オリンパス E−システムへの期待
+デジタルSLRつれづれ日記

04年7月−04年9月分


★04年9月14日
ペンタックスの*istDsという機種が発表になった。普及価格帯の製品である。詳細は
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0914/pentax1.htm
あたりを参照頂くとして、さらに小型になり、ダイヤルやボタン類が若干減って、オートピクチャーモードが付いて初心者にも扱いやすいモデルになっているようである。ファインダー系は*istDのspecを継承し(部品の共用というメリットもあろう)、普及モデルでもあの見やすいファインダーがついているというのは良心的だ。メモリーがSD専用になったのは従来ユーザには不便、コンパクト機からのステップアップ組には有利、で難しいところ。他社D-SLRからの乗り換えなどは眼中にないのかな。
また、smc PENTAX-DA ズーム 18-55mm F3.5-5.6 ALというのも発表になっており、DAシリーズもこれで3本目になる。ただ、このレンズは本来、昨年出しておくべきレンズではないかと思わないでもない。*istDの発売と同時に出た18-35mmズームはもちろん写りが悪いわけではないが、安価とはいえ2倍ズームだし、銀塩に比べると標準域のズームでこのspecでは物足りないものがあった。DA18-55が同時発売なら理想的なデビューだったのではないか、と今更ながら思ってしまうのだ。このレンズ、2万円台後半だというから買い足してもそれほど負担ではないから*istDユーザにも売れるとは思う。まあそれはさておき、もう一つ、フォトキナに参考出品されるというsmc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited、これは意欲作である。これほどまでに薄くて、かえって不便ではないかというほどの大きさには驚くし、パンケーキ単焦点を出そうと思うこと自体、いまの他社動向からすると考えにくいから、これは参考出品と言わず、売り出して欲しいものだ。フルサイズ換算では60mmということで、若干画角が狭いのは惜しい。
ともあれ、DA40mmを除けば11月には店頭で触れるので、これは楽しみである。E-1があるので買わないのだが、意欲作を見るのは楽しい。

オリンパスの関係情報では、カスタマーサポート(?)から情報を仕入れたという話で、E-1の後継機が出るという噂が出ている。普及価格帯ではないというのだ。しかし、28日からのフォトキナで発表するという製品の情報を、カスタマーサポートが安易に漏らすだろうか?ちょっとばかり、信じがたい話である。日経新聞に社長が語っていたのはつい最近で、普及型と言っていたし、後継機だけではないと思うのだが。その発表の頃は日本にはいないので帰国してからのお楽しみにしたい。それ以前に発表してくれてももちろんかまわないけど。

★04年9月10日
シグマが、4/3用レンズの発売を発表した。18-50mm、55-200mm、18-125mmの3本で、当初の発表になかった18-125mmが追加になっている。specや内容は先行している各社用と同じである。たとえば、18-125mmのプレスリリースは以下だ。
http://www.sigma-photo.co.jp/news/18125four_thirds.html
55-200mmは発売されたら即買って、今月末のアフリカ旅行に持って行こうと思っていたが、発売時期は残念ながら10月28日である。残念。ペンタックス用は7日に発表して明日11日から発売開始だから、そういうノリで出てくれたら最高だったのだが!。それにしても、同時に150mmマクロや標準ズームの新作を2種類発表するなど、この会社の勢いは恐ろしいほど、と言える。
それと、いまネット掲示板でしばらく前から話題になっているのは、フォトキナで発表されるであろう、新型機の話である。dpreviewの掲示板にE-300というモデルの写真が貼られて、これがペンタプリズムのない横長の形なので、EVFか横はね式ミラー(つまりPen-Fですな)で高さを抑えたモデルかも、なんて話になっている。画素数などはデジタルモノであるから今のトレンドから何となく予測がつくけど、やはり従来と異なる付加価値を形にしたものであるかどうか、ここで評価が分かれそうに思われる。あとは価格、なんだろうないまのご時世は。なんでも前のモデル、他社モデルより安くないといけない、という単純な価値観だけではいいものが出来ないと思うのだが..とデジタルモノ業界の端くれは思うのである。そういう意味では、foveon搭載などという噂も、実現したらいいと心の隅で思っている。

