オリンパス E−システムへの期待
+デジタルSLRつれづれ日記

05年4月−05年9月分


★05年9月30日
デジカメwatchのリコーGRデジタルのβ機の作例は、早くも差し替えになった。今度はピントが均一になっている。まあそれが当たり前なのだが。昨日、作例を削除したことで「信用できない」「今度のは広報チューンだ」という意見も出ているけれど、そこまでひどく言わなくてもいいように思うが..結局、なんだかんだ文句をつけるだけの人も多いなぁ。別にメーカを擁護するつもりもないが。さて、画質は、みたところ良好だ。色合いは落ち着いていて、自然な感じだ。解像感は遠景では少しピンが来ていないようにも思われる。確かマニュアルフォーカスがあるはずだから、遠景写真は無限遠固定で撮るとか、対処法があると思う。2-3mで撮る分には、被写界深度が深いからピントが合わないということもないだろうと思う。ワイドコンヴァージョンレンズの作例もある。画面4隅が少し流れるが、かなり優秀かと思う。ただ、あれは外観がゴツいから、カメラを小型化したのとは相反するところがあって、好みが分かれそうだ。
それはそうと、リコーの公式ページの方の充実が必要だと思う。まだサンプルどころか、詳しい仕様も出ていないのだ。GR blogでは操作方法を解説しているけど、ちょっと冗長な感じがしなくもない。発売日までネタが続くのか、ちょっと心配だ(発売日どころか11月末までなんて、かなりキツイと思う)。

★05年9月29日
リコーGRデジタルのβ機の作例がデジカメwatchのページに出て、これが激しく片ボケしているので掲示板などで大騒ぎになっている。私もみて、これはちとまずいと思ったのだが、結局、「掲載に適さない機材による画像」であったとして、削除された。確かに、あれでは故障していると思われても仕方がない。それにしても、あと3週間ちょっとで発売になるのに、そんな未調整あるいは不具合がありそうな機材を貸し出していては、買う方は不安になるだろう。リコーは好きなメーカだが、これはちょっと苦言を呈したいところ。

フジがFinepixF11を発表した。現行のF10のマイナーチェンジモデルで、外観、画素数やレンズはそのままで、絞り優先、シャッター優先AEが追加され、液晶の画素が増えてきめ細かくなったり、マクロの最短撮影距離が短くなったりしている。地味だが良い改良だと思われる。
どうでもいいが、F11と文章の中で書かれると、どうも絞り値に見えてしまうのは病気だろうか。

オリンパスE-500のカタログをもらってきた。いきなり表紙に三つの★があるのはなんだかなーと思うのだが、「3ツ星一眼」がキーワードらしいから仕方ない。カタログの内容はなかなか充実していて、作例も破綻がない。5ページの写真はシャープネス強調をかけすぎのように思えるが、これは人により好みが分かれるかも知れない。巻末近くにはレンズとアクセサリが載っているが、何やかや言われながらも、充実してきたと思う。ある掲示板ではF2望遠ズームやF2.8超望遠ズームのspecを見て、高い・重い、買えるレンズがないと文句を言っている人がいるが、安いシリーズも相当ラインナップされてきているから、もうそういう意味のない批判を書き連ねるのもやめにした方がいいと私は思う。しかしメーカも大変だ。全ての要望に応えて行くと投資額ばかり大きくなってしまうだろう。いま発表されているズームが揃えば、とりあえずは3グレードのラインが完成するのだから、あとはじっくり個性派レンズを開発してもらいたいと思う。どうせマニア層でも、交換レンズなんて年に何本も買わないのだ。

