管理人の独り言
05年10月-12月


★05年12月30日
今年最後の更新にて、オーストラリア旅行の最終日をアップ致しました。旅行の最終日ってのはたいてい帰るだけですから大して内容はなく、前の日のアップと同時でもいいくらいでしたが、いろいろと所用が重なっていて今日になってしまいました。今年はいろいろとネタが多かった年で、読み返して見るに、こんなこともあったか、あれはまずかった、などと懐かしがったり反省したりしておりました。来年は海外旅行などは自粛するつもりなので、10年前の米国旅行を少しずつ書き溜めて行こうと考えています。
ところで、今日、東京ミレナリオというのを見てきました。これは、東京駅丸の内側に電飾されたアーチが並んでいるというだけのもので、特段、その周りで祭りをやっていたりするわけではありません。しかし、このアーチの下をくぐろうという人が何千、何万といらっしゃるわけで..丸の内口から、ミレナリオの入口まで、歩いて2時間ほどかかるようです。「ようです」というのも、私はそんなところに並びたくないので、側道(歩道)から眺めて終わりにするからであります。3年ぶりくらいに行きましたが、以前よりは混雑が少ないような感じもします。電飾は毎年変わっているはずで、しかし前の記憶がないのでどう変わっているかは分かりません。側道から見ると木が邪魔なのでよく見えませんが、まあまあ雰囲気は味わえるので、これでよしとして、丸ビルでウィンドウショッピングをして、エクセルシオールカフェでハートランドビールを飲んで帰ってきました。

★05年12月29日
今日は配偶者Sの方が仕事納めで、職場の関係の方々3人をお招きしての「家飲み」でした。オケのメンバーなどではこれはよくやっているのですが、昼から始めて22-23時くらいまで平気で9時間くらい飲んでいるという..よくこれだけ話題がもつよな、と思うのですが、後半の話題は皆の記憶から除かれており、それで次回も新鮮に話ができるんですね。で、今回は職場関係なのでそれほど大騒ぎしなかったか、というと途中で楽器演奏まで披露して、なかなか盛り上がってしまいました。ニンテンドーDSもいいアイテムで、「脳を鍛える・・」は飲み会にもいいですね。ただ、必要以上に興奮して、計算を間違えたり、字が乱れて機械が認識してくれなかったり。ま、そういうの含めておもろいわけですけど。

★05年12月28日
オリンパスに修理に出していたE-1を引き取ってきました。修理といっても、機械や電子回路が壊れたのではなく、貼り皮(すべり止めのゴム)が剥がれかけて来たのを直してもらったもので、修理代金は2000円以内、軽い修理でありました。明細を見ると、このゴムは曲面に貼られるため、接着するためのテープがいくつにも分かれており、明細を見ると恰も大修理をしたかのような感じですが、実際には1時間くらいで終わる作業なんだそうです。なので、通常、修理というのは預かると一律で10日間の期間を設定されるのですが、これは翌日には完了の電話がかかってきました。オリンパスはこういった見積額や進捗の連絡がまめで、対応がよくて気持ちが良いです。もちろん、故障は少ないのが良いのですが、修理がしっかりしていることも重要です。特に、機械や部品の不良というのは完全にゼロにはなりませんから、いくらか故障する個体も出ます。それが全体の何ppmになるか、という統計も重要ですけど、壊れた当事者にとっては全体のいくつ、なんてことは意味が無いので、修理の見積もりや進捗の連絡というのは心理的に効果が大きいと思います。私も、半導体を作っている立場なので、こういうところで各社の対応を見て、いろいろあるものだと普段から感じており、その点、オリンパスはいいです。

★05年12月26日
実は昨日、ニンテンドーDSというものを買ってしまいまして。これは、私の買い物ではなく、家としての買い物で、共通の所有品です。まずは「川島隆太教授監修・脳を鍛える大人のDSトレーニング」と、「スーパーマリオ64DS」ってのを買ってきて、前者にはハマっております。一応、脳年齢は私の実年齢相当くらいで、まあなんですか、立派なオヤジであります。とりあえず、30代を切りたいところ。反射神経がよくないようで、損をしているところも多々有り。でも、これはなかなか直りそうにありません。なお、マリオは全然ダメです。アクション系は苦手です。

★05年12月25日
日中は配偶者Sの父方の実家にお邪魔し、義理の叔母とゴルフ練習場で2.5箱ほど打ってきました。今まで、まともに教わっていなかったので、練習場のコーチにスイングの基本を教えてもらい、なるほどと思えること多々あり。しかしその場で300ヤード飛ぶようになったらプロは要らないわけで、まあそんなに向上するわけもなく、やっぱり悪戦苦闘しながらぼちぼち打っていました。その後、家でビールを頂いて、すきっ腹でけっこうこれが効きました。17時前に辞去して、次の予定、ひまわり管弦楽団のメンバーと、常任指揮者の山田慶一さんとで忘年会をやりました。今年、忘年会と銘打ったものはこれでようやく2回、私はどうも付き合いが悪いのか毎年忘年会は少ないです。さて、自由が丘で忘年会、なんてのは初めてで、オシャレな串焼屋で一献。既にビールを飲んでいる上にかなり飲んでしまい、帰りは足がふらついてしまいました。ところで、オケの飲み会となれば、音楽の話に重点が置かれるのは道理で、わがTrpのKさんが独演会。後は山田さんが話して、私たちは相槌状態でした。途中で出てきたトランペットのB管か、C管か、という話はトランペットの人にしか分からないもので、他の方々にはなんだか申し訳ないところですが、Kさん曰く、「B管・C管の使い分けには拘りがある。やったことがない曲でも、どちらの楽器を使うかを今から決めているほど。」とのこと。そうですね、こうして事前にいろいろ考えるのは良いことです。少なくとも、曲も知らず、譜面もろくに見ずに練習に来る人もいる中、こうして自分の考えを持って練習に臨むことは実際良いことだと思います。ただ、その考えが極端なところもあって、「ブルックナーの5番はC管、8番はB管」となると決め付けすぎかも知れませんねぇ。なにせ、5番はB-Dur、8番はc-mollからC-Durですから楽器の基本の音が曲と一緒の方がやりやすい。途中、転調で上手く当たらないと思うところは楽器を持ち替えればいいのです。つまり、「拘り」というのを細分化して、場面ごとに使い分ければよいのではないかと思うわけです。私は、個人的には楽器への「拘り」というのは
(元々この言葉・文字があまり好きではないし)前面に出したくないので、BでもCでも、どちらでも使えるように練習をしておきたい。だから、C管の楽器を昨年買ってから、この楽器に慣れるように、フラット系の曲でも使ってみたりしています。と、結局これも本質的には同じようなことですね。酔っているとどうもヘンな話になっていけません。

★05年12月22日
とてつもない偶然、ということがあるもんで、大分工場に出張したら、打ち合わせコーナーでひまわり管弦楽団のHrのKさんにばったり会いました。Kさんは東芝ではなく、あるメーカに勤めてらっしゃって、職種は聞いていなかったのですが、その会社のある部門は弊社と付き合いがあることは知っていました。しかしこういうところでばったり会うとはねぇ。大分工場は383000m2、正方形と仮定して620m四方ですから、「出張で大分工場に行く」とは言っても敷地内で会う確率は非常に低いです。Kさんと目が合ったとき、二人とも2秒くらいは無言だったのは、あまりの驚きに声が出なかったというところ。しかも、Kさんは大分工場は初めてで、私も、そのときの会議の場所が、普段全く付き合いのない部署の会議室で、やっぱり初めてだったのです。いや、とんでもない偶然でした。せっかくだったので夕食でも一緒に、と思いましたが、会議中に所用で抜け出していた最中だったので誘わずに別れてしまいました。
ところで、この日は鹿児島や中国・中部地方などで記録的な雪が降った日でありまして、飛行機はむちゃくちゃ揺れて、子供は泣き叫ぶし、いやもう、正直言って大人も泣きたいくらいのひどい飛行でした(私だけか?)。気持ち悪くなって、しかもこれからホーヴァークラフトなんて最悪だろう(上空から見たら波が高かった)と思うものの、空港バスは雪のため所要時間が倍に。仕方なく、ホーヴァーに乗ったところ、これは案の定、縦揺れはする、波を避けるために急制動はする、蛇行する、でもう散々な目に遭いました。そこから工場まではまた車で、タクシーの運転手が上手いんだけど、狭くて怖い裏道をどんどん走るので精神的に参ってしまいました。その後会議では落ち着いていられましたが、今度はホテルへのタクシーが大渋滞につかまり、というのも明日から3連休で、地元の人たちが色んな方向に大移動をしており、どこもかしこも混んでいて、ホテルまで普段の倍、1時間くらいかかりました。このタクシーの運転手は加速・制動が急で、せっかく落ち着いたところが、渋滞中ガックンガックン、またも気持ち悪くなってしまいました。ホテルにチェックインするや否や、薬局に走って酔い止め薬を買いました。この手のは酔ってからでは遅いんですが、ま、気休めにはなりました。会議より、移動ですっかり疲れ果てた一日でした。

