オリンパス E−システムへの期待
+デジタルSLRつれづれ日記

05年1月−05年3月分


★05年3月19日
PIE2005には行く時間がないはずだったのだが、偶然都内で2.5時間ほど空きが出来たので、行ってきた。今年から有料化されたのだが、前年に名前を登録して割引が入って750円とは、何だかちょっと高い。くまなく回ればそれなりに面白いとは思うが。それはともかく、あまり時間がなかったので大急ぎで回った。銀塩の話題も入るのは私の興味の関係上、仕方ないということで..
オリンパスのブースにまず行った。F2ズーム2本とF2.8の超望遠ズームだが、標準ズームは7-14mmより一回り大きい。このレンズはPMAでも見られた通り、デザインも未決定の様子で、これからまた変わるだろう。望遠F2は他社のF2.8望遠ズームと大体同じくらいか、ちょっと大きいくらい。このレンズは各部も相当完成に近い形で、かなり格好良い。何だか、このレンズも買ってしまいそうな予感が。F2.8超望遠は、300mmF2.8と同じくらいの大きさで、当然大きいのだが、予想通りの大きさか。まあこれは価格が相当高いだろうから一般的に売れるというモデルではないだろう。他は7-14mmを着けたE-300を覗かせてもらったが、これはたいへん良い。非常に明快に、スパッと直線が直線に見えて、超広角っぽくないのだ。これは実売17万円くらいか、その価値はあると思われた。非常に悩ましいが、私は秋に出るF2ズームの方を取ると思う。
ペンタックスの12-24mmは細身で、コンパクトに出来ている。トキナーのOEMでは、という話もあったが、これは違うだろう。これは、売れるのではないだろうか。価格次第かとは思うが、ペンタックスはなかなかいい線を突いている。関係ないが、ペンタックスの天体望遠鏡のコーナーも見たが、むちゃくちゃシャープですねぇ。架台も普通の三脚のレヴェルではないし、天体になると色んな意味でケタが違うと実感。
コシナのブースに行ったら、ツァイスイコンの実機に触ることができた。シャッター音はベッサR2a/R3aのシリーズと似ている。即ち、ライカに比べて音が大きく、ショックもある。ファインダーはきれいに見えるが、展示機の二重像が縦ずれしているのはよろしくない。こういうのはイメージを悪くするから。ボディは夏ごろ発売を目標にしているようだが、価格次第でかなり売れ行きが変わりそうだ。どう見てもライカのような強気の商売は難しい。レンズは、全シリーズが展示されていた。ドイツ製の15mm、85mmはむちゃくちゃ大きい。それ以外は日本製なのだが、これはけっこうコンパクトに出来ている。超広角の21、25mmはちょっと長めであるが。
フジはデジカメ関係は素通りで、Naturaの展示コーナーに行った。露出補正ができるブラックモデルがあったが、露出補正という操作を可能にしただけで、フラッシュ禁止が固定されるわけではなく、中途半端さは否めない。コストとの兼ね合いなのだろうが、せっかく、フラッシュを使わないで自然な写真を、と言っているのにそれがISO1600時だけとは..これはどうもいただけない。
その他、キヤノンやニコンなどは素通り。すぐに次の用事に向かった。

★05年3月18日
PIE2005にて、ペンタックスがデジタル対応のレンズのロードマップを発表した。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/17187-1209-9-1.html
これを見ると、どうやらDA limitedシリーズで2本追加されて3兄弟が形成されるらしい。20-30mmの間と、60-70mmの間になるのか。銀塩のlimitedが中途半端な数字シリーズだったので、22mmF2.2なんて出たら最高なのだが..そんなに悪ふざけみたいな仕様にはなるまい。しかし、フィッシュアイズームも計画されているし、2年がかりではあるがこういうわが道を行くスタイルは歓迎だ。DA limited3兄弟が揃ったら、私もDsを買ってしまいそうだ。

