The Bourne Identity あらすじ

・・・主人公ボーンは地中海を漂流していたところをイタリアの漁船に助けられる。背中には2発の銃弾が撃ち込まれており、漁師の手当てで命拾いをするのだが、自分が何者で、どこで何をしていたかの記憶がない。漁師の手伝いをしながらしばらく過ごし、銃創の手当て中に皮膚の下から見つかったある銀行の口座番号を頼りに、スイスにやってくる。公園で警官に職務質問されたボーンは、当然記憶もパスポートも無いので、返答に窮する。そして警官に連行されようとしたその瞬間、おそるべき身のこなしで警官2人を倒してしまう。この自分の能力はいったいどういうことだ..と疑いつつ、逃げる。翌日、銀行に来たボーンは受付に恐る恐る口座番号を告げてみる。地下の金庫室に案内され、指紋照合もOKになり、入室を許される。そこに預けられていたものは、多額の現金と、複数の名前・国籍のパスポート、いろいろな身分証明書と、拳銃であった。ジェイソン・ボーンはその一つ、パリに住んでいる米国の人物で、ボーンはそこに行ってみることにする。しかし態度に不審なところがあるため、銀行から警察に連絡が行き、さらに昨夜の警官殴打事件と関連し、ボーンは追われる身になる。街の中を逃げながら、米国領事館を見つけ、そこに逃げ込み現地警察の追っ手を撒くボーン。しかしなぜか領事館内でも警備隊に追われる。彼は米国でも何かをしていたのだろうか。そして建物の避難経路表示を見て警備隊の動向を予想し、建物から脱出する。そのとき領事館の裏手には、ヨーロッパ中を渡り歩く風来坊の女性マリー(領事館の窓口で身分証明の件でモメていた)が車に乗ろうとしていた。ボーンは彼女にパリまで乗せてくれれば1万ドルを出すと言う。交渉は成立し、パリに向かう。車中、記憶がなくパスポートに書いてあるパリの住所を目指しているということを話し、その住所にたどりつくのだが、自宅に入ったところを何者かに襲われる。その2人を倒し、背景を聞こうとするが襲撃者は自殺してしまう。その襲撃者はボーンとマリーの写真を持っており、2人はスイスの領事館裏で車に乗り込むところを監視カメラで撮られていたと知り、再び逃げ出す。彼女の車がミニで、かなりボロい車(風来坊という設定からか)なのだが、これとパリ市警のパトカーとのカーチェイスが痛快。以前パリを歩いたとき、ものすごい交通量に呆れたことがあり、それを思い出すとこのカーチェイスがよりすごく思えてくる。
パリを後にした2人は、マリーが以前転がり込んでいた南仏(?)の資産家のところに急ぐ。1晩泊めてもらい、出発しようとしたところ、子供が「犬がいなくなった」と言う。この一言で異変を察知したボーンは、家族に地下室に逃げろと告げる。そしてボーンは特有の感覚でその家にある武器を探し出し、襲撃者を逆に襲って倒す。襲撃者が報告用に持っていた携帯電話をリダイヤルすると、それは米国のCIAの一室に転送される。電話に出たある局長らしき人物は、ボーンが指令どおりに暗殺(地中海クルーズをしていた某国独裁者)をしなかったのがどうこう、と言い、ボーンは自分がCIAの秘密プロジェクトで結成された暗殺組織の一員だったことを知る。ボーンはパリのポン・ヌフで取引しようともちかけ、局長はパリに出張するが、部下を多数周辺に配置したことがバレて、逆にボーンから尾行される始末。CIAのパリの秘密通信所を襲われ、逃げるところを別の暗殺屋に殺されてしまう。CIAの秘密プロジェクトの暴走を恐れた政府高官が、局長の口を塞いだのだった。政府高官は議会に、プロジェクトが予算を使いすぎるから止めにすると報告し、事実を闇に葬ってしまう。プロジェクトがなくなり、自由の身になったボーンは、南仏で別れたマリーを探し出し..というハッピーエンド。


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