★05年9月27日
オリンパスが入門機クラスのE-500を発表した。既にE-systemのHPにも載っている。その他にもレンズ4本、アクセサリーにはなんと、OM-EシステムアダプターMF-1まで加わった。
【E-500】
有効800万画素の入門機で、大手量販店の価格では9万円弱になるようだ。E-300で平べったい形にしていたのを、従来のSLRらしい頭の出たデザインにしている。ペンタミラー式なので視野率95%、倍率0.9倍と数値としては小さくなっている。435gと、この手のカメラでは最軽量になった。11月11日発売予定。
これは売れると思う。機能的にはE-300とほとんど変わらないし、いま安くなったE-300でも問題はなかろうから悩む人もいそうだ。シルバーが出るのもE-systemでは初めてだ。シルバーは個人的な感覚では安っぽく見えてしまうのだが、他社でも一定数の人気があるらしいから、この展開はアリだ。また、簡単操作で撮るための各種モードがある一方、画像の調整が細かくできるあたり、マニアックな人にもウケそうな感じがする。モノクロのフィルター効果なんて、分からない人の方が多そうだが..
ところで、このカメラのページに、8mmフィシュアイの作例が出ていて、レンズが完成していることが分かる。来年1月と言わず、早く出してしまえばいいのに。
【レンズ】
レンズは、HP上で3つのグレードに分けられ、普及機クラスのスタンダード、E-1と同時に出たラインナップが中心のハイグレード、高額で銀色のライン(プラチナラインというらしい)が入ったスーパーハイグレードというカテゴリーになっている。個人的には、OM時代の、グレード分けも何もなく、EDレンズなどを名称にも入れず、それでも高画質であった頃の方が奥ゆかしくて好みなのだが、今やカテゴリーやレンズの名前でも宣伝する時代になったわけだ。ちょっと大げさかな。
・35mmF3.5マクロ(フルサイズ画角換算70mm)
普及クラスのマクロ。フルサイズ換算で2倍相当の接写ができ、165gと軽量、価格も安い。11月発売予定。ロードマップにはなかったものであり、これとは別に標準域のマクロが出るのだと思う。と、思っていたらロードマップが改訂されている。標準マクロは予定から消えている。うーむ、相当後にずらされたのだろう。
・ED18-180mmF3.5-6.3(フルサイズ画角換算36-360mm)
"ED"の文字が冠されているが普及クラスだ。来春発売予定。このレンズが防塵・防滴だったら、E-1と組み合わせて強力なセットになったのではないかと思うが、大きさ、価格が優先されたのだろう。同じ光学系で防塵防滴、というのは投資効率が悪いから出ないだろうなぁ。米国のサイトを見ると、レンズ構成はシグマの18-200mmに酷似している。非球面、EDガラス使用のレンズ位置も同じだ(シグマではSLDガラスと言っているが)。最短撮影距離、絞り枚数、フィルター径も同じ。OEMなのかも知れない。テレ側焦点距離が違うのは、IFで、近接撮影時に撮影倍率が下がることを考慮し予め小さく表示しておいたのだろうか。まあ固執はしないけれど、日本での価格がシグマ製が税別67000円、オリンパスが同じく60000円というのは面白い。(なお、日本では2社から選択できないが、米国ではシグマの18-200mmは既に売られている)
同じ普及クラスで17.5-45mmというのは海外専用モデルになるのか、日本では発表になっていない。一時期のペンタックス(銀塩)のように標準ズームばかり増えてもあまり意味がないから、厳選して開発してもらいたいとは思う。
・ED35-100mmF2(フルサイズ画角換算70-200mm)
開発中である、と発表はされていたがついに具体化された。しかも10月発売。価格は税込み37万円超、大手量販店価格で30万円弱、やっぱりこのくらいの価格になったか。既に海外で撮影サンプルが出ており、その実力は素晴らしいようだ。OMの超望遠を売ればちょうど買えそうだが..最近望遠撮影をしないからな..まあそれなら超望遠を売っても問題ないわけだが。
・ED90-250mmF2.8(フルサイズ画角換算180-500mm)
500mm相当の引き寄せ効果でF2.8、しかもズームとくれば唯一の個性を持つわけだが、さすがに価格が84万円と高価だ。重さは3.27kgと重いが、OMズイコーの350mmF2.8は3.9kgもあったのだから、それでもっと望遠効果があるのだから恐れ入る。ボディ側に高速連写モデルがあれば、それなりに需要もあるのではなかろうか。望遠=連写ではないけれど、スポーツ、モータースポーツ系では連写性能も重視されるだろうからE-1後継機、あるいは上位機という企画も必要になろう。
【アクセサリ】
いろいろ追加されたが、アダプターと電池について。OMレンズアダプターはE-1、E-300のユーザのうち希望者に無償提供され、後からOMレンズを中古で買うという本来の目的とは異なる動きまで出てしまったのだが、無償提供が終了し、改めて正式ラインナップになったわけだ。従来から売ってくれという要望も多く、無償提供分をネットオークションで買ったりする人もいたので、この対応は評価できる。既に近代インターナショナル他から同様の価格でアダプターが出ているから本当に欲しい人は買ってしまっているとは思うが。電池ホルダーLBH-1は、BLM-1充電池の緊急代用のために、CR123Aを3本入れて使うものだ。どれほどの枚数が撮れるかは定かではないが、なるほどこういうのもいいと思う。私は既にBLM-1を2つ持っていて、旅行時の1日の撮影ペースでは2個目に突入することは稀なので、このホルダーのお世話になることはほとんどないと思われる。が、一応買っておくか。
というわけで、かなり動きがあったのだが、気になるのは、スーパーハイグレードになるであろう、標準域のF2ズームのことだ。春のフォトエキスポでもこのレンズだけ、より未完成な張りぼてであったことから、開発が遅れているのだろうとは思っていたがどうもその懸念は当たっているように思われる。無論、今の14-54mmで不足を感じているわけでもないので、貯金のため(笑)にも来春以降でいいのだが。単焦点シリーズはどうなっているのかが知りたいところだ。今後の動きを見守りたい。

★05年9月21日
GRデジタルの件。既にいろいろなところで意見が出ているが、RAW記録のときにJPEGの同時記録(しかも最大画素で圧縮もfine)という仕様はどうも不便だ。E-1が全ての基準じゃないけれど、RAW+JPEGに画素数が選べるのは便利なのだ。しかもJPEGにHQを選ぶと画素数・圧縮率も変えられるので、ブラウズするのはJPEG、それから選んでRAW現像、というのを好みの設定でできた。もちろんRAW単独で記録して少しでも撮影枚数を稼ぐこともできる。こういった、それぞれユーザの事情に合わせた保存方法が比較的設定しやすいのがデジタルカメラの利点なのだから、RAWはJPEG同時に限る、なんて決め付けないで欲しいところだ。
話がずれるが、月曜にライカのIfというカメラを使った。これは元々顕微鏡や望遠鏡などにつけて撮影をするためのものであり、ファインダーや距離計がついていない。ただ、巻き上げ・シャッターがあるだけのシンプルなカメラだ。しかしカメラの上部にはアクセサリシューがついているから、ここにヴューファインダや距離計を載せて普段の撮影に使うことができる。私は距離計は持っていないから、この場合、ピントは目測だ。目測でも、28mm広角レンズをつけてF8くらいに絞ってしまうと、ピントはある程度のところ(2-3m)に置いて、気の向くままにシャッターを押せば、ほぼぴっちりピントが合った写真が得られる。この撮り方だとピントを合わせるという動作がないから、シャッターチャンスにも強い。で..ようやくGRに話が戻ってくるのだが、GRデジタルにはアクセサリシューがある。ここに28mmファインダを載せれば、上記のファインダなしライカの撮影と同じように、深い被写界深度を使ってぽんぽん撮影することができそうだ。液晶画面には、撮影条件(絞り、シャッター)と、メモリ残くらいを表示してくれればいい。こういう仕様、極端にレアケースだろうか。まあそうだろうが、GRデジタル自体が数を売るカメラという位置付けでもないので、最初はだめでもファームアップなどで仕様を追加して行ってもらいたいと思う。

★05年9月16日
既に古い話になるが、オリンパスデンマークのサイトに、E-500とレンズ3種の画像と仕様がアップされ(すぐ消えたが)、それがリーク情報として流れている。E-500はE-300の下のさらなる廉価版のようで、ペンタミラー式の入門用SLRとなるらしい。ファインダー倍率が下がり0.9倍になっている他はE-300と同様のspecのようだ。横跳ね式のミラーはE-300限りで終わってしまうのだろうか。しかし水中ハウジングを純正で出しているわけで、あの形でのマイナーチェンジは今後もあると思われる。さておき、E-500は他社入門機並みに小型化されたので、売り場でのアピール度はアップすると思う。
私として興味があるのはレンズの方で、35mmF3.5マクロ、18-180mmF3.5-6.3の10倍ズーム、17.5-45mmF3.5-5.6の標準ズームが予定されているようだ。これは、オリンパスが既に出しているロードマップにはない新たなラインで、今ある14-45mm、40-150mmの廉価ズームよりさらに安価なものを用意するということなのだろう。35mmマクロはあまり興味がない。今の標準ズームでほとんど間に合っているし、単焦点であまり細かく刻む資金もないからだ。18-180mmは価格次第では買ってもいいと思っている。シグマが18-200mmを米国で発売しているが日本では出していないから、この純正レンズが日本で出るなら面白いと思う。本来、F2ズーム2本、F2.8超望遠ズームと単焦点の標準・望遠マクロが予定されていたのを、廉価版を増強するのは、売り上げ増を狙うと言う点で正しい方向性であろう。しかしやはり、高級シリーズも予定通り進めて欲しいとは思う。F2望遠ズームは画像が出始めているから、たぶん高級版はかなり完成に近づいているのだろうが。