ヨドバシで、kiss digital Nの実機を触った。個人的な判断基準から言うと、持って楽しいカメラでは全くない。グリップが小さすぎて持ちにくいのが一番使いにくいところで、これでは手が小さい女性でも指が余りはしないだろうか。マーケティングはしているだろうからあれで大丈夫と判断したのだろうけど。また、セットレンズが異常に安上がり過ぎ。フォーカスのたびに画像がガタガタ揺れるのは鏡胴にがたつきがあるからで、MFは全くやる気にならない。AFでも気持ち悪い。撮る瞬間は固定されているのだろうから画像はきっちり定着するんだろうが、あれでは安っぽいにも程がある。シャッター音は前作より軽快になって、*istDsとE-300の中間のような音。これは良くなったと思う。
ま、800万画素で画質がよくて値段もそこそこなんだから文句を言うな、ということだ。関係ない世界なのだから気に入らなければ買わなければ良い。

★05年3月16日
kiss digital Nが明日から発売になるのか、ヨドバシに展示台が設置されていた。現物は未だ出せないのか、置いていなかった。カタログがあったので見たら、方々で指摘されている、ロックバンドの扮装に似た子供たちが表紙になっている。まあ、キヤノンのことだからそのバンドにも使用許諾について話をつけているのだと思うが、どうも、従来のkissのイメージに合わないと思う。そんなのは古いんだよ、と言われそうだが、実際カタログの中身はやっぱりファミリーユース向けな写真が多いし..イメージはさておき、作例はすごくパキパキのスッキリ画像で、恐ろしくくっきりしていて不自然なくらいだ。写真自体が真実を写しているとはもちろん思っていないが、これは作りすぎのような気がする。カメラのカタログというのはこういうもんだからあまり気にしてもしょうがないのだろうけど。そういえばかなり昔、あるコンパクトカメラのカタログで、背景が完全に溶けた、もう大口径中望遠の写真としか思えないものが「ポートレートモード」なんて書いてあって、いくらなんでもウソだろと思ったことがある。もちろん、そういうのが全てであるとは言わないが..
まあどうでもいい話を書いてしまった。売れるだろう。キヤノンのネームヴァリューがあれば、あの価格は大したことはないだろうし。他社は、これに価格だけで対抗しないで、個性を主張してもらいたいものだが、個性なんてものはカメラマニアにしかウケない要素であるから、やっぱり価格ですかね。

ペンタックスが645デジタルを開発中であると発表した。そうそう台数が出るわけでもないが、ペンタックスらしい選択肢だと思う。こういう個性、フラグシップの考え方もアリだろう。私は買えないだろうが、どんなものになるか楽しみだ。また、DA12-24mmF4も予告された。既に各社このレンジの焦点距離は珍しくなくなりつつあるが、ペンタックスも出すわけだ。これも面白そうだ。ペンタックスは矢継ぎ早には製品を出さないけれど、地道にラインナップを増やしている。いっぺんに出さなくたって、買う側からしてもいいではないか、と感じた。
友人W君が*istDにシグマの18-50mmF2.8を着けて、バリ島に行くという。先日、そのセットを触らせてもらったのだが、*istDのファインダーに明るいズームというのは使いやすい。いいカメラだと思う。帰国後、面白い写真があれば見せてもらうことにしよう。

明日からPhoto Imaging Expoが開催される。今年は残念ながら、行く時間が全くない。オリンパスのF2ズームの展示は見たかったのだが、これはそのうちプラザにでも展示されることを期待しよう。21日までやっていてくれれば見に行けるのだが、なんでまた連休の途中でやめてしまうのだろうか..

