他メーカのスクリューマウント・海外製 (焦点距離は、オリジナルがcm表記でも、mmに統一) *印がついているものは、既に手放したもの ★旧ソ連系 ルサール Russar 20mmF5.6 (KMZ) 旧ソ連製の超広角レンズ。歪曲がほとんどなく、秀逸な描写だが、周辺は甘さが残り、F8 1/2くらいまで絞る必要がある。個体差も大きいと聞く。自分のレンズは95年製で、工作精度の問題か、ライカのスクリューマウントには入らない。L-Mマウントアダプターも、メーカによっては入らないので、いくつか試して、入るものを見つけ、Mバヨネットレンズとして使っている。こんな状態だが、ピントは全く問題なく、きっちりと解像している。 |
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オリオン Orion 28mmF6 (KMZ) トポゴンタイプのレンズ構成で有名。絞りは開放でF6と暗いが、当時の広角レンズはどこも似たような数字なので、この深い被写界深度を使って目測でちゃっちゃと撮るのに向くと思っておこう。距離計にも連動する。 写りは大変シャープで素晴らしい。逆光ではゴーストが出るし、そこらへんは時代を感じさせる。アルミニウムの鏡胴は傷つきやすく、奥まったところにある小さな(そしてけっこう大きな曲率の)レンズは拭き傷がつきやすく、コンディションの良いレンズはあまり見かけなくなって来た。良いものに出会えたら積極的に入手することをお勧めしたい。 |
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ジュピター Jupiter 35mmF2.8 (KMZ) * ライカスクリューマウントのレンズで、2番目に買ったものである。ライカ系の趣味で一番の悩みは、広角レンズが高価であることではなかろうか。いや、そういうことで悩む者はこの世界に足を踏み入れるな、という意見もあろうけど、ボディを買ったらレンズが欲しいのはもはや仕方がない。 ともあれ、そんなわけで、ツァイスのビオゴンを模して作られたこのレンズを安価に買い求めたのであった。レンズは手元から離れたが、ファインダーは未だ残っている。 描写はなかなかシャープだが、糸巻き型の歪曲がある。大きく突き出た後玉は取り扱いに気を遣う。 |
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ジュピター Jupiter 50mmF1.5 (KMZ) * かなり昔、黒い鏡胴のモデルを所有していた。レンズは明らかに黄色いので、カラー写真では色が偏ってしまう。最近、銀色のモデルを入手し使い始めた。このレンズはあまり黄色くなく素直な描写だ。絞り開放ではもやっとしたものがまとわりつく感じだが、1段も絞ればぐっと締まってくる。口径比の割に小型で使い勝手が良い。 |
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ジュピター Jupiter 50mmF2 (KMZ) ゾルキー3型を買ったときについてきたレンズだ。セットで3万円もしなかったから、まさにオマケのようなものだ。アルミ鏡胴の、軽いレンズである。絞り開放付近では甘い描写だった。レンズのコンディションも良くなかったから、評価は保留としていた。その後売却したが再び入手し使っている。今度のレンズは開放からきちんとしていて良い描写だ。 |
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ジュピター Jupiter 85mmF2(KMZ) * 35mmを購入してほどなく、これも買っている。既に有名だが、ツァイスのゾナーを模したものである。中望遠でF2となるとライツのズミクロンはかなり高価で、それに比べこのレンズは手軽に体験できるから人気がある。85mmF2となると、ピント合わせは難しい。また、大柄で重いレンズである。色はあっさり目のように思う。 |
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★ライツ以外のドイツ系 ゾナー Sonnar 40mmF2.8 (ローライ35RF用)* 02年12月5日に発売になったローライ35RF(コシナ・ベッサR2のOEM)のレンズである。カメラはRMマウント(これ、コニカだとKM、コシナフォクトレンダーだとVM、いいかげん、Mで統一しないか?)であるが、レンズはライカスクリューで、Mマウントアダプタが付属している。このレンズは、ローライ35Sのゾナー40mmF2.8の設計図を引っ張り出して、いまのローライHFTコーティングを施して復活させたものらしい。早速、CLに取り付けて撮ってみた。ばりばりにシャープではないが、現代的な抜けの良さはある。 |
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クルミナー Culminar 85mmF2.8 (シュタインハイル) シュタインハイルのレンズはよく写るのだが、鏡胴がアルミで傷だらけだったりガタガタだったり、レンズも前玉が突き出ていて傷が多いものなど、あまり良い状態のものがない。そんなわけで4本も買っては売りしていたが、ようやく良い物にめぐり合えて、使っている。軟調で、暗部がつぶれないのが良い。逆光ではフレアが出るのは昔のレンズらしいところだ。ピントは確かで、シャープ。 (スキャンが甘すぎだったので、06年11月に全写真を差し替えた) |
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トラヴェナー Travenar 85mmF2.8 (シャハト) シャハト社初期のミュンヘン時代のレンズで、光沢の銀色鏡胴に入った小柄なレンズだ。カールツァイスの有名なレンズ設計者、L.ベルテレが設計し、ゾナーの流れを汲むレンズであるらしい。絞り開放からシャープで、ボケもきれいで良いレンズである。 |
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クルミナー Culminar 135mmF4.5 (シュタインハイル) レンズ、鏡胴ともに状態が良いが、距離連動が完全に狂っていて、ほぼ6年ほど放置していた。自分で距離連動の部品を削って、ピントが合うように調整できたので作例を上げる。画質はしっかりしていてボケ味も悪くない。テレタイプではないので、レンズが長く、鞄の中で嵩張るのは欠点だ。それに何より、ファインダーの倍率が変わらないレンジファインダー機では小さな枠で構図を決めるのはなかなか難しい。 |
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