ライツのスクリューマウント *印がついているものは、既に手放したもの (焦点距離は、オリジナルがcm表記でも、mmに統一) スーパーアングロン Super-Angulon 21mmF4 * あるところの委託品で、極めて安価に手に入れたが、外観が少し汚いだけで、きちんと写った。後年Mバヨネットで出るF3.4よりコントラストが適切に思われ、使いやすい。ただ、後玉が出っ張っていて、手元が暗いときなどレンズ交換時の扱いに困る。一度、鎌倉の花火で、後玉にまともに触ってしまい、慌てて清掃したことあり。冷や汗ものであった。 |
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ズマロン Summaron 28mmF5.6 格好がよいのと、数が少ないため高価になってしまっているレンズ。F5.6ではさすがに暗くなると使いにくいところではあるが、開放から実にシャープで、色も良い。ただ、周辺の像は厳密に見ると甘く、周辺光量落ちが激しいので、被写体次第ではうまく行ったり行かなかったりという問題はある。 中古カメラ市で、委託品をかなり格安に入手。専用のフード付きで、レンズ本体程度の値段であった。このフードもレンズにつられてか、バカみたいに高く、普通の感覚では買えないシロモノである。そんなわけでずいぶん長い間、探していたのだ。 奥まったレンズを無理に拭いたりして傷つけたり、経年変化で曇りのある個体が多く、私のものも1回曇ってしまったが、幸い絞りの後ろのレンズなので拭く事ができた。レンズが小さく、前後それぞれの「群」はかしめで固定されており、その中が曇ると修理不可能なのだそうだ。 (スキャンが甘すぎだったので、06年9月に全写真を差し替えた) |
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ズマロン Summaron 35mmF3.5 * 知人が持っていて、その作例が極めてシャープだったので購入。安定してよく写るレンズであり、ライカレンズの広角としては比較的安価なのも良い。近年は良い状態のものは高騰している。 |
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ズマリット Summarit 50mmF1.5 ライツの大口径レンズは大抵癖があるとされているが、実際そうだと思う。このレンズは絞り開放付近ではコントラストが低く、ピントはしっかりあるがその周囲にぼんやりとまとわりつくものがある。ボケ像は同心円状に引っ張られる。F2.8以降は像が整い、色もきれいでなかなか良いと思う。逆光には弱い。 レンズの1枚目が鏡胴の前のほうにあって、傷つきやすい構造なのが惜しい。市場にあるレンズも、たいてい傷がある。傷が少ないものは高値となっている。 |
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ズミクロン Summicron 50mmF2 * 2本買っていずれも手放している。1本目は前玉に拭き瑕多数で、さすがに画面が白っぽくなってしまっていた。2本目はしっかりしたものを購入。もちろん、写りに問題は全くない。IIIfに付けっぱなしでしばらく使っていた。風景を撮ると、多少黄色味が気になることがある。フォクトレンダーと併用すると、特に目立つ。 |
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ズミター Summitar 50mmF2 ライツのレンズで一番最初に買ったのがこれである。前玉が大きく専用の形状のフィルターが必要であり、でもフィルターをすると格好が良くないので、結局むき出しで使うことになった。 ズマールの後継であり、戦後モデルはコーティングもされている。ピントの合っているところは非常にシャープであるが、前ボケが綿菓子のような感じになり、後ボケも多少同心円状に引っ張られる傾向だ。 |
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ズマール(ズマー) Summar 50mmF2 言わずと知れた、ボケ玉の代名詞。でもそれほどのことはなくて、ちゃんと解像はしている。戦前のレンズで、コーティングはないためコントラストは弱く、後ボケは円を描く。また、像の平面性がよくないので、平たいものを撮ると弱いかもしれないが、いつもそういうものを撮るわけでもなく、つまり使い方次第だと思う。 06年10月に、山崎光学写真レンズ研究所に曇り取りとコーティングを依頼し、見違えるようにきれいになった。 |
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以下はコーティング付加後の写真である。フレアっぽいところは無くなり、コントラストが改善されている。もちろん、全体に柔らかめの描写はそのままだし、個性的なボケ像は変わらない。 | |||||
エルマー Elmar 50mmF3.5 被写界深度スケールが赤い文字になっている通称赤エルマー。1本目は激安の事情アリ品(距離連動がダメ)だったが、目測でよい結果を得ていた。それを手放して、2本目はちょっと使用感があってヤレているものを買った。これは今も使っている。前玉にわずかに拭き瑕があるが、よく写る。 ガチガチなシャープ感はないが、色は正確で、描写は好きだ。 (スキャンが甘すぎだったので、07年1月に一部を除き写真を差し替えた) |
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エルマー Elmar 90mmF4 以前は戦後まもなくのコーティングされた黒鏡胴のものを使っていた。解像はしっかりしているがコントラストが弱く、パッと見でインパクトある写真になりにくく、手放した。2本目はMマウントの3枚玉でこれも手放しており、3本目として4枚玉の最後期と思われるものを入手した。銘板の字体が3枚玉と同じで、コーティングもアンバー系で新しいものだ。逆光には強くないが、シャープで良いレンズであり、今後も使って行こうと思う。 |
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