★06年9月28日
川崎駅西口のショッピングモール、ラゾーナ川崎プラザがオープンしました。ちょこっと見て来ましたが、なかなか大きくて面白そうではあります。TV局の取材がいくつか来ていました。ビックカメラに寄ってみたところ、たいへんな人ごみで、なんでもオープンすると人が集まるんですな(私もだが..)。ただ、価格は別に安くもなし。こういう量販店って、いまやどこもほとんど横並びで、時々突発的に特定製品が安くなったり、型落ち品を特価で売ると称して客寄せをしている程度かと思ってます。少なくとも、私が興味を持つカメラの分野、特に交換レンズなどは新しく店を開いたからって値引きを大きくする意味もない。元々そんなに数が出るものでもないですから。新宿にビックができたときはヨドバシも対抗してポイント還元を増やしていたような時期もありましたが、川崎は新宿ほど競争もないかねぇ。でもちょっと期待しています。
ところで、ショッピングモールとマンション地区の間に新しく道路ができていました。その道路に面した公開緑地のようなところに、「堀川町工場創立80周年」とか「東芝ブラウン管発祥の地」という記念碑があって、その間には旧堀川町工場の建物の遺構と思しきレンガの柱が残されていました。今回のために作られたものではなく、元々東芝堀川町工場の時代に建てられたものです。これを見て「ほほうそうだったのか」と思う買い物客はあまり居ないとは思いますが、こういう碑を残したのは意外でした。何から何まで取り去ってしまうと思っていたのです。でも、これをやるくらいならここに科学館(小向地区の研究開発センター内にある)を移転すればよかったのに。って、そんなカネはさすがになかったのかな。
★06年9月22日
北新宿のレンズ研磨の名人、山崎さんのところに行ってきました。非常にいいひとなんです。職人気質で、しかし気難しいという感じではなく、好きなレンズの話をするともう止まらないという、本当にレンズを愛してらっしゃる方です。また、ここでレンズを直してもらった方々が後日、修理成ったレンズで撮影した写真をたくさん持ち込んでいて、それを見るに、古いレンズの実力というものが全く侮れないということを深く認識しました。さて、私が持って行ったレンズは曇っているものの、ピントは問題なく、それは山崎さんも一目見て「ああ、このレンズはピントはいいですね、でも、曇りは画質に影響ありますね。これは良くなります。」とのこと。コーティング(反射防止膜)の付加も依頼して来ました。山崎さんの工房は、一軒家の敷地の奥にあって、土間のところに研磨機や蒸着機、そして研磨用の型が所狭しと並べられていていかにも職人の作業場といった雰囲気。ラジカセからラジオの番組が流れていて、なんとも良い時間が流れている(意味不明)工房でありました。依頼したレンズは2週間ほどで仕上がるとのことでして、今から楽しみです。
★06年9月21日
昨日出品したオークション物件に入札が入り始めました。よしよし、売れてくれ。明日から3連休で、有楽町の交通会館では中古カメラ市が。日曜以外、予定はまったく入れていないので、ちっとばかり「視察」に行こうかな。このカメラ市、前はデパートの催事場でやっていましたが、秋の市はデパートからは撤退したようですね。春は銀座の松屋、夏は渋谷の東急東横(これは比較的最近に始まった)、秋はというと以前が新宿伊勢丹で、数年前に京王に変わって、これが交通会館に変更されたわけです。デパートの催事場の使用料がけっこう高いのでしょうかね。銀塩カメラ自体そんなに売れない状況だから、経費を絞るのはまあ仕方ないでしょう。ただ、催事場だと平日もあって会社の帰りにも寄れたんですよね。今回は休日だけですから、かえって行けない人も多いのではないかなあ。
明日は、大久保のあたりにいらっしゃるレンズ研磨の名人のところに、70年前の古いレンズの研磨依頼に行き、午後に有楽町、その後Sの見舞いといった行動予定です。そのレンズとはライツ(ライカ)のズマール5cmF2というレンズでして、1930年代のものです。そういえば、国鉄の技師長だった島秀雄氏の伝記を読んでいたら、欧州旅行中にこのレンズでナチスのイヴェントを撮った写真があり(中央で演説しているのはもちろんヒトラー)、そんな時代に活躍したレンズなのです。で、そういう古いレンズですから、いま市場にあるものはたいてい、キズがついたり曇ったりしているのです。それに加えてこのレンズの元々の特性で、被写体の後ろのボケ像が独特の崩れ方をするってんで、もやもやのボケ玉という評価が定着しています。ところが実際には当時の性能が出ていないだけなので、丁寧に清掃、再研磨などしてやると、大変優秀なレンズになる(戻る)というわけです。今まで、その研磨名人のところには行ったことがなかったのですが、依頼してみようと思ってます。外見はしょぼくて大したことがないレンズ(このあと、ズミタール、ズミクロンと改良版が出て、姿もカッコよくなった)なんですが、たぶん、すごいことになってくれると期待しています。
★06年9月20日
このサイトのカメラのページを覗かれた方には想像がつくかと思いますが、昔買ったカメラ・レンズなど、どうしても使わなくなってくるものが出てきます。それを、カメラ屋に委託して売却したり、インターネットオークションに出したりして、次なる資金にしたりしています。昨日、病院から帰ってカメラをしまうときに、ふと、使ってない機材に気付いて、急に売ろうと思い立ってyahooオークションに5点ほど出品しました。70年前のカメラから、15年くらい前の安いレンズまでいろいろあって、我ながらむちゃくちゃな買い方しておるなあ、と思います。でも、コレクターってほどではないんです。コレクターって、自分がいくつ持っているか分からないくらいでないとコレクターとは言えないそうで、部屋一つカメラ専用になっているとか、貸し倉庫使っているとか、そういや、阪神大震災のときに、2階にあったカメラ部屋の床が抜けて、1階に砂時計のごとくカメラ・レンズが落ちてきた、なんていう笑うに笑えない話もあったりするんで、私なんぞ駆け出しも同然です。なんて言っても世間の皆様からすれば「カメラオタク」の一言でしょうな..
