管理人の独り言
05年7月-9月
★05年9月30日
26日で当HP開設3周年でした。自分のwebの記念日を忘れるとは..間抜けですな。8万9千のアクセスに感謝致します。本日からオーストラリアの旅行記をアップして行きます。これからは海外旅行は控えることにするので、若干ネタが少なくなるかも知れませんが、今後とも宜しくご高覧、お願い申し上げます。
ところで、アクセス数といえば、そのうちいくつかはメイルアドレス収集のロボットによるものと思われますが、アドレスを晒しておくと、来ますねぇ、迷惑メイル。でも、ハッキリ言って下らないメイルを送られても見ませんね。発信者を個人名っぽく偽装しても、タイトルがセンスないし。具体的な内容がなく、通達とか伝言とか、そんなメイル見ませんよ。と書いても、送信が止まるわけでもないですが..ま、こういうメイルの文面や送信する仕組みを作って暮らす人もいるんですね。職業、いろいろです。
明日は実家の引越し、明後日は結婚式の2次会で、久々にオケの練習から離れます。それはそれでまた寂しい気がするからもう何と言うか病気ですね。それで平日練習するかというとそうでもないし。でも、東芝フィルはそろそろ本番1ヶ月ですから頻度を上げないといけないかな。
上にも書きましたが、オーストラリアの旅行記をアップし始めています。初日は夜行便で飛ぶだけなので短いです。2日目まで一緒にするとえらく長くなるので区切りました。この旅行は7日間で、初日と最終日は移動だけですから実質5日間です。2ヶ月くらいで何とかなるか..ってこういう予想が当たった試し、ないですね。年内には何とか。
★05年9月27日
うちの実家は浦安にあるのですが、近日に売り払って、府中の方に引っ越すことになりました。うちの両親は高齢なので、一軒家はいろいろと手がかかり、階段もちときついようでして。それで、いま実家にある私の昔の荷物なぞを折りにふれて整理しているのですが、いやー、懐かしいものもあれば恥ずかしいものもあって全然整理どころか..ただ箱に詰めて持ち帰って来てしまうだけですね。中学〜高校時代に撮ったネガが見つかったので、国内旅行ネタがちょっと増えたかも。いやそんなのをアップするのに意味があるのか、などと考えながらネガを透かして見たりしています。一番驚いたのは、中学の林間学校の写真で、当時好きだった女性の写真を堂々と単独で撮っていること。私にそんな勇気があったのか、と思いつつ、結局その子には何も言わずに終わってしまったのも思い出しました。アグファの110カメラで撮った、ぽわんと色褪せたプリントを眺めると、意外なほどに鮮明に記憶が蘇り、いやはや、やっぱり恥ずかしいですな。
写真以外では漫画の単行本もけっこう残っていました。中学時代は高橋留美子「うる星やつら」、高校の頃は小山田いく「すくらっぷ・ブック」、柴田昌弘「ブルー・ソネット」って、いったいどういう趣味してんでしょうね私は。「うる星やつら」は、中学3年のころ、塾に行き始めて行き帰りの書店でハマってしまい、そのうち交通費を自転車で浮かせてこつこつ買い進めていたものです。これは高校まで続いたかな。親に隠れて暗い部屋で読んでいたせいか、当時急速に視力が落ちて驚いたものです..まったく本末転倒の塾通いでしたが、それでも高校には入れたので適当に勉強もしていたのでしょう。小山田作品は「すくらっぷ・ブック」以外にも揃えていて、当時ファンクラブのようなもの(オフィシャルではない)に入っていたのを思い出しました。高校時代に長野県に頻繁に行っていたのは、それの会合が何割かを占めているはずです。今で言えばオフ会ってところですかね。会誌のようなものがあって(未だガリ版だったと思う)、ちょっとばかり投稿もしていましたが、最後には幹事の人が音信不通になってその同好会は解散したのでした。その会誌はさすがに処分したようで、残っていませんでした。当時の自分でも恥ずかしかったのかも。
「ブルー・ソネット」は今見てもけっこうグロテスクで衝撃的ですが、中に出てくる小物などに当時の風俗が覗えて面白い。CDが出始めの頃で「んなもの買えるわけない」なんて台詞は確かに私もそう言ってましたな。そうそう、カメラでは新聞記者がオリンパスOMにモードラつけて、ってのは新聞記者では少数派だと思いますが、確かに80年代のあの頃、OMも市場シェアはかなりあったから、柴田さんの周辺にもオリンパスのカメラがあったのでしょう。そういやこち亀の両さんがOM-4をぶら下げている絵をどこかで見た憶えもあるなぁ。カメラと漫画ついでに、「ゴルゴ13」のごく初期のころ、ゴルゴは新聞記者に変装して標的に迫るのですが、ライカM型を持っているんです。M2あたりですかね。これも時代を感じます。って、だんだん意味不明な話になってすみません。
というわけで、実家には未だ何箱かのダンボールがあるので、次の週末にまた取りに行ってきます。ネタがあったらまたここに書きますか。
★05年9月26日
突然ですが、ある方面で「インスパイヤ」なる言葉が流行してますよね。たぶん、「霊感を得る」というような意味なんでしょうけど、私はあるところで見た右のポスターを見て、「なるほど、インスパイヤされたんだ」と合点が行きました。
口や目や輪郭をちょっと変えればオリジナル、となれば..我々アマオケの間違いだらけの演奏も立派なオリジナルなのかも(笑)!。現代作曲家の著作権料は払わなくてもいいのかなああ..そんなわけはないですねぇ。まあ我々は譜面を見ながら演奏するのだから「インスパイヤ」もへったくれもないんですけど。
★05年9月25日
3連休は山中湖の近くで東芝フィルの合宿でした。連休に行楽地で合宿をするためには、行き帰りの渋滞に耐えねばならないというデメリットがありますけど、普段と違った環境で練習するのは気分が良いものです。今回、台風の影響で2日目は雨が降りましたが、1日目は降り番のときに外で吹いていたりして、これが良い気分転換になりました。もちろん練習にもなりましたし。個人的には、高い音に対する怖れのようなものが少し取れたように思われ、有意義な練習でした。遊びで持って行ったピッコロトランペットでもけっこう高い音が出たので、これをキープ、いや向上させて行きたい。夜の部(=飲み)では2泊とも午前3時まで飲んでしまい翌朝がキツかったです..でも、終電がないとなればつい飲んでしまうので..
今日は11時半に練習が終わり、早く出発できたので、渋滞にはまったくつかまらず14時半くらいには横浜市内に帰ってきました。配偶者Sの実家で昼寝をして、夜は港南区ひまわり管弦楽団の練習です。昼寝をしたのでスッキリ、練習での調子もなかなかでありました。
★05年9月19日
結婚一周年になりました。まー、いい年してようやく一周年かという話もありますが、それはさておきここ1年、楽しく過ごせたと思います。オケ、カメラ以外で活動的になったのは配偶者のおかげですからこれは感謝せねばなりません。というわけで、昨年披露宴をしたお台場のラ・ボエムで夕食を食べてきました。この店は披露宴や2次会ではコースや一品料理を出すのですが通常はパスタの店で、肉や魚の一品料理はメニューにありません。そこを無理言って、あり合わせのもので簡易のコース(?)料理を出してもらいました。美味しかったです。それより、店員の元気のよさ、気遣いが嬉しいですね。この店には式の打ち合わせ、当日の料理の試食、披露宴当日の3回しか行っていないのに、すっかり顔見知りのように挨拶してくれるのは嬉しいです。予約して行っているので、たぶん開店前の打ち合わせで申し送りされているのだとは思いますが、それでも、単純にこういうのは嬉しいのです。また行ってみよう、という気になりますね。
さて、話は前後しますが、昼間は江戸東京たてもの園に行っていました。ちょうど「たてものとのりもの」という企画があって、古い車が園内に展示(一部は子供を乗せて走っていました)されていました。何十年も前の車を稼動状態にしておくというのは並大抵のことではないですから、これには感激しました。中でもおもしろいかったのは、昭和35年のコロナ(20系)に貼られていたシール。右の写真をみていただくとわかりますが、右の丸いシールは最近車に貼られるようになった排出ガスのランクを示すシール..なんですがよく見るとこれはもじりで、「高排出ガス車」「国土交通大臣非認定車」とあっていやまったく、こんなのを作るとはなかなかのユーモア。まあ、車のメンテナンスに比べれば手間でもなんでもないのでしょう。その左の「社会的・・」も笑えます。
たてもの園、なかなか良いところでした。時間があまりなかったので全てを見て回れませんでしたが、また機会あったら行きたいところです。
★05年9月18日
朝起きたら、いや..昼起きたら、下の前歯の先がほんの少し欠けていました。昨日、固いものを食べたわけでもなく、暴れた記憶もないのですが。この欠けたところが尖っていまして、ひまわり管弦楽団の練習に行ったとき、タンギングをするとわずかながら舌がかすって、痛いのです。タンギングとは、管楽器を吹くときに、舌で息の流れを止めて音を区切ることです。本来下の歯には舌は当たらないんでしょうけど、私の場合、下あごが少し後に下がっているため当たってしまうようです。今から下あごを出す吹き方にするわけにも行かないので、歯医者に行って尖ったところを治してもらうしかないですね。しかし前歯というのはけっこうセンシティヴに音に影響するので、慎重にやるつもりです。
