E-P1・M.Zuiko Digital/他 専用レンズ
★専用レンズ E-P1発売時点でオリンパスから出ている専用レンズは2種類だったがその後拡充されつつある。標準〜広角域の単焦点レンズが少ないのが個人的には気になっている。パナソニックのレンズは、ズームリングの回転方向が逆なのが購入の障壁になっている。これはフォーサーズのときから同じであるが。 なお、ボディ側で歪曲補正をしている。初期ファームウェアでは、電源onの状態でレンズ脱着ボタンを押すと、レンズとの信号のやりとりが途切れ、補正もオフになったが、現在はモニタが暗転するように変更されている。 10年11月下旬、コシナからフォクトレンダー銘のレンズ、ノクトン25mmF0.95がリリースされた。今後、マイクロフォーサーズ専用のレンズが追加されれば、このページで紹介する。 |
||||
M.Zuiko Digital 9-18mmF4-5.6 待望の広角ズーム。14-42mmと同様、ズームリング操作でレンズ全体が出し入れされる沈胴方式となっており、収納時は非常にコンパクトになる。鏡胴が14-42mmよりさらに細身になり、カメラとの外観上のマッチングが良くなり、気に入っている。フォーカス用のレンズを1枚にして、モーターに改良が施され、作動が滑らかで静かになった。 描写は良い。若干、画面周辺では色収差が出るようだが、私はあまり気にならない。歪曲はカメラ側処理での補正も入っているようで、ほとんどなく良好。 |
||||
M.Zuiko Digital 14-42mmF3.5-5.6 キットレンズという位置づけになろう。フィルターサイズが40.5mmφと小型であるが、レンズ部がこの径になっているだけで、全体は案外太い。全長は短く抑えられていて、撮影時に大きく伸びる沈胴式となっている。沈胴している状態でカメラの電源を入れると、「レンズの状態を確認して下さい」というメッセージが出る。あまり親切とはいえないが、何しろ1本しかないズームレンズだから、いずれ慣れてしまうだろう。 描写はなかなか良い。こういうレンズで手抜きがないのはフォーサーズでもそうだが、オリンパスの良いところ。 |
||||
M.Zuiko Digital 17mmF2.8 広角のパンケーキレンズだ。銀色のプラスティックの質感は良いとは言えないし、画面4隅の画質も少々怪しいが、なんといっても小型で取りまわしの良いのが身上である。 |
||||
Nokton 25mmF0.95 コシナから出た、フォクトレンダー銘の標準レンズ。マニュアルフォーカス専用であり、電子接点もないので、手ブレ補正の設定は自動設定されず、exif情報にも焦点距離情報は入らない。また、レンズはレトロフォーカス構成となっていて全長が長い。 それはさておき、F0.95という明るさは非常に魅力的だ。ボケ像は癖があり、また絞り開放での収差などは残っているが、解像・コントラストはかなり高く、色再現はニュートラルで現代的なレンズだと思う。F2以上に絞るのがもったいないほど開放付近からよく写るが、風景や集合写真などを撮るならF2.8程度に絞るのが無難だろう。 |
||||
DG Macro-Elmarit 45mmF2.8 パナソニックからリリースされたライカ銘のマクロレンズ。中望遠の等倍マクロとしては小型・軽量に出来ている。フォーカシングで全長が変わらないのは使いやすい。角型のフードが短いが、これはワーキングディスタンスを考慮してのことだろう。フォーカスは遅いが、静か。マクロレンズなのでフォーカスが必要以上に速くても困るから、これくらいでちょうど良いと思う。 写りは堅実。フォーサーズの50mmF2マクロに比べるとちょっと華がない感じもしなくはないが、これはこれで路線としてありかと。 |
||||