を見なければならない。全般に、メニュー階層もそんなに深くないし操作性は良好であるが、マクロモード時に画像確認をすると1枚ごとにリセットされてしまうのは残念だ。AF挙動は遅い(特に低輝度)と以前書いたが、ファームアップでかなり改善された。特に、スポットAFの改善は大きい。ただし、まだ多少不正確さが残っていると思う。また、マクロモードでのピントの追い込みは極めて遅い。これは、もはや諦めるしかないか。
発売日に買った製造番号2000番台のボディは突然、ピントが合わなくなり、初期不良と認定され交換となった。2台目は6000番台で、ピントは速くなったが時々不正確だ。また、無限遠モードとスナップモードがかなり前ピンで、これは1台目・2台目とも共通の現象である。ここらへん、ちょっと詰めが甘くないかと思う。無限遠モードは結局修理に出して、だいたい問題ないところになった。
載せている作例は、原則として800万画素のFineモードjpeg記録で、長辺を900pixにリサイズしたものである。

★簡単なスペック
1/1.8型CCD
有効画素数800万画素
ISO64〜1600
5.9mmF2.4、フルサイズ換算28mm相当の単焦点
専用ワイドコンヴァータにより21mm相当にもなる
05年10月21日発売


★ISO64作例


★ISO100作例


★ISO200作例


★ISO400作例


★ISO800作例・ISO1600作例・モノクロ作例


★ワイドコンヴァータ・フィルター使用時作例