さて、今日の練習では、バックのC管にストンビの3Cというマウスピースをつけて吹いてみました。いままで使っていたバックの1-1/2Cで最近音がまとまらないので、ほんの少しカップ径が小さいヤマハの15B4を使ってみたところ、これは逆に音質が明るいというか軽すぎる(しかし高い音はよく当たる)ので、もうちょっと、中間のキャラクターのが欲しいと思っていたところ、ストンビの3Cをネットオークションで安価に手に入れたのです。カップ径は15B4と同じようなサイズで、スロートが1サイズ太く、バックボアが開き気味で息が入りやすいタイプ。さらに、リムがフラットなのでハードプレスする私には合っているようで、白鳥の湖抜粋の練習2時間半、体力がもってしまいました。けっこういいかも。しばらく使ってみます。
なお、Stomviはスペインのメーカで、先月、読者の方から「スペイン人はvをヴと発音しない(唇を咬まない)からストンビと書くべきでは」との指摘を受けました。実はそう、そうなんです。知ってます。配偶者Sがスペイン語習っているので、その手の話は知っているのですが、まあなんとなくviをヴィと書いておくのがいいかなー、と思ってました。しかし考え直して、今回はストンビにしました。カタカナ表記を原語に近くするのはほぼ無意味な努力ではありますが、知っていてやらないのはやっぱりよくないですから。まあ、テレビやラジオ、ベートーベンを今更原語に近づけようというのはさすがに無理がありますけどね。これらは、もはや日本語ですから。
★05年9月17日
東芝フィルのメンバーを招待して、家で宴会をしました。この手のことを我々は「学会」と称して結局のところ単に飲み食いしているのですが、うちで開催したのは久々、料理は余るほど作って入れ替わり立ち代わり9人の方々(+Sと私)が大いに騒ぎました。このマンションはたいへん防音がよいので、家の中で騒いでもほとんど問題にはなりませんが、今回、ちょっと廊下まで進出してしまったので若干、両隣にも聞こえちゃったかも知れません。ま、たぶん大丈夫でしょう(根拠ナシ)。我々の「学会」というもの、だいたい13〜14時ごろから初めて22時半くらいまでやっているのが通常の形態(?)で、前にやったときは22時半にお開きにしてさらにカラオケに繰り出したりも..昼飯から夕飯までずっと食べて飲んでいるというとんでもないパーティであります。よくもまあこんなに長い間話のネタが続くな、と思いますが、楽しく過ごしました。今回はH氏の婚約の件と、新たに誕生したカップルの話などもあって、特に盛り上がりました。
★05年9月11日
獅子座オペラの本番が無事終了しました。結果は成功。お客の皆様の暖かい拍手、掛け声も後押ししてくれて、良い演奏になったと思います。
オペラ団獅子座の星 第6回公演
ハイドン/歌劇「月の世界」(日本語公演)
芸術監督・指揮:家田 厚志(東邦音楽大学特任教授)
特別出演:小出 信也(元
NHK交響楽団首席フルート奏者)
脚本・演出:家田 淳
ボナフェーデ:佐藤 真規
エックリーティコ:川口 寛記
フラミーニア:服部 知香
クラリーチェ:村山 知香
リゼッタ:高橋 希里子
エルネスト:佐々木 純
チェッコ:稲冨 雅子
管弦楽:獅子座管弦楽団
合唱:獅子座合唱団
三鷹市公会堂
演奏する前の最初のアナウンスがなかなか秀逸でした。まじめくさった口調で始めながら、だんだん内容にジョークが入り込み、客席の雰囲気をほぐしてしまいました。これのおかげか、その後も団の想定外のところで笑いが取れたりして、非常に良かったと思います。歌手陣はどなたも練習よりレヴェルアップしていて、すばらしい歌唱になりました。オケはリハーサルでちょっと足並みが揃わない箇所が(ほとんどは歌手陣の演技に見とれていての油断)あったものの、本番はきちんとやれていたと思います。一部、ミスもありましたが大事故には至らず。個人的には、一部の高い音を外してしまいましたが概ね何とかなったかと。ただ、きれいな、存在感ある音にはほど遠く、まだまだ修行が必要のようです。2ndのAさん、頼りない1stですみませんでした。
ハイドンのオペラは今回初めて聴いて・演奏してみましたがなかなか良いものです。原曲はレチタティーヴォ(台詞部分に相当する、規則正しいリズムやメロディがない歌唱)とアリアの繰り返しで、ちょっと単調なところがありますが、これが日本語になり、台詞と演技が加われば俄然、生き生きとして面白くなってきます。オペラというもの、本当に見てみないとわからないですね。
来年以降も継続するような話が出ていたので、今後も呼ばれれば行くことになりそうです。ま、トランペットは出番があるかどうかは曲次第ですが..
★05年9月10日
獅子座オペラの最後の練習が終わりました。直前だけあって、いろんな面でレヴェルアップしたようで、明日が楽しみです。演技の間が格段によくなったし、オケもようやっと、曲の変わり目でまごつかなくなったようで、本番は安心して演奏できそうです。我々トランペットはほとんどの場面で参画できないですけど、舞台を見て楽しみます。来て頂ける方々、絶対楽しめますのでよろしく!
★05年9月5日
本日で白鳥の湖の譜面作成が全て終了し、久々にwebネタ更新のための時間が戻ってきました。明日から香港の記事執筆を再開します。本当は9月からオーストラリアの記事に手をつけるはずだったんですが、完全に遅れてしまいました。巻き返して行きたいと思います。
★05年9月4日
本日は、午前中が白鳥の湖の譜面作成、午後は獅子座の練習、そして夜はひまわり管弦楽団の練習とハードに過ごしました。ひまわり管弦楽団には前回の定期演奏会以来行っていないのですが、配偶者Sが一応チェロのトップなので、譜面を整備してチェロの人に配る必要があり、大急ぎで譜面を仕上げなければならないという事情があったのです。昨晩、プリンターのインクが切れて今朝慌ててヨドバシに買いに行きましたが、プリンターもアレだな、黒印刷しているのに黄色がなくたって続行できるような仕様にして欲しいところです。これはいつも疑問に思っています。
とりあえず印刷は間に合って、次に獅子座へ。三鷹市公会堂という本番と同じホールで練習をするのです。オケとしては練習場がどこでもそんなに影響はないと思うのですが、歌や美術・大道具の人はそうは行きません。実際の設備を使って練習して、手順に問題がないかどうかを確かめる必要があります。そういう意味で、今回の練習は重要かつ貴重な時間ということになります。無論、オケとしても歌とのバランス、進行のどこで何を演奏するかの感覚を掴むことができるわけですからこれは大事です。さて、三鷹市、中央線沿い、というと横浜からはどうしても「遠い」という印象になるわけですが、実は距離にして26km、車で1時間くらいあれば着くようです。今日は環8の国道246・20号線付近があまり混んでいなかったので、予定通りに着きました。ホールは昭和40年に出来たそうで、まあこの頃の公共建築物、という感じがします。客席の椅子の質感、ホールの壁、建物の構造、いろんなところで古さを感じます。音響はデッドで響きがほとんどなく、どっちかというと講演会向き。オケピットは超絶に狭く、トランペットは上手側の一番端で、2人並ぶのが精一杯。しかし演奏できないわけではありません。ただ、この位置は弦楽器では弓が隣の人に当たりますね。練習を録音してみて、舞台に乗った歌手はけっこう客席に声が届くということが改めて分かりました。オケは必要以上に小さい部分と、やっぱりうるさい部分とあって、まだ整理が必要のようです。わがトランペットは本日が初めて、2人揃う日でした。もう1人のAさんが、いろいろご事情あって練習に来られなかったのと、しかも運悪く、Aさんが来られる日に私が見事に都合悪い、という..偶然なんですけどね。それで今日が初めてのセクションとしての音出し日になったわけです。いやしかし、2本揃うといいですね。この2本と、ティンパニの3つが揃えば古典曲はもう大丈夫、Aさんにはしっかり吹いてもらったので気分よく演奏できました。その分ちょっとうるさくなってしまった部分もあるので、来週は修正します。それと、今日は歌手陣は本番の衣装・メイクでやりましたから、ピットの中から見ていても非常に楽しかったです。本番、上手く行くでしょう。楽しみです。
演奏はともかくちょっと気になったのは、写真を撮っている人のこと。まあ私は自分も撮るのでつい辛くなってしまうのですが、いくら許可されているといってもああもフラッシュをバンバン焚いて、シャッター音も小さくする算段もせず撮るのはダメですね。そもそもニコンのカメラは音が大きいので、何か工夫が欲しかった。加えて、撮らなくてもオートフォーカスの合焦音が「ピピッ」と鳴るのは最悪。これは設定で消せるのではないかなぁ。努力が足りないです。まさかこの人が本番の公式記録の係じゃないよなー。これは、かなり心配しています。