★04年9月3日
http://www.olympus-esystem.jp/のページにディザ広告が出ている。フォトキナで新しいモデルが発表になるのだそうだ。9月末、ということか。その頃私は日本に居ないので、帰国したらいろんな情報が飛び交っているのだろうと思うと今から楽しみだ。トータリー・ニューというから今のE-1とかけ離れたものになるのか、はてさてどうなるか。しかしディザ広告って、フジやコニカあたりでもよく使われたいたように思うけど、既にいろいろなところで使われた手法だし、あんまり興奮しないんだよなぁ。

★04年8月22日
キヤノンが、EOS-20Dを発表した。このカメラのspecはほぼ正常進化と言えそうで、直前に10Dを買ってしまった人には気の毒だけど、デジタルものはこういう点、止むを得ないものがある。デジタル専用のEF-Sレンズが2本追加になって、さらにkiss-Dのキットレンズも正式ラインナップに加わるということで、キヤノンもデジタル専用のラインナップを本格展開して来た。マウント指標が別になっているのは少々ややこしい気がするが。フランジバックは同じだが、バックフォーカスを短めにしているから、フルサイズや×1.3モデルに着かないようにする必要があるのだろう。EF-Sのラインナップ拡充は即ち、キヤノンはアマチュア向けを×1.6で固定する方向になっているわけで、1D系へステップアップする人はレンズも買い直しになってしまう。キヤノンとしては良い商売である。まあ1D系と×1.6モデルでは生産数が全然違うだろうから買い直すことの是非などどうでもいいことで、それはともかく、毎年D-SLRの新作を出して行く開発力には驚く。でも、あまりにもサイクルが短いような気がする..
ところで、オリンパスの新レンズ情報はどうなのだろう?。フルサイズ画角換算で16mm級のズームはもうキヤノンに先を越されることは確実か。せっかくロードマップを示してももう少しペースを上げないと画餅に帰してしまうのではないか..しかし、秋は各社かなりの数を出してくるだろうから、いろいろ期待したいところだ。

★04年8月13日
今日はデジタルがどうの、というところとはちょっと違った話。コシナフォクトレンダーの180mmF4というレンズが発売になっていて、これは全長79mmというコンパクトな望遠レンズなのであるが、ふと、このレンズならアフリカ旅行に持って行ってE-1に着ければ取り回しもいい、と思いついた。そこでカメラ屋を見て回ったのだが、いつものヨドバシはコシナフォクトレンダー製品の割引率、ポイント還元率があまりよろしくない。マップカメラが比較的安いが、在庫がニコンとM42しかなかった。ニコンはもちろんアダプタ経由でE-1に着くのだが、アダプタを余計に買うのはもったいない。M42は、というとこのシリーズ、マニュアル絞りへの切り替えが出来ず、アダプターを使うと開放絞りでしか撮影できない。それではちょっとねぇ。しばらく、店員氏と話していたが、私には意外なことに、「OMマウントがけっこう出たんですよ」とのこと。アダプタ経由でE-1に着けるという人が多かったそうで、なんだ、皆もう既にそういうことを考えていたんですなぁ。そんなわけで、私はすっかり出遅れたヤツだったわけだ。まあ、無い物は仕方ない。いま、E-1に着けられる200mm付近の望遠は、OMズイコーで5本(ズームも入れて)、タムロンが1本、ペンタックスが1本、M42が1本ある。まあこれ以上何が要るんだおまえは、と自らにツッコミを入れたくなる本数である。だから、新しいものに頼らずに今のレンズを使うべきであろう。
そういえば、タムロン180mmの作例をずっとアップしていなかった。実際には7月上旬にアップするはずのものである。すっかりファイルの存在を忘れていた。なんてこった。明日から2泊で出かけるのだが、OMの200mmF5でも持ち出すことにするか。

★04年8月10日
ペンタックスが、デジタル対応かつ、フルサイズでも使える「D FAレンズ」を発表した。絞り環があるので、従来のフィルム用SLRにも使えるレンズである。
http://www.pentax.co.jp/japan/news/2004/200434.html
50mm、100mmのマクロだが、従来比でかなり小型化されているのが特徴で、MZシリーズにつけてもマッチする外観か。マクロレンズ自体の需要はそんなにないと思うが、常用域も支障なく使えるのが最近のマクロレンズのウリだから、そこは外してはいまい。新しいレンズが出ることは見ていて楽しいので、発売が楽しみである。従来のカメラにも使えるのだから、私もこれを買う意味があるわけで、とはいえ今年はいろいろ出費が多いからとりあえずヨドバシなどで展示品を見ているだけになろう。このレンズ、価格がオープン価格なんだそうで、最近希望小売価格というのは無意味になっていることは痛感する。ただ、実売予想価格ってのが早くから出て、実際それで売られたりするのを見ると、オープン価格というのもかなり、意味がないと思ってしまう。