そんなわけで、5点出品してます。私は、出品価格=最低落札という意識なので、入札されれば何も文句なく売ってしまいます。しかし世の中いろいろですから、高額なカメラを1円スタートにして、最低落札を設定するヘンな人もいます。最低落札、は、ここを超えないと落札の権利が発生しない(その価格は隠されている)ものですから、1円スタートってのは実質、客寄せ目的だけしか意味はありません。そんなことしなくたって、欲しい人は名前で検索してモノを探してますからね。1円だから入札しよう、たって、たいていは市価相当になってしまいます。あと、気になるのは、やたらと「激レア!」とか余計な言葉の多い人ね。レアでも需要なければ価格は安いですよ。本当にレアなアイテムは、形容しなくても自然と入札が集まりますからね。それと、新品より高いとか、他から買って即転売とか、いろんな人がいてオークションサイトは見ているだけでも楽しいです。
★06年9月18日
ひたすら待ち続けて、HP更新もしたし、レンズの分解清掃もしたし、ゴルゴ13も何冊か読んで、さて他に何するか、ナチュラルトランペットの練習でもするか、としばらく吹いていたら病院から電話が。産まれたか、と思ったら至急来いとの呼び出し。そのまま楽器を放り出し、車に乗って病院に駆けつけたら、なんとまあ見舞いの人たちの駐車場への列が隣の交差点まで続いている始末。179台も駐車できるのに。これは裏口に直接行くしかないと思うものの、2台前にパトカーがいるので右側通行して抜き去るわけに行かないなあ、といらいらしながら待って、警備員がいるところまで進んだときに事情を言って裏口に回してもらいました。呼び出しの理由は、子供が母体に対して大きいこと、逆子とまでは行かないものの頭の位置がずれていて出てこない、ということで、即時に帝王切開に同意。約50分後の16時40分ごろに取り出されました。36時間、ずっと痛みに耐えていたSはよくがんばったと思いますが、とにもかくにも、母子共に元気のようで安心しました。3450g、男です。女の場合の名前を考えていたのですが、男はこれからです。名前の本に出ているのが、あまりにカッコ良すぎて恥ずかしいので、どれを見ても納得が行かないんですよ。そんなわけで、これからしばらくは考える日々かと思います。
Sの両親、うちの両親とレストランで食事をして、先ほど帰ってきました。鏡の前に、ナチュラルトランペットがごろんと転がっており、ああ、そういや練習してたんだな、と思い出しました。
★06年9月17日
配偶者Sが出産のために昨晩というか今日の早朝というか、3時過ぎに入院しました。が、出産は遅れており、まだ時間がかかる由。こればかりは私には手も足も出ないので、家で祈っているしかありません。入院したのは川崎市立病院なんですが、ここは立会いはできないのです。ま、旦那は居てもあまり役に立たんってことかね..昨晩は眠れず、朝5時から2時間ばかり寝て、その後は一日中、家で待機。夕方にまた2時間ばかり寝ましたが全然寝た気がしませんな。Sからは午後と夜にに電話があり、今日は産まれないだろう、とのこと。そう、電話は本人がしてます。産まれた後も、本人が電話するんですよ。つまり、産まれて数時間してからですね。仮にいま産まれても、面会は明日の午後。うーん、長いですなあ。でも、家でぼんやりしているのは楽なもんで、産もうとしているSの苦労に比べればたいしたことではありません。待つのみです。
★06年9月16日
そろそろ配偶者が出産だというに、ここんとこ毎日更新して、mixiの日記もけっこう書いている..いいのかこれで!?。しかし、他の人に聞いてみても、これは人それぞれなんですよね。うちのは比較的のんびりしているし、そこに「どうだ、大丈夫か、」と四六時中言っているのもアレですし。ま、いざとなったら何日か更新止まると思います。そんなわけで、予定日を過ぎているのに兆候がまだはっきりしていないので、ここのところ、夜に散歩をしております。家の近くを歩いていると、通勤の途上とは違った街の表情がまた面白いですな。昨日は、ずいぶんと猫を見つけました。んでこれがまた、えらく人懐っこいんです。急に寒くなって、不安なのでしょうか。しゃがんでみると、頭や体を擦り付けて来るんです。中には、頭をぶつけてくる元気のいいのもいましたが。私、動物は飼ったことはないですが、犬でも猫でも、どちらも好きですね。うちは狭いからやはり、飼うわけには行かないのが残念です。
★06年9月13日
八景島のフィルムをスキャンしていたら、画面の3分の1ほどが茶色っぽくなって、暗い画像に。どうやらスキャナが壊れたようです。うーむ、けっこう使ったのでこういう事態も考えてはいたんですけどね。ミノルタ時代のものなので、その後コニカミノルタ⇒ソニー、と会社が変わっているんで、果たして修理可能なのか。受けてくれても、元々需要の少ないフィルムスキャナのこと、保守部品がないというオチになりはしないか。不安一杯です。とりあえずはEPSONのフラットベッドでスキャンして、八景島の写真は取り込み終了。フラットベッドは取り込みが早いけれど、厳密なピントを気にすると、ちょっと物足りないところはあります。しかし、中判よりは35mmの方が安定してますね。中判はどうしても画面が大きいので、フィルムの反りがあると画像が甘くなってしまうのです。かといって、この機会だから中判対応のフィルムスキャナを、というわけにも行きませんし(つまり、高い。)。悩みどころです..
★06年9月11日
先の土日に八景島、電気の史料館と行ったのですが、いずれもなかなか面白かったので、まちあるきのコーナーに上げるべく、文章推敲中です。八景島は写真の量が多く、しかも銀塩なのでスキャンなどちと手間もあるので、もうしばらく時間がかかりそうです。この間、あまり更新しないかも知れませんがご了承下さいませ。
★06年9月9日
八景島シーパラダイスというところに行ってきました。遊園地には全く興味がない、というよりあの手の乗り物は苦手なんですが、そんなわけで、水族館に行くことが目的です。頻繁には行ってないですが私は水族館が好きでして、ひんやりしたあの空間が何とも言えずいいんです。ま、夏の場合、涼しい、ってのも大きなメリットですが。今日は銀塩で撮ってきたので写真のアップは来週になりますが、OM-4TiBに16mmF3.5の魚眼、21mmF2、28-48mmF4、135mmF2.8、200mmF5と、けっこうな装備で行きました。広角は水槽を、望遠はイルカなどのショーを、広角ズームは建物や身の回りを撮るためのものです。これだけ持っていけばまあ撮れないものはないわけで、快調に撮影することができました。
さて、その水族館ですが、日中はやはりたいへん混雑しています。館内は暗いのですが、魚・動物たちを驚かせないよう、「フラッシュ禁止」の掲示が大きく表示されています。もちろん私はそれを見越して高感度フィルムを入れているわけですが、どうも日本語が読めない人(外国人、ではありません)もいるようで、ピカピカ光ってしまうんですな。これは不快です。だいたい、水槽から離れてフラッシュ焚いたら水槽が光って肝心のところは写らないってのに..さておき、人気の水槽の前はなかなか人が立ち去らないので見るのに時間がかかり、ショーの時間ギリギリに会場に着いたら立ち見になってしまいました。この立ち見のスペースはすぐ後方に喫煙コーナーがあって、煙が風に乗って来るので良くないですね。もういいかげん、大人数の集まるところは禁煙にして欲しい。ただ、立ち見の良いところは全体がよく見えること。水面下のイルカなどの動きがよく見えるし、水面上に出る場所やタイミングが予測できるので写真を撮るにはいいですね。もちろん、前の方の座席の水しぶきがかかるほどの迫力、はないですけど。ショーは非常に面白く、一糸乱れぬ演技(と言うのか?)には感激しましたが、司会進行のお姉さんがちょっと外し気味だったのは気になりました。こういうの、客を瞬時にノセなければならないので難しいです。声のトーンが高すぎて叫んでいるように聴こえるのがよくなかったのかも。スピーカ通してますからもうちょっとテンション下げてもいいんじゃないかと。
その後、ペンギンの散歩(といっても2羽)を見て、再度水族館に。17時近くだと空いていていいですね。じっくり見て、レストランで食べ放題して、島を1周して帰ってきました。食べすぎたので、川崎駅からも歩きました。
★06年9月7日
