03年1月2日 (日帰り)
東京→長野→松本→穂高→信濃大町→新宿
最近写真が不調なので、初心に返り、オリンパスOMのセットを持って、ふらりと長野に行ってきた。本当のところは、「はやて」に乗って津軽線や五能線に乗りに行くつもりだったが、さすが開業1ヶ月、どの列車も指定が取れなかった。ゆえに、長野にした。長野も、十数年ぶりなので、十分新鮮だった。
東京駅からあさま505号で出発。今回、「正月パス」を初めて使った。グリーン車用で13000円だから、東北方面ならなおさらお得であるが、長野往復でも十分に元は取れる。長野新幹線は軽井沢までしか乗ったことが無いので、初めてと言ってもいい。高崎まではあっという間で、軽井沢へのトンネルも昔の碓氷峠を思えば速くなったとは思う。埼玉県内は前日の雪がうっすら残っている状態だったが、軽井沢は吹雪いていた。ここからまたトンネルの連続で、驚くことに、気が付いたら篠ノ井のあたりを走っていた。速いことは速いのだが、まるで面白くない。長野に出張に行く人は便利になって良いだろうが、これでは私は長野に来た気がしない。
長野駅は風が吹き抜けて寒かった。天気は晴れ。親子連れの記念写真を手伝ったりして、改札口を出た。新幹線開業、オリンピックに合わせて駅舎はきれいになっていた。駅前から善光寺まで歩く。善光寺は十数年ぶりどころかおそらく20年ぶりに近いだろう。しかし道はごく簡単なのですたすたと歩く。街はそれほど変わったとは思えず、その点はありがたかった。写真を何枚か撮る。
長野市内にて
きれいに建て替えているところ、古いところ、それぞれあって好きな街である。3点目の折衷案はやりすぎのように思うものの。
善光寺参道左手には高名な中古カメラ屋が2軒ある。ノザキとヤマモト、である。いずれも覗いてみたが、品揃えはまずまずであった。少々高めなのは地方都市ゆえ致し方なし。ヤマモトでは店内中央のテーブルに地元の常連さんが勢ぞろいしてせんべいやみかんを食べていた。新年会といった趣である。そういえば以前住んでいた北上にも似たようなカメラ屋があって、中古は置いていないが、店でコーヒーを飲みながら「やはりプラナーは」とか「ゾナーも捨てがたい」などと怪しげな符丁を語るオヤジが屯ろしていたことを思い出す。店員がカレンダーなどお土産をくれると言うのだが、これから善光寺で人ごみにもまれるので、それは丁重に辞退した。
善光寺
天気は良いが、風が強く、寒かった。
鳩がいて、何かのきっかけで一斉に飛び立つのは浅草寺などでもみかける光景だ。
善光寺 その2
100mm望遠で撮ってみたが、陰になっていて、今ひとつ。
善男善女
1月2日とあって、さすがに多い。名古屋弁も少し聞くことがあったので、東海地方からも来ているらしい。
常念岳
大糸線に乗る。まだ雪は本格的に降ってはいないようだ。
スーパーあずさ10号
信濃大町から新宿まで、約3時間。大糸線内はそれほどスピードを出さないが、松本からは飛ばしに飛ばした。グリーン車はガラガラで、それなのに私は通路側の席が指定されていた。しかし、甲府からびっちり満席になった。指定席というのはこういう点で非効率になる。
全体にやはり写真は不調であるが、久しぶりの長野の風景は新鮮であった。また機会を作って出かけてみたい。
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