上記のレンズや将来出るであろう標準マクロ、あるいはGRデジタルのために、手持ちのカメラを少し、売りに出そうとしている。使っていないカメラが多く、最近特に週末の撮影機会が減っているので、思い切って処分するのだ。とはいえ、相変わらず銀塩が大きな割合を占めているのも事実で、当分は銀塩・デジタル両方使っていく。

★05年9月13日
リコーのGRデジタルの発表会に行ってきた。プレスリリースは以下。
http://www.ricoh.co.jp/release/by_field/digital_camera/2005/0913.html
今回は、デジタルカメラを持って行かなかったので、写真については載せない。後日気が向いたら載せるかも知れないが、残念ながら明日から出張なのである。さて、会場は東京国際フォーラムのD7ホール。真っ黒な会場はGRシリーズの無骨さに通ずるものがある。発表会でリコーの人が語った内容についてはhttp://www.digitalcamera.jp/あたりに詳しく出ている。左記に出ているのは13時半からのプレス向け発表だが、18時からの発表も同じ内容だった(ちょっと遅刻し最初は聞いていないので、坂巻プレジデントが話したかどうかは未確認)。まあなんというか、プレゼンテーションとしては淡々と語っている印象で、思い入れはあるのだろうけど強烈な感じはなかった。持つ意味・持つ価値のあるデジタルカメラでないと、市場から抹殺される、というのはなかなかどぎつい表現だったと思うが。ただ、銀塩GRシリーズにしても、結局はある程度行き渡ったところで終了せざるを得なかったわけで、デジタルでGRを名乗って、今後長く売れるか、これは誰にも分からないところだろう。さて、次に写真家 田中長徳氏が話をしたが、この人のトークはちと支離滅裂というか、堂々巡りだったり飛んだりでどう相槌を打って良いか分からなかった。自著を強制的にプレゼントするあたり、相変わらずしたたかである。1時間前にベータ機を渡された、というがこれは信じられない。いくらなんでも、講演を頼むのに直前まで実機を触らせないということはなかろう。この講演の後で、抽選で引いたカードに従い、実機を触るコーナーに進むことができる。実機を触っての感想は、
・小さい。予想より小さい。GR1より小さくできていた。
・グリップ感が適切で、扱いやすいカメラだと思う。
・2.5型液晶はちょっと大きいように思う。これを小さくして、ボタンを増やして好みのファンクションを割り振ったりする方が私としては使いやすい。液晶はまずまずのきれいさだ。明るさは日中屋外でどう見えるかが気になるところ。
・2ダイヤルは使いやすい。前部ダイヤルはもうちょっと出ていてもいいと思われた。
・撮影モードダイヤルはロック機構がついている。ここはあまり動かしやすくない。
・21mm(フルサイズ画角換算)ワイドコンヴァータは巨大だ。本体が小さいので、余計そう見える。
・外付けファインダも大きいが、これはライカなどにつければそんなに大きくもなかろう。案外この28/21mmファインダをライカなどに使う人も出るかも知れない。
・動作レスポンスはストレスを感じない。元々、リコーはこのへん、よくやっているとは思う。RAWでの記録が遅いという話もあるが、SDカードの性能によって異なってくる可能性はある。ここらへんは雑誌の比較テストなどが出るかと期待している。
・画質は、プリントで(A3くらいか)見た感じではなかなかよろしい。どぎつくないし、周辺まで均一な画質だ。特に、周辺ハイライト部にパープルフリンジが出ないのは優秀。
・高感度のサンプルは未だないようで、webへの掲載も未定とのこと。
というわけで、このカメラ、ヨドバシで79800円という値段がついているそうだが、買いかどうか。銀塩GRのコンセプト、という意味ではほぼ、踏襲されていると言えるだろう。どうしても価格=高級な見た目、派手なspecと思えてしまう人には向かないかも知れない。銀塩GRだって、地味で、そんなに超高級というわけでもなかったのだし、まあこの値段なら、という気はする。私は、7月に楽器を買ってしまったのでこれを発売日に即入手とは行かないが、そのうち買うと思う。

★05年9月8日
ソニーが、APS-Cサイズ相当(実際はちょっとばかり小さい)のCMOSセンサー搭載の一体型機、DSC-R1を発表した。
http://news.sel.sony.com/pressrelease/6075
この大きさのセンサーでEVF(常時使用の)というのは初めてであろう。レンズは35mmフルサイズ画角換算で24-120mmの5倍ズームで、F2.8-4.8というからなかなか奢っている。EVFの他に、可動式のLCDがあって、これがカメラの上部、内蔵フラッシュの手前に付いている。ゆえに若干頭でっかちな印象はあるのだが、ローアングル撮影には重宝するだろう。若干大きめで、価格も10万円を超えるようで、その点レンズ交換式に劣るという論調もあるが、これはこれで一定の需要層があるのではなかろうか。私はこういうカメラは買わないが、選択肢としてあっていいと思っている。一部の数値至上主義の方は早くもネガティヴキャンペーンを始めているけれど、愚かしいことだ。
ともあれ、来年以降にソニーはコニカミノルタと提携してレンズ交換式一眼レフ(?)タイプに参入するはずで、その際に「レフレックス」ではなく一眼EVFタイプという線もあるかも知れない。従来は、大きなセンサーは消費電力、熱ノイズの関係からライヴヴューは無理と思われていたが、今回のこれでそういうところも技術的に乗り越えられつつあるという感じもする。撮影サンプルが出るのが楽しみだ。