練習終了後、次はひまわり管弦楽団の練習に向かいます。本日も休みのつもりだったのですが、獅子座の練習が早めに終わるので、これは港南にも行ってしまおう、ということで、車で三鷹に行き、上永谷に行くことにしたわけです。丁度1時間で移動でき、練習に間に合いました。いやー、こっちの方がむちゃくちゃキツいです。白鳥の湖の抜粋ですが、第1幕のワルツで既にバテ気味(笑)。やっぱトシだわ。それでも何とか、4幕フィナーレまで吹いて、久々にいい運動になったというか。先週はピッコロで高い音を吹くのに汲々としていたので、チャイコフスキーの音(オーケストレーション)が新鮮でした。チャイコフスキーって、絶対的な音の高さはそんなに高くないのです。後に出るマーラーやリヒャルト・シュトラウスなどの方がずっと高い音を要求しますが、チャイコフスキーが違うのは、適度な高さの音を延々吹かせること。ともあれ、基礎練習をもう一度見直す必要があるようです。
★05年9月3日
獅子座の星の練習でした。今日はある音楽大学の教室を借りての練習で、最近「のだめ」で音大ってどんなところか興味があったので楽しみにしておりました。中・高・短大が一緒になっている建物らしく、高いビルにいろいろな教室があって、音楽をやっているからそれぞれ防音にはなっているのでしょうけど、特別ということもなかったですね。ヤマハ売店、ってのは特別か。中・高・短大なので、こんなオヤジがうろついていると警察に通報されそうですが、今日は土曜日、学生も生徒もおらずその心配はありませんでした。
さて、練習ですが、歌手陣は完成度が高まっている、という印象。一部、気合を入れすぎて声が裏返ってしまう人もいますが。オケはいまいちな箇所がまだありますねぇ。ヴァイオリンは音程が揃っていないところがあるし。何より、オーボエの譜読み不足は頭が痛いところ。こっち(トランペット)のパートはわずか4曲、譜読みもなにもないヤツに言われたくはないでしょうが、入るところが分からない、シャープ・フラットを落とす、甚だ気分が悪いです。こんなこと書いているなんて私はイヤなヤツですな..でも事実なんで。来週の本番までにもうちょっと練習して欲しいところです。何しろオペラですから、特定の楽器の間違いを直すために全体を止めているわけには行きません。ちっとは家で予習してくれよ、と言いたくなるのであります。
と書いている私は家でおさらいする時間はなく、いま港南区ひまわり管弦楽団の「白鳥の湖」のトランペット3管Verを作るのに大童です。ようやく全曲の音の入力が終わり、パート譜のレイアウト作業をしています。やり始めると止まらない質なので、気付くと夜中の2時、3時。最近寝不足です。
★05年8月29日
都市対抗、さっさと負けてしまいました。今回は貧打、これに尽きるのではないかと。毎年爆発的には打たないんですが..秋の日本選手権に向けて切り替えて行ってもらいたいと思います。今年は不完全燃焼だったなー。
★05年8月28日
東芝フィルの室内楽演奏会というのを開催しました。これ、あまり団外には積極的に宣伝しない演奏会で、結果的にはほぼ身内の観客がほとんどの演奏会であります。今回、これの取りまとめをしていたのですが、18団体が朝からリハーサルして、本番は15時開演、4部構成で19時17分終演予定が3分少々overしましたが非常に誤差も少なく、上手く終わることができました。こういう発表会はえてして単調になりがちで、プログラミングに工夫が必要なのです。今回は、同じような編成が続かないようにして、かつ大編成やピアノの移動があるような団体を各部の最初か最後に置いて舞台設営にかかる時間を休憩時間に埋め込んで、金管アンサンブルは(疲れるので)出番を極力離して配置して、例年他の団体の演奏を聴かずに練習室に篭ってしまう団体は前の方で演奏してもらって、さらにはこれは盛り上がるだろう、という曲をトリに持ってきて..といった条件を満たすべく演奏順を決めました。その目論見はまずまず上手く行ったようで、それぞれの部で変化が感じられたし、最後も盛り上がってアンコールまでかかりました。その点では成功したと思っています。で、自分の演奏ですが、金管の5重奏と11重奏に出ました。いずれも通常のB管とピッコロを持ち替えるもので、技術的にハードルが高いものでした。結果、かなりの回数外してしまい、高い音は緊張して硬くなると全然ダメでした。一朝一夕に上手くはなりません..それどころか年齢からすればキープするのに精一杯なんでしょうけど、そこであきらめるともう本当に終わりなので、また来年に向けて精進しようと思っています。
録音機材一式(業務用DAT、マイク、キャノン端子ケーブル10m)に楽器3本、譜面台、ミュートや雑巾セット、はさみ、テープ、マジックなど、つまり演奏会アイテムに別のオケの練習用楽器セットも持って、荷物が重いのなんの。普段、楽器を持って外出するときは楽器を交換しようと配偶者Sは言うのですが、今回はそれはナシ。だってこっちの方が重くて持ちにくいので(笑)。それで終演後獅子座オペラお練習に行ったら、折悪しく練習順が2幕−3幕−1幕。私が着いたときは1幕の序曲が終わったところで、つまり私の出番が全て終わったところで到着してしまったわけです。ああああ、何やってんだ私は。というわけで1つの音も吹かずに練習から戻り、東芝フィルの飲み会に合流しました。しかもこの飲みの1次会で超重要な発表があって、チェロのHさんが結婚という..いやー、これは驚きました。おめでたいことです。川崎駅でなんと胴上げまでしてました..とんでもないノリですが、私も昨年90何キロの巨体を胴上げしてもらったので、Hさんの方が軽かったのではないかと。そういう問題じゃないか。
というわけで、Hさんを囲んで2次会をやって、24時過ぎに解散。さきほど帰ってきたところです。
★05年8月25日
都市対抗野球1回戦、東芝−ミキハウス戦を見に行きました。台風上陸前だというに、何やってんでしょうか、と自分でも思いつつ。しかし弊社側は予想以上にたくさん客が入っていました。結果は3-2で弊社が勝ったのですが、ちとレヴェルの低い、点の取れる気がしない展開で疲れました。2点先行されて、中盤追いつくのですが、1点ずつ、しかも連打ではなくて相手のエラーで何とか入った、という感じです。そのエラーもスコアボードにはヒットと出るほどの、目測を誤ったポテンヒットみたいなものだったり、冴えない打球でした。8回表の平馬のタイムリーが唯一、すっきりと点の入ったシーンだったと思います。打線はもう、予選のころから深刻で、毎日新聞のweb記事にあるように、『高見監督も「苦しいのにもう慣れてしまった」とすっきりしない顔だった。』ってのも納得です。もうちょっと何とかならないとこの先が..投手陣はまあまあでしょうか。先発磯村は緩急はあったけど、クリンアップには速い打球をポンポン打たれていて少し不安が残りますね。救援した村上(新日石の新人左腕)は素晴らしかった。9回にヒットとエラーで2人のランナーを背負った後、気迫の2連続三振。球が低めに決まっていたし、球威もあったようです。右横手の磯村の後に投げたこともあって、上下の角度が大きくて的が絞れなかったのかな。新人ながら落ち着いたプレイぶりに感心するとともに、来年は新日石がますます強敵になると思います。ますます、というのは以前から妙に新日石には弱いんですよ弊社は。記録を取った訳ではないのでまあいいかげんな見解なんですが、私が見る試合はほとんど負けている..待て、これは私が不幸を持ち込んでいるのか(笑)。
いずれにしても、ちょっと不完全燃焼なので、2回戦以降も見たいところです。
★05年8月21日
獅子座の星オペラの練習でした。13時から19時までの長丁場で、実は元々は21時までの予定だったのでこれでも短くなったわけですね。当方、16時くらいまで出番がありませんでしたが、いつ自分の出番の曲をやるかはその場の状況次第ですから待つしかありません。ヒマな間、アルセーヌ・ルパン誕生100年ということで、「813」を読んでいました。新潮文庫の、堀口大學の訳のやつで、これがちょっとクセがあって読みにくいのですが慣れると面白いですね。頭の中は「813」と「月の世界」の間を行ったり来たりしていました。
練習後、食事をしようと外に出たら、居酒屋しかなくてまあしゃーないか、と入ったら後からオケ、歌のメンバーがぞろぞろと入ってきて人数が増えて、先週に引き続き賑やかな宴会モードに。宴会は楽しいのですが暑い中楽器を担いで帰ってくるのはキツイですな。こういうところで年齢を感じてしまう今日この頃。
★05年8月20日
東芝フィルの練習で、金管アンサンブルをやりました。ピッコロを使うやつです。いやー、高い音は気弱になると全然当たりませんな。それと、持久力が全然ダメで、これは困ったことになりました。まずは高い音を出すことに慣れる必要があるわけですが、家であんなキンキンした楽器を吹くわけには行かないですねえ。一応練習用ミュートはあるけど抵抗が違いすぎて気分が悪くなります。うー、車で出かけてどこかでやるしかないか。
★05年8月16日
地震がありましたね。会社のビルはゆーらゆーらと免震らしい揺れ方をしました。職場のあるおばちゃんが大きいとか長いとか大騒ぎして、いろんなとこに電話して繋がらないと言っていましたが..そりゃ、あなたのような人がパニックして電話するからかからないんだって..本当に必要な人の回線を塞ぐようなマネは控えたいですなぁ。震度6くらいのが来たら、実際には電話どころじゃないだろうけど。
帰宅したら、トイレにあるSが作った棚がバラバラに分解していました。棚と言っても、八幡平に行った時バザーで買った薄っぺらい廃材で作った小物置きのようなものです。揺れているうちに自重で崩壊したようです。被害といえば被害か。
★05年8月15日