★05年3月15日
ちょっと前の話だけれど、E-systemのプロ作例ページがリニューアルしていた。きれいですねぇやっぱり。プロは機材を選ばない。最近あるところの掲示板が荒れているけれど、言いがかりの応酬で見ていられない。いい作例を見ていると、そういった下らない議論はどうでもいいとつくづく思う。自分の機材が有名じゃないと安心できないのかね。
さておき、7-14mmが発売になって、いくつか作例が出てきている。このレンズは良いと思う。対角線画角114度という超広角は使い手を選ぶのではないかと思ったら、このようなレンズを買う人は既にかなりの技量をお持ちであられるようで、どれも面白い。私はこれは後回しにして、秋に備えるつもりだ。あるいは、11-22mmもいいな。これはむしろ、私の中の意識として買いやすくなったかもしれない。「あそこまでは要らないが11-22mmなら」という単なる思い込みであるが..
7-14mm、レンタルショップで借りるのも良いな、と思ったらラインナップになかった。よく見たら、150mmF2もないではないか。これはいけません。7-14mmは発売開始直後だからいいとして、150mmは入れておかないと。

★05年2月23日
kiss digital Nの実機を見た。大分空港に大分キャノンの展示ケースがあって、そこに飾られている。なるほど、大きさは前作より小さくなっている。でも、やっぱり背が高い。内蔵フラッシュの高さのために前に大きくせり出すのはやはり格好が良くないと思う。こういうのは個人差が大きいだろうが、出っ張ると大きなレンズに干渉しないようにさらに高い位置に置かねばならず、そうすると、普通のレンズを付けたときにレンズマウント周りに間の抜けた空間が出来てしまう。どうもこれがダメなのだ私には。内蔵フラッシュはいざというとき便利だが、私はほぼ使わない。そのためにペンタプリズム(ペンタミラー)部の上が大きくなるのはちょっとね..ま、これは明らかに少数意見であろう。

オリンパスのF2ズームのモックアップがPMAで展示されている。おそらく、日本のフォトエキスポでも展示されるのだろう。楽しみだ。外観は予想通り、大きい。望遠ズームとF2.8の超望遠ズームは距離の表示やレンズ銘の表示、プレートまで出来ていて相当量産品に近いところまで出来ているように見える。一方、標準ズームはそういう表示類が全くなくて、これはいかにも試作中といった風情だ。標準ズームはかなり大きくて新しく出る7-14mmズームよりさらに長くなるようだが、まあこのくらいならF2通しであるし、購入対象になりうる。価格発表が楽しみだ。
このレンズに絡んで、掲示板では相変わらず4/3の意義が疑問だとかいう話が盛り上がっている。まあオリンパスの当初の計画(目論見)に反して世間の開発ペース、価格下落が早いということは事実としてあると思うが、存在意義がないとは思えない。各社APS-Cサイズということになっているが同じ素子ではないし、レンズラインナップだって結局デジタル専用のを新たに出して消費者に買わせているのだ。オリンパスがやっていることと、根本的なところで変わるわけではない。一番笑えるのは、半導体の量産効果がどうこう、という人。デジタルSLRの生産台数程度で、部品単価に大きく影響する量産効果などは出ない。自社で開発から製造までをする会社であれば、カメラ開発側の意見が反映されやすいとか、価格設定に柔軟性がありそうだとか、メリットも多いと思われるが、だからといって他メーカから部品を買ってくる会社がダメというわけでもない。思い込みで意義を語るのはちょっとね。

★05年2月18日
キヤノンのkiss-digitalの後継機が発表になった。kiss digital Nと言うのだそうだ。公式ページのKISSのロゴが某ロックバンドのロゴに似すぎていてヘンな感じ(イメージに合わない)だが、発表の1ヵ月後に発売、即日web更新という手際の良さはキヤノンらしい。加えて、ヨドバシでは早くも価格が出た。1ヶ月前ともなれば出て当然か。ボディのみが99800円、レンズキットが119800円ということで、E-300よりちょっと高いくらいだがブランドが有名だからこれでも十分だろう。