★05年9月7日
なんと、GRデジタル発表会の一般入場者に当選した。応募者がどれほどあったか分からないが、運が良かった、ということか。会社の方も運良く、出張が翌日からになったので、これは行くことができる。レポートするほどの内容であれば、このぺージで特集しようと思う。しかしタイトルがE-システムへの期待だから、おかしいといえばそうなんだな。ま、最近はどんなカメラでも興味があれば書いているから良しとしよう。最近E-1を使っていない、ということではない。
その発表会の抽選結果が送られる一方、R3が発売されることが明らかになっている(リコーからの正式発表はないが
→9月8日、webサイトに情報が出た。詳細specとサンプル画像は後日らしい)。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2005/09/07/2240.html
なんと、手ぶれ補正付き、フルサイズ画角換算28-200mm7倍ズーム機だ。画質はサンプルがないから未だ分からない。とはいえ、このカメラで一般的な用途のほとんどを賄うことができると思う。標準感度がISO64なのは小さな撮像素子を使っているせいだと思うが、手ぶれ補正が効けば相応に失敗が減るだろう。ISO800まで感度が上げられ、そのときの画質がどんな仕上がりか、これ次第で相当売れるのではないかと思う。デザインがシンプルなのも好感が持てる。動画のサイズが小さかったり、USB1.1だったりとちょっと見切りが見え隠れもするが、おもしろそうなカメラだ。

★05年9月6日
GRブログは何時の間にか筆者が6人にもなって、入れ替わり立ち代り、雰囲気の違った文章が投稿されている。一般的な社員がこういうところで思うことを書くのは面白くもあり、素人ゆえに多少冗長だったりするのは何ともかったるいと思ったり、それなりに注目を集める効果は上がっているとは思う。今まで具体的にカメラの特徴を書いている人はいないので、いろんな掲示板では「待たせすぎている、これでspec発表になったら失望のあまり暴動になる」なんてアホなことを書くヤツも現れている。9月13日に発表する、とあるのだからそれまでに具体的な数字が出なければいけない、ということはないし、いつ発表していつ発売にするかは社内の都合で決めているはずだ。待たせ過ぎもなにも、自ら期限を切っているのだから文句を言ってもしょうがないと思う。なんでまあ、こんなにせっかちで大人気ない人が増えたのか。デジタルならではの現象かねぇ。キヤノンのように、発表して1ヶ月ちょっとできっかり発売する、というのが標準になってしまったのかな。確かにキヤノンは情報統制がきっちりしていてほとんどリークもなくドカンと発表するという印象はある(せいぜい2-3日前に海外のwebサイトで誤ってupされたりする位?)。発売何ヶ月前に予告するかは会社の戦略だし、それで売れなければそれも会社の責任なんだから、暴動だなんて下らないことを言うのはよした方がいい。明日は発表会の一般入場者の当選発表だ。楽しみである。

★05年8月30日
GRブログなるものが出来ている。リコーGR1のデジタル版が出る(発表?)までにいろいろと宣伝して行こうというものらしい。ディザ広告のようなものだろう。
http://blog.ricoh.co.jp/GR/
ちょっと青臭いストーリー仕立てなのは好みが激しく分かれそうだ。ま、spec表をぽんと載せるくらいなら何も予告せずともいいのだから、しばらくこれに付き合って行く事にしよう。
9月13日には発表会が開催され、一般からも参加者を募るそうだ。参加資格はGまたはRが名称に付くカメラのユーザーということだから、自分が持っている対象機種を見てみると、
GR1:無論これは立派な対象機種だろう。
XR-P:リコーのSLRの最高機種だと思う。一時、2台所有していたほど気に入っていた。
XR-7 MII:これもリコー。XRシリーズの最後期近く、AEで使うの簡単カメラだ。
KR-10E:XR-7 MIIのマイナーチェンジ版で、輸出用のモデル。
RF645:ブロニカの645判カメラだ。
Perkeo E:フォクトレンダーの小型66判カメラ。
ということになった。けっこう持ってますな。是非応募しよう。

オリンパスからはSP-500を始めとする、新たな一体型が発表になっている。「クリエイティヴ系」らしい。3倍ズームの710万/800万画素、10倍ズームの600万画素、さらにミューシリーズで600万画素のモデルが出るようだ。上記のSP系はいずれも広角側は38mm(35mmフル換算)で、広角モデルがないのが気になるところだ。いずれ出るのか、広角系はハイエンド(C-7070とか)を使ってくれということかね。でも、ハイエンドはゴロリと大きいし、まあクリエイティヴ系もそんなに小さくないがデザインはSP-500なんてけっこう良さそうだから広角からのモデルがあってもいいと思う。

★05年8月24日
あるところにオリンパスE-500なんていう名前が出ている。ショップなのだが、そのページには何も書かれていないから情報としては何もない。誤記してアップしたというのも間抜けな話だからひょっとすると新モデルでは?という疑いがある。それがそうだと仮定して、この名称からするとE-300より下位か、マイナーチェンジモデルということになるのだろうか。E-300はそれなりに売れたと思うが、それよりもっと数を出すために価格を下げるというのであれば、今時のデジタル業界ではありがちだけど、そういう体力勝負はやめた方がいいと思う。モデルは3つくらいある方が選びやすい、なんていう話もあるだろうが..
それと、2chだったかに、1行レスで「12.5mmF1.4」なんて書き込む人がいる。まさかねぇ。F2ズームが出るから単焦点はF1.4、という希望は確かにある。が、この焦点距離でやるかね?個人的にはそこまでは要らない。

ヨドバシで、α-sweet digitalを触ってきた。プラスチックの質感はそれなりだが、かちっとしていて小柄に見えて、持ちやすい。良いカメラだと思う。レリーズ位置が慣れない位置にあってつい探してしまうがこれは慣れの問題だろう。作動感はしゃきっとしていて良い。ボタンの触感も良好だ。2.5型液晶は少々粗いような気がする。これも流行りでどんどん大きくなっている最中であるが、もうこれくらいでよいのではないか(2型で十分)。このカメラは2.5型を載せながらもホールドは良いが、3型以上になってくると、そのうち右手親指の居場所がなくなってしまわないか、心配だ。