★05年12月21日
18日に撮った中判のポジ2本と、モノクロのネガ(カラー現像するタイプ)を受け取ってきました。勘露出もたいしたもので、外したものは1コマもなく、なかなか良い結果が得られました。ま、露出が合っていてもピントがおかしいのは何コマかありましたのであまり自慢にはなりません..ともあれ、マミヤCシリーズは実によく写ります。たまにはちゃんと大きく引き伸ばして部屋に飾ろう。このwebに上げている画像はフラットベッドスキャナのちょっとボケた画像で、しかもリサイズしてますし、あまり参考になりませんが。
ところで、今日は昔の職場の忘年会でした。実は忘年会と銘打った宴会は今年たったの1回でして、というのも、そもそも今の職場では忘年会というものがありません。ちょっとこの人とは飲む気にならないねぇ、という人が1人いまして、仮にやっても参加しないという問題もあるのですが、それ以前に企画もない。全体が高齢化して一番若い人が既に35歳という状況で、ちと職場が枯れた雰囲気なのも一因ですかね。それ以外は、オケの忘年会が都合でとりやめになり、もう一つのオケの忘年会には別件の用事と仕事で出られず、とまあ運悪く今年は縁がなかったということで。
明日、今年最後の大分出張であります。マイレージ記録によると、今年は大分に16回行ったことになりますから、昨年より少し多いです。この結果、JALのマイレージ会員でクリスタルという一番下の優遇会員になりました。でもクリスタルってあまり優遇の特典はないですね。その上のサファイアになるとラウンジがタダで使えたり、いいんですがこれは50回、即ち25往復が必要でけっこうつらい。しかもラウンジが使えるといっても大分空港のラウンジは閉鎖されちゃったし。ま、せっせとマイレージを溜めて、どこかに旅行に行くことにします。

★05年12月18日
16日に書いたとおり、今日は3本のブローニ(中判)フィルムを使いました。うち1本は220タイプで、120タイプの倍撮れるので、私のいつもの撮影ペースでは4本相当ってところですかね。220は昔、巻き太り事故をやったことがあって、それ以降ほとんど使っていないのです。中判というフィルムは、巻き取り軸(スプール)にフィルムと裏紙(遮光紙)が一緒に巻かれた120と、最初と最後だけ紙がついていて後はフィルムだけの220があります。220は同じスプールに強引に倍の長さを巻いているのです。そして、中判は「巻き戻し」がありません。スプールは使いまわしで、使い終わった軸は次のフィルムで巻き上げ側に移して使うのです。それで、メーカ差がわずかにあるのか、220は、時々巻き上げ側でフィルムがスプールの巻き取り部より太く巻かれてしまい、脇から感光することがあるのです。同じのをずっと使っていればそれほど気にすることもないのですが、私はわりと、コダック・フジ・アグファ(破産しましたが)・コニカといろいろ使ってみたいので、スプールは毎度のように違うメーカのものになるのでありました。
まあそんなことはともかく、今日は何を撮っていたのかというと、浅草です。ちょうど羽子板市だったので人出がたいへんでしたが、いやあそこはこれがなくてもいつも混んでいますが、寒かったので、フィルム交換がつらい。マミヤC220fという大きな2眼レフをぶら下げてうろうろしていましたが、他にも同好の士はいらっしゃって、他メーカの2眼レフやハッセルブラッドとかの人もいらっしゃいました。あの人ごみの中ですから、大型のカメラは人がぶつかったりしてブレたりする危険も大きいのですが、それにもめげず(?)中判人口が案外多かったのでヘンな話ですが安心しました。露出計がどこかに行ってしまった(多分部屋のどこかに転がっている)ので、全て勘露出です。勘露出で220フィルム、しかも冬で光線が斜めで暗いところと明るいところが極端、露出を間違えて失敗の連続の可能性もあるんですが、これも修行ということで、48枚撮り切ってきました。
帰りに久しぶりにH田カメラに寄ってちょっと挨拶。ショウウィンドウが増設されていてご清栄の様子でした。最近すっかり古カメラは買わなくなってしまったのでちょっと申し訳ないなー、と思いつつ、でもやっぱりこれ以上は買い増さないだろうという結論。同行者(S)がいたのと、前にいたお客が取り込んでいたのでカメラを見せてもらったりはせずに退散。その後、隅田川沿いにある鰻の店「前川」に行って夕食。Sと私は鰻に「前川」の鰻重目がないのです。最低でも3000円を超えますので安くはありませんが、素晴らしい鰻をいただきました。坂東太郎という養殖モノなのですが、これが天然モノとほとんど変わらないような肉質の鰻で、いや、天然モノなんて何度も食べてないので知ったかぶりになってしまうわけですけど、くどくないのです。安い鰻にありがちなのは、脂だらけでぶにぶに、とか、脂が温まっていても美味しくない(冷えているともう最悪、特に寿司などで)というところですが、ここの鰻は上品な白身魚、といっていいほどで、それに加えて鰻独特の香りや脂の風味があって、良かったです。2人で1万円くらいかかりますのでそうそうは行けませんが。お勧めです。
http://www1.odn.ne.jp/unagimaekawa/
そうそう、そういえばオーストラリアの5日目をアップしました。これで6日目のゴルフのところアップすればほぼ終わりですね。さて、次にアメリカをどうするか、まだ悩んでおります。1ヶ月に1日、って感じで1年超の長期プロジェクトというところか。

★05年12月17日
オリンパスプラザに行って、E-1の皮張替えを依頼したついでに、岩合光昭写真展「The South's Gentle Song / 南アフリカが奏でる、いのちの讃歌。」を見てきました。ホワイトライオンの横2.7mまで拡大されたプリントは圧巻。これで私の使っているカメラと同じか..と思うと驚くほかありません。元が500万画素なので1画素は1mm四方くらいまで拡大されているので、もちろん近くでみれば粗い画像ですけど、こんな大きなプリントを近くで見るのは無粋もいいところで、数mは離れて見るものでしょう。他の写真にも、この人らしいセンスが光っているように思われました。残念ながら次の予定があったので早々に立ち去らなければならなかったのですが、入口付近にはなんと岩合さんご本人が。サイン下さい、写真撮らせて下さいというヒマもなく控え室らしきところに入って行かれました。ちょっと見た感じでは予想より小柄な印象ですが、顔の皮膚が全く緩みも無く張り付いていて、鍛え抜かれた強靭な体を垣間見たような気がします。私なぞ、神田駅から小川町まで、カメラと楽器など荷物を持っててくてく歩いて、今日は荷物が重いな、などと思っていたわけで、これではあのような写真は撮れませんな。ちっとは運動しなければ。というわけで、来年のカレンダーを買ってきました。写真展でにあった写真が使われています。ここ7-8年はオリンパスのカレンダーを使っていますが、毎年良い写真が載っていて感心しています。

★05年12月16日
一昨日に書いた、中判のポジが本日上がってきました。年賀状も何も関係なく、しかも、中2日どころか翌日
(一昨日預けたのが夜なので、15日に出したという扱い)..まあ、早く上がってくるのはいいことです。何せ、ポジの現像もプロラボでは2時間くらいで上げているはずですし、つまり集配さえあれば翌日に上がるわけですから不思議でも何でもありません。コダックさん、今後もよろしくお願いします。次の週末にまた何本か出しますから。
というわけで、本日はその上がったフィルムから3枚更新しました。中判のスキャンはあまりピントがよくないので、これで中判かい、という仕上がりになってしまいますが、スキャナを専用にするには30万円以上の投資が必要なので、さすがにそこまでは。
ついでに、オーストラリアの5日目の文章が完成し、写真の加工も終わったので、埋め込み作業を今週末やれるはず。近々、更新できそうです。

★05年12月14日
写真屋で6×6判のポジフィルムを現像に出そうとしたら、「年末なので1日余計にかかります」と言われました。「え、なんで年末だとそうなの?」「年賀状があるので」「ななな、ちょっと
待て!なんで年賀状のプリントと関係ない中判のリヴァーサルの、しかも現像の納期が影響受けるのだ!」「そういえば、そうですねぇ」..というわけで無事中2日の納期で..でも週末挟んで結局来週か。そのうち、中判は本数が溜まるまで処理しませんとか1週間とか言われそうな気がしますね。無駄なあがきでしょうがもうちょっと中判で撮る本数を増やそう..
久々に、銀塩のページに手を入れました。オリンパスのカメラのページのファイルをまとめて、あるディレクトリにまとめて、今後の更新がしやすいようにしました。整理していたら、スキャンしてアップしていないファイルもたくさんありました。まあありがちな話なんですが、今後はもうちょっと更新頻度を上げようかと思っています。そういや中判のスキャンはここのところほとんどしていません。オーストラリアで撮ったRF645のポジもこのままでは意味がなくなってしまう!というわけでこれからしばらくは中判方面を見直そうかと考えています。

★05年12月11日
昨日飲んで、今日も飲み。ひまわり管弦楽団のS君・Nさん夫妻の結婚パーティであります。上大岡の「とりげ」という鶏料理の店なんですが、この店はたいへん混んでいて、それもそのはず、料理がすばらしく美味しい!いやー、撮影係として歩き回っていましたが、料理もしっかり堪能し、たくさん飲んでよい気分で帰ってきました。

★05年12月10日
東芝フィルのKK君・CKさんの家にお邪魔して飲みまくっておりました。こうして家で飲むことを我々は「学会」と称しているのですが、全く、学会のようなアカデミックな話などはせず、ただ飲み食いしているだけであります。今回も13時集合で22時過ぎまでやっていました。今回「も」というのは、もちろん、毎度こんなペースだからです。数年前、15時開始とか14時開始とか、いろいろ試しましたが結局22-23時に終わるという要するに電車の時刻でだいたいが決まっているという..飲みすぎですな。今回は、K家にお子様が生まれたのでそのお祝いということで、私はベビー・アインシュタインという幼児向けのDVDを買って行きました。さすがに0歳では興味を示しませんでしたが、たぶん2歳くらいになったら喜んでもらえるはずです(他の家で実験済み)。
ところで、この学会というのは、以前はデパ地下などで買った惣菜などをつまみにしていたのですが、最近は料理をすることも多くなりました。今回、私がカレーを作るのを志願。できばえはなかなかGoodだったと思われます。人数が多かったので、一人茶碗に半分くらいしか食べられませんでしたが、飲みの合間のカレーってのもいいですね。

