E-M1mk2 *
 E-M1がE-M5系統と同じ電池を使っていたのに対して、電池を新型にして全体の機能を拡張したフルモデルチェンジといえる機種。
 外観は大きくなり、アクセサリーシュー下の追加接点が無くなった(E-M5mk2と同様)。バッテリーグリップも別になったが電池が大型化したこともありこれはやむを得ない。バッテリーグリップを装着すると高さ方向もかなり大きくなるので個人的にはあまり好みではなかったが、20年2月の北欧旅行のため結局グリップも購入した。そのグリップはmk3にも継承されたのでホッとした

 持ちやすい外形とよく練られた操作系により、使いやすいカメラになっている。
 作例は原則としてカラーはナチュラル、シャープネス-2、彩度+1を基本としていて、時々ヴィヴィッドにすることもある。

 mk3導入と同時に退役。
 レンズ名で、*印をつけているものも手放している。

■m4/3専用レンズ

●単焦点レンズ


Samyang 7.5mmF3.5 fisheye
*
 韓国サムヤン製の魚眼レンズ。周辺の画質は少々流れるが、画面の大部分はシャープでよく写る。フォーカスリングが重いが、星空撮影時に不用意に動かないと思えば良いか。M.ZD8mmを入手する際に手放している。
M.ZD 8mmF1.8 fisheye
 市販されている魚眼レンズで最も明るいとされるレンズだ。特にこのカメラには、歪曲収差を補正して通常の超広角レンズ的な画像を保存するモードがあり、5.5mm(対角123度)、7mm(対角114度)、9mm(対角100度)相当の画像が得られる。しかも画質劣化はほとんど感じられず実用になる。
 
M.ZD 17mmF1.8
 使いやすい画角の大口径広角レンズ。
 
M.ZD 25mmF1.2 PRO
 夜間撮影用の標準画角として導入。これと12-100mmF4があれば他は要らないように思ってしまうほど便利。レンズの明るさとボディ側の強力な手振れ補正があるので、撮影可能な領域が大変広い。
 
M.ZD 25mmF1.8
 小型にまとまった標準レンズで、画質もたいへんシャープである。
 
M.ZD 30mmF3.5 macro
 中庸画角のマクロ。シャープで良く写る。防塵防滴でないのが惜しい。深度合成の写真もここにアップする。
 
M.ZD 45mmF1.8
 小型の中望遠レンズ。少し最短撮影距離が遠いのが気になるが、画質は良い。
 
M.ZD 60mmF2.8 macro
 望遠マクロ。ワーキングディスタンスが確保できるので、被写体に影がかかったり、逃げられたりするのを防止できる。
 
M.ZD 75mmF1.8
 きわめてシャープで写りの良い望遠レンズ。従来の35mm判一眼レフの単焦点レンズの画角ではなじみのない系統だが、使ってみると面白い。ペンタックスがかつて150mmF3.5をラインナップしていて、自分も持っていたからイメージは掴みやすかった。
Tokina Reflex 300mm F6.3 MF macro
 トキナーの反射望遠。コントラストは低く、どんよりした感じもあるが、後処理でのかすみ除去やコントラスト調整で相応に処理できる。暑い日だと、空気のゆらぎも圧縮されて被写体がもやもやになるから、使いどころが難しい。近接撮影ではそういう影響は少なくシャープであるが、今度は手振れが厳しくなる。
 
●ズームレンズ

M.ZD 9-18mmF4-5.6
 現行品では外観デザインが唯一初期型(というのか?)のものである。画質は非常に良い。防塵防滴化のモデルを出してくれると嬉しいが、このモデルのリニューアルではなく超広角領域のF4のPROグレードでも良いかなあ、なんて妄想している
(21年6月に8-25mmF4 PROでそれが実現した)。このモデルは常に旅行には持って行っていて、PLフィルターと組み合わせて使うことが多い。
 
M.ZD 12-40mmF2.8 PRO
 このレンズはマイクロ4/3ならではの特徴を持っていると思う。F2.8のズームでこれほど小さく、画角範囲の広いレンズは他にはない。しかも安い。E-M5系統やPen系統には少し大柄であるが、E-M1系統ならベストバランスだ。画質も良い。
 
M.ZD 12-50mmF3.5-6.3 EZ
 E-M5が出るころに発売されたレンズで、ズームリングが通常のマニュアルモード、電動ズームモード、マクロモード(43mmに固定される)の3種類に切り替えられる。望遠端の開放F値が暗いのはマイナスだが、動画を撮るならこの滑らかな電動ズームは助けになるだろう。また、電動ズームは寒冷地で厚い手袋しているときの操作にも適している。マクロモードは中望遠相当でなかなか使いやすい。その後出た単焦点(30、60mm)マクロの中間でもあり、存在意義はまだある。防塵防滴。
 
M.ZD 12-100mmF4 PRO
 PROグレードの高倍率ズーム。これもマイクロ4/3の特徴を活かしたレンズだと思う。抜群の解像度と画角レンジの広さが素晴らしい。マイナス点としては、レンズの長さが長く、フィルター部や窓ガラスについた汚れやホコリにピントが合ってしまうことがあること。最短撮影距離は撮像面からの距離なので、レンズが長いとワーキングディスタンスが近いのにピントが合ってしまう現象が起こる。
 
M.ZD 14-150mmF4-5.6 II
 高倍率ズームをコーティングの改良と防塵防滴化でリニューアルしたもので、良く写り、コンパクトである。12-100mmF4が出てからは出番が減っていることは否めないが、E-M5系などとは特に相性が良いと思う。
         
M.ZD 40-150mmF2.8 PRO
 きわめてシャープな望遠ズーム。画角とF値を考えればたいへんコンパクトに出来ていて操作性も良い。テレコン1.4、2.0それぞれを装着した作例もこの中に含める。また一部はデジタルテレコンも使用している。
 
M.ZD 75-300mmF4.8-6.7 II *
 初期からあった望遠ズームがリニューアル、値下げされて発売された。厳密に見ると少しもやっとしたところもあるが、手軽に超望遠領域を楽しめる。
       
         
●その他のレンズ

 PenF用やライカマウントレンズなどを掲載する予定。ただ、E-M1mk2以降、あまりアダプターを使って撮らなくなったので、アップデートは少ない見込み。