7月1日以来の、映画三昧の日です。ここのところ土日は練習ぎっちりで他のことがあまりできなかったので、何も考えずにただ遊ぶだけの日というのが何だか貴重に感じられます。いや、オケ練習がつまらないわけではありませんが。
観たのは「皇帝ペンギン」と「スター・ウォーズ エピソード3」です。最初、スター・ウォーズから観るつもりでインターネット予約しようと思ったら既に締め切られていて、とりあえず夕方の「ペンギン」を予約、「スター〜」は直接窓口で買えば、と思ってチネチッタに行ったらこれが完全に甘い考えであったことが判明。窓口には長蛇の列で、ほとんどが親子。これはポケモンかアンパンマン目当ての人たちなのか。スター・ウォーズは空席ありなんだけど列に並んでいる間に上映が始まってしまうことが確実なので、しゃーないな、夜の部にするか、ということでゲームセンターに行ってクイズのゲーム機に取り付き、やってみるとこれは面白い。名称は「クイズマジックアカデミー」ですが、マジックは別に内容には関係なく、オンライン対戦というのが売りのようで。全国のゲームセンターでこれをやっている人たちと、クイズ大会に臨むわけです。予選3回で下位4人ずつが予選落ちするのですが、自分が正答でも他の人たちが正答なら競うレヴェルが高くなってボーダーラインがえらく高くなったり(逆もあり)、3回ほど予選落ちして一旦終了。4択の引っ掛けが厳しいなー。一旦退散し、漫画喫茶でぼんやりしながら「スター〜」の夜の部を予約。2時間ほどを過ごし周囲をぶらぶらした後、夕方の「ペンギン」に。この映画は、原題は「皇帝の行進」で、邦題はちょっと直接的でイマイチですね。皇帝ペンギンが営巣地に向かう行進、営巣地での子育て、親との別離などを記録しているのでストーリーはありません。母親、父親、子供役の声が擬人的に入りますがこれは字幕でもよかったかな。声の出演の方々に恨みはないけど、ちょっと音量がうるさい感じがしたので。この映画は、とにかくこれだけの映像を撮り尽くしてきたことに驚きます。営巣地への20日間の行進、その後求愛してカップルになり(2人で語らうように立ち尽くす姿がなかなか良い)、卵を産んで雄に託すダンス(本当にダンスのように見える。ステップを合わせてタマゴをコロンと渡すのだ)、雄はその後100日飲まず食わず、不眠で立ったまま卵を暖める。その間雌はまた海まで往復40日の旅に出て、餌を蓄えに行くのですが、ヒナが生まれる前に戻らなければならないわけです。この時間の感覚が何とも不思議で、本当にぴったりのタイミングで戻ってくるようで、驚きます。雄はこの後ふらふらになったまま自らの餌のために海に向かうのですが、これが最も厳しい行進のようで、雄の方が数が少なく雌同士の争奪戦になる理由はここかも知れません。外敵が少ない、つまり厳しい低温下で子供を産んで育てる、というのは想像を絶する作業です。しかしペンギンたちはただ愚直に、よちよちと一見ユーモラスに、歩いて行くのでした。
「スター・ウォーズ」までは1時間以上時間があったので、軽く食事をして、またゲームセンターへ。今度は調子よく、コンティニューなしで本戦出場まで漕ぎ着けました。予選の3回戦のボーダーラインが6割を超えて危なかった..決勝(だったか?)で敗れたのですがなかなかスリリングで面白かった。4択の連想問題が難しいですなぁ。芸能になるとお手上げなので、ジャンルが不得手だと予選で早々に消えてしまうことになります。今回は運が良かった。
ちょうど敗退したところで入場時刻になったので「スター・ウォーズ」に。この映画はもう有名だし、改めてストーリーを云々することもないので省略しますが、圧倒的なCGと音響は目が回るほどで、とにかくとんでもない映画であることは確か。しかしまあ、ここまでになると、もう人が出なくて全編CGでもいいような..それと、ダーク・サイドに落ちてしまうきっかけの悪夢、夢自体はそういうこともあると思うけど、それを食い止めようとひどいことをしてしまうということは有り得るのだろうか、とちょっと疑問に感じました。そして悪夢通り母親は子供を残して死ぬのですが、その割には冷静に名付けてましたな..そういや、「のだめ」で仏音楽院のピアノの先生を「マスター・ヨーダ」って呼んでたのが、ああ、このキャラクターだったか、と納得。何となく似てます。ところで、全編を通して英語が非常に分かりやすかった。不思議なことに、前日借りてきて見た「マトリックス」も分かりやすかったのですが、先日オーストラリアに行って英語力が少し覚醒したのかな。悔やまれるのは、7月に何となく仕事の合間にふらふらと受けてしまったTOEICで、ついに600点を切る有様。受けなければよかった。
帰り、大雨に降られて濡れてしまったけど、そして色々無駄な出費もしたけど、なかなか楽しい一日でした。
★05年8月14日
今日は獅子座の星オペラの練習でした。お盆の真っ最中に練習、というのはアマチュアオケでは珍しい部類になると思いますが、本番1ヶ月前ですからこれもアリでしょう。残念ながら、管楽器の出席率があまりよくありません。先週のトランペット・ホルン各1、にホルンとオーボエ各1が加わっただけで、寂しさは隠せないですねぇ。歌の方々は細かい演技を詰めているわけで、オケ側もそろそろ全員揃ってやりたいところです。
個人的な出来は、先週よりは多少マシになりましたがまだ高い音の思い切りが足りないようです。一昨日、昨日と長野県にある親戚の別荘に泊まって楽器の練習も少ししたのですが、屋外で自由に吹くのと、室内オケで吹くのと、気持ちがヘンに切り替わり過ぎていて自分で自分の首を絞めているというのか、とにかく小さくまとまろうと無駄な力を入れているのが分かります。ここを徐々に緩めて行きたい。
終了後、親睦会が開かれました。たいへん盛り上がり、楽しみました。歌の方ともよく話せましたし、良い宴会であったと思います。
★05年8月8日
フェスタ・サマーミューザ2005最終日の「カルミナ・ブラーナ」を聴きました。
指揮:飯森 範親
ソプラノ:高橋 薫子、テノール:高橋 淳、バリトン:成田 博之、
合唱:横須賀芸術劇場合唱団少年少女合唱隊、東響コーラス
東京交響楽団
オルフ/世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
この曲を生で聴くのは初めてです。客席はP席と4階を除けば9割近い入りでなかなか良好。最初に指揮の飯森さんがプレトークとしてこの曲との出会いなどを語りました。もうちょっと曲についてのエピソードなどがあると面白かったかも知れませんが、ご本人の思い入れなどはよく伝わってきました。客席に「今日初めて聴く人は?」と問うたら、意外にも半数くらいの人が手を上げていました。私のような好き者ばかりが来ているのかと思っていたのです。プレトークが終わり、オケ・合唱団が入場。色んな打楽器とピアノ2台が必要なので、舞台上は狭くなるかと思っていましたが、管楽器の編成が3管編成でアシスタントをつけていないので、案外上手くレイアウトされている感じがします。バリトンのソロと指揮者が入場して曲が始まりました。ミューザ川崎は音の分離がいいので、オケ・合唱とも色々な音がよく聴こえて来ます。指揮は明快で熱く、非常に良い演奏でした。テンポの揺らし方は過度でなく、時々大幅に遅くしたりする箇所もありますが説得力がありました。飯森さん、かなりいいですね。オケはホルンが若干力不足(音程が合わなかったり、外したり、音量の盛り上がりが足りないと思う)を感じましたが、他は熱演でした。それより何より、テノールの高橋さんはこの曲の第一人者とあって、迫力の、鬼気迫る、もう何と言うか、恐ろしいまでの表現力で客席を圧倒しました。酔ったように千鳥足で出てきて、指揮台の脇をあちこち行ったり来たり、こういうことをしても歌が中途半端ではいけないのですがそういう心配は絶無で、最初の高いラの音だけでぞくぞくしました。いやー、よくあんな高い音から歌い出せるよなー。しかもそこからどんどん上がるんですから脱帽です。3回繰り返して歌われるのですが、それぞれが少しずつ違っていて飽きさせないし、実に大したもの、まさに芸術。他のソリストの印象を薄めてしまいそうでした。とはいえ他の2人も無論悪いわけでもなんでもなく、ソプラノの高橋さんはきれいな声をよく響かせていましたし、バリトンも特に最初の曲がよかったと思いました。後半のえらく高い音のところはちと苦しそうでしたが。
好演だったと思います。これが会員席2500円なら安い。今回、旅行と重なってしまったのでこの最終日しか聴けませんでしたが、来年もこういう企画があるなら、是非行きたいところです。
★05年8月7日
今日は、獅子座の星オペラの、初めての歌(ソロ)との合わせ練習でした。オペラも協奏曲も、やっぱりソリストがいないと練習寂しいですから、今日は自分の出番がほぼ無いけれど楽しめました。トランペットは全体で4曲しか出番がなくて、そのうち歌と関係するのは2幕と3幕のフィナーレだけなのです。残念ながら管楽器の出席者が私とホルンの1stの2人だけ、それにティンパニというのが弦楽器以外の陣容でしたから、バランスを考えるには偏りすぎで、浮き足立った感じが焦りを呼んで、ちょっと個人的には成果が少なかったのは残念です。編成のせいにしちゃいかんかな。来週はお盆の真っ最中に練習ですが皆来るだろうか、と最初に3回連続で休んだ者が言っては..
