19年5月初旬
第2次小笠原旅行

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●第5日 19年5月5日(日) 扇浦→小港→中山峠→長崎展望台→扇浦→二見→(船中泊)

 帰りの便に乗る日である。天気は曇りだ。今回もあまり天候には恵まれなかった。父島に着いた当日が一番晴れていたか。これは仕方がないことで、次回以降にまた期待しよう。
 出発までは車を貸してもらえるので、今日は島の南側、といっても環状の道路は島の中央部を走っており、南端付近に行くには2時間以上歩かねばならないから、まあ行けるところまで行く、程度のつもりである。
 まずは小港海岸まで行く。ここは東京都最南端バス停があるところだが、そのバス停のある小さなロータリー付近には駐車場がないので、かなり手前で車を停めてから徒歩で行く必要がある。家族を先に降ろして、自分は駐車場まで戻ってから海岸方面へと向かう。駐車場から小港海岸の入口までは車道の他に遊歩道があり、八瀬川に沿って歩けるようになっている。八瀬川は、島が小さいから短いのではあるが、意外に幅があって、父島の他の場所とは違う景色が見られて良いところであった。
 小港海岸の入口から海岸には向かわず、ここを左に折れると山の方への遊歩道になる。植生を守るために靴底を洗い、遊歩道を進んで行く。すぐに八瀬川を渡る橋があり、そこからが登りになる。登りと言ってもこの先の中山峠の標高は110mで、ジョンビーチに至る道にはもう一つ峠があるようだがそこもさほど高くはないようだ。しかし、ジョンビーチまでは徒歩2時間半が必要で、そこに行くだけで13時くらいまでかかってしまうから、中山峠まで歩いてそこから引き返すことにした。片道30分くらいの行程であった。峠からは小港海岸とコペペ海岸が一望できた。天気が悪いのと、今日は出港日であるからここでギリギリまで海に入る人もいないのだろう、全く人の姿は見えなかった。
 
 
 小港海岸入口に戻り、川沿いを歩いて駐車場に向かう。そこから環状道路に戻り北東側の道路を回る。旭平と長崎の展望台に寄るが、ものすごく風が強く息子たちは車から出てこなかった。

 大村地区に降りて、ガソリンを入れる。古い車とあって燃費は悪かった。昼前であるがここで昼食とする。出港日ゆえに人が集中するからどこも混雑する。手近なところで空いているなら迷わず店に入る。島魚のポキ丼定食にする。父島に到着したときにも食べたが、ラー油を入れた醤油の漬け丼で、ハワイが発祥元とのこと、ポキはスライス、小さくしたもの、のような意味で、魚の切り身に相当するようだ。新鮮な魚と少し香ばしいタレが上手く合っていて、美味しかった。

 まだ乗船には時間があるので、小笠原海洋センターまで行ってみたが、昼休み中だった。海を眺めながら付近を散歩し、宿に戻り車を返した。
 宿の人に二見港まで送ってもらい、土産物屋などに入って過ごし、乗船を待つ。ゴールデンウイーク最後の便なので、行きより乗客は多い。しばらくして乗船の案内が始まると、雨になった。船への入口は狭いから、列が進まずもどかしいが、こればかりはどうしようもなく、濡れるがまま列に並び、乗船した。

 船内は混んでいるが、昨年の夏よりは少ない感じであった。天気が良くないが、恒例の「お見送り」の船はたくさん出ていた。お見送りとは、島の方々(主として宿やツアー会社と想像する)がボートでおがさわら丸に並走し「行ってらっしゃい!」と声をかけるもので、おがさわら丸の乗客は、島の住人でもないのに「行ってきます!」と答えるのである。他の離島でのやりとりは知らないが、この独特の雰囲気は楽しい。そして、ボートに乗っているうち一部の方は、並走の最後で海に飛び込むというのもお約束になっている。

 沖合に出た。天候は悪く、帰りも外通路へのドア閉鎖となった。まあ、雨だからいずれにしても星空は見えないし、今回は往復ともベッドで過ごすしかない。夕食はメカジキの生姜焼きにした。美味しくいただいた。息子たちは揺れに備えてか、軽めにうどんなどを食べていた。


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