エプソンのR-D1が既に発売になっている。某掲示板では周辺トリムおもちゃとか、わけの分からないことを叫んでいるヘンな人がいるが、APS-CタイプCCDはとっくに使われている素子なのであって、何もこのカメラに噛み付くことはないと思う。夏になるとおかしな人が出てくるものだ。
さすがに作例はたくさんは上がっていないようだ。廉価版のD-SLRの3倍近い価格だし、しかもライカ系のレンズはもっと高いから、オーナー数が限られることは容易に想像が付く。私もライカマウントのレンズはいくつか持っているが、今は稼働率が下がっていて、R-D1も購入対象にはなっていない。で、作例を見た感じでは、予想以上に健闘しているという印象。さすがに初代のズミルクス35/1.4の絞り開放あたりではぽわぽわな画質だが、これはフィルムでも同じ。このレンズを持っている人は元からシャープな画像を期待していないのだから(たぶん)問題にならないだろう。50mm標準レンズがポートレイトレンズになってしまうのは一長一短であるが、古いライツのレンズの描写の軟らかさをデジタルで気軽に味わう、というのは新しい体験であろう。知人でだれかこれに対応してくれないかと願っているが、残念ながら周りもライカ系から遠ざかるばかり。うーむ。

★04年7月26日
あまりにも長くなったので、3ヶ月ごとに分割した。文章がほとんどだから容量は別に問題ないと思うのだけど、編集するのに扱いにくくなってきたのが主たる理由である。

E-1のファームウェアVer1.3がリリースされた。以下の機能であり、私は使わないものだから当分はアップしないつもりである。それと、中国語のメニュー表示記が選べるようになったようだ。当然、これも関係ない。
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OLYMPUS Studioのカメラコントロール機能を使用してパソコンからE-1の絞り値を変更した時に、まれに通信エラーが発生する問題を修正しました。

9月にアフリカに行く、という話は既に書いたが、50-200mmレンズをオリンパスからレンタルする、という手があることに今更気づいた。しかし、計算してみると、12日の旅行で3万円近い出費である。しかも、旅行当日に借りて帰ってきて即日返すということもなかろうから、結局3万円を超えることになってしまうのだ。10万円少々で売っていることを考えると、これでは効率が悪い。それに、治安があまりよろしくないところでもあり、大きなレンズは持ち歩きたくないから、やっぱり単焦点レンズをアダプターで使うのが適切であろう。というわけで、休日はE-1に200mm付近の望遠レンズをつけて、望遠撮影の練習をしている。しかし180mmF2.8クラスでも、やっぱり大きいと感じる。最近体力落ちたな..

★04年7月23日
いつの間にか半月以上も空いてしまった..書くネタがなかったわけではないのだが。で、そんなことを思いつつ家に帰ると即、寝るばかりの生活。参ったな..
さて、シグマがまたまた新製品を発表した。18-50mm F2.8 EX DCである。今まで、どちらかというと廉価なデジタル専用レンズを出してきたシグマだが、ここに来て、高級路線で勝負というところか。マクロの単焦点レンズ(50,105mm)もデジタル対応にしてリニューアルだし、このメーカは本当に元気がある。ペンタックスが後回しだったり、したたかさも兼ね備えている。わが4/3用レンズへの対応は、発表だけで具体化していないのが残念だ。それはともかく、コンパクトにまとまっているようだし、価格も手ごろなので、これは売れるのではなかろうか。例えばニコンのDX18-55mmF2.8がいくらすぐれていても、大きさや価格というのもやはり選考の大きなファクターになりうるのだし、シグマの方向性には共感を覚える。今後も攻めまくって、楽しませて欲しいものだ。