一昨日書いた、マミヤ645のポジをスキャンして作例を上げていますが、領収書をふと見てあれ、現像料が上がっている..8月にブロニカ645のポジを出しているので、どうやら9月から値上げのようで。120(ブローニー)のポジが750円って、けっこうな値段になってしまいましたな。前は550〜600円くらいだったような気がするんですが。なんと言っても、銀塩をやる人が少なくなっているからある程度は覚悟していますがね、値上げは悪循環の始まりでもある。値上げは、ライトユーザを離れさせる一因ですから。それでもコダックはまだマシで、毎日集配だし、ポジも翌日には来るのでありがたいです。フジなんぞ隔日ですからねぇ。当日できるはずの同時プリントも翌日に上がるポジフィルムも、まとめて翌々日になってしまうのはちょっと困りますよ。そういやフジの主要フィルムはヨドバシなどの量販店では9月1日から値段が上がっており、締め付けが厳しくなっていることをひしひしと感じます。私はデジタルカメラを導入してから撮影は銀塩・デジタル半々くらいで、最近はむしろ銀塩が6-7割くらいに増えているほどです。なぜかと言うと、配偶者が私を撮った写真を見ると、デジタルカメラで撮影して、画像をチェックしている姿が、どうにもショボくれていてオタクっぽくて(あ、事実か)、カッコ悪いんですよ。撮って、画像を見て一喜一憂するのが実は、撮影のテンポを損なっているのではないか、と思う面もあるんです。液晶モニタ見なきゃいいんでしょうが、どうしても見てしまう。なんか貧乏くさくていけません。いや、世の皆様ではなく、自分ですけどね。そんなわけで、一喜一憂は現像結果を家に持ち帰ってから、ということにしようと、最近銀塩の比率が高くなっているのでありました。どうか、銀塩フィルム、続いて欲しいものです。
★06年9月5日
たいてい、週末は何をするにもカメラを持ち歩いているのですが、先の土日はマミヤ645Proに55mmF2.8、80mmF1.9、110mmF2.8(日曜は150mmF3.5)というセットを持ち歩いていました。このカメラは今年の夏に販売中止になって、製造元のマミヤオーピーは9月1日付けで光学部門を売却してしまったわけで、それへのオマージュってわけでもないですが、少々重たいこのカメラは、その持ち運びの苦労を補ってあまりある写りをします。今回もよく写っていました。デザイン上も突出したものがなく、特段小型でもなく、しかし操作はしやすくてよく写る、良いカメラです。マニュアルフォーカスというだけで敬遠され、真っ先にラインナップから落とされてしまったのは実に残念なことです。でも、カメラの製造が終わったからといっていまあるカメラがなくなるわけではないから、今後も積極的に使っていこうと思います。
★06年9月3日
港南区ひまわり管弦楽団の練習中に。ある静かな曲で、ClのYさんがやおらスリッパを手に取り、「パチーン!」と一発。何やら、床を歩いていた黒い虫を叩いたようです。それにしても、曲が静かなだけにその音が大きく聞こえてなんだか笑えました。
★06年9月2日
SYさんのリクエストにお応えして(?)東芝フィルのネタを。今日は練習日でして、私は演奏会の実行委員もやってますから、練習以外にも用事があって、10時前に会社(正確には浜松町の本社ビルの食堂)に行きました。土曜ゆえ午前中は空調が入っていないので、暑いのですが、ここのところ涼しい日が続いたせいか、予想よりは暑くなくて、演奏会実行委員の仕事をするのに支障があるほどではなさそうです。今日の作業は社内のエラい人向けの招待状発送のための封筒入れがあり、その後演奏会事務に関する打ち合わせ、なんですが、封筒を各自10枚持ち寄るところが3人は忘れ、私はサイズ違いのを持って行き、さらにY実行委員長が1時間遅れ、ってな感じで午前中からあーあ、とため息が出そうな雰囲気。とりあえずは招待状とチラシ・チケットを合わせてクリップ留めすることから始め、封筒は本社勤務の人に職場からもらってきて、と頼むようにしてとりあえず作業自体は何とか終了しました。打ち合わせ結果は、まあ進捗しているかな、という感じ。私は演奏会当日の人員配置をやるのですが、当日座席指定をする事務員が全然足りなくて、これは休団中の人や、家族の人やあるいは友人をアルバイトとして雇う、などを考えねばなりません。この当日引き換えというもの、当団としては初めてなんですが、通常、ミューザ川崎でやるときは全席指定なんです。アマチュアオケですから、チケットはぴあで売る分もありますが、大半は団員が知人に配って集客しているのです。すると、お客様によっては当日「やっぱやめた」って人も何%かは出るもので、そこは空席になってしまう。一方、外販のお客様は、発売開始から間もない頃にぴあや会社の売店に行っても、センターの席は全くなくて(そりゃ、団員がセンター持ってますから)、時折苦情を受けることがあるのです(しかも、最近外販もけっこうな数が出る!)。なので、こうなっては当日指定の方が公平でいいか、ということにしたわけです。9月の28日には川崎駅西口のショッピングモール(ラゾーナ川崎プラザ)もオープンになるので、早めに来たお客様も食事したりして時間を使うことが可能になるし、当日指定の手間はありますがご理解いただけるかな、と思ってます。
ところで肝心の練習ですが(曲目はこちら)、私はマスネのみの出番でして、モーツァルトとサン=サーンスは降り番です。降り番のときは何をしているかというと、モーツァルトのときは他にもたくさん降り番がいるので、音出しするにも廊下は管楽器奏者でいっぱい、たいていは散歩に出ています。今日は新橋まで一駅電車に乗り、汐留の方に歩いてシオサイトを通り抜けて海岸通りを南下して、会社に戻りコンビニで買ったアイスを食ってたら、タバコを吸いに出てきたチューバ奏者に見つかってしまった..もう40にもなろうというオヤジがひとりアイスを食う図、ってのはカッコよくないよなあ..でも、暑かったんですよ。まあいいでしょう。
食堂に戻って、音出しして、マスネの合奏をして、これがあまり調子よくなくて、サン=サーンスの練習になって廊下に出て音出ししてみるとそんなに調子悪いわけでもないんですよ。不思議だなあ。練習で緊張するほど小心者というわけでもないんですけどねえ。まだまだ修行が足りないってことです。
終了後はたいてい飲みに行くのですが、うちのSがもうすぐ出産ですので、先週から禁酒です。素直に帰りました。飲まずに帰って気付いたのは、土曜の夜ってこんなに時間があったのかと..というわけで、7月30日にやった室内楽演奏会のDAT音源をPCに落とす作業を始めました。もう一度聴いてみると、やっちゃったーってところと案外いいところと、演奏していたときとはまた違った発見があり、面白いですな。なるべく9月中にCD化したいところ。がんばろう。
★06年9月1日
今日は大分に出張。昼に工場に着いて、食事をして売店に行ったら、同じ東芝フィルのヴァイオリンのSYさんに遭遇。そうそう、SYさんは半導体の営業で、私は技術ですから、こうして工場でばったり、ってことはあるはずなんですが、SYさんも私も東芝フィルに入って15年以上、今まで会社で会ったことはこれで2度目くらい、そう思うとうーん、これは奇遇ですな。SYさんはこのページを見ていらっしゃって、「たまにはTPO(東芝フィル)のことも書いてよー」と仰るので、明日の記事に書いてみるかなあ。さて、出張は順調に終わり、帰りの飛行機なんですが、北九州から飛ぶことにしていて、スターフライヤーという航空会社です。北九州2125発のSFJ090便というのに乗りました。新しい飛行機はいいですね。シートは革製で、硬めだけど座っていてしっくり来る感じです。コーヒーも美味しかった。まあちょっと不満というか、これは航空会社に対してではないけど、北九州空港のレストラン街が20時ラストオーダーってのはなあ。上記の便に乗る人は、必然的に1Fのセブンイレブンになってしまうわけで..100人以下の客は相手にならんってことかなぁ。その点残念です。それと、羽田に着いた後、ターミナルに直接着かないんですね(バスに乗る)。もうあまり到着する便がない時間帯(2255着)だと思うんですがね。差別されているのか??以前の大分便のJASはほとんどバスだったから慣れてますが..
ともあれ、会議が早めに終わり大分工場の周りを散歩したりして気持ちよかったんで、今日はいい日、ということにしておきましょう
★06年8月31日
マミヤ・オーピーが明日から光学機器事業をコスモに譲渡します。今日がマミヤ最後の日、ではないけれど、何となく寂しい気分ではありますね。既にMFの645は製造中止になっているし、今後どうなっていくやら。かく言う私も、マミヤのカメラ・レンズをほとんど中古で揃えてしまったんで偉そうなことは言えないんです。魅力的なカメラでも、ついつい中古の値段に惹かれてしまうのは悲しい性です。しかも、中古でも壊れたりしないんですよねえ。マミヤは本当にまじめにカメラを作っています。営業が続けば何かいいこともある、と信じて、次のレンズは新品で買うように貯金しておきましょう。
明日は大分に出張で、帰りはまた北九州となりました。今度はスターフライヤーで、羽田着は23時近くになります。しかしこれで大分工場には前より遅くまで居られるわけで、便利にはなりました。というより、大分便をもう少し遅くまで設定して欲しいんですがね。今のJALの最終だと、工場に16時半までしか居られないんで。あと1時間くらいは..
★06年8月30日
ニンテンドーDSの「英語漬け」ってのをやっていたら、TOEICのヒアリングがえらくよくなりました。今まで、6割5分くらいだったのが8割を超えたんです。自分でも意外。毎年2回くらい受けていますが、やはり海外旅行とかに行った後は活性化されているようで、少し成績が上がるんですね。今回は、DSのおかげでヒアリングに慣れたようです。リーディングは相変わらずで、これは、毎度分かっているんですが間違い探しが苦手。これは問題集とかでコツをつかむしかないなあ..