★05年12月8日
昨夜、オーストラリアの4日目をアップしました。前回から1ヶ月も間が開いてしまい、いやまったく、こういうペースになるとダレていけません。5日目をさっさと作らねば。昨年9月のタンザニア、12月のペルー、4月の香港、8月のオーストラリアと、3-4ヶ月に1回海外旅行に行っていたわけですが、今度の冬はさすがにどこにも行きません。ゆえにしばらくはネタがないはずです..が、実は、米国の記事を希望している人もいらっしゃるようです。これは日記をつけていないので、上げるとしても簡易版になりそうですし、果たして覚えているだろうか..もうほぼ10年前になるわけで。この米国行きは約2週間に及ぶので、毎週アップしても3ヶ月。と書いてそのまま実行されたことは全く無いので..来年一杯かかるかも知れませんね。ま、何とか実現に向けてアルバムを繰ってみようと思います。

★05年12月4日
明日また大分に出張なので簡単に..ここのところ、毎週月・火曜が出張ですね。偶然なんですが、とにかく出張ってのは、行き帰りの時間が純粋に仕事時間から削られるので、その週の仕事がかなり遅れるのも事実。かといって土日に持ち越すのは私用が多くて無理、というよりやらない。この態度が会社の人たちからどう思われているか、まあ想像はつきますが、最近、ずっと会社だけのために、という心境にはなれなくなっていますね。
と、長くなりそうなので今日のイヴェントについて。ひまわり管弦楽団のチャリティコンサートでした。前半が横浜市立日野南小学校 合唱クラブの歌の演奏、その後にオケだけで「白鳥の湖」抜粋です。満員のお客様にお越しいただきいつもありがたいことです。会場がもう少し広ければと思いますが、なにぶん団員数が少ないオケの常、大きなホールというのは予算に関わる大問題でもあり、ほとんどの演奏会は「ひまわりの郷」での開催になってしまいます。さて、合唱との演奏は合唱クラブの担当の先生が指揮をするのですが、この指揮は毎年違う学校が来るので、指揮者も毎度異なります。振り方がいつものオケの指揮者とは当然異なり、これがけっこうスリリングなんですね。例えば、合唱への指示が優先になるので、合唱が「あー」とか伸ばしている小節で、拍を切らずに一見フェルマータ(音を規定より長く保持する)っぽい振り方になることがあるわけです。このとき、オケも同じように伸ばしなら小節のまとめの指示を待てばいいんですが、このとき「合いの手」を入れる場所だったりするとこれがなかなか悩ましい。うちの楽器(トランペット)は指揮者、コンサートマスター、ティンパニ、そして私の場合1st奏者のタイミングの取り方を見ながらベストのポイントを常に探しながら(かつ、オケの後ろの方にいますから突込み気味に)音を付けていくのですが、普段見慣れていない指揮棒はこの作業が非常に刺激的で、危ないと思いつつ楽しいひとときだったりします。他の楽器がヘンなタイミングで出たりすると困ってしまいますが..ともあれ、今回も楽しみました。「さばくのきょうりゅう」って歌がなかなか(これは生徒がピアノで伴奏しましたのでオケ演奏は無し)。
白鳥の湖は、ナレーションであらすじを入れながらバレエ全曲から16曲を抜粋し演奏するもので、スケールの大きいこの曲をひまわり管弦楽団の40名の陣容で演奏するのは従来、困難だと思われていました。今回も18人の賛助、団友の協力を得て形にしたわけですが、演奏自体はかなりうまく行ったと思われます。自分を含めて、方々で想定外のおかしな音もしていましたが、曲の流れを阻害するまでには至らず、練習のときより力強く良い演奏になっていたと思います。今回、譜面のどこを使うのか、どこをカットするのか、そういった調整にかなりの手間がかかって、実質の練習時間が少なかったので不安な面もありましたから、その点を考慮すれば善戦していたとは思います。それゆえ、譜面を早期に揃えてもっと早く譜読みしていれば、と思ったりもするわけです。トランペットは私が、過去に東芝フィルでやった譜面を元に、「ひまわり版抜粋譜・3管Ver」を作成し、それも、カットが入る可能性を想定して余計かも、と思われるところも入れて作っていたので、後から譜面を足さなければならない、という事態には至らず、譜面問題は皆無。他の楽器が譜面でもめているのを涼しい顔で見ていることができました。まあ自慢っぽくてアレですけど、最初にじっくりやっておくといいってことです。当たり前のことですが。ナポリのソロを吹いたKさん、お疲れ様でした。なかなかできるもんではありませんよ。今後も一緒に頑張りましょう。個人的には、昨晩、少し熱があって寝ていて暑かったり寒かったり、鼻水が止まらなくて夜中に起きたり、とコンディションが悪かったのですが、午前中のリハーサルで汗をかいたら熱が下がり、本番は大きな事故もなく過ごすことができました。午前はどうなることかと思ったのですが、何とかなってよかったです。
というわけで、オーストラリアの4日目の原稿がほぼ書き上がっていますが更新は水曜以降になりそうです。この本番前に上げるつもりだったのですが、間に合いませんでした。もうちょっとお待ち下さい。

★05年11月27日
またまた演奏会に行ってきました。アマオケ評論家になっている今日この頃。前からですか。
俊友会管弦楽団第37回定期演奏会
文京シビックホール
ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
サン=サーンス/チェロ協奏曲第1番 イ短調
マーラー/交響曲第1番 ニ長調
指揮:堤 俊作
チェロ:林 峰男
せっかくチケットを用意していただいたのに、最近遅刻魔と化している私、なんとチェロ協奏曲まで遅刻してしまいました。協奏曲の最後の方で到着し、この曲に対するアンコール曲から聴きました。アンコールは「鳥の歌」だったのですが、これを聴いてもっと早く来るべきだったと激しく後悔しました。いい音がよく響いていました。休憩を挟んで、メインのマーラーです。前にも書いていますが、指揮の堤氏は快速テンポが好きなようで、これはもちろん好みによると思いますが、私が聴く限り、この意図に付いて行ける楽器と、付いて行けていない楽器が分かれており、アンサンブルを乱す箇所がいくつかあったと思います。特にヴァイオリンなどは旋律を弾くことが多く動きが細かいため、音が鳴り切る前に次をやらなければならない、という感じが見えてしまって、どうももったいないのです。もうちょっと緩急を遅い方に振ってみてはどうかと思ったのですが。昨日聞いた飯守氏の指揮も快速ではありますが、何となく説得力が違うのです(オケも違うから比べても仕方ないですが)。指揮というもの、なかなか奥が深いです。
金管セクションはトランペット、トロンボーンがすばらしく息が合った演奏を展開し、セクションとしてのバランス、タイミングなど良かったと思います。トランペット1stの辻本さんが特に上手いんですよ。倍音の多い、甘い音ながらキレ、存在感がしっかりしていて、なんだかホルンより暖かくて太い音がする。普通、逆なんですけど。木管楽器では、Esクラリネットが少々クセがあって、これはおそらく3楽章の演出(故意に荒っぽくした)だと思うのですが、ただ限度を超えて音程が低かったかな。3楽章といえば、楽曲解説にちょっと異論があります。「場面はユダヤ人の村での葬式。ナチスの警邏兵の軍楽隊が近づくと、葬式は祭りを装い悲しみを覆い隠す。」とあるのです。無論、マーラー
(1860-1911)が生きている間にナチス(1919-45)は組織されていないから比喩のつもりでしょうけど、こう具体的な例えは誤解を招くし、音楽そのものへの理解を曲げかねないと思います。私は、非常に違和感を感じました。ユダヤ人への差別の情景とかそういうことに限ることも変だし、それを言うのに後世の組織の名前を使うのはどうか、とういうことです。まあそれはともかく、4楽章の最後はかなり盛り上がって、迫力のコーダはトランペット・トロンボーンセクションがきっちり締めていました。
終演後、港南区ひまわり管弦楽団の練習に向かいましたが、列車・バスの乗り継ぎが非常に悪く、練習に大幅遅刻してしまいました。なんと、俊友会の本番に出ていたTY君と同じ時刻に練習場に着く羽目に。TY君は本番後、一旦帰宅して車で来たとのことですが、こんなに早く着くとはねぇ。乗せてもらえばよかった。ところで、ひまわり管弦楽団は来週日曜が本番です。「白鳥の湖」抜粋は、未だ入るところを間違えたりする人がいてちょーっと不安ですが、アマチュアオケは本番にまた少しレヴェルアップするはずですから、前日の練習に期待しましょう。