★05年8月22日
欧州キヤノンがフルサイズ(フルフレーム)サイズCCDの5Dを発表した。希望小売価格が3299ドルとのことで、日本では35万円くらいになるのだろうか。従来フルサイズといえば90万円を超えていたのだから破格の値段であろう。キヤノンは昔からこういうことをする。とはいえ、絶対額として安い買い物ではないから、銀塩のEOS5を買った人がデジタルも「5」で行こうか、という簡単な選択をするかというとそうでもなさそうだ。何せ銀塩なら「1」クラスだから、それなりに覚悟のあるマニア層が買うのだろう。個人的な感想だが、外見を見た感じでは、若干頭でっかちでキヤノンらしいといえばそうだが、不恰好な気もする。これでファインダー系がすごいのかというとそうでもなくて、倍率は0.71倍(50mm時)、視野率は96%だというから、こういうところは最近数値低下が当たり前みたいですな。私なぞ古いMF機からの移行組だから、MZ-Sの0.75倍でも像が小さいと感じるのだ。まあ、E-1だって0.96倍と言いつつ実際の画面はフルの4分の1なんだから、という話もあるが、風景をトリミングしているのと、像倍率が低いのはちょっと違うのだ。0.71倍というのは面積では半分に縮小されているので、かなり小さく見えてしまう。しかし、眼鏡使用者にはこういう倍率でアイポイントが長い方がむしろ良いのだろう。画質はフルサイズらしく精緻ではあるが、広角の周辺では若干荒れるようだ。これは、本気でやるにはEFレンズ群を更新して行く必要があるから、今後の課題だろう。
さて、こうなると20万円程度の中級モデルはどういう立場になるのだろうか。こうなるとEF-SレンズではLレンズクラスの高級Verは望めなくなってきたと言えそうだし、とりあえず広角ズームもあるし、今後のラインナップ拡充は厳しいかも。レンズメーカは、特にシグマはどちらでも対応できる態勢になっているけれど、他はきついか。銀塩時代の感覚ではボディに30万以上かける人はレンズメーカ製のレンズにはあまり興味がないようにも見えるがこういうところは今後は分からない。
他社は、というとニコンはイメージ上厳しいかも知れない。ただしDXレンズでかなり高級な路線もやっているからフルで無理するよりDXで拡充するという路線もアリだと思う。まあフルサイズを1モデル採算度外視で出しても全体の台数からしたら大したこともないので、広告塔として存在させるのも手だが..ペンタックスは中判とAPS-Cで行くのだろう。*istDs2も発表したし(ちょっとサイクルが短いが、多分DLを出した時に計画済みだったのだと思う)、今後も地道にやるのではなかろうか。コニカミノルタは手ぶれ補正をフルサイズでやるのはイメージサークルやボディサイズからして無理だろうし、APS-Cで行くと思われる。オリンパスも4/3で行くしかない。いま、フルサイズ、1.3倍、1.5倍、1.6倍、1.7倍、2倍という各社の焦点距離換算の撮像素子があって、無論フルサイズなら画素数upや画素ピッチで有利なのは確かだが、そういう細かいところでカメラ選びをする人は全体の中ではマニア層に限られそうだし、単に価格のヒエラルキーの中で、あるいはブランドの好みで選ばれて行くのだろう。だから、キヤノンがフルだから他も追従しなければならない、なんてことはない。

ところで..キヤノンは1DmarkII Nというのも発表したようだが..マーク2の後にNをつけるのって、ネーミングが無茶じゃないかと..マーク3だと大掛かりな変更、Nだと小変更、なのかな。でも、kissDは大掛かりに変わったしねぇ。まあいいけど..ここのクラスには私は全く関係ない。

★05年8月19日
豪州キヤノンのサイトにEF24-105mmF4L IS USMの内容が出ている。EOS5Dのフルサイズと共に出ると噂されていたものだ。ちょっと、大きくて重いレンズだがズーム比が大きめだから仕方ないか。最短撮影距離の45cmは物足りないだろう。こういうのは、フルサイズ向けより、小さい撮像素子の方が有利になる点だ。サイトを見ておもしろい、と思ったのは、このF4のレンズを fast f/4 aperture と書いていること。いつから、標準域F4の暗いズームが大口径(英語では速いレンズと称する)になったのだろう。まあ、英語の意味をそのまま解すると、手ぶれ補正も含めれば「光量の少ないときも手ぶれしにくいから速いレンズに相当する」と言うことはできよう。しかし被写体の動きを止めることは出来ないのだから、やはりF4クラスを大口径と言うのは抵抗がある。fast apertureという文字も宣伝文句の一部ということかな。
待てよ、フルサイズ対応ということなら私もEOS RTを持っているから使えなくもないんだな。手ぶれ補正は動くのだろうか..まあ買いませんが。捨て値で拾ってきたRTに15万円以上のレンズ、というのも乙なものかも知れませんな。

★05年8月17日
キヤノンがフルサイズ撮像素子の新モデルを出すらしい、という噂が出ている。なんでも、30万円台まで価格が下がる、とか。24×36mm以上の大きさの半導体がそんな価格で出るかねぇ、と思うと同時に、キヤノンならやるかも知れないという気もする。既にAPS-Cサイズ相当用のEF-Sレンズをいくつか出した後にフルサイズの価格を下げるというのは、事実なら本当に怖いことをする会社だと思うが、一方、既にAPS-Cタイプを買った人はそんなステップアップを考えてもいないだろう、という気もする。ファミリーユースで買っていく人はダブルズームセットか、シグマ、タムロンあたりの高倍率ズームで完結するだろうから。掲示板でよく議論されているフルサイズかその他のサイズかで良い悪いを判定するのは難しい。価格だって、フルサイズが下がれば同じ技術なら他サイズはもっと下げられるだろうし。もちろん、大きい素子で多くの画素があれば余裕が生まれるのは確かだが、昔から中判・大判があったようにそれはキリがないことで、要するに費用対効果で選ぶしかないのである。自分に必要な仕様であるかどうか、それを判断基準にして周囲に惑わされないことだ。
そうそう、フルサイズ信奉の方で「焦点距離は元のまま使いたい。撮像素子サイズで換算するのは邪道だ」と主張される方は、中判以上のカメラも経験されるべきだろうと思う。焦点距離=画角というやり方でただただ自分の基準を信じるだけではいけない。