★06年8月29日
場合によっては車を買い換えようかな、と漠然と考えてまして、今日試乗に行ってきました。いま、スバルのB4(2.0GT・5MT)に乗っているんですが、ワゴンに乗り換えるか、というのが理由です。乗ったのは以下の4台。
B4 2.0GT・5MT(ワゴンにMTがなかったんで):これはうちの車のモデルチェンジ後のタイプです。SI-DRIVEというエンジン出力の調整がついていて、燃費優先のインテリジェントモードでは、ほとんどターボが効かないような設定で、なんともふんづまり感がきつい。S#モードで通常の設定、かねえ。ステアリング、クラッチなどはうちのモデルより柔らかく動くようで、半クラッチの感覚がよく分からなかった..なお、オーディオは相変わらず音質悪し。買うなら社外品に替えないとだめだこりゃ。そうそう、試聴用CDを持ち込んで運転したんですよ。20年来聴き込んでいるシューマンの3番とか、いろいろCD-Rに入れておいたのです。
レガシイ 2.0GT・5AT:これはねえ。トルクコンヴァータでの無駄が多いような気がします。まあ今時はAT車の人が圧倒的なんで、おまえがヘンなんだと言われるでしょうけどね、でも、アクセル入れてエンジンの回転だけ先に上がるのは生理的に合わないっす。それはともかく、ATのシフトショックなどはよく抑えられていて全体に静かで、一般的な価値観からすると、ちょっと個性的な高級パーソナルカーとしての資質はあるかも知れません。
レガシイ 2.0R・4AT:一転してじゃじゃ馬。ノンターボの車で、パワーをギヤ比で補うために、エンジン音は大きくなり、シフトショックも大きめです。ま、それは物理的に仕方ないし、GTに比べて50万円安いので、いろいろ差別されて然るべきでしょう。
フォレスター クロススポーツ 2.0T・4AT:元々インプレッサの車台から作られているとあって、来年あたりにモデルチェンジされると予想されており、インテリアや各部操作感に古さを感じます。見晴らしはよくて運転はしやすいですな。ただ、重心が高いので左右にぐらぐらするように思われました。オーディオはレガシイ系よりさらに古いっすね。
というわけで、配偶者Sは今ひとつ乗り気ではなく、今回は見送りになりそうな予感。私もちょっと萎えたんだけど、買うとしたらワゴンのノンターボ、5MTでオーディオはケンウッドかパイオニアの高めのやつを付けたい。そういえばレガシイ系の場合、オーディオを替えるにはエアコンも含めたパネルを外して、オーディオ部に穴が開いたものに替える必要があり、これだけで3万円も取るんですよねえ。でも、今の車でオーディオの音質の悪さには悶々としているので、これだけは思い切ってやりたいところ..ありゃ、アクセサリカタログ見てたら純正のNaviには社外オーディオ付けられないって..なんだこの仕様は。とりあえずは買い替えを見送り、今の車のスピーカでも替えるか。ちっとはマシになるだろうか。
★06年8月25日
都市対抗1回戦負け..ショックで詳細書けません..あーあ。
★06年8月24日
ラ・トロンバの会、というものに参加しました。mixi経由で情報をいただいたのですが、これはナチュラルトランペットの研究会です。プロトランペット奏者の神代 修氏が主宰するこの会は、ナチュラルトランペットの奏法を学ぶことで、現代式の楽器の技術向上に活かすことと、楽器についての正しい歴史認識を持つことを目的として毎月行われています。まず会場に入って、自己紹介をしたら私だけがアマチュアで、他はプロと音大生(途中からアマチュアの方が一人追加)。私の技量ではまずいかも、と思いつつも、まあ音を外したって練習なんだからいいじゃないの、と開き直って練習に参加。と言いつつも外すと「ちっ」と舌打ちしてしまう心のゆとりがない私でした..
最初に自然倍音の分散和音を中心としたエチュードをやり、これがだんだん音域が広くなり跳躍やリップスラーという苦手の箇所では難儀しました。ベンディング奏法(自然倍音で出ない音を強制的に唇で調整して出す)は、自然倍音から下げる方には時間をかければ出来るのですが、ベンディングの音を単発で出すのはほぼ不可能でした。こういうのはまずは鍛錬しないとその場で出来るものではありませんね。後半はオーケストラスタディ。ベートーヴェンの交響曲第3番くらいはまだいいとして、バッハのロ短調ミサやクリスマスオラトリオが出てきたのでもう大変。これは、現代楽器でも十分以上に難しいので、目をぱちくりしながら吹いていました。いや吹くまねに近かったかも..
ともあれ、今までナチュラルトランペットの生の音を聴く機会は非常に限られていたので、今回の体験はためになりました。来月も参加しよう。
★06年8月22日
大分に出張。厳密に言うと、杵築にある関連の会社での会議に参加したのですが、昨日書いたとおり、帰りの飛行機がなく、北九州空港からの飛行機を取りました。
杵築から朽網まで列車で移動し、北九州空港から羽田に飛ぶわけですが、空港までは約2時間ほどかかり、JAL最終便に乗るには杵築を17時に出なければならず、ちょっと中途半端な時間帯を選んでしまいました。次回はスターフライヤーにしよう。空港への鉄道の最寄り駅は朽網、「くさみ」と読むんですが、なるほどそう言われればそうも読めますな。この駅が空港に一番近くて、便利なはずなんですが、バスは1時間に2本で寂しいものです。空港に着いてみたらけっこう繁盛してまして、小倉とかから直接バスで入ったりして来ているようでした。インフォメーションに写真のようなものがありまして、「メーテル空港案内」だって..等身大なんでちょっと驚きます。ボタンを押すと案内をしてくれるそうですが別にいいや、ってことで写真だけ撮っておしまい。
レストランで何か食べようと3Fに上がったところ、ラーメン屋は列が出来ている状態。他のレストランはちと単価がアレなので、2Fのカフェでカレーを食べました。辛くて汗だくに。
それはさておき、きれいで構造も分かりやすくて、なかなか良い空港ではないかと思いました。また機会があれば使ってみたいところです。
帰りの飛行機は、宇部空港へのANA便の遅れに伴って離陸許可が下りず、30分遅れとなりました。こういうのは客を乗せてから待つことになるので、ちとしんどいですね。私は最近クラスJばかり乗っているのでまだマシですけど(マイレージでクラスJチケットをたくさん作ったんで)。飛び立って、水平になったらCAさんがサーヴィスを開始します。「おくさま、ご搭乗ありがとうございます」と言われたのには驚きました。そういや、クラスJ乗っても寝ているばかりで、こういうことをやっているのを知らなかった(笑)。でも、名前呼ばれたってエラくなったわけじゃなし、名前を覚えてご対応いただいて恐縮だけど別にどうということもなし。帰りの機中はカメラ雑誌を読みふけっていました。久しぶりに全部の記事に目を通したかも。関西で雷雨が激しかったということで、南へ迂回したようです。揺れが少なく快適でした。
★06年8月21日
友人からmixiに招待されました。それで、登録はしたけれど、ここの記事に加えてmixiでも日記を書くのはちょっと難しそうです。かといって「独り言」だけmixiに移すってわけにも行きませんからね。当面は、検索して知人らしき人がいるかどうか、を探す日々かな。
明日、しばらくぶりに大分出張です。帰りの飛行機が満席で、止む無く北九州空港から羽田に飛ぶつもりです。決して、北九州空港が見たいから、ではありませんよ。面白いことに、北九州から飛ぶ方が、そこまでの鉄道運賃を加えても安かったりするんです。航空運賃ってのは、場所や時間帯でけっこう変わりますからね。というわけで、明日は帰りが遅い予定。
★06年8月19日
停電事故を起こした建設会社が、間接的な被害への賠償義務はない、とか言っているそうですなあ。まあ、事実上、そんな賠償をする財力もないんでしょうが..ひどいもんです。引っ掛けてごめんなさい、それだけで済むわけないでしょう。大きな送電線が何のために立っているのか、そんなの誰でも知っているわけで、その先で何が起こっても知らない、とは言えないですよ。賠償額はそりゃ法廷で争えばいいと思いますけど、全くないってのは..