★05年11月26日
東芝フィルの初練習でした。今シーズンは、東芝フィルハーモニー合唱団(TPC)の主催で、TPC第14回定期の曲を伴奏することになります。伴奏というと脇役みたいで語弊がありますな。オルフの「カルミナ・ブラーナ」をやるのです。特殊楽器が多くあり、合唱もいろいろ分かれて歌ったり、何はさておき歌詞がラテン語と古いドイツ語ですから覚えるのも大変、変拍子の連続で演奏は体で覚えるしかありません。今日は初練習ですから何度も止まりながら音を出してみた、といった感じですが、何回かやってみると案外変拍子も何とかなるものです。また、この曲は派手な印象がありますが、やってみると譜面はシンプルなもので、休みが多かったりして練習中けっこうヒマがありました。スコア(オケ総譜)を持ち込んで他の楽器が何をやっているかなどを追っていると楽しいですね。
練習後、ミューザ川崎に行き日本IBM管弦楽団の第7回定期演奏会を聴きました。
ワーグナー/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
ベートーヴェン/交響曲第9番
指揮:飯守 泰次郎
S:吉田 恭子,Ms:池田 香織,T:小貫 岩夫,Br:成田 博之
合唱:東京シティフィル・コーア
ミューザ川崎で有料演奏会というと指定席が多いのですが、これは珍しく自由席でした。客席への出入りを容易にするためか、指揮者のプレトークの時間を取って、1時間前から開場していました。企業の名前を冠しており、団員もIBMの社員がほとんどですが、客席には社内向けの招待席などはなく、ちらほら見受けられる「偉い人」っぽい人も全て、一般の客の中に混じって座っていました。これはいいことです。うちのオケでは客席中央付近に招待席の枠を作って、自由席でもここに一般のお客様は入れないようにしています。これはやはりみっともないし、そもそも自由席なら早く来た人がいいところに座れるというのが当然なのだから、不快に思われる方も多いと思われるのです。その意味で、IBMオケの姿勢は高く評価されるべきでしょう。うちももうちょっと、一般客の視点があればな..少しずつ改善しているつもりではありますが。一方、自由席なので荷物で場所取りをして、仲間を探して、といった行動は目立ち、開演間際のざわつきが多かったのはデメリットではあるでしょう。プレトークではわざわざピアノを舞台に設置して、指揮者が第9のモチーフをいろいろ弾きながら語ってらっしゃいました。ピアノ、今日の演目では全く使わないのです。だから、プレトークだけのために借りたんですね。これはすごい。そういえば、プログラムも全ページカラーだし、そもそも飯守さんというメジャー指揮者を呼ぶあたり、贅沢な企画をやってますね。
さて、演奏ですがここのオケは全体にレヴェルが均一で、音量バランスが適切に聴こえてよかったと思います。飯守氏の指揮ぶりは快速、確実なもので、バランス感覚も指揮によるものが大きいのかも知れません。ワーグナーでは弦楽器が少々音が長めで、くっきり感が損なわれている感じがありましたが、アクセントなどはきっちり入れていて、演奏の意図は伝わってきました。あとは好みの問題、というところですかね。トランペットの1番の人が、C管を使っているのに替え指を多用していて、ほとんどB管で吹いているのと同じ状態になっていたのは驚き。そんなに神経質にならなくても、いい音しているんですけどね。真ん中のCを2・3番で取るのはさすがにやりすぎかと..
第9は久しぶりに聴きました。うちのオケだと1stを担当することが多い奏者の音が大きいので、IBMオケの音が最初物足りなく聴こえましたが、しばらく聴いているとこれはこれで一つのやり方で、好もしく感じられて来ました。ダイナミックレンジも適度にあって、冷静確実、という感じで安心して聴くことができました。全体は、1楽章からテンポは快速で、余計な装飾は少なく、すっきりして良い演奏だったと思います。4楽章の歌のソロの方々はソプラノの方がちょっと声量が少ないかと思われ残念。他の3人はなかなかよいアンサンブルをしていました。メゾソプラノの池田さんは太い声がよく通ってきて、昨年聴いたときよりまた一段と良くなったのではないかと思います。合唱は、ちょっとテノールで音程が、とうところはありましたが大過なく、最後の盛り上げもよくできていて良かったと思われました。
終演後、もう恒例となった「わん」で一献して帰宅。練習後の飲み食いより穏やかで、ほろ酔いが気持ちよいですね。

★05年11月23日2次会の演奏(練習中)
Hさんの結婚式2次会は無事終了。いい会になりました。料理がとにかく美味しい!また食べに行きたいですね。楽器演奏はまずまずうまく行って、急遽購入したフリューゲルホルンも3万5千円楽器にしちゃぁなかなかのものでした。私は幹事団の一人だったのですが、当日は会場設営の準備や、会の進行中は椅子やプロジェクタの設定・移動、プロジェクタのページ進行などを担当。事前に役割は振られていませんでしたが何となくこういう方面に動いてしまうのは先日東芝フィルの演奏会でステマネやったからでしょうか。足りないところを補おう、という精神が会社の仕事でも発揮されると良いのですが(笑)。

★05年11月19日フリューゲルホルン
フリューゲルホルン(以下FH)、なるものを入手しました。23日に結婚式2次会で金管5重奏をやるのですが、ホルンの人がいなくて、じゃあFHならちょうどいいのではないか、というのは無論、口実です。そう、前から欲しかったんですよ。でも、あまり使わないFHに10万も20万も使えないので、ここは中国製楽器にしてこれはわずか3万5千円。以前オークションで売って溜めておいた闇資金(?)を投入しました。早速家で吹いたら、付属のマウスピースではトランペットのような固い音がしてなんだかこれでは「単に輪郭のぼやけたラッパ」でしかありません。楽器屋がつけてくれたバックのマウスピースは深くて渋い音がしそうなものなのですが、これはなんとシャンクが細くて楽器に入れるとグラグラ。なんじゃこりゃ。仕方なく、クラフトテープを巻いてはめ込んで使ってみましたが、やっぱりいまいちなんです。バックボア(マウスピースから出て行く円錐状の管のところ)からマウスパイプ(楽器の音程に影響が大きい、息の入り口)のつながりが悪いとダメなんですね。そこで、ヤマハに行ってFH用のマウスピースを新たに購入。これが8400円もしまして、楽器の4分の1相当とは..18F4Nという大きな口径、深いVカップのマウスピースで、後で5重奏に入って合わせてみると音が地味すぎて目立たないなー。もっと軽いタイプにすればよかった。ところで、楽器そのものですが、これがけっこう音程もよくて、高い音も案外鳴るので吹きやすいです。しかし各部の仕上がりはいいかげんなもので、ベルの叩き方にはムラがあるし、メッキも一部で荒れています。まあ、3万5千円なんで仕方ないですね。23日のイヴェントが終わったら売り払ってしまおうかと思っていましたが、面白そうなのでしばらく使ってみます。
さて、その練習後に、ミューザ川崎のホールオペラ「カルメン」に行きました。
ビゼー/歌劇「カルメン」 ハイライト (仏語公演)
指揮:ユベール・スダーン
管弦楽:東京交響楽団 合唱:晋友会合唱団
ナビゲーター:永井 美奈子(フリーアナウンサー)
カルメン:腰越 満美 ドン・ホセ:経種 廉彦
ミカエラ:林 正子 エスカミリオ:黒田 博
レメンダード:吉田 伸昭 ダンカイロ:鹿野 由之
フラスキータ:小林 菜美 メルセデス:杉野 麻美
舞台後方の迫(せり)を歌手用の演技スペースにして、そこで簡単な演技をつけ、照明も色をつけながらの進行です。オーケストラは舞台の手前に通常のオケ配置に近い形で陣取っています。編成も大きめ。スダーン氏の指揮は速めで明快。オケもテンポや強弱の指示に忠実に従っていて機能的でよく仕上がっていました。内容は、ハイライトということになっていて少年合唱が必要な箇所はカットされていたり、オケ別働隊が省略され舞台上のオケが演奏したりしていました。字幕がない分、アナウンサーがあらすじなどを補足するんですが、どうも、私の感覚ではこの永井さんって声が軽くて感情を込めようとすればするほど、何か浮いてしまっているような気がしますねぇ。申し訳ないけど、字幕の方がよかったです。私の好みの問題なんでしょうけど..一方、歌手陣は粒揃いという感じ。どの方もよく声が通るし、制限された舞台スペースですが動きも適切だったのではないかと。4幕の大詰めはハイライトとはいえやはり息詰まる展開だし、つい引き込まれてしまいました。安価なチケットでオペラが楽しめる、よい企画であったと思います。

★05年11月18日
大分に出張に行き、会社に戻って、仕事を適当に打ち切って帰宅、その途中ケーキ屋で誕生日のためのケーキを購入。今日は別に配偶者Sや私の誕生日ではありませんが、うちでSの友人たちを呼んでのパーティ中で、その中に一人、誕生日の人がいるのです。もちろんいい大人ですからろうそくを三十n本(n=自然数)立てるわけにも行きません。すると、ケーキ屋に数字型のろうそくが。これはいい。おもしろい。これがまた、大きくて目立つんです。ケーキに乗せるとケーキの箱に入らないので、家に帰ってから自分で乗せてくれ、と言われました。なるほど。というわけでそれも買って、パーティを盛り上げることができました。よかったよかった。

★05年11月12日
久しぶりに忍野八海に行ってきました。富士山の湧き水が出ている池なのですが、何年ぶりかなぁ、入社しばらくのときに来て以来だから10年以上は経っています。午前中雨という予報でしたが予想より早く晴れて、午後は良い天気に恵まれました。ただ、風が強かったので、水面に映る景色と水草を一緒に写し込もうという意図は挫かれてしまいました。それでも現像結果は色もよく出ていて良かったです。ここのところデジタルに走っていたので、ポジフィルムの色が新鮮です。その後、山中湖に行ってボートを漕ぎました。これなんて、たぶん20年以上やっていないかも?..風に流されてなかなかたいへんでありました。
帰りは早めに出たので欲を出して道志道を通ったら、道志を抜けた後で大渋滞。夜の品川管弦楽団の演奏会に遅刻してしまいました。品管のYI君、ごめんなさい。
というわけで、夜は品川管弦楽団の演奏会です。
品川管弦楽団 品川区民秋のコンサート
きゅりあん 大ホール
指揮:工藤 俊幸
リスト/交響詩「レ・プレリュード」
ブルックナー/交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
上にも書いたとおり、渋滞に巻き込まれてリストどころかブルックナーの1楽章も聴けず。1楽章の終盤のころに到着し、フォワイエのモニタースピーカからの音を聴いていました。ホールの人が、「あと○分くらいで入れますので」とか、「こちらのドアから」と客を誘導したり、最近のホールって実に親切ですね。そういえば先日東芝フィルの演奏会でも各曲・各楽章の推定演奏時間をホールの受付担当に出していました。なるほど、あのデータはこうやって使っているのかと実感。ところが、2楽章のところで入ってみると、案内されたドア付近には空席がなく、ありゃま、なんと反対側のドアのあたりに空席があって、そこまでひっそりと移動して(演奏が始まってしまったので)着席しました。演奏は、分かりやすいテンポ設定で、特にヴィオラががんばっていました。2楽章ということで特に気合が入っていたのかも知れません。3楽章のキレもなかなかのもので、良い演奏だったと思います。4楽章が曲が元々分かりにくい(私だけかも)のですが盛り上げ方もしっかりしていてオケ全体がよく鳴っていたと思われました。トランペットの1stの方はきれいで明るい音ですが、たぶんC管なんでしょうけど、上のEsの音は替え指を使って音程を正しく取ってほしかったかな。全般にその音が低すぎたので。
終演後、ホルンのYI君、気仙沼から来たYK君(いずれも東北大の同期)と飲んで帰ってきました。久しぶりだったのでかなり盛り上がりました。