さておき、日本語の歌詞もよく曲にあっていて、聴きやすく、台詞とのつながりもよくて楽しい舞台になりそうです。台本が面白いので、出番がなく後でずっと待っていても、練習風景を見ながら独りニコニコしていました。
練習に行く前はオーストラリアで撮影した約800枚のデジタルデータの中から500枚弱を選び出し、それにレタッチ(画像の微調整)を施していました。好きでやっているとはいえ、数時間で500枚もやると目がショボショボです。で、練習に向かうため外に出たらまあなんという暑さ..練習場に着く前に疲れてしまいました。プリントを川崎駅近くのカメラ屋に依頼して、明日受け取る予定です。ブロニカRF645で撮ったのは結局120フィルム4本という少なさ(50枚程度)。でも、ここぞというときに取り出して落ち着いて撮ったからそれなりの結果は得られていると思っています。この、現像を待つ間のワクワク感もまたいいですね。これは明後日に受け取る予定です。
話は再び楽器のところに戻って、ピッコロトランペットを買ったが使う場所あるのか、ということについて。8月末にある室内楽の演奏で、別のグループで企画していた曲の1st奏者KK君が急遽米国に飛ぶことになって、その譜面が回ってくることが決まってしまいました。んで、これがピッコロパートなんです。偶然ではありますが機会は機会ですからこれにもチャレンジするつもりです。これでHigh-Esがきれいに当たるようになったら、来年の室内楽はサン=サーンスの7重奏曲(Trp,Pf+弦楽5部)でもやろうかな..などと、これはまるきり取らぬ狸の何とやら、ですね。まずは目先の曲をやるだけです。
★05年8月6日
昨日、オーストラリアから帰国しました。詳細は香港の旅行記の後に。ケアンズで入国し、エアーズ・ロック(ウルル)とケアンズ市内、グリーン島に行っていました。いま真冬で、乾季なのでほとんど雨が降らないはずのケアンズで大いに降られてしまい、その点では誤算でしたが予定は全て崩さずにこなしました。エアーズ・ロック(ウルル)は好天に恵まれ、紫外線をたっぷり浴びてしまい日焼けしました。「ウルル」と書いているのは、先住民アナング(アボリジニとは呼ばないで欲しいとのこと)の人々の、この岩に対しての呼称です。ここの登山が一番感激したイヴェントでした。ケアンズ市内は人口12万人の町らしく小ぢんまりしていて歩きやすく、ただし観光に絡む物価がおしなべて高いのには閉口しました。グリーン島ではうす曇りのせいか海の色が冴えなくて、せっかくの初スノーケリングも大した写真が撮れずに終了、これはいずれか再挑戦したいところ。まあ、オーストラリアでなくても、石垣島でもいいわけで、これはそのうち企画するつもりです。12年ぶりにやったゴルフは雨に降られて散々でした。もっとも、雨じゃなくてもスコアは大差なかったとは思いますが。
といったところを、なるべく9月くらいからアップするように準備して参ります。何卒気長にお待ち下さいませ。
★05年7月30日
オーストラリアに行く準備があるので簡単に(それなら書かなきゃいいのだが、まあ性分で)。
旅行記、香港編をアップし始めました。これは短いので8月の短期決戦で全てアップしたいところ。ペルーやタンザニアに比べると簡単になると思っています。
なかなかや コンサートに行ってまいりました。撮影を依頼されたのです。昨年もこのページで紹介していますが、古楽器を使った室内楽で、すばらしい音色・アンサンブルを聴かせてくれます。公式HPは以下。
http://homepage2.nifty.com/nakanakaya/
演奏会の模様は帰国後に更新しようと思います。撮影はE-1で、ちょっと失敗だったのは、標準ズーム(14-54mm)でなくて広角ズーム(11-22mm)を持って行ったこと。舞台全員を撮る時、周囲が写りすぎてしまいました。後は50mmマクロ、OMの100mmF2を使ってアップを撮影。50mmもいいですが、100mmの描写はいつもながらよく写っていて感心します。このレンズ、デジタル用としても相当使えるので、重いですがよく持ち歩いています。被写体ぶれを防ぐためにISO800、RAWで撮ってSilkypixで現像し、良好な画像を得ることができました。早速、旅行に行く前に結果を中村さん(なかなかや
店長)に送らねば。
というわけで、このページも8/5まで1週間休止です。オーストラリアは北部なので冬とはいっても海水浴もできますし、快適に過ごせそうです。
★05年7月28日
また買ってしまった..とはいえ1年ぶりですが。
7月21日に試奏してみた、スペイン製ピッコロトランペットです。ストンビのエリートというシリーズの、5710という型番です。先日試奏した5706とほとんど同じ内容ですが、4番抜差し管が変えられて、4番ヴァルヴを押したときにFis(ファ#)が出るようになるものです(通常はF(ファ))。ただ、その替え管システムは私が好むマウスピースを使うと音程が低くて実用性は低そうです。今日は5706を2本、5710を1本試して、結局5710の方になりました。少し落ち着いた音色の方を選んだのです。次に楽器を固定して、マウスピースを選びます。ワーバートンというアメリカのメーカーの2ピースものにしました。ストンヴィのマウスピースはコルネットシャンクで、通常、コルネットのマウスピースは深いカップのものが多く、暗めの音になり、高音を専門に演奏するピッコロには向かない傾向があります。ワーバートンは、トップ(カップ)部・バックボア部をそれぞれ選べるので、トップを3S(Bachでいうと1
1/2くらいの口径で、浅いカップ)、3SV(同左、V型カップ)として、バックボアは9・9*・10・10*(番号が大きいほどオープンで抵抗がない)の4種類から選びました。3SVはカップが浅いV型で、V型というのは本来深いマウスピースによくある形状なので、これを強引に浅くした感じがあって私にはあまりよく思えません。トップは3Sに固定し、バックボアを選んで、結局10と10*の2本を買うことにしました。この2本はそのときの曲に合わせて選ぶつもりです。10*の方が抵抗感がなく、きれいな音が素直に出るけれど、高音が当たる確率が若干低下し、疲れも早いようです。さて、それで支払いはカード一括でJALのマイレージを貯めるとともに、家計に関しては、これから毎月の小遣いから返済することになりました。1年半くらいかかりそう..
ところで..最大の問題は、いったいピッコロなんて、どこで使うんだ?ということ。とりあえず8月終わりに金管5重奏でピッコロをごく一部使いますが、その後の予定はなし。加えて、私はオケでは2番奏者であることが多くて、ピッコロ使う機会が..ま、これから多くなると思いたいですな。
さておき、ストンビのカタログを見ると、このメーカはえらくマニアックな商品展開ですね。私が買ったエリートシリーズは通常の楽器の形をしていますが、上位のマスターシリーズはベルが2種類付いていたり、チューニングスライドやマウスパイプまで2種類あったり、ピッコロトランペットに至っては、木製ベルがオプションにあったりするという..ここまで行ってしまうと、何種類か楽器を取り寄せて選定する、という作業は至難の業になります。そもそも、そんなに輸入されていないから、気に入るかどうか1発で決めるしかないのです。そうそう、マウスピースもリム1種・カップ7種・シャンク2種というセットのものがあって、こんなのは当然在庫してなくて、さすがに注文するには勇気が要りますね。リムがまず25種類あるので、つまりこのマウスピースセットは25種類、希望小売価格が3万6千円以上なので試してから自分には合わなかった、では困ります。となるとやっぱり楽器は在庫があるものの方が安心、ということになってトランペットではヤマハやバックあたりが無難になってしまうのです。代理店が一揃え持っていてくれるといいんですが、輸入元のヤマハミュージックトレーディングのwebでも情報は少ないし、まだまだメジャーにはなっていないような感じですね。
ちなみに、本国のwebは以下です(英語ページは作成中で、スペイン語しかまともでない..)。日本には高いモデルしか入ってきていないようですが、本国ではエントリーモデルがさらに3種類くらいあります。
http://www.stomvi.com/Esp/Index.asp
★05年7月27日
久しぶりにヨドバシに行き、フィルムコーナーで旅行にいくときのフィルムを選んでいたら、仕事上の知り合いのSさんにばったり会いました。Sさん、いきなりフジのベルビア(RVP)の220フィルムに手を伸ばすので私は驚いて、それって、中判用のですよ、と言ったら何とSさんはペンタックスの645のユーザなんだそうで。こんな近くに写真好きがいるとは..いや、昔から近くに、ニコンの一眼レフにF2.8ズーム、くらいの愛好家はそれなりにいたもんですが、中判というのは初めてです。Sさんは、120フィルムと35mmのRVPを10本ずつ買って帰りました。今度、どんな写真を撮るのか聞いてみよう。