さておき、今回の事故原因になった「マニュアル不在のまま、あるいはあっても無視して、現場で融通を利かせて作業効率を上げる」ということがいかに恐ろしいか、ということがよく分かります。仕事に限らないですね。車運転していても、慣れると確認を怠り想像力が後退してしまうわけで。気をつけたいものです。
★06年8月17日 23:50の落雷
とてつもなく大きい音がしましたねえ。撮影にチャレンジしましたが1枚目のみ写り、あとは正面には来ませんでした。その1枚目も絞りF8では露出overに。RAWで撮ったので後でホワイトバランス、露出をいじりましたけど右のような写真になってます。真昼のように明るくなりました。
★06年8月13-15日
配偶者Sの母方の実家が秩父にあり、そこに行っていました。車は混むので、今回は往復とも列車。行きは秩父鉄道のSL、パレオエクスプレスに乗りました。首都圏に最も近いSL、という触れ込みのこの列車、C58型蒸気機関車が旧国鉄12系客車4両を牽いて熊谷−三峰口を走っています。首都圏に近い、ということは住宅地にも近いわけで、この列車はあまり速度を出しません。煤煙公害を避けるためでしょう。今回は熊谷−皆野間35.9kmを1時間39分かけて走りました。同じ区間を各駅停車が1時間くらい、急行だと40分ほどで走ることからすると、ずい分のんびりした速度ですけど、それもまた良し。12系客車はSLと年代が合いませんが、窓が開くのは良いですね。石炭の燃えるにおいがして、石炭かすがピシピシ飛んで来て、気分を盛り上げてくれます。ただ、客車の下にディーゼル発電機があってそれの音がうるさくて、音だけ聴いていると何だか気動車に乗っているような錯覚も..とはいえこれを旧型客車にするとドアが開け放しになったりで安全上どうの、という話になってしまうのでしょう。ともあれ、楽しい旅でした。そのうち大井川鉄道や磐越西線とかのSLも乗りたいですなあ。
秩父の家では翌14日にゴルフに行くほかはのんびりしていました。ヒマがあると横になり、昼寝。本当にのんびりしました。ゴルフは相変わらずの成績で、ほぼ倍を叩いてしまい、まあ練習していないからこれも当然。日差しが強くて、首のあたいをひどく日焼けし、いま腫れています。その日からカメラを首に掛けると、ストラップが日焼け部分に当たって痛い..夜は秩父音頭祭りを見物し、たくさん飲み食いしてバタンと寝てしまいました。
15日は三峰口駅まで行き、秩父鉄道の車両展示を見て、午後は昼寝。18時28分の急行に乗って帰ってきました。熊谷、上野いずれも乗り換えがスムーズで、家まで2時間半で着きました。Uターンラッシュの高速道を使ってはこの倍はかかりますから、鉄道は良いなあ、と鉄道の利点を再認識しました。
ところで、Sの兄弟、いとこたちは20台前半の人が多く、就職して間もない年頃ですが、お盆休み、という休暇でない人がけっこういて、一度に全員は集まらなくなってきました。職種が違うというのもありますが、夏休みの多様化が進んでいるという感じもありますね。そのうち、お盆ばかりに交通集中する、ということもなくなって行くのかも知れません。
★06年8月10-11日
いま、私の親は府中に住んでいるのですが、10日に聖蹟桜ヶ丘の花火というのがあるので、仕事の後に府中に直行しそのまま親の家に泊まってきました。花火は「せいせき多摩川花火大会」と言って、多摩川の四谷橋と関戸橋の間、川を挟んで府中市、多摩市の両方から花火を見ることができます。私の親が住んでいるのはもう少し下流で、住吉の野球グラウンドから花火を見ました。ここは花火大会の観覧場所ではなく、花火はかなり遠いので小さいものは橋に隠れて見えません。とはいえ、関戸橋より向こうは人ごみがたいへんなのでそこまで気合を入れて見るつもりもなく、遠くから望遠レンズで写真を撮っていました。フィルムで撮ったので、撮影結果は盆明けにレポートします。ところで、この花火大会は2回目だそうで、今年の実行委員会のホームページを見ると、ブログ形式なんです。つまり意見の書き込みができるわけで、会場図が分からんとか、有料席反対とか、それもずい分とどぎつい言葉で批判が書かれており、見ていて気分が悪くなりました。こういう感想をだれかが抱くと、「いやなら見なければいい」という書き込みまで現れて、もうひどいものです。それこそ、いやなら花火大会に行かなければいい、という気がしますが..匿名で書き込むとどうしても気が大きくなるのか、意見を言うのにも言葉を選んで欲しいと思いますねぇ。実行委員の人たちも、そんな罵詈雑言に近いものにコメントを返したり、たいへんです。花火大会に来た人が22万人、周辺の住民も含めたら何十万人ですから、全ての人に納得してもらえる大会運営ってのは難しいです。大きな事故もなく終わったのは何より。
翌日、昼近くまで寝て、午後に郷土の森博物館(博物館というより大きな公園)に行きました。往復4km、園内も2kmくらいは歩いたと思いますが、ちと蒸し暑くて、プラネタリウムの冷房で極楽の気分。プラネタリウムって何年ぶりでしょう。ひょっとすると30年くらい見てないかも(トシがばれる)。前半で夏の星座の説明、後半は天空のスクリーンを使ってのムーミンのスライドショウのようなものをやってました。前半のはいいとして、後半のストーリーは全然プラネタリウムとは関係ないような気が。オーロラがちょびっと出てきたのだけど、もっと派手にやって欲しかった。ところで、博物館の展示室では坂本昇久写真展
宙風(SORA-KAZE)という特別展示があって、これはオーロラの写真展です。いいです、これは。プラネタリウムとのお得なセット券、と言われてそれを買いましたが、私は写真展だけで十分だと思いました。写真は、高感度フィルムを使ったオーロラ写真で、当然、通常の風景写真のようにピシッとした風景ではありませんが、それにしてもよく写っています。いろいろな種類のオーロラがまさに変幻自在というか。あー撮りに行きたい。うちの配偶者Sは寒いところがダメなので、仮に実現しても単独行になりますな。その間、Sは別の旅行をする、なんて言ってますので資金や日程含め、調整は極めて困難でしょう。それ以前の子供のほうに集中しろ、って話もありますが..
博物館から家に戻り、シャワーを浴びて多摩市にある仏料理店エルダンジュに。久しぶりに仏料理のフルコースを堪能しました。6300円のコースで、前菜〜メインの3品を自分で選べるのです。これが選択に困るほどそれぞれ魅力的な料理でして。私は「本日の鮮魚のタルタル
ミモザ風」を前菜、魚料理の代わりにもう一つ前菜で「フォアグラの網焼きアスパラガス添えバルサミコ酢風味椎茸ソース」、メインを「牛フィレ肉のステーキ
季節の野菜を添えて 赤ワインソース」というコースにしました。店のHPに写真がありますから興味ある方は見て下さい。どれも美味しいです。ソムリエ兼支配人の加藤さんがおっしゃるには、あまりバターなどを使わず、さっぱりした味付けが特徴とのことで、その通り、それぞれの料理の個性が豊かで、見て味わって楽しめる料理でした。フォアグラの網焼きは525円増しの料理でしたが、ちと栄養過多ではと思うほどの量で、私のような者にはありがたいような危ないような(笑)。椎茸ソースってのが非常に味わい深くて、フォアグラの濃い風味によく合っていました。お酒は、最初にハートランドビールで乾杯。ハートランドを置いている、という時点で私はこの店を全面的に肯定しちまいます(笑)。ワインは、父が運転でSが妊娠中ゆえに母と2人でボトルを空けるわけには行きませんから、グラスワインの白・赤で。これがまた料理に合っていて感心。パンは予約の人数に合わせてその日に焼くそうで、ホクホクして香ばしく、良かった。デザートは「エルダンジュ
デザート大盛り合わせ」でまさにその名の通り、大盛り合わせでした。いやー、久しぶりに、堪能しました。
★06年8月8日
久しぶりに大分に出張。羽田に行ったら、右のようなまんじゅうがありました。ポスト純ちゃんまんじゅう、とあって小泉首相と後継者候補と思しきイラストが。これって、総裁選までしかもたないネタですけど、よくも製品化しましたねえ。しかも、東京土産というにしても無理がありますもんね。
ところで、出張ですけど、台風7号が関西・東海地方に上陸とあって羽田の管制がたいへん乱れており、飛行機に乗り込んでから離陸許可が出るまで40分くらい待ちました。私の後ろの人がキャビンアテンダント(CA)に文句を言ってましたが、それはどうかと。勝手に滑走路に出て行くわけには行かないんだから。相手は台風だし。その人、着陸間際にも大分からの鉄道の接続がどうのとゴネていて、CAが周りを行ったり来たり、いちいち説明とかして大変。だいたいね、なんで着陸間際に言うんでしょう。飛行時間は1時間以上あるんだから、その間に時刻表見て予想してくれよもう。こういうアホがいると機内の雰囲気が悪くなりますね。それはさておき飛行機はほとんど揺れもせず、晴れの大分空港に着陸しました。熱気がむっと来ました。