★05年11月11日
仕事を強引に片付け、いや..打ち切り、チェコフィルの演奏会に行きました。
チェコ・フィルハーモニー演奏会
ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:シャルル・デュトワ
ピアノ独奏:小川 典子
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番
チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調
デュトワ氏って、N響の常任をやめて、他のメジャーオケに行ったかと思ったら、このチェコフィルも常任とかそういう地位ではないようですね。日本ではそれなりのブランドであるチェコフィルとこの指揮者ですが、ミューザの客席は7割くらいの客で、少々寂しい感じがあります。私は友人HA君と4階センター席の最後列に座りました。ここは既に経験があり、舞台が遠く、音があまり届かない印象がありますが、まあ安いので(会員価格6300円)良しとします。
舞台配置は、弦楽器が迫(せり)を上げずに乗っていて、これは次のピアノ協奏曲のときにピアノを移動するための配慮か、元々ここのオケの配置としてこうしたいのかも知れません。ただ、このホールは上下方向に大きな空間があるので弦楽器も迫を上げる方が客席には届きやすいように思われます。グリンカが始まりました。少し遅めのテンポです。チェコフィルらしく、弦楽器の音に味があって、私は好きですね。金管はわりと静か。普段、ムラヴィンスキー/レニングラードという麻薬のような劇速・ダイナミック演奏を聴いているので、他のどれも安全運転風演奏に聞こえてしまうのは私の悪いところです。
ピアノ協奏曲への楽器移動は案外のんびりやっていました。オケ全員が舞台から降りて、1st/2ndヴァイオリンの椅子を全部がばっとよけて、ピアノを通しています。つい数日前に、時間がないので楽団員を全く退避させないでピアノを前に持ってくる配置を考えてやっていたので、これがいかにものんびりした動作に思えます。やはり7-8分くらいはかかってました。まあ普通のお客様にはどうでもいいことなのですけど。さて、曲ですがこれが私にはあまりよく分からない曲で、いやプロコフィエフは苦手でも何でもないのですが、ずーっと、無限に続くようなぐるぐる動き回る曲はあまり好きではないのです。しかし小川さんの気合は十分伝わってきましたし、テクニックもいつも通りすばらしいものでした。チェコフィルとの息も合っているようで、ここらへんはやっぱりプロの上手さですなぁ。私なんぞ、チャイコフスキーの1番という超メジャー曲でヒイヒイ言ってましたから..比べるなって..
休憩をはさみ、後半はチャイコフスキーの交響曲第4番です。チェコフィル、チューニング中けっこううるさいですね。なんだかアマチュアみたいです。舞台に上がって、コンサートマスターが立ってオーボエ奏者にラの音を要求し、それに皆が合わせて行くというこの作業、アマチュアだとついつい他の音や曲の一節などを出してしまい舞台上に音がごちゃごちゃに混ざってあまりよくないとされています。プロだとこれをごく簡潔にやりますが、チェコフィルの皆さん、けっこう音が大きいし、なんとトランペットはヴィヴラートかけて音を揺らしているし、挙句に交響曲第4番冒頭のラ♭の音を確認しているし..チューニングのラと短2度でぶち当たって気持ち悪い..ま、たいてい舞台袖で既にチューニングはしているでしょうし、これがこのオケのカラーということでしょうか。指揮者が登場し、曲が始まると、テンポがむちゃくちゃ遅い!。冒頭のホルン、トランペットと続くファンファーレがあまり効果的に聴こえないような気がしました。トランペットは大音量が必要な箇所は倍管の4人でやっていましたが、その割りに音量を感じないのは、我勝ちに音を出さないのもさることながら、少し後膨らみに吹くのも一因のようです。最近のパリッと吹くトレンドからすると物足りないかも知れません。テンポは弦楽器のメロディになっても粘り腰でたいへんに遅く、8分の9拍子に付点のリズムが入った旋律はウニョウニョと動いて、こんな感想は言っては悪いけど少し疲れる感じ。そもそもチャイコフスキーがあまり好みではないので、つまり私の先入観がいけないのでしょうが。1楽章が遅かったせいか、2楽章がむしろあっさり目に感じるところが不思議です。3楽章のピチカートはなかなか良かった。終楽章もテンポは遅めで、金管楽器にはちょっとつらい感じが漂い始めていましたが、最後の最後で爆発的なパワーが出て、ここらへんはさすがに一流のプロではあります。
アンコールはチャイコフスキーの「白鳥の湖」より第1幕のワルツ。これのためにトランペット奏者はコルネットを舞台に持ってきていました。元々遠めに聞こえていた音がさらに遠くなってしまったので、その点は残念でしたが、なにはともあれ、この曲は長い!。チャイコフスキーの4番の後アンコールでやるにはかなり重い曲ではありました。よくやるわ。
というわけで、まさにお腹いっぱい、といった感じでホールを出ました。ホールの下にある居酒屋で少し飲んで帰りました。

★05年11月7日外国語禁止
どうでもいい話ですが、昨夜居酒屋で撮った写真を右に。外国の方々が主として肉体労働に従事しているのはもう周知の事実ですが、昨晩行った居酒屋の店員もほとんどが外国の方でした。んで、インターホンの上に「外国語禁止」の表示が。座敷・厨房とも外国語を話す人になると、通信が母国語になるんでしょうかね。しかし、日本語メニューをわざわざ言い換えるのだろうか。ちょっと聞いてみたいところ。ちなみに、日曜の夜、閉店間際のためか、店員の皆様、たいへん愛想が悪かったです。外国人だから、と言うつもりはありません。
ところで、先日、獅子座の星オペラの公演のDVDが届いたのですが、序曲が終わったところで2幕に飛んでしまうという..メニューから見ると1幕も見られるので、データ自体はあるんですがね。こういう状態でリリースしないで欲しいなぁ。DVD-Rに3500円もとってこれでは..DVDプレイヤの操作などほとんどできないうちの親には、このディスクはちょっと厳しいですね。

★05年11月6日
東芝フィルの第23回定期演奏会でした。1617名様のお客様にご来場いただき、誠にありがとうございますました。ああ、数字はちょっとあやふやです。いま、正確に言うと11/7の午前2時を回ったところで、アルコールがかなり回っております。
というわけで、今日は朝から時間を読み違えて、歩いても15分以内に着くはずのホールへは自家用車で行きました。ホールの地下に公共駐車場があって、そこに入れずに搬入口に入れて自分で駐車許可をしちまえば終日停めてもタダ、なんですがそれはもう明らかに職権濫用の謗りを免れません。なので、一般の有料スペースに向かい、入庫は配偶者Sに任せて私はホールへと駆け上がりました。幸い間に合ったのでまあいいということで..舞台配置は順調で、もう皆さんこういうことには慣れているんで楽です。リハーサルはいつもの通り延びてしまい、それより何より、弁当の納入の人が迷いに迷ってしまい、携帯で場所説明するのって、実に面倒ですな。公衆電話からかけてくれると、近くに何か目印(店とか)があったりするわけですが、携帯持って、建物の奥深く(しかも別の建物)にいると、「いまどちらですか?」「えーっと、エレベータの前です」って、そりゃ分かりませんよ。それで、舞台スタッフとの進行打ち合わせ時間が取れないまま自分のリハーサルの出番になり、てんやわんやの気分のままステージに。まあ自分の実力を棚に上げてしまいますが、やっぱり若干集中力が落ちるのは否めないです。こういうのは専従にするのがいいですね。でも、スタッフの方のたいへん丁寧なご助言、迅速なご対応も頂き、最後に指揮者をステージに送り出したとき、私の想定タイムスケジュールより1分早まっていました。今回は曲が少し長めだったため、片付け・退館が厳しいのが分かっていたので、この予定通りというのは本当に嬉しかった。と、実は予定外のことが..弁当のゴミの回収業者が来ていない..この方はなんと客席側の入り口に着いてしまい、仕方ないので駐車場にまた戻り、台車を取って来てゴミを積み込み。とはいえこれも予定退館時刻までには終わり、搬出トラックが出たのも退館時刻丁度くらいだったので、まずまずうまく行ったかと思います。実はステージマネージャというのは高校のブラスバンドで演奏会を仕切って以来なので、実に21年ぶりですねぇ。それ以降は大学では写真係だったし、社会人になっては意外と、こういう事務の仕事に当たらないで過ごしてきたので、今回いろいろと勉強になりました。まあでも、高校のブラスなんて、曲の中で照明変えたり、入場の仕方、壇上で立つときのポーズ、楽器の持ち方まで細かく決めてましたから、それに比べればクラシックのオケの演奏会は照明は客席の上げ下げだけ、入場のタイミングは決めますがあとは成り行きだし、そんなに難しいというものでもないですね。いや、だからといって今後もステマネやりたいというわけではありません。
ステマネをやっていて感動したのは、ソリストの小川さん、スタインウェイジャパンの調律のMさん、ホールの舞台スタッフ、ホールの事務局の方々の物腰のよさです。何か、本物のプロフェッショナルの方は、余裕度があって、臨機応変でかつ丁寧ですね。私、ステマネは無論初心者ですが、会社の本来の仕事でこんなに出来ているだろうかと..
ところで、演奏はどうだったんだ、という話ですが、自分の出番のピアノ協奏曲は個人的には冒頭から外してしまい、やらかしてしまった箇所はちと多かったと反省しています。しかしソリストの小川典子さんの迫力のピアノは、客席の拍手を自然と呼び起こすほどのもので、素晴らしかったと思います。終演後のアンケートで楽章間に拍手が起こることを「客のレベルが低い」と書いている人がいましたが、私が思うにこれは間違っています。欧米じゃ、拍手どころかブーイングまで食らうのです。正直に、出来不出来を判定して良いのです。日本人の聴衆マナーは世界的な奏者からも「良い」と評判ですが、少々マニュアル主義的で、常に静かであることを追求しすぎるようにも思います。要するに、最初から決め付けてしまうのはよくないのでは、と私は思うのです。
(上記のアンケート回答を書いた人は、客がチャイコフスキー/Pf協の楽章構成を分からずに拍手したと思っているのかも知れませんが、それを言ったらシベリウスの交響曲だって楽章間に拍手が来るわけで、実際はそうではなかったので、拍手した人は楽章ごとに良かったと言ってくれていたのだと私は思います)
で、他の曲は、というと、ステマネで舞台袖にいたので曲は小さなモニタスピーカの音でしか聞いておらず、細かいところはよく分かりませんでした。全体の流れとしてはなかなか良かったと思います。
終演後、飲みに行くわけですが、1次会の立食では立っているのがつらかった。硬い革靴で走り回ったので、すっかり疲れてしまいました。いや、その前に自分の体重を落とせ、ということですかね..3次会まで行って、タクシーで帰ってきました。1000円くらいで帰れるのは実に楽です。ちなみに、ホールの地下駐車場に停めた自家用車は終演後Sが家に運転して帰り、Sは1次会に遅刻することになりました。やっぱり、朝は余裕を持って出発すべきなんだ、という当たり前なことを改めて認識して、今日の日記を終わりにします。

