E-P3・M.Zuiko Digital/他 専用レンズ


★専用レンズ

 レンズについてのコメントはE-P1のページとほとんど同様。E-P1と同時購入した14-42mmの初代は手放したので、14-42mmのII Rに更新されている。

 
M.Zuiko Digital 9-18mmF4-5.6
 広角ズーム。14-42mmと同様、ズームリング操作でレンズ全体が出し入れされる沈胴方式となっており、収納時は非常にコンパクトになる。
 描写は良い。若干、画面周辺では色収差が出るようだが、私はあまり気にならない。歪曲はカメラ側処理での補正も入っているようで、ほとんどなく良好。
 
M.Zuiko Digital 14-42mmF3.5-5.6 II R
 初代キットレンズから数えると3代目になる。沈胴機構を1段にシンプル化し鏡胴の太さを軽減したII型が出て、さらに高速フォーカス対応になったのがII R。ズームレンズのデザインも変わっている。
 描写はなかなか良いが、初代に比べると逆光耐性が弱くなったと思う。
 
M.Zuiko Digital 17mmF1.8
 待望の明るい広角レンズ。レンズのデザインはこのカメラによく似合っている。フォーカスも一瞬だし、非常に使いやすい。周辺光量低下はあるが、解像は良く、コントラストもあって抜けの良い画像が得られる。F2.8を使う機会がすっかり減ってしまった。
 
M.Zuiko Digital 17mmF2.8
 広角のパンケーキレンズだ。銀色のプラスティックの質感は良いとは言えないし、画面4隅の画質も少々怪しいが、なんといっても小型で取りまわしの良いのが身上である。
 
Nokton 25mmF0.95
 コシナから出た、フォクトレンダー銘の標準レンズ。マニュアルフォーカス専用であり、電子接点もない(後玉が大きくスペースがない)ので、手ブレ補正の設定は自動設定されず、exif情報にも焦点距離情報は入らない。また、レンズはレトロフォーカス構成となっていて全長が長い。
 それはさておき、F0.95という明るさは非常に魅力的だ。ボケ像は癖があり、また絞り開放での収差などは残っているが、解像・コントラストはかなり高く、色再現はニュートラルで現代的なレンズだと思う。F2以上に絞るのがもったいないほど開放付近からよく写るが、風景や集合写真などを撮るならF2.8程度に絞るのが無難だろう。
 
DG Macro-Elmarit 45mmF2.8
 パナソニックからリリースされたライカ銘のマクロレンズ。中望遠の等倍マクロとしては小型・軽量に出来ている。フォーカシングで全長が変わらないのは使いやすい。角型のフードが短いが、これはワーキングディスタンスを考慮してのことだろう。フォーカスは遅いが、静か。マクロレンズなのでフォーカスが必要以上に速くても困るから、これくらいでちょうど良いと思う。
 写りは堅実。フォーサーズの50mmF2マクロに比べるとちょっと華がない感じもしなくはないが、これはこれで路線としてありかと。