そうそう、オリンパスの、ずいぶん前から噂になっていたF2通しズームが公式に発表された。
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2005a/nr050218zuikoj.cfm
14-35mmF2.0(フルサイズ画角換算で28-70mm相当)
35-100mmF2.0(同 70-200mm相当)
90-250mmF2.8(同 180-500mm相当)
という3本であり、リーク情報通りのレンズだ。発売は秋以降になるらしいからまだまだ先である。このレンズは物理的に当然ながら、大きくて高いレンズになるだろう。ところが、このレンズを出すことに不満な方もいらっしゃるらしい。レンズが少ないからということでシステムの将来を危ぶんでいたのが、いざ高いレンズが出るとなると、高いレンズが多い、廉価版を充実させろと文句を言う..まあアレですな、文句を言いたい人は何を出しても文句を言うのだろう。もう廉価版のラインナップ、出ているのにねぇ。一時期のペンタックス銀塩AFの標準域ズームの乱発みたいになったら最終的にはユーザに(価格に)降りかかってくるのだから、既に3路線出ているのに少ないなんていうのはやめた方がいい。
価格は未だ先だからなんとも言えないが、標準・望遠ズームは他社の高級ズームと同じくらいの15-20万円クラスになるのではなかろうか。超望遠ズームは数十万円は行ってしまうだろう。ニコンの200-400mmなんて98万円だったか。でも、欲しい人は出費は惜しまないとは思う。まあ私は標準ズームだけかな。
ちょっと心配なのは、この3本のズームが今発表で秋発売、とすると単焦点の予定はもっと先になってしまうのか、というところ。少なくとも、ロードマップに載っている標準マクロ、望遠マクロ、魚眼は秋以降なんていうことがないことを祈りたい。
関係ないけど、マミヤCシリーズというレンズ交換式の2眼レフのカタログを入手した。71年のカタログなのだが、この時点でレンズのラインナップは揃っていて94年に生産終了するまで新しいレンズは出ていない。まあ2眼レフという当時既にユーザが少なかったカメラではあるが、20年以上レンズが増えないまま(実はむしろその後減り続けるのだが)売り続けるというのは今の感覚では信じがたいペースだ。しかし、いまの業界の、毎年いや半年単位で新製品を出さないと価格も売り上げも維持できない、というのもちょっと行き過ぎのような気がしてならない。カメラが大量生産・大量消費されるようになって、ついでにデフレにもぶち当たってしまったからいろんな新規機能(刺激)が必要なんだろうが、いずれにしても難しい問題ではある。

★05年2月17日
キヤノンのkiss-digitalの後継機となるであろう機体が欧米で発表になっている。日本でも明日には発表があるのだろう。
http://www.dpreview.com/news/0502/05021704canon_eos350d.asp
*istDs並みに小さくなっている。が、こうして画像を見ていて、レンズが太いよなぁと思う。その分、内蔵フラッシュを高くするためにペンタミラー部の上を大きくせり出すデザインになっていて、これもちょっと野暮ったい印象だ。specはリンク先を見てもらうとして、800万画素、秒3コマ、jpegなら14コマまでの連写が可能になっている。まあ正常進化というか、予想の範囲ではなかろうか。大きさはがんばったと思う。値段はオープンということになるのだろうが、これは9万円前後の実売を目指すのかな。以下URLでサンプルも見られる。
http://web.canon.jp/Imaging/eosdigital2/index.html
ちょっと作られすぎのシチュエーションで、上手すぎてわざとらしさが気になる。こんな写真、皆撮るんだろうか。ペンタックスやオリンパスの方がユーザが撮りそうな写真を載せているように思うがそれは偏見か。さておき、キヤノンというブランド、800万画素、最軽量、というキーワードがあれば当然売れるのだろう。
同時に、EF-S60mmマクロが発表になっている。60mmくらいならフルサイズ対応でもそんなに大きくなったりしないと思うが、EF-Sで来たか。キヤノンは完全にダブル路線になってしまった。10D以前のユーザはもはや新レンズの恩恵には与れないんですかね。こういう点はかわいそうで、カメラをたくさん持っている私でも、同じ系統で何度も買い換えるのは無駄が多いと思うし、そういう時代になっちゃったんだと言われても少々納得がいかないところではある。フィルム用に誤用されるのを防止するという目的もあるだろうが、レンズメーカが従来のマウントのままデジタル専用レンズを出し始めているのだから、それもどうかな、とは思う。
ともあれ、今年も熾烈な競争が始まった、ということだ。カメラメーカも、部品メーカも、そして一喜一憂するユーザも大変ですな。