★05年11月5日
明日はいよいよ東芝フィルの本番です。チケットは最上階あたりか、P席(舞台の後ろ)しか残っていないようで、かなり売れたようです。ありがたいことです。ただ、明日は天気が悪いようなので、チケットを買ったはいいが面倒だ、という人も出てきそうな感じ。アマチュアの演奏会だと、チケットは安かったりオケの団員から無償でもらったり、そうすると天候に左右されるんですよ。まあだからといって高いチケットにして売るわけには行きませんが。天候に左右というのは、お前の友人知人が薄情なだけだ、と言われそうですが、長年やっているとやっぱりこの傾向はあるように思えるのです。いま気にしても仕方ないですから、なるべく多くの方がいらっしゃることを祈りましょう。ところで、今日の練習はたしかに本番前の気合が感じられてなかなかよかったと思われます。もうちょっと早くから出来てたらいいのに、という場面もありますけど。
今回の演奏会ではステージマネージャ、つまり演奏会の進行管理を担当することになりました。元々は裏で糸引く、いや裏方の事務処理をやるのが性に合っているのですが、今回はステマネを頼んだ人が急遽都合悪くなり、さらに後任を探してことごとく断られ、じゃ自分でやるか、というわけです。自分の出番のときは別の人に舞台袖に居てもらうしかありません。この入れ替わりなどがまた現場でどうなるか、今からちょっとどきどきしています。団員は演奏会に慣れているので、そんなに進行上大事故はないと思われ、気楽にやるつもりです。
というわけで、ホールへの荷物送り出しをして、居酒屋でちょっとだけ飲んで帰ってきました。いつもは帰ってきて倒れ込む(ちと大げさ)ほどに飲んでますが、今日は早くて、21時半には帰宅。webネタを編集してもまだ24時前ですからこれは本当に早い。というより、毎週これくらいに帰って来い、ってことですね。

★05年10月31日
ある行きつけのカメラ屋がスタンプカードを廃止するというので残念に思っているのですが。といきなり書いてもわかりませんね。つまり、500円で1個ハンコを押して、10個溜まると500円分の商品券(そのカメラ屋で有効)をくれるという、概ね1割引くらいの制度なんです。で、なんでもこのカードで不正をする人がいたそうで。ハンコを偽造したんでしょうか。でも、この店って店員は2-3人くらいで、不正して得られるものはデパート商品券でもなんでもなく、この店でしか使えない。となれば突然スタンプがいっぱいになり始めたお客は怪しまれること必定、もらった商品券を使いに、また顔を見せに行かねばならないわけで、間抜けですよね。そのおバカな客を恨みます。
ところで、今日は大分に早くから行かねばならなかったので、早朝、6時35分の大阪行きで飛び、そこから乗り継ぎで大分まで行きました。4時半起きなんて、旅行に出かけるためとか、時差で仕方なく起きたとか、そんなくらいなのでちとつらかった。でも、午前中の会議は全く問題なくすっきり話ができたし、なかなか有意義でありました。午後、食事をして空港に戻ってからが眠くて、待合室で既に寝ていました。行きの飛行機で2時間、帰りで1時間ちょっと、待合室で30分、これだけ寝ると案外回復するようで、会社に戻って仕事が捗りました。

★05年10月29日
先週に続き何もない土曜だったので、日本カメラ博物館で開催された米谷美久氏の講演会に行ってきました。座談会にも行ったのにまたかい、というわけですが、結果から言って面白かったです。話の内容はオリンパスの歴史からペンシリーズの開発まででした。歴史に関してはいかに米谷氏といえども創業者ではないのでときどきつっかえたりしてましたが、入社するときの経緯、その後の開発秘話は滑らかでありました。元々記憶がよいのか、詳細な記録を持っているのか分かりませんが、既に出版されている書籍がたいへん詳しく書かれていて、それを読んでいる私には、事実関係はほぼ95%以上知っているものでした。それでも、本で読むのと本人の口から聞くのとではリアリティが段違いで、貴重な体験であったと思います。それと、いまどきの人へ向けたメッセージだと思いますが、キーワードとして「ヴィジョン」「フィロソフィー」「二つの壁」というのがありました。ヴィジョンとは夢、と言い換えられるもので、まずは夢をもって、それを実現するために確固たるフィロソフィー(哲学、あるいは信念ですかね)を持つこと、そしてぶちあたった壁を乗り越えろ、というわけです。壁とは目に見える壁、つまり製品開発では技術的に困難な事象、それと、目に見えない壁、常識の壁(過去の価値観など)だというのです。あります、こういうのは。物理的な壁はともかく、会社で仕事をしていて困るのはやはり後者、常識の壁ですね。それは前例主義であったり、既得権益、セクショナリズム、個人間の好き嫌い、単にめんどくさいみたいな話、いろいろです。米谷氏はこれを技術や使い勝手に裏打ちされた説得、そして実際に売れているという実績で乗り越えて来たわけで、説得力がありました。そして、米谷さんが活躍されていたころの時代背景も影響していると思いますが、Pen-EEを出すかどうかのときの営業本部長とのやりとりは圧巻で、わざわざ平社員のところに「このカメラは売れない、やめておけ」と説得に来て何時間も議論し、翌日試作機を触った途端「これで行こう」となってしまうのは当時のオリンパスの社内の風通しのよさを感じます。従来の価値観だけではなく、カメラの本質を基準に物を考えて、扱える客だけが買えばいいではなく誰でも写真が撮れることの重要さを悟って方向転換をするなんていう素早さは、いまの、分業が進みすぎて判断が遅れがちな大企業ではあまり見られなくなってしまったと思われます。そうならないよう、自分の仕事ではすっぱり進めたいところではあります。ま、技術的説得力がないから難しいなこれは..
さて、講演会は20分ほど延長されて、最後に質問コーナーが設けられましたが、OMのリヴァイヴァルなんて、さすがに夢を持ちすぎなことを言っている方がいてこれにはちょっと。米谷氏もこれにはきっぱり「ありません」と答えていました。そもそも経営からも退いて顧問という肩書きになっている現状では、米谷氏に「やれます」ということはできないわけで、常識の壁を破れと言ってもこれはまあ。最近は大量生産向きではなく、少量生産でもペイする金型技術などもあるようですが、ニコンがS3やSPをリヴァイヴァルしているのも結局売れ残っているわけで、オリンパスが再生産しても、高かったりオリジナルと違ったらやっぱり売れないということになってしまうでしょう。
終了後、サイン会になりましたが、私は既にサインをもらっているので会場を後にして、カメラ博物館の方に行きました。いま、特別展でオリンパス展をやっているのです。歴代のカメラはほぼ見ているのでそれはいいので、お目当ては試作機です。MDN(OMシステムの原型となった1機能1ユニットの合体カメラシステム)は写真でみるよりずっと小さい印象で、米谷さんが座談会で「接合部などを考慮すると大きくなる」と言っていたほどには大きくないと思われました。カメラのシャッター部とフィルムバック部を合わせると立方体のようでゴロンとしていますが、考えようによってはこれは、カメラバッグに縦に入れられる大きさで、要するに中望遠レンズをバッグに入れる程度です。うーん、これは実現していればなぁ。あとは、オリンパスの、ペン時代からのTVCFが流れていて、OM10くらいからは私も記憶があります。なんかいい味出してます。それに、驚くのは1機種で何種類もCFがあること。いま、カメラでTVコマーシャルなんて、本当に一部の売れ筋くらいしかないですね。
常設展示では歴史的カメラに認定されたものの展示や、カットモデル、分解して部品ごとに並べたものなどがあります。部品は、私は職業柄、最近のカメラでは半導体に目が行くのですが、一応製品名が消されていたりしますね。でもね、これって製品名だけではなく、その下にあるいろいろなコード類も消さないとどこのメーカか分かってしまうんですね。消すなら徹底しないと。とはいえ、カメラが出たら、即、他のメーカは買い入れて分解しているだろうし、どこのどんな半導体を使っているかなんてもう業界内でも公知なんでしょうね。
それはさておき、カメラ博物館って、カメラ好きが来るところなのに撮影禁止なんですね。固いなぁ。展示品保護とかいろいろあるでしょうが、幻滅であります。