出張の会議を終えて帰りはだいたい定刻の様子、だったんですがこれも機内に入ってから20分ほど待機。これも東京への空路混雑ということで、まあ20分くらいはいいかと。途中明石上空あたりまできれいな夕日が見られて良かったのですがその後東海地方では大きく揺れて、気分が悪くなりました..弱いんです私..早く着陸してくれ、と念じながら脂汗をかいていたところ、今度は羽田で着陸直前に急遽リトライに(さらに気持ち悪く..)。情報によると、前の飛行機に鳥がぶつかって滑走路閉鎖、後続機はやり直しになったとか。こういうアナウンスを英語で何と言うのか、と思っていたら、「滑走路閉鎖のため」と言ってました。おいおい、日本語とずい分違うじゃないのそれ。それと、文節の区切り方がなんか分かりにくい感じがしました。まあどうでもいいことですが。
結局羽田には40分遅れの20時半に到着、川崎に出て東芝フィルのSW君と、うちのSと夕食。元々、今日の夜はミューザ川崎で日本フィルのコンサートの予定だったんですが、私が出張になってしまったのでチケットの1枚をSW君に譲ったのでありました。楽しく飲み食いして24時前に帰宅しました。
★06年8月5日
港南区ひまわり管弦楽団のメンバーに加え常任指揮者まで呼んで、家で宴会。15時集合で23時半近くまでやっていました。盛況で楽しめました。2週間前の本番のvideo鑑賞、将来やりたい曲のDVDやCDを流しながら延々8時間余り、いやもう楽しい飲み会です。私はたいてい途中で寝てしまうのですが、今回はヴァイオリンのR子さんが早々に沈没されて、こっちはかえって冷静になり、その後飲みすぎることなく無事乗り切りました。私は宴会の締め用にカレーライスを作ったところ、まあ好評だった模様。もうちょい凝ったものを作らねば、と毎度思いますが..そういえばアフリカ旅行の後にやった宴会ではタンザニアの料理(のつもりのもの)を作りましたが、2回くらいでもう忘れてしまった..次はカレー以外のものを作るかな。
★06年7月31日
東京文化会館に、バレエ「白鳥の湖」を観に行きました。少し早めに家を出て、上野公園を散策。風が涼しくて、過ごしやすい一日でした。バレエの前にアメ横の海鮮丼屋で腹ごしらえをして、いざホールへ。満員御礼の混みよう。座席はB席で3階左側、しかし最前列で前を遮るものがなくて視界は良好。オケピットを見下ろすとトランペットが真正面で私には良い席です。キャストに変更があり、主役ジークフリート王子がウヴァーロフからジョゼ・マルティネスに。ケガのためということだそうで。実は東芝フィルが牧阿佐美バレエ団の伴奏をしたことがあって(98年9月19・20日)、そのときウヴァーロフが王子だったんです(そのときのオデットは草刈民代)。ピットの中からはほとんど踊りは見えませんでしたが、何となく勝手に親しみを覚えていたので今回のことは残念。というわけで、今回のキャスト等は下記に。
オーケストラは東フィルで、最初けっこう外した音も聴こえていましたが全体にはよく統制が取れていて音もきれいでした。指揮はアレクサンドル・ソトニコフで、非常に上手く踊りに合わせてやっていました。特にオデット(上野水香)や道化はフレーズにぴたっと決めのポーズを合わせて来るので、見ていて気持ち良いですね。ただ、音楽は多数のカットを入れており、ちょっとつながりが不自然な箇所もありました。2幕のオデット登場の場面は、導入部分にカットがあり、ちょこちょこっとやったらもう登場で、私はもっと引っ張って盛り上げて欲しかった。これは4幕終曲でも感じて、ロットバルトとジークフリートが戦うところが短いんですよ。有名なメロディが短調から長調に変わっていく箇所の途中にカットが入っていてどうもこれは気に入りませんでした。
私はこの曲の他の舞台をあまり観ていないのですが、今回の舞台は全体に暗めで、特に3幕の城の中はもっと明るくしてもいいんじゃないかと思いました。踊り・衣装が派手なので地味というわけではなかったですけど。紗を使って舞台前後の照明切換えで場面転換するのはなかなかきれいでした。そういや、衣装でロットバルトが城に現れるところ、白い服に黒鳥のマークってのがユーモラスで笑えました。
ところで客席は女性、子供が多かったです。子供はバレエ教室に行っている人も多いようで、バレエやる人の歩き方の子供がいらっしゃいました。舞台上のイヴェントに対する反応は非常によく、なかなか良いタイミングで拍手やブラヴォーが入っていました。ところが、中には非常に醒めた人もいまして(私じゃないですよ)、隣にいた黒服の男性。各曲ごとの拍手はおろか、幕間の拍手もせずにじーっと舞台を見ています。他のバレエ団とかの関係者で、演出や舞台美術の偵察ですかねぇ。あるいは踊りのフォーメイションなどを研究していたのか。さすがに終演後は拍手をしていましたがそれも早々に切り上げてカーテンコールを見ずにさっさと帰ってしまいました。うん、やっぱり偵察に違いない(と勝手に決める)。
というわけで、曲のカットには若干不満もありましたが全体の流れ、各ソリストの踊りにはかなり満足できて、楽しめました。また機会があれば見たいとは思いますが、チケットもそれなりに高いので、どうしても厳選しなくてはならないでしょうな。(ちなみにB席11k円))
世界バレエフェスティバル 全幕特別プロ
チャイコフスキー/「白鳥の湖」
06年7月31日 18:30〜
アレクサンドル・ソトニコフ指揮 東京フィル
【主要キャスト】
オデット/オディール:上野 水香
ジークフリート王子:ジョゼ・マルティネス
王妃:加茂 律子
ロットバルト:高岸 直樹
道化:大嶋 正樹
★06年7月30日
東芝フィルの、有志メンバーによる室内楽演奏会でした。今年で12回目。団としては外には宣伝せず、演奏会というよりは内輪の発表会のようなものです。とはいえ、公開の催しなので、家族、知人、通りがかりの人も入場することができます。今回、私はこの演奏会の幹事をやり、スケジューリングなどを担当しましたが、演奏会の運営は大変スムーズで、予定終演時刻より15分ほど早く終わり、楽屋や照明・音響料金の超過料金分が節約できました。団員の皆が準備・片付けに慣れているというのは有難いことです。さて、演奏ですが、私はパーカションアンサンブルとストラヴィンスキーの管楽8重奏に参加しました。パーカションアンサンブルはシンスタインの「ボサ ノバ・ウィズアウト・インストゥルメンツ」で、元々ボディパーカション(自分の体の各部を叩いて音を出す)の曲ですが、今回は持ち寄ったいろいろな「楽器」を叩きました。1回目はわりと普通の太鼓やウッドブロックで(私は中学時代に使ったトランペットのマウスピース)、2回目は幼児用のおもちゃやビンなど。幼児用というのは最近東芝フィルでは出産ラッシュ(実に6月から11月まで毎月1人)ということを意識した設定。また扮装も妙ちきりんなものを考えて、これを出演の第1番にして景気付けに一発といったところ。会場のウケを取ることができ、演奏者としても幹事としても満足。2箇所、演奏中に舞台の上を楽器叩きながらぐるりと回るところを設定したのですが、そのうち2回目を忘れてしまうというハプニングがあり、これは私の責任です..申し訳なし。1回目と反対方向に回るのを、1回目と同じと思って、そちらの方向のHA君の方を見て「なんで始めないんだ」などと思ってました..オレじゃんそれ。
2団体目はストラヴィンスキーで、これは前にもこのページで書いていますが、フルート、クラリネット、ファゴット×2、トランペット×2、トロンボーン×2の8人で演奏する現代曲(といっても戦前の)です。これは、はっきり言って最悪。練習時からズレたり止まったりしてましたが、本番時は想定外の箇所でミスが出たりして、余計混乱してもう大変でした。かろうじて止まらなかったけど、もう止まったも同然の体たらくでした。後で観客に聞いたら「曲が元々ヘンだから間違っているのかどうかも判らなかった」と..嬉しくないなー、こういう感想は。ま、我々演奏者が悪いんで。私も大きくずれたところあり、もう、自分の演奏史上、一番ひどい演奏だったのではないかと。反省しきりであります。
終演後、保土ヶ谷駅前の「庄や」で打ち上げ。25人で申し込み、23人が参加。こういうところの見積もり精度は自分で言うのもなんですがなかなかなんですけどね。演奏がね..もっと練習します..