GRデジタルがそろそろ具体化しそう、という噂の方が私としては興味がある。いま、コンパクトタイプはフジのF700を使っているが、画像はコントラストが強くてパキパキだし、撮影枚数を稼ぐために圧縮がきつすぎる。その点、高画質を念頭に置いたコンパクトタイプがあると嬉しい。ある掲示板で、画素数がそれなりにあれば、単焦点でも2倍程度のデジタルズーム(撮像素子上のトリミング)に耐えるのでは、という話が出てなるほどと思った。あるいは、EVF式にしてトリミングされる枠が出たりすればレンジファインダー機っぽい感覚で撮影範囲外を見ながら撮ることもできるから面白そうだ。もっとマニアックというか不便というか、ズームではなくトリミングを段階式にして28mm相当が基本で→35mm→40mm→50mm、なんて切り替わったら(しかもスライドかレヴァー式のスイッチで)..そんなヘンなカメラ売れませんな。でも、撮影距離が一発で設定できるようなモードがあるといいな。2-3mあたりと無限遠がさっと設定できれば、すばらしく魅力的なのだが。

E-1のアイカップにニコンのDK-17Mを着けてみた。なるほど、これはピントがよく見える。本体が0.96倍でDK-17Mは1.2倍だから、都合1.15倍(50mmレンズ時、無限遠)のファインダーになったわけだ。少し暗くなるのと、目の位置がずれるとほんの少しボケてしまうのは難点だが、情報表示も見えるし、これはいい。接着剤で着けただけなので外れたりしそうだが、気をつけて今後活用いこう。

★05年8月9日
ちょっと古い話で恐縮。アサヒカメラ8月号で「日本の写真家104人に聞く名機の条件(一眼レフ編)」という記事があって、デジタルカメラの部でE-1が15票でトップになっていた。銀塩の部ではニコンF、ニコンF3、キヤノンF-1の順で、しかも票が集まっているのだが、デジタルカメラでは票が分かれたような感じだ。なお、104人に、銀塩で7機、デジタルで3機を投票してもらっているから票が分かれた印象になるのも止むを得ないところだろうか。元々の機種数を考慮しているのだろうが、それを差し引いてもデジタルは多少価値観が機種ごとに分かれてしまうようにも思えた。銀塩・デジタルの成熟度を考えればそれも納得できる。「メーカーに聞く デジタル時代の名機」というページにデジタル一位のオリンパスがないのはメジャーでないメーカーゆえか。まあいいんだけど。

デジカメジンの「最近コメントがついた記事」の欄が最近ヘンだ。過去の記事に読んだ人が何らかコメントを書くとこの欄にその記事の見出しが出てくるのだが、上位20件のうちオリンパスの業績に関する記事が7件も入っていて、継続的に書き込みが行われているようだ。見たところ、フォーザース、xDピクチャカードあたりを貶しているコメントで、ほとんど新鮮味はない。こんなコメントを過去記事にトラックバックして何が面白いのか、たぶん煽って荒らして楽しんでいる人がいるようだ。業績が気になるということはユーザか株主なんだろうから、直接メーカに意見を言うなり株主総会にでも出て発言すればいいと思う。無論、言論の自由があるわけだからどこで何を言ってもいいのだが、具体的でも建設的でもない同じことを延々書いているのはおもしろくないし、有益な情報にはならないと思う。そんなわけで、最近デジカメジンを見る回数が減ってしまった。管理人さんも大変だ、と思う。

8月5日まで1週間、オーストラリアに行ってきた。その記録は9月くらいからアップするつもりだが、メインをE-1で撮影、小物や水中をフジのF700で撮影した。E-1は、強風で乾燥し砂の多いエアーズロック周辺や、雨のゴルフ場で躊躇なく使えた。特にゴルフ場では自分が打つときに濡れた芝の上にゴロンと置いてしまったり、カートの棚に置きっぱなしにしたり、通常のカメラではできないことを平気でやれた。撮影結果にも満足している。一方F700は、水中ケースに入れてグリーン島でスノーケリングをしたのだが、AF性能、シャッタータイムラグの都合で、なかなか思うような撮影が出来なかった。特定の魚を追ったりするには全く力不足で、コンパクトカメラ+防水ケースというのは一見本格的な装備に(周囲からは)見えるけど、どうも撮っていてストレスが残ってしまった。それに、広角端がフルサイズで35mm相当、水中では屈折率の都合上画角が狭くなるから、ワイド感が全く出ないのだ。そこで思うのは、やっぱり一眼レフタイプで水中ケースが欲しいということ。E-300とケースを買い足せば11-22mmを使って撮るのだが。あるいはE-1またはその後継機で水中ケースは出ないのだろうか、と思う。で、いま検索してみたら、なんと作っているメーカがあった。
http://www3.ocn.ne.jp/~zillions/E-1/
オーダーしないと価格が分からないので何とも言えないが、でもやっぱりレンズポートまで入れると数十万円になるんだろうな..E-1後継機の大きさ、ボタン類の配置が変わってしまったら使えなくなるし、悩ましいところだ。でも、水中撮影は遠景を撮るわけでもないし、500万画素のままがんばる、と考えればE-1を使い続けるという選択肢もいいか。なお、E-systemの純正でE-300のセットもけっこう安く出ている。標準ズームも広角ズームも既に持っているからレンズが1本余ってしまうのが残念なところ。
まあしかし、それ以前に、ちゃんと潜って撮るほどの覚悟があるかどうか、それが先であろう。


★05年7月19日
なんと、ソニーがコニカミノルタと提携しデジタル一眼レフに参入するという。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200507/05-0719/index.html
レンズには参入せず、出すのはボディだそうだ。マウントはミノルタα(A)マウントだそうで、つまり今のαシリーズのデジタルカメラにソニーのボディが加わるということらしい。コニカミノルタのユーザ(と候補に考えている人)としては選択肢が広がるから歓迎だろうし、ソニーブランドが好きな人もけっこうな数がいるだろうからこれは面白い展開だと思う。いっそのことレンズも出せばいいのに。まあこれはタムロンからのOEMが多くなってしまうかも知れないからあまり意味が無いか。いつごろ出るのだろう。αSweetが発表されたばかりなので、あまり近いときには出ないような気がするが。来年春に予定されているという松下のフォーサーズ機とともに、個性的なモデルになって欲しいものだ。でないと、来年となれば価格ばかり下がってろくな商売が出来ないだろうから。