★05年10月27日
千葉ロッテが優勝しましたねえ。それはいいんですが、なんで楽天がセールやっているんだ..ネットセールですが、まあ要するにどこが勝ってもやるのかな。そのうち、自分のところが勝ってセールしてもらいたいところです。
ここのところ雑務があって、夜寝る時間がかなり減っています。来週早々にまた大分出張があって、これが午前の会議で、朝一便だと間に合わないんですね。それで、6時35分の大阪行きに乗って、そこから大分に飛べば間に合うのですが、不思議なことに、大阪経由の方が運賃が安いという..羽田−伊丹は競争が激しいから、9500円で乗れるんです。そしてそこから大分へは12000円ちょっと。大分へ直接飛ぶと23000円なんで1000円くらい安いのか。確かに、羽田−伊丹、こんな朝早くの便のB747がほとんど満席なんだからたいしたものですね。関係ないけど、先週大分から羽田で乗ったB767、古い機材だったようですが椅子のリクライニングがびっくりするほど倒れました。エコノミーであんなに倒れたら迷惑だろうに..後ろが小さい子供だったので、頭をぶつけたりしてはいけないと思い、少し戻したくらいです。今度、一番後ろに座って寝ることにしようかと思いますが、そうすると壁があってダメかな。

★05年10月24日
結局、大分出張ではweb原稿を書く時間がなく、日曜にオケ練習の降り番時にパチパチを原稿を入力していました。しかし3日目の文章がようやく半分。ああ終わらん..挙句に、21日に買ったGR digitalがあまりに気に入ってしまい、急遽その作例アップを優先してしまいました。明日からまたオーストラリアの原稿に戻ります。
ところで、先日、タムロンブロニカがブロニカRF645の生産終了を発表しました。RF645とは、レンジファインダー(距離計連動式)をもつ、レンズ交換式の中判カメラです。フィルムは6cm幅で、縦位置の6×4.5cmの画像が得られます(厳密には縦横それぞれ4mmくらい小さい)。このカメラは、中判というフォーマットでありながらカメラが小さく、取り回しがよいカメラです。一眼レフだと大きくてゴロンとしますが、このカメラは小型の上に、作動音が小さく、振動がほとんどないのでブレが少ない良いカメラなのです。しかも、レンズがこれまたよく写る。そんなよいカメラがどうして生産中止になるのか、というとそれは銀塩写真そのものの需要の減少でしょう。まあ、スタジオとかで撮る人は既に持っている6×6かそれ以上の一眼レフや大判でいいわけだし、新たに買うアマチュアもある程度行き渡ったら売り上げが鈍化するのも分かります。このカメラは、RF式ということもあって望遠レンズは苦手で、当初予告していた135mmレンズが結局発売できなかったことも不振の一因になったと思われます。RFのファインダーに撮影範囲を表示する枠が必要なのですが、それを135mm用から100mm(後日代わりに出たレンズ)に改造するというのも費用が嵩んだと思います(無料だったので。しかも、その100mmレンズも売れず、早々に姿を消した..)。ユーザとしては、こういうカメラを出してくれたこと自体に感謝しなければならないのでしょう。まだまだ使えますから、今後も愛用します。同じく、生産中止になったアグファのRSXというポジを詰めて、どこかに撮影に行こうかと思っています。

★05年10月19日
ここのところ、更新作業に時間を割けなくなってきております。オーストラリアは明日大分に出張なので、ホテルで文章書きますか..会議が早く終われば、飲みを断ってホテルに篭ることも可能なのです。どうも最近、飲むとすぐに眠くなるし、夏の間、皮膚を悪くしていたので職場関係の酒の席は極力断って来ました。あと、話題がどうしても愚痴っぽい方向なのもあまり行きたくない原因の一つですが。週末に何とか3日目をアップできれば、と思っています。
オケ関係では、東芝フィルの23回定期が近くなってきました。今回は売り上げが順調のようで、チケットぴあに出しているもの、会社の売店に出しているもの、それぞれ大した数ではないですが即完売。会社関係やOBなどへのチケットもかなり出ているようで、通常の市民オケとかに比べると贅沢な悩み、つまり団員が知り合いなどに配るチケットの融通がなかなか難しい、というほどになっています。ありがたいことです。一方練習は、ソリスト小川 典子さんとのピアノ協奏曲の合わせがあって、非常に緊張感のある厳しい練習ができました。本番はこれ以上に注意して演奏したい。シベリウスは曲への馴染みが浅いところが若干あるけど、本番に向けて多分、気持ちが盛り上がって行くことでしょう。アマゆえに毎度最高の練習が続くわけでもなく、やはりムラはありますので。
11月に東芝フィルの演奏会が終わると、次は1ヶ月で港南区ひまわり管弦楽団の本番です。こっちは、ようやく譜面の内容が確定し、これは「白鳥の湖」の抜粋なんですが、演奏する曲がどれか、順番、カット位置などがまとまったところです。わがトランペットは他の楽器に比べて休符が多いので、途中カットがあっても影響が少ない(あー、ここの休みのどこかがカットね、くらいの認識)から楽なもので、他の楽器がなかなか譜面を確定できないでいるのをもどかしく聴いています。ま、その分、譜読みをしっかりして、間違えないように、もっと音を良くするように、と努力したいところ。ついでに、他のパートの方の理解を深めてもらうために、「ひまわり版 白鳥の湖」のCDを編纂しました。カット部分も忠実に再現した逸品(?)です。しかしカットした部分は、その前の響きが残っているので、厳密には繋がらないですねー。当たり前ですが。

★05年10月13日
ワンテンポ遅れて流行に染まる傾向にあるわけですが、私。先日、電車の中吊り広告に「ブログの女王 眞鍋かをり」という文字を見て、遅まきながら検索してびっくり。ハマるオヤジ続出、だそうですが、めでたくその一員になってしまいました。
http://manabekawori.cocolog-nifty.com/blog/
なんかね、内容もさることながら、文字の色、大きさ、改行のスペースまで駆使しての、絶妙の「間」が面白い。見習いたいけど、まあこれは無理ですね。私はやっぱりつらつら並べるしか能がない。これはこれで個性と思って..
それはともかく、9月25日の記事に出てきた「もすかう」に大爆笑してしまいました。って、深夜に独り、配偶者を先に寝かせてこんなのを見ていてはいかんか..いや面白いです。保証します。直接リンクはやめてくれとあるので検索してみて下さい。一発で私の見たのが出ます。既に有名になって騒ぎも引き起こした「マイヤヒ」もそうなんですが、この「もすかう」も曲想は「短調」です。悲しげな調だけどノリがいい。不思議な曲であります。

★05年10月10日
起きたら昼でした。今日はコンセール21管弦楽団の演奏会に行くつもりなのですが、ちょっと遅刻しそうな時刻です。配偶者Sは都合が悪いので私一人で出かけることにしました。
コンセール21管弦楽団 第30回定期演奏会
モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲 K.620
モーツァルト/オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調 Op.64
オーボエ:松川 亜紀子
指揮:玉置 勝彦
なかのZERO 大ホール

案の定、遅刻してしまい、到着したときには序曲の展開部でした。このホールは初めてですが、駅から歩いて前方右手に見える建物がけっこうボロいので、こんなところか、と思っていたらそれは西館という小ホールで、もうちょっと行ったところに大ホールがありました。正確には「中野区もみじ山文化センター本館」と言うようです。センスが..
さて、遅刻したので2曲目から入場ということになります。ホールは奥行きがあまり長くなく、客席は横に広がっている感じです。2階席は閉じられていたので1階の後方に座りました。2階席が張り出している下で、あまり音が飛んでこないように思われました。曲はちょっとゆっくり目、安全運転なのか、あまり推進力が感じられません。また、オーボエのソロの音は線が細く、客席後方にはあまり届きませんでした。ホールの残響がけっこうあるので、オケの縦の線がずれるとそれが残ってしまい、ざわざわした感じがあって集中できず、こう書くのは申し訳ないけど私の趣味には合わない演奏だったと思います。それと、気になったのは右のブロックにいたオヤジで、なんと、オーボエのカデンツァの演奏中にチロリロリーンって、携帯電話で写真を撮っているのです..盗撮防止のあのヘンな音、こんなところで害をもたらしてしまっています。もう大馬鹿者で、即退場して欲しいところ。要するに自分以外はどうでもいいんでしょうね、こういう人。
メイン曲の交響曲はモーツァルトとは一変して、オケ全体に一体感が出てきて、なかなか良い演奏でありました。冒頭のクラリネットのソロは素晴らしかったし(ちょっとどこかのお子様が騒いでしまいましたが)、2楽章のホルンのソロも上手く行っていたと思います。全曲を通じ、ダイナミクスの変化があって楽しめました。トランペットは1番奏者とアシスタントの人が交代しながら吹いていましたが、アシスタントの方の方が音が大きく太いので、正奏者の方が無理をして吹いているように見えてしまい、その点は残念です。また、トランペットは全体の中でも少々突出しすぎのようにも思われました。ここのオケでは珍しい現象ではないかと思いますが、指揮者の指示か、あるいはチャイコフスキーということでかんばっちゃったんですかね。同じ楽器の奏者として気持ちは分かります。
アンコールはドヴォルザークのスラヴ舞曲第10番(または第2集第2番)でした。交響曲が大いに盛り上がったので、アンコールはむしろ要らないような気もしましたが。
終演後、中野のカメラ屋に寄って帰りました。