★05年2月16日
ニコンがD2Hsを発表した。D2Hに対し、画像処理、ノイズ、AF、連写性能をアップさせたものだそうだが、これを以って「ニコンはD2Hの失敗を認めた」などとアホなコメントをする人がいて呆れる。改良版を出すことがいけないわけはなく、こういう機材が進化することに問題があろうはずもない。メーカを貶すことで自分の立場が偉くなったつもりでいるのか、こういうのはどうにも悪趣味だ。
とまあ、ニコンにしてもキヤノンにしても1桁シリーズなんて私にはspec上も価格でも関係ない世界なので放っておくとして、ニコンが「顔認識AF」搭載のコンパクトタイプのカメラを発表した。余計なお世話という感じがしないでもないが、観光地で写真を頼まれ、操作がよく分からないのに撮らされて上手く写っていない、なんてこともあるのだし、あればあったでいいのかも知れない。この機能、海外のwebでは"Face-priority"(顔優先)と紹介されていて、日本語と英語の、微妙な目の付け所の違いがおもしろい。

そういえば、ペンタックスの*istDsに銀色が追加になるという(とっくに発表になっているが..)。テカテカ感がある銀色だが、キヤノンのkissよりちょっと黄色が入った感じにも見える。MZシリーズの銀を踏襲しているのかな。ファミリー層には銀色の方がウケがよいという話もあり、そんなものかいな..昔からカメラには銀(金)か黒の流行り廃りの波があって、一概に銀色=ファミリーではないと思う。オーディオもそうだ。私がオーディオに興味を持ち始めた中学の頃は銀色から黒に変わる頃で、実際に自分の給料でそろえ始めた頃にはシャンパンゴールド色が隆盛を極めていた。カメラもこのころ同じような色をチタンの上にかぶせるのが流行っていたし、その色も今や下火である。ま、メーカもいろいろ目先を変えながら消費者の気を引くのであって、それも戦術なのだ。*istDs銀には同系色のリミテッドレンズなどもよく似合うことだろうと思う。いまペンタックスはいくつかのレンズを製造中止にして整理をしているように見えるが、今後また新たに銀色のレンズなども拡充して行くのだろうか。

★05年2月14日
キヤノンがkiss-Dの後継機を発表するのでは、という噂だったがそれはなく、20Dの天文専用モデルの受注生産を発表したので拍子抜けがした。もっとも、天文モデルというのをメーカで作るようになるのも多様化という点で良いことではある。今まででも天文観測の専門店でそういった改造は対応されていたが、そこまで取り込もうというわけで、売り上げとしては大したことではないだろうが。
それはともあれ、シグマがまた新レンズの発表だ。
http://www.sigma-photo.co.jp/news/30_f14_ex_dc_hsm.htm
http://www.sigma-photo.co.jp/news/10_20_f4_56_ex_dc.htm
他にも高倍率ズームもあるが、とりあえず以上の2本は私としても注目のレンズだ。特に30mmF1.4は、標準域の大口径レンズをレンズメーカとして久々に作ったのではなかろうか。ペンタックスやニコン、コニカミノルタではフルサイズ相当の画角では45mm、キヤノンでは48mm、シグマでは51mmということになる。ペンタックスとコニカミノルタは対応予定がないようだが、今後の売れ行き次第で追加になるのがいつものパターンであるから期待はできそうだ。フィルタ径62mmと画角のわりに大型なのは、やはり短い焦点距離でテレセントリックな設計をするために必要な大きさを確保したものだと思うが、デジタル一眼レフは銀塩の同等クラスよりちょっと大きいものが多いからこの大きさでも案外違和感はないかも知れない。わが4/3には対応予定はない。ズイコーデジタルで25mm近辺が予定されているから様子見なのかな。10-20mmはキヤノンのEF-Sに続くもので、開放F値が暗いものの、値段はそれなりに設定するだろうからこれもどうなるか楽しみだ。その他、フルサイズの300mm相当に達する高倍率ズームや、従来のモデルのデジタル対応コーティング化の発表もされて、シグマの勢いは今年もすごいようだ。