★06年7月22日・23日
港南区ひまわり管弦楽団の本番、それも2日連続。22日は子供向けの、楽器紹介や指揮者体験などもある演奏会で、23日が定期公演です。22日は演奏会のあと、夜に翌日の練習をするので、長丁場でした。子供向け演奏会はまあまあ成功していたと思いますが、ただ気になったのは、司会の解説が長すぎること。第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを「班長・副班長」と意味も無い例え話で解説しても、分からないですよ。それは団員の理解ともずれている。昨年長いとさんざん言っていたのに、この点は改善がなかったなあ。個人的にはピッコロトランペットの楽器紹介はまあまあだったのでホッとしていますが、他はあまりパッとしない演奏で、またまた反省です。それにしても指揮者体験コーナーは、「ウィリアム・テル」のファンファーレからでして、子供指揮者がなかなか振り始めてくれないので困りました。やっぱり、いきなり指揮棒もたされても、何していいのか分からないんですね。また、これは今回に限らずたいていそうですが、未経験に人が指揮をすると、オケの音を聴きながら音に合わせて振っていく傾向があり、どんどん遅くなります。不思議ですけど、これはほとんどそうなんです。今回の体験者5人の中には、しっかり引っ張っていく人もいました。いいですね、将来指揮者になる可能性を秘めてますよ。
というわけで、トランペットは22日の演奏会の出番自体はあまりないので疲れないと思っていましたが、なんだかんだで夜の練習ではぐったり。さすがに飲みに行くという雰囲気はなく、Sの実家に行って夕食を。たくさん食べて、ここで結局飲んでしまいましたが..夜中、道路を走る車の音がうるさくて何度も目が覚めてしまい、朝起きたら頭痛がしました。マンションに住んでいると、地上の音が案外聞こえないんで、それに何時の間にか慣れてしまったのですな。Sの実家は一軒家なので、前の道路の音がまともに入ってくるのでした。
23日は午前中にリハーサル、指揮者の山田さんが今年は別件もあって忙しく、前日の練習は代わりの人が指導したので、今日のリハーサルは急にテンポが変わったように感じられて、オケ全体がかなり戸惑っていました。個人的には、モーツァルトもシューマンも、1楽章はもうちょっと速いほうが好みだなあ。これは本番もそう感じました。演奏の出来ですが、私は本番はかなり外してしまい、全く申し訳なし..1stとの音程の合わせも精度がよくなかったです。まあこれは1stのKさんの音程が練習時の想定とずれた、という面もあるんですけど、そういうのはお客様には関係ないですし、難しいですね。今回、客席にいた親のところにvideoを設置して撮っていたのですが、帰宅後見たら「外した」と認識していた箇所は確かにやらかしていました。好きなシューマンだけに、ちょっと悔いが残る結果でした。それにしてもvideoの音質がひどい。客席で録音するのはたいていろくでもない結果になりますが、videoでも同じことで、今後は別のマイクを使うか、公式記録のために業者に入ってもらうか、となると予算が..って話にもなるので難しいですけど。このvideoネタは再来週にひまわりのメンバーで飲むときに使う予定。カメラ操作が全く無い固定記録ですが当人たちにとってみればこれでも面白いかと思います。
終演後、上大岡駅前の甘太郎で打ち上げ。えらく冷房が効いていて、途中からビールを飲む気がせず。と言いつつ、4時間くらいは飲んで帰ってきました。
★06年7月21日
昼間、会社でふと、「明日の予定なんだっけ」と思って手帳を見たら..明日はオケの本番じゃないか..もうボケ始めかい..そんなわけで、服の準備とか、楽器の点検とか、これからします。明日は配偶者の実家に泊まるので、土日は更新無しの予定です。
★06年7月17日
ミューザ川崎市民交響楽祭2006 という演奏会に行きました。これは、川崎市内にある4団体のアマチュアオケ(川崎市民交響楽団・麻生フィルハーモニー管弦楽団・宮前フィルハーモニー交響楽団・高津市民オーケストラ)が合同でオーケストラを組んで演奏を披露するというもので、こういう企画はあまり他に例がないとか。確かに、アマオケ、いやオケに限らず音楽団体というのはそれぞれに流儀があって人を出し合って一つのことをするというのは案外難しいものです。弦楽器の席順や管楽器のパート割り当てなど、4団体で運営しようとなるとこれは大変です。アマオケ経験者なら分かると思いますが。そういえば、前にキーロフとN響の合同演奏会(ショスタコーヴィチの7番)をTVで見たことがありますが、あれは管も弦も倍で、管楽器は楽章ごとにキーロフとN響の人が入れ替わりながら演奏していました。ティンパニも2対用意して、交替でやっているのです。最後に盛り上がるところなんぞ全員でやればいいのに、片方、ヒマそうにしている奏者が画面に必ず映って、どうも不自然極まる演奏でした。まあ、N響のことはともかく、合同演奏会ってのは難しいということを言いたいわけでして。それで、今日の演奏会ですが、合同オケとは思えないスムーズさがあり、なかなか良かったです。曲が7曲あって管楽器もほぼ最小の必要人員+一部アシスタント、程度でやっていて、必要以上に分厚くならないように配慮されていたように思います。個人的には、前半(スラブ行進曲まで)の方が出来がよく感じました。ケテルビーはいい曲だなあ。まあ、最初から最後まで同じことしかしてない、単なる描写だけの曲じゃないか、という意見もあるでしょうが、こういうのをまじめにやる姿勢はいいですよ。チェロとか難しそうですし。スラヴ行進曲は、指揮者の趣味なのか、えらくベターっとしていて私はあまり気に入りませんでした。全体に音が長くて、なんだかね。後半の山はウィリアム・テルです(勝手に決めているが..)冒頭のチェロのソロと最低でも5人必要なパート・ソリは難易度が高いのですが、これは上手くやっていました。案外小さい音でやっていましたがこれは奏者のポリシーなんでしょうか。でも、音程も良いし歌い方もなかなかでした。美しく青きドナウ、はちょっと中だるみしているような感じが。難しいです、こういう長いワルツ曲は。アンコールは「ラデツキー行進曲」でした。
ところで、この演奏会は全席指定で、私たちは2C2列目真ん中という特等席にいました。いいですね2Cはやっぱり。ただ、外国の有名プロオケだと音が強すぎるんですがこの席。アマチュアだと丁度いい感じです。気になったのは、2Cの1列目がずらーっと空席だったこと。何か、招待の席にしたのでしょうが、その人たちが結局来なかった、ってパターンですかね..もったいないですね。
指揮:横島 勝人
管弦楽:かわさき市民オーケストラ2006
司会:秋山 雅子
グローフェ/「グランド・キャニオン」組曲 より「日の出」
ボロディン/歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」
ケテルビー/ペルシャの市場にて
チャイコフスキー/スラヴ行進曲
シャブリエ/狂詩曲「スペイン」
ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲
J.シュトラウスU/美しく青きドナウ
★06年7月16日
午前中は東芝フィルの室内楽の練習。なんと自宅です。打楽器アンサンブルなんですが、いろいろ小道具を使って4人でボコボコ・カツカツと叩きまくりました。オケと違って少人数の演奏は、お互いのズレなどが非常に敏感に分かりますから、自然と熱が入って、面白い練習ができました。30日に本番でして、ちょっとどきどきしています。
港南区ひまわり管弦楽団の練習で、今日は14時から20時半過ぎまでみっちり。定期公演の出来はかなり揃ってきました。アマチュアも追い詰められるとけっこうやりますね。一方、定期の前日にやる子供向け演奏会の出来はほとんど進展なく残念な状態です。やっぱり、物量として定期の練習と並行でやるのは無理があるのでしょう。そして定期の前日にホールで練習するからその昼間に子供向けのを、というのもちょっと強引かも知れません(予算の有効活用という点は別にして)。アマチュアはそんなに器用に今日はこれ、明日はあれというふうにちゃっちゃっと演奏できないですよ。この子供向け企画はお客様には人気だそうで、申し込みがホール定員を超えたとか言っていましたが、その期待に応えるべく、来年は別の日程で、定期公演と離してしっかりやるべきだと思います。そういえば「しっかりやる」というのは今回指揮者にも言われましたが、楽器紹介ってのがあるわけでして、これはオケのいろいろな楽器の説明と、演奏例を披露するのです。これが、どうしても気恥ずかしさを滲ませてしまって演奏がパリっとしない人がいて、そういうのはまずい、と指揮者に注意されていました。そうです、演奏者がしり込みしていては場が白けますよ。思い切ってやるしかないです。ちなみに我がトランペットパートは、普通の楽器演奏例をトップのKさんがやり、ついでというか、ピッコロトランペットの演奏例を私がやることになっています。私は、パリっとやりましたよ!(たぶん..)。だって、トランペットでもじもじした演奏なんて聴けたもんじゃないですからね。もうやるとなったら腹くくってやります。さて、本番どうなるか。