それで、私もコダックのE100VSを15本買ったんですが、次いでそこに現れたのは長身で細身の男女2人。店員に何か聞いているその片手にはベビーローライ(グレイ)があり、どうやらこのカメラに合うフィルムを、と問うているようです。店員氏は何と、120フィルムを勧めているので、これはいかん、と割って入り、そのフィルムは入りませんよ、と余計なお節介をしてしまいました。確かにローライの二眼レフは120フィルムを使いますがベビーローライは4×4判、127フィルム(ヴェスト判用)を使うのです。つまり、ヨドバシには売っていない。えー、どこで売っているんですか、と聞かれたので、カメラ雑誌のコーナーに行って、カメラ屋の広告を開きこことここは多分売ってます、と教えて、ついでに使用法、現像に出すときの注意まで簡単に教えてしまいました。ああ、我ながらオタクですなー。その2人、すごいですねー、店員さんより詳しい!と誉めてくれましたが、量販店の店員に扱っていない商品の知識を求めるのもかわいそうです。廃止になったフィルムの運命なんてこんなもんなんですね。最近はデジタルが圧倒的になってしまった写真業界ともなれば、そのうち普通のフィルムもあまり省みられなくなってしまうのでしょうか。ちょっと寂しいです。
というわけで、オーストラリアはブロニカRF645で撮ってきます。ブローニー判は機動性はないけれど、RF645はそれでも気軽に撮れる部類のカメラだし、ブレにくくていい。良い結果が得られると思います。ここのところ写真を選んで大きく引き伸ばすのをサボっているので、今回は気合を入れて撮ってこようと考えています。
ところで、旅行記は香港編を書き始めました。明日・明後日とあるのでひょっとするとオーストラリアに行く前に1日目をアップできるかも。
★05年7月24日
獅子座の星オペラの練習に参加しました。既に7月3日から練習しているので、私は3回練習をサボってしまっているわけですが、これは港南区ひまわり管弦楽団の本番のためで、事前にそれは連絡してありました。とはいえ3回も練習に出ていないと、既に約束事がある箇所でヘマをしたりする危険があるわけで、油断はできません。早めに行って練習に備えよう、と出かけたものの、練習時間前は会場が空いていませんでした。それは当然で、時間帯を決めて借りているのだからこっちが勝手に早く行ってしまったのがいけないのでありました。同じく早めに来て会場の外で菓子パンを食べていたホルンの人に今までの様子を伺い、どうやら出席率はそんなに良くないということを聞き、その良くない一因をなしてしまったことを反省しつつも、ではこれから頑張れば何とかなるのではないかという開き直りの心も..まったく、トシをとるとずるくなっていけません。数人集まったところで、係の人がカギを開けてくれ、マエストロ家田氏登場。変わってませんね。ちょっと白髪が混じりましたが、元気でいらっしゃいました。それで、いきなり家田さんから、今日1stの譜面も用意したからそっち吹いてくれない、と依頼されて、えー、2ndのつもりで来たんですが(実は高い音苦手)、と言ったら、どうも1st予定の方が忙しくてほとんど練習に来られない由。出来のいい方を1stにする、というのです。いやー、こういうの、緊張しますね。オーディションのようなものですが、確かに、私が最後に家田氏の下で演奏したのは95年の6月の渋谷交響楽団の演奏会以来、実に10年ぶりなのです。こいつどんな腕前だったっけ、と思われても仕方がないのです。というわけで、1stの譜面をもらって、10年ぶりの家田氏の指揮での練習..いやまったく変わっていませんでした。「そこちょっと、I,my,me(曖昧のこと)」なんていう寒い一言も懐かしさのあまり笑ってしまいます。オケは曲の場面転換があるところで足並みが合わないところがありますが、全体的にはかなり弾けているし、凡ミスが少なくて良い感じです。それだけに初めて行っておろおろしそうな配偶者Sは、やはり所々で足を出していましたが、案外弾いている様子。こちらは、ホルンが2人ともいて、音程が良いので気楽に乗っかって演奏すりゃいいや、というわけで、一部高い音は外しましたが当初の予想よりは吹けたかな。これでもう1人来て、ティンパニも来ればソレナリに聴こえるかも知れない、といい気になっていました。オケ編成は3プルト(ヴァイオリン6人)の小さいものですが、それに対する音量の配慮の度合いもつかめて来たし、何とかなりそうです。
練習が終わって、家田氏が近づいてきて、1stに任命されてしまいました。比較してから決めるんじゃなかったのか..まあ、高い音の音程をしっかり安定させるように頑張りましょう。ちょうど、8月の終わりに金管5重奏をやるのですが、それでかなり高い音が要求されているので、それと合わせて練習すればどうにかなるだろうと思っています。次の練習はオーストラリア旅行中なので休みで、8月7日はもう、歌との合わせです。楽しみです。
ところで、こうして練習してみると、アマチュアオケで選曲の話をする際よく言われる「ハイドンは難しい」というのは単なる食わず嫌い(弾かず嫌い?)ではないかと思ってしまいます。やればそれはやはりハイドンのサウンドがします。ハイドン自体あまり知られていない、という側面も大きいでしょう。もっと知られて良い作曲家だと思います。
★05年7月21日
楽器を早速修理に出しました。楽器の修理って、案外安いものですな。小遣いが吹っ飛ぶ心配はなかったです。どうも、カメラの修理の価格帯に慣れてしまって、何でも数万だと思ってしまうのは考えようによっては病気かも..何しろトランペットでは患部が外にある確率が極めて高いですし、部品点数は少ないし、カメラのような精度は必要ないし。ちょっと考えれば分かることでした。修理の順番待ちが多くて、結局29日の仕上がり予定で、練習は1回別の楽器でやるしかありません。まあいいか。
ついでに、ピッコロトランペットを2本試奏してきました。私のCロータリーを作ったヴィレンベルクというドイツの工房のものと、スペインのストンヴィというメーカのものです。後者は世界的なソロトランペット奏者モーリス・アンドレ氏が監修していたことで有名です。ともに、音程が良くて良い楽器でした。ヴィレンベルクは音が暗めでピッコロらしくないですがこれは私が持っていたバックの1
1/2Cというマウスピースのせいでしょう。ピッコロを吹くにはカップが深くて暗い音になってしまうのです。しかし高音の当たりは悪くなく、少し浅めのマウスピースにすれば輝きも出ると思われます。ストンヴィはコルネットシャンク(コルネット用の細いマウスピース受け)なので、シルキーの14A4aXという浅いタイプを借りて吹いてみたところ、これは輝かしくも澄んだきれいな音が出ました。これはいい。思わず買ってしまいそうになりましたがぐっと堪えて、また別途考える、と言って店を出てきました。
面白かったのは、ストンヴィにはなんと、CEマークが刻印されていました。これは、欧州連合の中で、国境をまたいで使っても、安全に使えるという規格を満たしたものに与えられるもので、身近な例では家電製品とか充電器、ACアダプタ、そういったものに多く見られるものです。しかしトランペットは電気を使うわけでもないし、何もCEマークがなくたって誰でも安心して使えるものだと思うのですがね..あるいは、他の国の人にも安心して使ってよ、というメッセージか。んなわけないですね。
★05年7月20日
なんと...今日、早めに帰宅したので楽器の手入れでもしようかとケースを開けたら、先日使ったBachのC管のベルがべにゃっと歪んでいました。ハードケースに入れていたのですが、どこかでショックを受けて自重でベルが曲がってしまったのだと思われます。自分では楽器をぶつけるようなまねはしないので、まあ飲んでいるときに蹴飛ばされたか何かだと思いますが、非常に落ち込む出来事であります。今週末、東芝フィルと獅子座の星オペラにこの楽器で行くことにしていたので、計画がすっかり狂ってしまいました。無論、ベルが曲がっていても音は出ますが、何しろベルは演奏中常に視界に入るので、この形状を見ながら演奏するのは甚だ不愉快です。明日、修理に出すことにしました。週末は仕方ないので、WillembergのロータリーC管を持って行くつもりです。別にロータリーでもいいのですが、オケによってはロータリーが敬遠されることもあるので、そのときは事情を話して凌ぐつもりです。オーストラリアに行っている間に、修理が済めばいいのですが..いずれにしても、せっかくの小遣いが吹っ飛んでしまいそうです。自己防衛するなら、どこにいても常に楽器は手元に置いて、それ以前に飲みにも行くな、ということになるのでしょう。しかしそんなヤなヤツになりたくもないし、不運だったと諦めるしかありません。
とにかく落ち込みました..