E-systemのファームアップが発表されていた。E-1のVer1.4は以下だ。
・低輝度時のシングルAF(S-AF)スピードを改善しました。
・E-300で撮影した画像(TIFF,RAW,SHQ)を正常に再生できるように改善しました。
・新しい高速対応コンパクトフラッシュに対応しました。「動作確認済みカード:ExtremeIII(Sandisk)」
AFスピードはけっこう効果があると掲示板でレポートがあった。その他は現状私には関係ない。ここ1-2週は使う予定がないからそのうちファームアップしよう。
ところで、先の週末はE-1に21mm、トキナーの60-120mmを着けてスキーに行ってきた。概ね-10℃くらいまで下がったと思うが、動作には問題なく、電池の持ちもよかった。トキナーの絞りが動かなくなって開放状態のみになってしまい、露出overを何枚か作ってしまったのは痛かった。その翌日からはカメラバッグにカイロを入れて暖めて、絞りが問題ないことを確認しながら撮った。天候は良かったので、レンズは防滴でないものの大丈夫で、もちろんE-1自体の動作も不調は全くなかった。ところが、帰宅してファイルをPCに保存しようとしたら、2日目以降のファイルが読めない。1日目のは保存できたのだが..フラッシュメモリの異常だろうか。カメラでは画像があることは確認できるが、PCからはカメラ経由でも、メモリリーダ経由でも見えない。これは困ってしまった。仕方ないので、レキサーに送って確認することにした。

★05年2月9日
これまたちょっと前から始まっている話だが、キヤノンのkiss-digitalが大幅に値下がりしている。どこでも一斉に下がるのは、どうにも不気味な感じで、おそらく次のモデルがそろそろ発表なのだろうという推測がそこここで見られる。D-SLRでのボディ10万円以下競争への火付け役となったこのカメラも、はや1年半で次のモデルに替わるのか。SLRなんて、そんなに早いサイクルで替わるべきものではないのだが、デジタルともなるとPCのごとく、変わらないと売れ行きが鈍化してしまうのだろうか。しかしこれはそういう競争をするメーカもさることながら、それに釣られてしまう、早く飽きてしまうユーザにも問題はある。そして、次のモデルはより機能満載で安くなくてはならないというただひたすらなデフレ志向..メーカはどこでコストを削るか(悪く言えば手を抜くか)に汲々としなくてはならない。こういう業界の末端にいると、安けりゃいいというのも考え物だと、いつも思う。そんなことを考えるのはコストダウンできない負け組のメーカだ、と指弾されそうだが、そんなことを掲示板などで言うのはごく簡単なことで、実際に開発している方はそんなに気軽にコストを下げたりってわけには行かないので..
話が逸れたが、キヤノンが発表するのは週明けか、遅くともPMAでは出るだろうと言われている。PMAでは各社それぞれアイテムがあろうから、なかなか楽しみだ。個人的にはEOS系のぬめっとした曲線カメラは好みではないので、キヤノンの新製品があっても実質、関係はない。E-systemの新ズームの展示があれば良いのだが。