タムロンの200-500mmを触ることができた。ズーミングで、かなーり伸びる。500mm側では取り回しはあまりよくないと感じたが、何せ500mmは単焦点でも取り回しがいいわけではないから、これは止むを得ない。価格も抑えてあるし、スポーツ撮影などには重宝するのではないか。これを触ってから、E-1の50-200mmを触ると、妙に軽くて使いやすいレンズになったような錯覚がある。いやいや危ない危ない。思わず買ってしまいそうになった(実売価格も似たようなところにあるのだ)。実は、秋にアフリカに行こうかと計画していて、望遠レンズをどうするか思い悩んでいるところなのだ。ずっとサファリならE-1にOMやタムロンの望遠レンズでもいいのだが、後半、街中も歩くとなると超望遠は嵩張って疲れるし、かといって部屋に置きっぱなしでは治安上の問題もある。ここのところ、ひまがあるとこればかり考えている。しばらく悩んでいることにしよう。その瞬間が、実は楽しかったりするのである。

エプソンのR-D1の発売日が決まった。7月30日だそうだ。ここまで沈黙を守っていて、直前に発表というのも新鮮だ。デジタルカメラの発表といえば、ほとんどが遅延の発表ではなかったか。それが、8月上旬発売予定を7月30日にしたのだから驚く。まあたいした日数の違いではないが、半導体製造会社の社員の端くれとして、こういう電子システムの開発、検証の難しさはなんとなく分かっているつもりで、エプソンの開発力に敬意を表したいと思う。私は上述のアフリカ旅行その他でこのカメラに手を出している余裕がないものの、売れてほしいカメラの一つである。簡単に写ればいい、といういまの大勢に影響はあるまいが、こういう個性的カメラは存在自体に価値がある。

★04年7月5日
忙しくて、写真ネタはあるのだがアップできない..というわけでヨドバシで触ったレンズのお話(おいおい、なんつー簡単な)。
シグマの18-125mmF3.5-5.6DCが発売になっている。銀塩の28-200mmズームに相当するもので、既に銀塩のズームは店頭価格は2万円を切っているのであるが、このレンズはポイント還元前で4万円弱、他の店の情報では3万円台半ば付近のようだ。まあ価格についてはデジタル対応初の高倍率ズームである、というところから銀塩の相当品とは違った値付けでもかまわないとは思う。レンズはしっかり作られており、鏡胴のガタなどない。デザインも銀塩時代より少し垢抜けたように思える。ズームリングが少々硬く、トルク感が途中で変わったりするのが気になるが、銀塩の同じタイプでも同様の感触で、こんなものなのだろう。ただ、タムロンの同じタイプの銀塩レンズでは、もっとスムーズだったから、まだ改善できるのではなかろうか。フォーカスはあまり速くなく、音もジジーッという感じで静かとは言えない。でも、超音波モータなどを使って大型化するくらいならこの方が良いように思う。やはり、気軽に持ち歩ける大きさと画角変化が並存していることに意味がある。画質については、既にいろいろなところで画像がアップされており、良好な様子だ。しかし歪曲はかなり残されており、人によっては気になるところであろう。このレンズ、4/3マウントが出たらおそらく買うと思うのだが、先に正式発表になっている18-50mmや55-200mmが未だ具体化していないし、この18-125mmもペンタックス用は後回しなっていて8月とも噂されている状況を見ると、4/3版などは相当に後になりそうだ。いや、18-125mmの4/3版など、発表にすらなっていないのだからシグマとしては急ぐ義理もない。しかし、出ることに期待したい。

タムロンの、SP200-500mmF5-6.3 Diというレンズもショウケースの中に展示されていた。大きいが、500mmというレンジをカヴァーするならこれもコンパクトな方であろう。これは「試せます」とあったが出してもらうのも面倒だから触っていない。このレンズはペンタックスマウントは元々計画に無く、キヤノン、ニコン、ミノルタだけなので、私にはかなーり縁が無い。ニコンマウントを買ってE-1に着けるとか、キヤノンマウントを買ってEOS RTに着けるとか..まあするわけないですな。秋に、ちょっと望遠が必要な旅行が企画されつつあるので、こういうレンズがあると便利だとは思うものの、それだけのために買っても後が続くまい。今ある単焦点の望遠でがんばることにしよう。

ニコンの、DX18-55mmF2.8も展示品があったので触ってみた。これは大きく、重い。値段も立派だ。D2Hに着けるとちょうどよいバランスだが、D70とかではレンズが大きすぎて何だか異様な雰囲気。いや、ニコンのユーザはそういうことを気にしていてはいけないのだ。それに、ちょうどよいバランスのセットレンズも売られている(単体販売も既に始まっている)わけで、選択肢があるということは良いことである。4/3も、そのうち標準ズーム域でも複数選択できるときが来ると思われ、大いに期待したい。


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