と、落ち込みながら、これまた湿気た内容のペルー旅行最終日をアップしました。3月からアップし始めて約4.5ヶ月、旅行に行ったのは年末年始ですからもう半年前なのです。ざっと見返すと、今回の旅行記は写真が多すぎで容量ばかり食って内容はどうか、という感じがします。今後の反省材料にします。さて、次は4月の香港小旅行ですねぇ。何だか忘れかかっているなー。しかも今月30日からはオーストラリア(ケアンズ・エアーズロック)です。オーストラリアのことはこのページに書いたかどうか忘れましたが、配偶者Sのご両親と、Sの母方の叔父夫婦を加えた総勢6名の旅行です。往復航空機、エアーズロックへの航空機、ホテルは全てHISで手配し、ケアンズでの観光はメイルで予約しました。このところ日程表や持ち物リストまで作って、ツアーコンダクターみたいなことをしています。ところで、今回無謀にも、10年ぶりくらいにゴルフをすることに..迷惑にならないよう、9打くらいでギヴアップするルールにしてもらおう..何せ、日本では倍くらい叩いていましたから。一昨日、練習場で数十球打ちましたが、やっぱり全然ダメですな。Sに至っては空振りが半分くらいという有様。あと10日ほどでどれだけ練習できるか、極力やろうとは思っています。
★05年7月17日
昨日に続いて今日も本番です。
港南区ひまわり管弦楽団 第11回定期演奏会
指揮:山田 慶一
港南区ひまわり管弦楽団
モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲
ベートーヴェン/バレエ音楽「プロメテウスの創造物」より序曲、パストラーレ、フィナーレ
ブラームス/交響曲第2番 ニ長調
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲 (アンコール)
昨晩は飲みも程々にして、いや本当で、ビール1杯に梅酒1杯なんで大変少なくしたのですが疲れが残ってしまい、午前中のリハーサルは散々の出来でした。ブラームスになると落ち着いてきて調子も良くなったので、まあ本番は何とかなるだろうと思ってましたが、何だか午前中の状態が再現されたように前半2曲で多数音を外してしまいました。皆さん、ごめんなさい。どうもEs-Durが鬼門だなー。今回、調によって出来不出来を云々していてはいけない、と考えてC管で全曲通してやり、C管に慣れるシーズンというつもりだったのですが、結果としてEs-DurはC管で上手くやれなかったということになってしまいました。次回も全曲C管で通して再挑戦しなければ。
後半、ブラームスになると不思議と落ち着いて、冷静に周囲を見ながら演奏できました。2ndだから気楽というつもりはないですが、どうも2ndが性に合っているのかも。それはさておき、全体の出来ですが、これが予想よりはかなり良かったと思います。所謂、「本番効果」ですね。こうして見ていると、普段の練習でもっと早いうちからもっと良い出来になると思うのですが、やっぱり本番の気合、集中力は普段とは段違いになるものなのかな。ただ、バランスはヴァイオリンがちと弱めで、これはチェロ、ヴィオラが強力だったので、ヴァイオリンはもう少し団員が欲しいところです。
客席はほぼ満席でした。ホールが381席なので絶対数としては大した集客ではないのですが、3連休の中日なのでこれは予想以上に良好。ご来場頂いたお客様に感謝です。
終演後、久しぶりに制限無しで飲んで、配偶者Sの実家に歩いて帰りました。横浜の花火があったので、タクシーは長蛇の列。チェロを抱えて坂を登って、汗だくになりましたが、これでずいぶん酒が抜けたようで、翌日すっきりしていました。
★05年7月16日
今日は港南区民文化センターひまわりの郷にて小学生向けの演奏企画をやりました。
こども・ミーツ オーケストラ@ひまわりの郷
司会:勘山 聡
指揮:山田 慶一
港南区ひまわり管弦楽団
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
オーケストラ、指揮者の紹介
楽器紹介
指揮者体験コーナー ビゼー/歌劇「カルメン」より「闘牛士」(第1幕への前奏曲)
ベートーヴェン/交響曲第5番 より第1・4楽章
「翼をください」合唱
こどもミーツって、こどもは複数を想定しているならmeetsじゃおかしいような?と思いつつもそんなことを言うのは野暮だから運営の人には言わないまま今日を迎えました。企画自体はすばらしいもので、港南区の小学生と親を対象に募集していましたが..残念ながら満席とは行かず。そんなに多くも無いひまわりの郷の定員に対しても半分ちょっとというところでしょうか。ポスターをよく見たら、なんと対象年齢が「小学校4-6年生」とあって、それじゃ範囲は半分だし、例えば2人子供が居て片方が3年以下だったら来ないでしょう。後で聞くと、応募が少ないので範囲を撤廃して再募集したもののもう期限ギリギリで大して増えなかった由。年齢を上げた方がいろいろ理解が早くて運営が楽かも知れないですが、今後は就学していればOK、くらいにしておかないと。さて、演奏ですが、正直に言うと通常の本番ほどに練習はしていないので若干ほころびもありましたが、まずまず良い演奏だったと思いました。楽器紹介の台本が長すぎて、客席は後半多少飽きが来ていたように思われました。これでもずいぶん削ったんですけどね。最初の台本はマニアックな用語やオケ内部のジョークのような話題まで入っていたのです。あれではいけません。楽器紹介の演奏自体は各楽器でそれぞれ工夫があって良かったと思います。我がトランペットはミュートプレイまでやって、しかもそれがワウワウだったので、あれがミュートなのかと思われていないかちょっと心配です。まあ、吹奏楽の世界に入ればワウワウには比較的出会いやすそうですが。
指揮者体験コーナーは、受付で希望者を募り、抽選で3人の人を舞台に上げて「闘牛士」の短縮版を指揮してもらう方式です。なんと3人とも女性で、というのも、そもそも客席は女の子がほとんどで、男は数人(?)くらいしかおらず、いまどき、音楽に興味を持つのは女性ばかりなのでしょうか。そういえばもう20年も前ですが(古すぎ)、中学校を卒業して1-2年後に吹奏楽部を訪問したら女子生徒が9割ほどを占めていて驚いたものでした。それはさておき、指揮者コーナーで経験がない人が指揮をすると、本来テンポを提示しなければならない指揮者が逆に音楽に合わせて振ってしまい、だんだん遅くなるという傾向があるようです。ところが、今回の3人はどうもいくらか音楽を経験されているようで、テンポが崩れず、かなりまともに音楽が通ってしまいました。最初にせーの、で入るところはぐちゃぐちゃになりましたが、これもまた面白いものです。1人に、何か楽器やってるの、と聞いたところ、ヴァイオリンとピアノと、フルート..最近の子供ってすごいなー(サンプリングが極端だったのか)。抽選のほかに、1人のお父さんともう1人追加で子供の指揮をしてもらいましたが、お父さんは逆にテンポを煽って煽って、これは熱烈超高速演奏になって会場も大いに盛り上がりました。見本演奏、体験5人、締めの演奏(完全版)と7回も同じ曲を演奏したのは初めてでした。
後半のベートーヴェンの前に、クラシックを聴く場合の心構えのようなお話をして、まずは1楽章演奏、その後「楽章間では拍手をしない」と言ってましたがアレはどうかな、と思います。欧米では比較的自由に拍手を(ブーイングも)していますし、こういう強制はよくないと感じました。マニュアル的なルール決めをしてしまうのが楽なんでしょうが、それではオペラやバレエでいい演奏、演技の後にどうすればいいんでしょう。やっぱり感じたままに拍手したり声を出していいのだと私は思います。
ベートーヴェンの後に、会場の皆が「翼をください」を歌い、オケで伴奏して終わりました。元々合唱の伴奏用の編曲なので、1番のところにメロディがないので、私が旋律を吹きましたが、ベートーヴェンの後なので疲れていて音程がいまいちでした。しかもサビ部分は歌う側が知っているだろうからいいや、ということで旋律カットされて何だかちょっと寂しい伴奏になってしまいました。客がもっといれば旋律がなくても大丈夫だったと思いますが、残念に思いました。さておき、今回のような企画は東芝フィルでは実現していないものであり、良い経験になりました。今後も続けたいものです。
★05年7月15日
明後日は港南区ひまわり管弦楽団の定期演奏会です。それに、主として港南区の小学生に来場いただく企画の演奏会が明日。明日は朝から晩まで練習と本番になるので、近くにある配偶者Sの実家に泊まりに行きます。で、日曜の演奏会後も飲みにフル参加して、また実家。先月末の強化練習に続き、何だかずっとお世話になりっぱなしで恐縮です。それより、演奏でヘマをしないようにしばければ。体力はバランスよく使って、無駄に熱くならないように..さて、そうできるかな。
話は変わって、都市対抗の全チームが出揃いました。最後に代表になったのはNOMOベースボールクラブで、現在デビルレイズに在籍している野茂投手がオーナーのクラブチームです。クラブチームというと、元々そういう有志団体であったり、あるいは企業からの支援を打ち切られてクラブ化した団体などありますが、共通して言えることは、金銭的余裕が少なく、フルタイムで練習できないことでしょう。別に仕事を持って、夜や週末しか練習できないのは、会社の支援を受けているチームに比べると厳しいでしょう。しかしこういう活動をしている人は真のアマチュアと言えるわけで、そういうチームにも人材が集まり始め、企業チームを破るというのは野球界に大きな刺激を与えるのではないかと思います。本戦での活躍に期待しています。
★05年7月11日
所属オーケストラのページにオペラ団 獅子座の星 を追加しました。http://www.clcj.com/shishiza/
港南区ひまわり管弦楽団の本番の次の週から、この団体に参加予定です。3団体も同時進行するのはこのトシではいささか無茶である、というのは百も承知なんですが、何とかするつもりです。オーケストラ編成は比較的小さいようで、そういうオケといえば10年以上前にエキストラで参加していた大田区ハイドン室内管弦楽団以来です。獅子座の星とのつながりは、芸術監督の家田