★05年2月2日
ずいぶん前の話で恐縮だが、E-systemで今年出る予定の3本のズームが、以下の3本であるという噂が出ている(デジカメジン)。
14-35mmF2.0(フルサイズ画角換算で28-70mm相当)
35-100mmF2.0(同 70-200mm相当)
90-250mmF2.8(同 180-500mm相当)
これが本当なら、それなりに高いレンズになるのだろうが、標準ズームなどは思わず買ってしまいそうな気がする。このレンズの仕様は、既に発表されているロードマップに合うし、既にF2.8〜クラスとF3.5〜クラスがあって、それにかぶる焦点距離で3本新たに出るとなれば明るさがF2付近になるのでは、という想像は十分に頷けるものだ。3本目の超望遠ズームは大きいレンズになってしまうから普通の人はおいそれと買えないとは思うが、500mm相当の引き寄せでF2.8ともなれば、需要はあると思う。ネット掲示板ではフォーサーズはボケが少ないからフルサイズに換算すればF4相当だ、などと言う人がいるけど、シャッター速度はまぎれもなくF2の明るさに対応するものだし、そもそもフルサイズのデジタルを使っている人なんて全体のごく一部である。そんな比較は無意味だろう。そういうことはさておき、これらのレンズが出たら、明るい単焦点というものは大きさというメリットは除いても、発売が後回しになってしまう可能性は高い。個人的には、そこがちょっと残念に思われる。ま、正式に発表されたわけではないから発表時にまた一喜一憂するか。

★05年1月23日
忙しかったのでカメラ屋にも行けない日が続いていたが、ちょっとヨドバシに寄ってみたら、ペンタックスのDA40mmF2.8limited付きの展示機が置いてあった。実物を目にすると、つい買ってしまいそうな衝動が..まずい。*istDsも一緒に買ってしまいそうだ。とはいえ小遣いの範囲を大幅に逸脱する買い物になってしまうのでぐっと堪えた。このレンズ、フルサイズ換算では60mmくらいの画角になるのだが、60mm近くのレンズと言うと、昔は55mm以上の大口径標準レンズが各社から出ていて私も55mmや58mmレンズはいくつか持っているので、感覚としてはそんなに狭い画角でもない。そういうレンズと比べると明るさがF2.8なのは若干暗いが、その分開放からキレが良いレンズになっているようだ。*istD系はファインダがきれいだからF2.8でも問題はなかろう。このレンズとボディだけでも相当に楽しめそうだ。ペンタックスは個性的な路線を堅持していて良いと思う。そういえば、最新のカタログを見ると、標準ズームなどはけっこう整理されて種類が減っていた。合理化するところはしっかりやっているようで、まあそれもいいことだ。標準の50mmF1.7が消えてしまったのはちょっと残念だが。

新宿で、カメラのキタムラの中古買取センターというところに中古も売っているというので入ってみたところ、E-300のセットレンズが何本か出ていた。いずれも新品同様の物件で、セットレンズを下取りして別のレンズを買った人たちのレンズなのだろう。値段が微妙に違っていたのは不思議だが。価格は約1万円といったところで、以前、買ったと同時に下取りに出したら15000円だったとか、そういう話からすると安すぎのようにも思ったが、それは値引き相当な意味だったのか、今は下取り3000円なんていう話も出ていて、やっぱりだぶついて価格が下がってしまったのだろう。隣にシグマの18-50mmがあってそれも似たような値段で、これはコンパクトだから買ってしまおうかと思ったがやめた。そう言えば18-50mmのF2.8は4/3用にならないのか。コニカミノルタ用はもうすぐ出るようだが、これの4/3が出れば小さく済ませたいときのために買いたいとは思う。