★05年10月9日
日曜だというのに朝から予定があって、なんだか眠い一日でした。まずは、オリンパスの本社で開催された、「特別企画 米谷美久と語る」に参加。これは、オリンパスのカメラ設計者でペンシリーズ、OMシステムなどの開発の中心となった米谷氏との座談会です。米谷氏の経歴はいろいろなところに出ていますのでここでは細かく紹介しませんが、カメラ業界では世界的に高名な設計者です。この座談会の模様は別のページに書くつもりです。一つだけ、開発時の苦労話を伺っていたときのこと。(色々な制約事項を調整・解決する手段を模索するとき)「それを『苦労』だと思ってはいい仕事はできません。楽しみにしないと」、これはぐさりと来ました。私は会社の仕事を苦労というほどやってませんし、さらに楽しみに思いながらなど、とてもできていません。感銘を受けるとともに、自分が何をやっていくべきかを最近考えないでやっていたことを反省しました。1時間の座談会はあっと言う間に終わり、座談会だけで10分近く超過して、さらにその後サイン会状態に..米谷さんはダイヤモンドペン(金属などに文字を書くためのダイヤモンドのペン先が付いているもの)を持ち歩いていらっしゃるので、カメラにサインを頂きました。それでも今日の出席者はわずか9人、オーストラリアでの講演会では参加者1600人、サインに並んだ人は400人もいたというから驚きです。設計者がこんなに有名になる例は稀有ではないでしょうか。元々オリンパスは宣伝下手ですし、米谷さんの顔でカメラを売っていたわけではないので、こんなに知られるのは開発した製品が愛されていたということではないかと思います。結局、オートフォーカス化の流れに乗り遅れたことと、銀塩高級カメラ自体が既に売れなくなりつつあった01年にOMシリーズは終焉を迎えることになるわけです。今はさらに競争が激化し、カメラに限らず低価格化、モデルサイクルの短期化で、開発に時間をかけることができなくなって来ました。これから、モノ作りはどういう方向に進むのだろうか、と思いながら会場を後にしました。
午後は神奈川フィルの定期公演に行きました。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第219回定期演奏会
横浜みなとみらいホール
指揮:現田 茂夫
チェロ:ナサニエル・ローゼン
ショスタコーヴィチ/交響曲第9番 変ホ長調 Op.70
チャイコフスキー/ロココ風の主題による変奏曲 Op.33
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ニ短調 Op.47
指揮者のプレトーク(最近、これ流行ってますね、良いことです)は開演ギリギリで聞くことが出来ませんでした。前の座談会が延びたのと、昼食をのんびり食べたのとがたたりました..会場は8割が埋まっており、まずまずの集客かと思います。当日券で入ったのですが、3階席のど真ん中で、視界はなかなか良いけれど、音はちょっと遠い感じがしました。特に、1曲目の交響曲9番が全体に安全運転志向で、テンポはゆっくり目、音はそんなに出さずに軽妙さに振ろうとした結果かと思いますが、1楽章の、人を小ばかにしたようなトロンボーンの「パ・パーァン」はもっと大げさにやって欲しかったところ。管楽器のソロはそれぞれかなりレヴェルが高く、特に2楽章のピッコロと4楽章のファゴットは素晴らしいと思いました。3楽章のトランペットはたいへんハキハキしてよかったのですが、最後のところでほんのちょっともつれてしまいました。残念。この曲は久しぶりに聴きましたが、楽しめました。
チャイコフスキーのソロを弾いたローゼン氏の演奏は今回が初めてです。初っ端から音がダイレクトに届いてきてびっくりしました。ただ、遠達性と引き換えに、音の輪郭が粗めに聴こえる箇所もいくつかあって、その点では好みが分かれるかも知れません。まあ、曲想とかけ離れた表現ではなかったとは思うので、あれも有りかとは思います。高い音から低い音まで、粒の分離がよく、至芸をみせてもらいました。
メインの交響曲第5番はですが、チラシやプログラムの1ページ目には単に「交響曲第5番 ニ短調」としているのに、楽曲解説では「交響曲第5番 ニ短調 革命」と余計な2文字が付いていました。もうそろそろ、この俗称はやめにしませんかね。解説の文章の中にも、革命との関連はコメントされませんし..そもそも、関係ないので当たり前ですが..さて、曲の出来は1曲目とは大いに異なり、気合が入って迫力も増していました。有名曲だけに演奏者も慣れているのかな。1楽章の弦楽器の高音の透明感は良かったし、とにかくオケ全体がよくまとまってダイナミクスも大きく、良い演奏だったと思います。トランペットの1番の人は1曲目とは違っていましたが、アシスタントを効果的に使ってよい演奏をしていました。何か、以前聴いたときより随所に良い点が増えたような気がします。各パートが機能的によくなっているし(特にクラリネット、ファゴット、打楽器は良い)、連携も取れてきていると思われました。今後も聴いてみたいと思います。
指揮の現田さんは明快な指揮で、やりたいことがよく分かりましたが、1曲目については私の好みからするともうちょっと締まった演奏がよかったかな、と思います。
その後港南区ひまわり管弦楽団の練習に。今日は自動車での移動ではないので、一日中楽器を持ち歩き、ちょっと疲れました。今日はトランペットはエキストラで出ていただくSW君も参加してもらって、サウンドも厚めに、なかなかよい練習になったかと思います。白鳥の湖は体力を使いますが、3人でちょっとずつ重なって演奏しているので、効率よく交代しながらバランスを追求して行きたいところ。実は元の楽譜では4人でやることになっているのですが、ひまわりの弦・管楽器バランスではトランペット4人は過剰だし、そもそも演奏会会場の舞台が狭いので、4人は乗りきれない可能性もあり、3管Verに編曲しているのです。これはどういう効果で演奏できるか、今後が楽しみです。

★05年10月2日
昨日の引越しですっかり疲れ切っていたところに、朝8時に運送屋が来て本棚と荷物を置いて行きました。そう、これは実家からもらった物件です。実家から府中に運ぶ他に、私の家や妹の家などに送るオプションもあったのです。廉価にやってもらったとはいえ、朝8時とは..ああ眠い。また寝てしまいました。
午後には東芝フィルのKK君、CKさん夫婦の出産お見舞い。夕方には結婚式2次会があるので、黒っぽいスーツを着て出かけましたが今日はむちゃくちゃ暑かったですね。昨日までは風が涼しかったのに今日はムッとする暑さです。某所の大病院でお見舞いというかお祝いをして、いやー子供はいいですね。我がことのように嬉しく、何枚も写真を撮ってしまいました。KK君は映像記録というものにほとんど興味がない人なんですが、これを機にDigital Videoを買って、うーん、似合わんぞカメラを構える姿が(笑)。ともあれ、おめでとうございます。
その後、見舞いに行ったメンバーで結婚式2次会へ。今日はダブルでお祝いであります。暑くて駅まで歩くのが面倒なので、会場までタクシーで行くことにして、と思ったらこういうときに限ってタクシーはいない..さっきまで何台かいたんですが。それで病院備え付けのタクシー呼び出し電話で手配したら、立て続けに空車が..しかも呼び出した車は一向に来ない。迎車料金まで加算されて時間がかかってしまいました。それでも受付時間には問題なく間に合いましたが。会場は赤坂のSUBIR(シュビア)というところで、1階から地下1階まで大きな吹き抜けの部屋です。今日は新郎新婦ともアマチュアの演奏家なので、出し物(3団体)は全て音楽演奏です。あまりに大きい会場で、弦楽器のアンサンブルには広すぎてよく聴こえませんでした。その点ちょっと残念。撮影はE-1に11-22mmズーム、ときどき50mmマクロで、FL-36という最新のフラッシュを使ったところ、良い結果を得られました。最近のフラッシュって、インテリジェントで精度もあって、こういう電子系のところは新しいカメラは便利です。つまらないことですが、カメラ本体の電源offに連動してフラッシュもoffになり、露出補正もカメラ側とは別にダイヤルで一発操作でき、なんだか便利すぎで他の機種が使えなくなりそうです。普段はほとんどフラッシュを使わない(今回も一部は非発光)ので、たまに使うフラッシュゆえに、操作性が練られているのはありがたいことです。
ちなみに、SUBIRの料理はなかなか良かったです。パスタの麺が若干ゆで過ぎの感はありますが、味は良いものでした。カリカリのポテトがいいすね..と安上がりな私。途中で出てきた特製オリジナル・カレーパンも良かった。お土産に売ってくれ、と言いたいほど。
その後、3次会になだれ込み、撮影結果をノートPCに表示して皆で鑑賞しました。デジタルのよいところはここですね。まだ銀塩と半々、いや銀塩の方が多いくらいですが、今後も使い分けて行こうと思います。

★05年10月1日
浦安の実家の引越しでした。まずは私の古いものを自分の車に積み込み、さらに実家の荷物で梱包しきれなかった(トラックに積めなかった)ものも積んで、父親を乗せて引越し先の府中へ。府中へはそれほど渋滞しておらず、トラックを追い越して先に到着しました。最近のマンションは共用スペースが公園のようになっていたりして立派ですが、しかし大型車両が駐車するスペースが全く無い!。駐車場への通路途中に停めていい、と管理人は言うのですがしかし今は土曜の午後、住人の車の出入が激しくて荷物を下ろすのも滞り勝ちで、余計に時間がかかってしまいました。私の車に積んでいたものは合間を見て部屋に運び入れ、これはまあ何とかなりました。それはともかく、一軒家から3LDKのマンションに引っ越すと荷物入りませんね。ソファーとか、エレヴェータに載らず、玄関を通れない!..結局、ソファは捨てました。もったいないですねぇ。
荷物を全て運び入れて、父を浦安に送っていくときは渋滞が激しく、2倍近く時間がかかりました。府中の家は中央高速に近いのですが、土日の朝夕は大変混むようで、便利なようでけっこう使いにくい感じ。運転が面倒になって、近くのスーパーだけで全てを済ませることになってしまうかも知れません。両親とも高齢なんで、まあ車はあまり使わない方がいいか。


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