厚志氏に昔、渋谷交響楽団でお世話になったことと、全く偶然ですが配偶者Sの母校の学生オケの面倒も家田氏が見ていたので、共通の知り合いというわけです。元々はチェロを弾くSを誘いに家田氏から電話がかかってきたのがきっかけで、旦那がトランペットなんです、渋谷でやってました..ええええっ、なに、あのOさん(どういうOさんと思っていたのか後で聞いてみよう)みたいな電話で私もついでに参加することに。曲はハイドンのオペラ、「月の世界」で、ハイドン好きと称しながら私は全く知りませんでした。それで今は今回の公演曲を抜粋して勉強用CDを作り、機会あるごとに聴いています。トランペットは序曲と各幕のフィナーレくらいしか出番がありませんから練習自体はヒマだろうと思いますが、9月が本番なので油断はできません。となると弦楽器で全ての曲に出番があるSはどうなるのか..ま、がんばってもらうしか..エックリーティコに練習方法でも占ってもらうか(「月の世界」に出てくる怪しい占い師です)。
なお、原語はイタリア語ですが、この公演は日本語でやられ、しかもオペラを見たことが無い人にも楽しんでもらえるような演出になっているそうなので、伴奏する方としても非常に楽しみです。練習に参加したら、また様子を報告したいと考えています。
★05年7月9日
横浜美術館のルーヴル展を見に行きました。いやー、とんでもない人の数ですねぇ。有名どころの企画がこういう混雑振りになるのは仕方ないのでしょうが。前日酒の飲みすぎでだるかったので、人の波に圧倒されてへとへとになりました。そのまま帰って、熱を測ったら37度7分、私は平熱が35度台なのでこれはけっこう高熱です。出かける前から発熱していたんでしょう。無理をして疲れて帰ってくるというのはいかんですな。絵自体はなかなかよかったです。しかし暗いし、人は多いし、何より、パリのルーヴルはもっと明るく見せていたけどなぁ。何だか、暗くしてもったいをつけているような気が。しかしやはり本物を見ると、たとえ絵の意味が分からなくても、存在感が圧倒的でいいですね。入場料1500円はちと高いような気がします。でも、今日は高校生以下無料で、これは良いことだと思いました。平日に、課外授業で見学に来たりとか、しているのでしょうかね。ヨーロッパでは課外授業の団体を頻繁に見かけたのです。
なお、横浜美術館は写真が撮影できます。フラッシュは使えませんが、撮影可能というのはよい措置だと思います。人が多くて、暗いからまともな撮影はできませんが、条件を明示して許すというのは良い。そういえば本国のルーヴルは売店でフラッシュつきの「写るんです」を売っているのです。あの自由さには驚いたものです。
★05年7月8日
弊社が、都市対抗の関東代表になりました。しかしまあ、そんなに苦手意識がない(と勝手に思っている)日立に負けたりするし、どうも今年は弱いですね。打線のつながりを欠いているので、代表決定戦のJFE東日本戦も最初はダメかと思いました。まあ何とかなりましたが。今年は夏の予定がたいへん忙しいので、本戦もどれだけ見に行けるかな。週末は埋まっているので、会社休んで行くか。
夜は、港南区ひまわり管弦楽団のメンバーと飲みに。横浜で飲むのはたいへん久しぶりでした。讃多留地屋(サンタルチヤ)というイタリア料理と韓国料理の融合した(?)ものを出す店だそうで、なかなか美味しかったです。キムチピザなんて、見たときはえぇっと思いますが食べてみると良かったです。ピアノの生演奏がありましたが、皆、全然聴いてません。かわいそうに..生演奏って、もっと少人数の店の方がいいですね。そういや、大昔新宿のあるビアホールで生演奏に乱入したことがありますが、あのときはアルペンホルンを吹いたり、プロの方が吹いている旋律に即興で2番パートを作って参加したり、とんでもないことをしたもんです。
楽しく飲んで、これまた久々に、むちゃくちゃ酔って帰宅しました。配偶者Sは別の飲み会で、私より遅く帰宅。そのままリヴィングに突っ伏して寝てしまったので、ベッドまで引きずって行き寝かせました。と書くと私がいかに冷静に対処しているか、みたいな感じですが、今回は私もへろへろで、翌日がたいへんでした。
★05年7月6日
出張に行ってました。移動中に読もうと思い、先日見た映画「サハラ」の原作を買って読みましたが..こりゃ、カッスラーが訴えるのも分かりますね。全然違うもの。そりゃまあ、全体の流れは多分同じで、結末も似たようなものなんでしょうが..先に小説を読まなくてよかった、と思いました。これは映画という時間の限られた形式上止むを得ないのでありますが、ディテイルは圧倒的に小説の方があり、前提などもよく書き込んであります。小説を読んだ後映画を見ると、拍子抜けする人が多いのではないでしょうか。そういえば、前にグリシャムの「陪審評決」の映画版「ニューオーリンズ・トライアル」を見たときも、あのシーンがカットされたのかぁ、とか、けっこう不満に思ったところがありました。しょうがないんでしょうね。あまり細かいとだるい映画になるでしょうから。
ペルーの11日目をアップしました。もうほぼ最後ですね。どうやらオーストラリア(7月下旬)に行く前に終わらせられそうです。
★05年7月3日
港南区ひまわり管弦楽団の練習だったのですが、本番前日に小学生向けの演奏会があるので、それの練習と定期公演の練習と合わせて、15時から20時半まで延々と練習していました。先週の強化練習の続きのような感じがして、ひどく疲れました。しかしおかげで耐久力は少しアップし、高い音も出るようになってきたような気がします。キープしなければ。
★05年7月2日
あるところに、中国製のトランペットを試奏しに行ってきました。元々はD管が欲しかったのですが、折悪しく在庫もなく、製造元でも生産中止らしいので、ピッコロを主体に吹いてきました。土曜の朝からピッコロを5本も吹き比べるなんて、頭がおかしくなりそうな経験でした。結論から言うと、造りはまぁまぁですが、個体差が大きい。音はよく鳴ります。しかし音程が今ひとつ。1番管と3番管が長く、音程が低めに出るのです。低音側に合わせたチューニングなのかも知れませんが、その割に低音はあまり鳴りません。Fisとかが低いと、つい唇で押し上げる吹き方がクセになりそうで、それは通常のB管やC管を吹く際にはよろしくありません。結局ピッコロは当面買わないことにしました。他に、フリューゲルホルンやコルネット、通常のB管などを吹いて、その中ではフリューゲルが音程もよく、高い音がよく当たるので驚きました。こういう楽器が3万円台なら安いものです。欲しくなってしまいましたが、とりあえずピッコロは次の入荷予定があるようなので中旬まで保留し、その試奏結果次第で決断しようかと思っています。音程さえ良ければ、後は造りが少々雑でも気にしないのですが。
そういうことをやった後、東芝フィルの練習に行き、8月下旬にやる室内楽の曲決めをしました。上野の森ブラスの曲になったのですが、これが音が高くて..最初からハイC出てくるし、挙句最後にはピッコロ持ち替えが必要です。中国製ピッコロを買わなくてもKK君が貸してくれるのですが、自分の好きなときに練習したい、という点では楽器を買うのが早道でありましょう。あとは音程次第です。
★05年7月1日
久しぶりに映画を見ました。この日は弊社の創立記念日で、午後は勤務免除なのです。そして、1日は映画の日なので、ちょうどよい、ということで2本見てきました。「宇宙戦争」と「サハラ」です。個人的な好みを言うと、後者の方が面白かった。(これから見る方は以下読まないで下さい)
宇宙戦争は、人類が誕生する前に地中に埋められた物体に、地球外の生物が乗り込んで地上を破壊しまくる、という話なのですが、そんな面倒なことをせずに人類が居ない間に地球を我が物にしておけばいいのに、とか、ついつまらない突っ込みをしてしまいたくなるほどストーリーが穴だらけだし、特に、ひたすら逃げるだけ(に近い)の主人公たちを見ていると、ただただ受動的でいやになって来ます。主人公の息子は事態を打開したい、と父に別れを告げるのですがこれで息子(ちょっとグレていて父親と距離を置いているという設定)が何かを掴んで大きくなって帰ってくる、とかならまだしも、そういう別のエピソードもないし..ただ逃げ惑うだけで、やられっ放しで、それでいて最後のオチは何と微生物にやられて死滅した、とはねぇ。だめです、これでは。
サハラ、はクライヴ・カッスラー原作の「ダーク・ピット」シリーズを映画化したもので、私は5作ほど読んでいます。以前、「レイズ・ザ・タイタニック」が映画化されていたのは記憶にある方も多いと思います。その時は原作だけ読んで映画は見ませんでしたが、話によると、原作に忠実でないということでカッスラーはその後映画化には慎重になっていたとか。今回も、改変が多いということでもめているらしいですが、とりあえず、原作を読まずに観てきました。ピット役のマシュー・マコノヒーはイメージに合っているような気がします。野性的で、そんなにハンサムではない、と勝手に思っていたのです。アル・ジョルディーノ役のスティーヴ・ザーンは主役との軽快な会話がなかなか良かった。外見はもうちょっとがっしりしたイメージだったんですが、話術はあんな感じでしょうか。ヒロインの医者エヴァ・ロハス役のペネロペ・クルスは熱血の医者ですが、危機に瀕して泣き叫ぶようなタイプでなくて好感。そして、何より良かったのはアフリカの風景ですね。舞台はナイジェリア、マリ、ひょっとするとベナンの風景もあったのだと思います。昨年行ったタンザニアとは反対側になりますが、物売りや港の風景、砂埃を上げながら走る車、違う国ながら懐かしさを感じさせます。先日、愛知博でアフリカ共同館の各国を見て、それぞれの個性を楽しんできたので、この映画は風景だけでも私には十分ヒットしました。このシリーズ、NUMA(国立海中海洋機関)という組織を中心に描写されるので、地上との関わりはいささか強引さを感じないでもないですが、それでも展開は面白く、川や砂漠でのチェイス・戦闘シーンは痛快です。話は伝染病、環境問題、先進国と途上国の暗い関係を絡めて、ある企業(おそらく旧宗主国の事業家がやっているという設定)の悪事、独裁者との黒いつながりなどを暴くことになって行きます。その冒険の最中に、ピットたちが探している南北戦争時の遺物が何とサハラ砂漠で発見されるわけで、ああ、やっぱりこう書いているとありえない設定だ..でも、すっかり没入してしまいました。展開もおもしろかったですが、アフリカ人たちの英語が故意に訛らせてあって(あるいは現地の俳優?)リアルに感じました。実際、タンザニアでもこういう英語が聞こえていたのです。もちろん、時々フランス語が混じったりするのは旧宗主国を意識した設定でしょう(コマンタレヴーくらいですが)。
そんなわけで、原作も買ってきてこれから読むところです。どうやら、パッと見ただけでも映画ではかなり省略されている部分がありそうなので、原作のほうも楽しみです。
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