80mmF3.5レンズつきの蛇腹フォールディングカメラである。6×7としては小型軽量、との触れ込みだが、ボディはペンタックスの67の大きさとあまり変わらない。むろん、ミラーボックスがないし、レンズ込みで1kgは6×7としては小型、ではあるが。6×6判でも撮影できる。切り替えはフィルム装填前にしか出来ないから、撮影前にテーマが決まっていれば良いが、私の場合、結局安全を見て6×7で撮ることが多い。
きれいなRFもさることながら、特筆すべきはその写りであり、撮ったかどうか気付かないほど静かなシャッターである。シャッターが静かなのに巻き上げのラチェットが少し耳障りなのが残念。こういうところがちょっと詰めが甘いというか。
レンズシャッターなので、F5.6以上に絞らないと1/500秒が出ないのは要注意だ。
それにしてもこのようなカメラがこの状況下で発売されるとは予想していなかった。よく使っていたが、他の機材導入のために手放している。近年、たいへん高騰中。
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