★06年7月15日
東芝フィルの練習でした。午前は室内楽の練習で、このときは練習場所(本社の食堂ですが)の空調が入っていなかったので非常に暑く、この練習だけで大変消耗が激しかったです。暑さには弱いんですよ。それで、午後のオケの合奏はけっこうボロボロでした..自分の出番のマスネ(絵のような風景)もそうですが、急遽練習に来られなくなったKK君の代奏(サン=サーンス交響曲3番)は悲惨だったなあ。昔から大きな曲のトップを吹く実力はないと思っていましたが、それを再確認してしまった..ま、とりあえずはマスネの方をがんばります。ここのところ、別のオケでB管で低い音をブリブリ吹いてまして、C管で高い音をかつーんと当てるのが苦手になっているようで。普段の練習で、オケ曲だけではなく、基礎練習もまんべんなくやらないといけないんですな。分かっちゃいるけどなかなか。
練習後、定期演奏会の実行委員の打ち合わせをして、いつもの居酒屋に行ってビールと焼酎を飲んだら即、寝てしまいました。よほど疲れていたのでしょう。
★06年7月13日
今年はモーツァルト生誕250周年記念の年です。実は私、あまりモーツァルトには詳しくなくて、映画「アマデウス」も見たことが無いというわけで、今頃ですけど見ておこうかと、ツタヤで借りてきました。ストーリーはむろん創作であり史実とは異なるわけですが、そういう点を除いても、面白い映画であることは確かですね。「ドン・ジョヴァンニ」と「レクイエム」のニ短調の和音が時折不気味な雰囲気を出しますが、厳しかった父親の死やレクイエムの作曲依頼をしに来た匿名の依頼者、これらが晩年のモーツァルトの心に重くのしかかる、という設定をリアルに演出しています。ちなみに、映画では匿名の依頼者はサリエリになっているわけですが、実際は違う貴族の依頼で、この匿名の依頼ということ自体は事実のようです。そんな怪しげな依頼を、他にオペラが2作(「皇帝ティトの慈悲」「魔笛」)も同時進行している状況下で引き受けて、体調の勝れない中作曲に没頭するモーツァルトの心境はいかに。凡人には計り知れないことがあったのだとは思いますが..まあ詳しくないんであまり追求してもアレですな。ともあれ、いい機会ではあるので他にもいろいろ聴いてみたいとは思います。
★06年7月5日
テポドンが飛んでしまいましたな。前回飛んだときは私は岩手県に住んでまして、そのときは頭上を飛んだわけです。頭上じゃなくて上空、というべきか。まあなんでしょうね、こういうことをしてプレッシャーをかけるしか策がないんでしょうけど。ただ、笑えないのは北朝鮮の行動を見ていて、最近日本人の個々の行動で、瀬戸際外交並みのがあるような気がしますが。私の嫌いな言葉なんですが「逆切れ」ってやつです。駐車監視員に殴りかかったり、一番笑えたのは噛み付いたとか、もう動物ですよ。あとは家庭環境がいやになって放火とか、女性関係で生き埋めとか、それはそれぞれ追い詰められる事情があって部外者に気持ちが分かるもんか、と言われるのかも知れませんが、なんか歯止めが効いていないですよ。感情が先に出てしまうというのか。
話は少しずれますが、感情といえば、最近マスコミの記事なんぞもずいぶん感情的なものが多いような気がします。先日W杯の豪州戦で負けたとき、某新聞のスポーツのコラムに「(豪州には)武士の情けはないのか」というのが。ありませんよそんなの..得失点は重要なのに、手を緩めるなんてのはありえないでしょう。他には、日銀総裁が金持ちだってんで叩かれてますが、これは法的には根拠はなくて、道義的な、というよりほとんどやっかみではないかと思うんですけどね。米国FRBでは、なんて書いてあるところもあるけど、FRBの方は確かに株はダメだけど、私募ファンドは規定なし、なんですね。要するに時代の流れに規則が追いついていないだけ。噴飯ものなのは、これと関連して「日銀総裁の引き際の悪さが目立つ中、中田英寿の潔さが際立つ」みたいなの、なんだそれは..立場も事情も違うって。煽るだけのマスコミは要らないですよ。
★06年7月3日
マンションインターネットのサーバ移転があり、ほとんどのページをhttp://t-oku.comに移転しましたが、一部、元のsuisuiに残っておりました。それらのファイルは1ヶ月の移行期間の間に、新旧両方のサーバに置いたので、問題ない(URLはサーバ移転に関係ないと連絡されていた)はずなんですが、今日見たらsuisuiのファイルは全然見られない。しょうがないので、全てのページをt-oku.comに移転しました。suisuiのサーバは即刻、解約しよう。まったく、なんだったんだこの移行期間は。
まだ、一部のリンクでsuisuiに置いてあるファイルを指定しているところがあるので、順次修正します。
★06年7月2日
港南区ひまわり管弦楽団の練習に行きました。ここのところ、毎週15時から20時半までの練習で、分量としてはけっこうあります。前半は定期演奏会の前日にやる子供向けの演奏会、後半は定期の演目です。この並行練習は、トランペットに対しては今年はそれほど負担はないですが、ホルンなどは大変ですね。子供用で「水上の音楽」をやり、定期ではシューマンの3番ですからね。まあ主として選曲や企画を考えているのがホルンの人なんで、自信があるのでしょう。ああ、それと、この「水上の音楽」ですが、ハーティ版とかいう編曲モノなんですが、とてつもなく分厚くて、なんでしょ、派手さを追求してダサいというか、とんでもない譜面ですよ。ホルンは4本で4つの和音を重厚に響かせるし、ティンパニがない曲にもド・ド・ド・ド・ド・ドーンと、そして弦楽器やクラリネットで強化された木管の8分音符にはテヌートまでついている(一部ですが)!テヌートとは音を保って、という意味ですが、アマチュア奏者だと音の立ち上がりが曖昧なので、テヌートが連続すると保持しようとして進行が少しずつ重たくなってしまう..とにかく、原曲より楽器が増えている分、交通整理しないと重たくてハキハキしない音楽になってしまうんです。かといって、この曲を原曲版でやったら木管は出番が少なくなるし、いろいろ難しいんですけどね。極めつけはアリアの最後にホルンのミュートプレイがあること。ヘンデルにミュートプレイですか..
それはそうと、2月くらいから定期の練習をしていてもう5ヶ月経ったわけで、それにしても、という状態も見られます。ヴェーバーの「オイリアンテ」序曲というのをやるのですが、中間部の静かなところで、ヴァイオリンが分かれて合奏する箇所があるんです。非常にか弱く、儚げというか幻想的というか、弱音でゆっくり弾くのです。指揮者がここで、「4段目弾いている人やってみて」とあるパートを指定して弾かせてみるのですが、ほとんど音が出てこない..どの譜面を指定されているかを奏者が認識していないか、分かっているけど弾かないのか。しかも、2ndヴァイオリンのトップ奏者は「Aさん、Bさん、弾いて下さい」とか指示もしない。ひどいなぁ。奏者もパートトップも、てきぱきやって欲しいですな、もう本番3週前なんだから。こういうところが気になってしまう私はイヤなヤツなんでしょうが、今まで5ヶ月もあって、なんとなーく、で過ごすのって面白くないのでは、と思うんですよね。自分の弾くところはしっかりやる、当たり前のことですから..その場で、文句を言いそうになりましたがさすがに本番も近いのでとりあえず抑えました。頭ごなしに言っても逆効果ですし、こういうのは難しい。特に、他の楽器の人から言われると気に入らないってこともありますしね。でも、私もこのオケは5シーズン目になり、そろそろ言いたいこと言うか、という気分もあります。ま、言うとしてもタイミングを見計らって慎重にやるつもりです。
と、ヘンなことを書きましたが、アマチュアってのは不思議なもので、本番になると一つ上の段に登ったように、上手くなったりするものなのです。逆に、その気合を普段も発揮して欲しいとも思いますけど、常に上手ければ5ヶ月も練習要らないか。アマオケで演奏し始めてはや20年余、未だに分からないアマチュアの謎でありました。