★05年1月13日
松下とオリンパスが共同でD-SLRを開発するという発表があった。松下は06年に4/3マウントの新製品を発表したいとしている。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050113-2/jn050113-2.html
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2005/01/13/756.html
いよいよ来たというべきか、ようやくというべきか。レンズなども出すようなので、オリンパスの従来ラインナップのOEMでなければ、選択の幅が広がるわけで、これは良いことだろう。ただ、06年のPMAで発表したいというスケジュールであるから、その間、D-SLRは相当に値が下がることは間違いのないところで、よほど個性的な特質を持ってデビューしないと、果てしない廉価競争に巻き込まれるだけになりそうだ(松下の宣伝力からすると普通のカメラでも相応に売れそうだが!)。どんな仕様で来るか、楽しみに待つことにしよう。何と言っても、4/3はレンズマウントがオープンだから、レンズの相互乗り入れが可能なわけだ。松下から出るレンズがオリンパスのラインナップとは焦点レンジが変わったところで出たり、手ぶれ補正内蔵で、などという展開もあり得るから、ユーザはそれらの仕様や価格を比較しながら選んで行くことが可能になる。無論、ボディも松下のものがいいか、それまでに出ているオリンパスのものがいいか、画像処理や操作性・大きさなど見比べて買えばいいのだ。こういう選び方ができるのもマウントがオープンだからで、ライカスクリュー、M42、Kマウントといった昔からある標準(あるいは期せずして事実上標準となった)マウントが、いま電子マウントで実現しつつあるのは喜ばしい。松下のレンズは、ライカ銘になるのだろうか。私個人はライカというブランドを有難がる気持ちはほとんどないが、今の松下の宣伝を見る限り、SLRでもライカのブランド名を堅持する方向で考えているだろう。
オリンパスとしてはこの共同開発にリソースを割くという決断があったわけだが、より広く認知してもらうというメリットもあってその道を選んだのであろう。このことが負担になって自社の開発ペースが乱されたりせず新製品が出ることを期待したい。
それと、これに刺激されて他のメーカの動きもより活発になるのではなかろうか。シグマなど、レンズメーカからの供給も増えるかも知れないし、新たに参入するメーカも出るかも知れない。対抗する会社は廉価機の第2世代を準備中だろうし、中でもニコンはD100後継機も出すのではないかと思う。今年もいろいろとラッシュになりそうだ。

★05年1月11日
ズイコーデジタル7-14mmF4の発売時期、価格が決まった。
http://www.olympus.co.jp/jp/info/2005a/if050111zuikodj.cfm
3月上旬、24万7800円が希望小売価格である。予想通りの高価格である。フルサイズ画角換算14mmからのズームなんていうのはなかなか使いこなしが難しいし、ユーザも限られるからこの価格でも買う人は買うし、安く設定しても必要ない人にはあんまり意味がないから、こんなところが適正ではないかと思われる。ヨドバシの価格は19万8000円になりそうだ。私は買うか、と言われると買えない。結婚前だったら「年末調整分で出せるな、じゃ」ということで即予約だったかも知れないが(笑)。広角単焦点が魚眼になってしまっていて魚眼と標準レンズの間がどうなるかが興味あるところで、とりあえずは標準マクロなるものを入手すべく資金を準備しておくつもり。
それにしても、どこかの掲示板ではこのレンズをもってしてフォーサーズのレンズは価格が高いとか、将来がどうとか、まったく、日本には見識高い方々が多くていらっしゃる。そういう方々はぜひメーカの開発に就職して、よいレンズを安く、多数作ってもらいたいものだ。

そういえば、2週ほど留守にしていて年末溜まったメイルを見ていたら、エプソンがE-300のプリント体験フェアというものを企画していた。今までこんな企画の案内が舞い込んだことがなかったのでちょっと新鮮である。オリンパスの宣伝の一環かも知れないが、いずれにしても力が入っているということだし、エプソンとしてもメリットがあるのだろう。E-300の画像は既にたくさんネット上にあるのを見て、なかなかよいと感じている。解像感は当然E-1より良いし、色もしっかりしている。ボディで利益が出るのか心配なほどの価格だが、がんばって欲しいものだ。春になれば他社も競合機を出すだろうし、この世界は本当に競争が激しいからE-1,E-300以外にも出していくことになるのだろう。まああんまり毎年モデルチェンジというのもユーザ側も追いつけないのであるが..


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