★05年7月15日
コニカミノルタがαSweetDIGITALを発表した。
http://konicaminolta.jp/about/release/kmhd/2005/0715_04_01.html
α7Dが最初たいへんな勢いで売れながらもその後すっかり話題にならなくなった感があるのだが、ここに来て入門機を出して、ラインナップを増やしたわけだ。直線的でわりとオーソドックスなデザインは万人向けだし、同時発売の18-70mmズームは使いやすそうなレンズだ。αレンズは最近縮小傾向にあったわけだが、35mmF1.4の開発も発表され、これからはOEMと純正を複数使い分けながらライン拡充を図るようだ。それでいいのではないだろうか。ある掲示板では早速このカメラへの中傷まで始まっているが、ハッキリ言って、なぜ見たことも触ったことも無いカメラをこき下ろせるのかが分からない。こき下ろすことで自分の優位を錯覚するのは空しい。

ところで、最近忙しくてカメラ屋にも行っていなかったのだが、シグマの30mmF1.4の現物を見た。なんと、これは予想以上に大きいですな。大口径で、デジタル対応をまじめにやるとやっぱりこれほどになってしまうのか。キヤノン、ニコン、シグマともカメラボディは大柄(kissは除く)だからこれでもそんなにおかしくはないと思うが。仮にペンタックス用が出ると、レンズがえらく目立つだろう。
こういうレンズを見ていると、E-systemの標準〜広角の単焦点はどうなるか、まじめなオリンパスのことだからけっこう大柄になるのかな。

★05年6月30日
あー、1ヶ月近くこのコーナー書かなかったんだ..すっかり忘れていたというか何と言うか。
しかしこれは書かねばなるまい。
オリンパスが4/3用のZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheyeを発表した。
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2005a/nr050630fisheyej.cfm
希望小売価格価格は97650円、案外安いではないか、と思うのは感覚がずれているのかな。しかし、魚眼というのはとにかく他に代えがたい描写なのだから、海に潜る人とか、空を撮る人(E-1もE-300も高感度ノイズがきついから天体撮影にはアレか)とかには使いでがある。最短撮影距離は13.5cm、レンズ前2cmまで寄れるというからたいしたものだ。銀塩の16mmフィッシュアイを、けっこうな金を出して買った身からすると、こういうレンズが安価に出るのは嬉しいような悲しいような、まあ仕方ない。大柄なレンズになっているが、元々E-systemはマウント口径が大きくて大柄だし、カメラとのバランスはよさそうだ。というのも、小さいと自分の指などが写ってしまうのだ。特に、最近のデジタルカメラはグリップが前に出ているから、OMズイコーのような魚眼レンズでは指が写る。気になるのは、発売が06年1月、ということ。その前にF2ズームとか標準マクロとか、他に予定があったような気がするが。これらは魚眼の後になってしまうのだろうか。そのときはそのときで、個人的にはF2ズームの貯金をする時間が増えるからいいのだけど。
広角単焦点はまだまだ先ということになりそうだ。しばらくは11-22mmでももちろん問題はないのだが、50mmF2の軽快さを味わってしまうと、これで広角レンズだったら..と思うことが多々ある。

★05年6月2日
ペンタックスが*istDLという廉価D-SLRを出すらしい。DSを出してから半年くらいのこの時期に発表か..実際には7月以降に発売になるようだが、ニコンのD50の後にこういう機種が出てくるあたり、まさに価格的にも消耗戦の様相か。2.5型の背面液晶を持つため若干の厚さの変化があり、当然背面レイアウトもちょっと窮屈になっているようだが、それ以外の外観はほぼDSと同じであり、いろいろなところで部品も共用されていると思われる。DやDSで売りだったファインダーはペンタプリズムからダハミラーに変更し、倍率が下がった。明るさの変化はフォーカシングスクリーンを明るめに振って補ったと見られるが、実際の見え味はどんなものだろうか。倍率が下がったと言っても他社の廉価機よりは高いし、そこらへんはペンタックスらしいやりくりと言えそうだ。AF選択点は3点で、DSからは減らされている。ま、入門用モデルに何個もあったって希望のところにピントが来るとも限らないし、3点くらいが適当だと思う。かく言う私も、フジのF700では中央固定でしか撮らない。選ばれるより自分で選んだ方がかえって早いことが多いと思うからだ。
ともあれ、液晶が、このクラスで2.5型というのは確かに大きくて特徴ある外観になるだろう。コンパクト機からのステップアップの人にはアピールしそうな一方、液晶画面を見ながら撮影したい、という人も多くいそうだ。さすがにEVFモデルとなると大改造だからこのモデルで実現させるには開発期間がないし、資金的にもリスクがあるだろうから、この発表はペンタックスとしていいところを狙っていると思う。
ペンタックスといえば先だってのPIE2005では645デジタルやDAレンズのロードマップが話題になったと記憶しているが、この廉価機という路線は意外だった。しかし確か、DSを出したときにもっと下も考えているという話があったから、元々企画にあったのだろう。しかしまさかDSより安いのをこんなに早い時期に持ってくるとは思わなかった。さて、売れるだろうか。売れて欲しいものだ。選択の幅を広げるのは良いことだし、ペンタックスは昔から35mm判の超弩級モデル、というイメージがないと(個人的には)思うので、中−初級でそれぞれ個性的なモデルを置くのは「らしく」ていい。そうそう、超弩級は中判でいいのだ。

★05年5月31日
ニコンがD70の有償改造を受け付けると発表している。D70s用のリモートコードを取り付ける端子を増設できるというものだ。ニコンらしい、面倒見のよさが現れていると思うが、これが気に入らないという人がいるらしい。何故だろう。後から付けたって良いではないか。元々D70は発売当時、ニコンの低価格機という位置付けを狙ったわけで、多少の機能制限やコストダウンは致し方ない。今回マイナーチェンジ版のD70Sが出たときにリモートケーブルに対応したことで、旧ユーザにも増設の機会を作ったということを責められる理由が分からない。最初から付けておけ、ということだろうか。こんなことを言う人は、どんなカメラでも幸せな趣味を維持できそうもないと思う。また、D70Sが穏便な変更にとどまったことも良くないことと言う人がいる。何が何でもキヤノンのペースで製品を開発しないとダメ、って誰が決めたのだろう。デジカメを毎年買い換える人なぞほとんどいない。毎年ドラスティックな新製品・スペックが生まれないと進歩がない、なんて単純すぎだ。いつから、こんな性急で後先を考えない人が増えたのだろうか。客に媚びすぎても将来良くなるとも限らないのが、昨今の家電化したカメラ業界だと思う。一眼レフが次々にモデルチェンジしたって、買うほうが追いつかない。ニコンのようなペースで、困る人はそうそう居ないと私は考える。

