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03年10月11日
東京→仙台(友人宅に泊まる)

10月10日、以前の「体育の日」あたりが栗駒(須川岳)の紅葉の最盛期である。昨年、ここに登ろうとして仙台在住の友人HA君の家に泊まったはいいが、あまりに美味しいマグロの刺身と日本酒に翌日寝坊してしまい、栗駒への国道342号線の大渋滞にハマリ、登山口にもたどり着けないまま引き返したという散々な体験をした。今年、今度こそは、これに登らねばならない。
この日は東芝フィルの練習日であった。翌週には本番だから気を抜けない練習であり、その練習に登山道具やお泊りセットを持って行くのは多少気が引けなくもないが、紅葉も本番もその日限り、何事も全力で立ち向かうのが我々のモットーである(誰が決めたのか?)。練習もまじめにこなし、夕方会場の後片付けもして、演奏会実行委員の打ち合わせが終わるのを待って、仙台へと出発することになっている。メンバーは以下8名だ。
HA君:仙台在住のチェロ奏者。昨年に続き、今年も宿を提供する。しかし、今年は飲みの準備はなし、絶対登ると固く誓っている(はず)。
CKさん:ヴァイオリン奏者。昨年登れなかったメンバーの一人。かなり飲む。
KK君:トランペット奏者で、CKさんの夫。昨年は別件で仙台に行けず、おそらくそれは、結果的に幸せだったろうと考えられる..
MY君:ヴィオラ奏者。東芝フィル100名山登頂会会員。そんな会があるとは知らなかった。しかも、栗駒は100名山には入っていないが。まあいい。
STさん:いつも元気なチェロ奏者。もう一つの趣味はクルマ。所謂、走り屋。
YWさん:東芝フィル団員ではないが、クラリネット奏者。オケの遠出イヴェントは初参加か?
SW君:トランペット奏者で、YWさんの夫。9月にペンタックス*ist-Dを買って、写真に目覚めた。
TO:筆者。前々日にオリンパスE-1を買って、意欲満々。
それで、MY君は夜に別の用事(なんと別オケの練習)があり夜行バスで仙台入りの予定、CK・KK夫婦はエキストラ出演者の接待のため後発し新幹線、さらに突如のトラブルに見舞われたSTさんは会社に呼び出され、後刻単独で仙台入りという超絶ハードなスケジュール。つまり私の車も合わせて4通りで仙台に向かうことになったわけだ。8名もいると、何かあってもおかしくないか。問題は、STさんの車を使うはずが後で来るとういうことになり、つまり筆者の車に4人で乗らねばならないこと。普通なら4人でもいいのだが、この団体、何せ楽器なるものを持っていてさらにチェロ奏者が2人、荷物が半端な量ではないのだ。従って、苦肉の策、STさんの車に楽器を詰め込み、私の車に必要な着替え等を積めばいい、ということにした。さらに夜行バスのMY君の荷物(えらくでかいザック)まで積んで、何とかトランクを閉めて、仙台へと出発した。東芝フィルは浜松町で練習しているので、芝公園から首都高に入って湾岸線・深川線と行けばいい。ところがけっこうな渋滞(9kmほど)に捕まってしまいこのままでは新幹線後発組が追い越して仙台に着いてしまいそうだ。従って私は、通常のポリシーを破り時速1●0kmで走り、佐野SAで食事、その後は無休憩で仙台へとひた走る。こういうとき、速度もさることながら、休憩を少なくするのが肝要だ。1度休むと、15分くらいは経ってしまうからである。国見のあたりでCKさんから連絡があり、予定より1本遅い列車に乗った模様。「模様」というのは、かなり聞こし召されていて要領を得なかった..いや、新幹線での電波状態が悪かった、ということにしておこう。どうやらギリギリ間に合いそうだ。宮城県に入ると常時80km/h制限区間で、実際カーヴが多く走りにくいので、ここから少し速度を落とし、それでも計算では間に合う時間だったので一安心。無事、仙台に到着した。
HA君は駅に2人を迎えに行き、我々はスーパーで少量の酒を購入、部屋で就寝の準備をして待つ。ほどなく新幹線組が到着し、再会を祝って乾杯。しかしとにかく明日の予定が優先なので、ここは本当にマジメに少量で済ませた。昨年に比べると、長足の進歩と言っていい。まずは1日目が無事に終了した。


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03年10月 栗駒・塩釜・松島小旅行