★05年5月25日
もう5日前のことだが、キヤノンがEOS-1Ds Mark II,EOS-1D Mark II,EOS 20D,EOS 20Da,EOS KissデジタルNでの画像消失問題を告知した。EOS-1Ds Mark II,EOS-1D Mark IIについてはバッファメモリからCF等への書き込み中にDISPLAYボタンを押すとハングアップして書き込みがなされないもの、もう一つ、上記全機種についてレキサーメディアの80倍速CFを使った場合に発生する可能性があるというものだ。起こってしまったことは仕方ないが、20Dは昨年9月発売のカメラだから、今頃、という感は拭えない。レキサーメディア社との原因究明に手間取ってしまったのだろうか。連写性能がウリのカメラが多いから、「稀に消失する」という現象は客側でも気付かないケースもあるだろうし、こういう点はデジタルモノはちょっと怖い。私はE-1ではそういう現象はないが、CFをメモリカードリーダで読み書きしたときにデータが損傷した(CF内のデータを認識しなくなった)ことがある。こういう場合、リーダが悪いのかCFが悪いのか、素人には検証する手段が無いに等しい。このときはメディアメーカに送って復旧してもらった。それ以来、メディアのメーカは複数にして、大容量のを少数持つということは止めている。何が起こるかは分からないのだから、とりあえず自衛するしかない。こんなことは既に常識なのだろうが。
あ、でも、カメラからの書き込みエラーは自衛のしようがないか..撮影中に余計なボタンを触らない..とか。それは酷だな。やっぱりこういう現象は勘弁してほしいと思う。

★05年5月13日
最近すっかりネタが切れたな。
とりあえず、シグマの新レンズの価格が決まったという話から。旧レンズのデジタル対応化の件はいいとして、30mmF1.4の55000円という希望小売価格は安い。キヤノンの50mmF1.4と同じなのだが、銀塩の標準レンズというのは昔は「とりあえずつけとくか」みたいなレンズだったから、明るい口径のレンズながら他のレンズより割安に設定されていた。しかし最近、単焦点で入門する人は減少していて標準ズームが多く出るようになり、標準の単焦点、というのは地味で目立たないレンズになってしまった感がある。そこを、敢えて出してくるのは勇断だろう。キヤノンで28-35mm付近の単焦点となるとF1.4は20万円超だし、ニコンでも28mmF1.4があるがこれまた20万円を超える。イメージサークルを絞ることでこんなに変わるのか、シグマのコスト意識がとんでもないのか、両方なんだろうけど、とにかくよくやったと言いたい。ただ、単焦点って、やはりズームに比べると売れないんだろうな..それと、超音波モータ仕様のため(と、売り上げ規模を考えて?)、AFを電気的に制御するキヤノン、ニコン、シグマのマウントしか供給予定がないのは残念だ。4/3は制御方法からすると可能性がなくもないはずだが、売り上げ規模の観点からは可能性が低いだろう。それに、オリンパス自身が標準マクロレンズを出すと言っているから、だぶってしまう。

ペンタックスがDAズーム50-200mmF4-5.6を正式に発表した。6月中旬の発売になるらしい。小型で、なかなかよさそうだ。DAの最初の標準ズーム、16-45mmと組めばほとんどのシーンで間に合うと思う。ペンタックスはマイペースで新製品発表は頻繁ではないが、なんだかんだでデジタル専用レンズも揃ってきた。買う側からしても、これくらいのペースの方が家庭内の紛争がなくて良いのでは(笑)。

オリンパスの決算がよくなくて、大町事業所と坂城事業所を閉鎖するというニュースが出ていた。2事業所をつぶすというからさぞかしすごい人員整理をするんだろうなと思ったら、この2事業所には220人しか従業員がいないというから、もうかなり省人になっているのか。中国に大きなものは移してしまったということだろう。中国を中心に4000人の削減、とあるからそれも頷ける。国内の開発リソースを削ると将来厳しいだろうから、そこらへんのバランスはどうなるか興味深い。以前、うちの会社でも早期退職をやっていて、人は減ったけど、優秀な人も抜けたし、一長一短だと感じたことがある。新商品開発も加速する必要があるだろう。個性重視か、他社追随か、これも難しいなぁ。カメラが家電化して久しいが、サイクルが早ければ陳腐化も早く、開発費回収が難しく、生産管理はたいへんで..半導体メーカもそういう面は同じか。私の担当製品も早く軌道に乗せなければ、と思う。

★05年4月24日
このページを1ヶ月も放置してしまった..最近、ネタないし、旅行記の方に時間を割いているというのもある。そんなわけで、今更だが4月20日に、ニコンがD70s、D50を発表した、ということについて。
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2005/0420_d70s_01.htm
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2005/0420_d50_02.htm
D70sは、既に発売されているD70のモディファイ版という感じで、液晶モニタの大型化、AFの改善、リモートコードが着けられるようになった、などの改良がされたものだ。まあ順当な進化と言えよう。キヤノンがkissDNで800万画素になったのにこっちはそのままか、という意見もある。高画素化はD200あたりまで待つのかな。D50は入門機に当たるものだろう。デザインがD70系で、ちょっと保守的な気がする。ニコンを選ぶ人は、こういう形の方が安心するのであろうか。しかし、銀塩時代からニコンは低価格機の売り方が上手くないというのが定説だったし、D50を見ても若干、その系譜に重なってしまうような気がする。価格がオープン価格で実際の販売がどのくらいになるか分からないが、D50は安めになり、D70sはD70の価格を元に戻す役割を担うのだろう。ネット掲示板では、キヤノンに負けているとかそうでないとか、相変わらずご高説が並んでいるが、まあ毎年新モデル、新specでなければならない、ということもなかろう。10万円以上のものを毎年買い換える人なんて、市場全体からするとほんのわずかだ。大部分の人にとっては、毎年出るかどうかなんて関係ない。

このところ、デジタル比率が下がった。春ののどかな日に、レンジファインダ(RF)機を持ち出して、ゆっくり撮るのが気分良い。香港もライカCLにコシナのレンズで行った。料理など手元の細かいものはフジのF700だ。昔は、スナップはRF、接写と望遠はSLRという分担で持ち歩くのが正統派、なんていう時代もあったけど、今はコンパクトにまとめるならRF+コンパクトデジカメというのが一番いいような気がする。便利な世の中になったものだ..というほどトシでもないけどね。


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