| 第1日 | 第1日後半 | 第2日 | 第3〜4日 |
チケットをもらい、出国審査に回る前に、少しロビイを歩き回ってみたが、テロ対策でゴミ箱が使えなくなっていることを除けば、特段変わったこともない。ベンチに座っている人は少なく、やはり空いている。出国審査に行くと、列は全然出来ていなくて、すぐに審査だ。出国カードが廃止されているので、スムーズさが向上したと思う。特に何も言われず、パスポートの文字を機械に読ませて、無事出国した。1740ごろに35番ゲートに到着した。飛行機の出発時刻は19:30のところが19:15に変更になっていた。
この時点で待合ロビイにいる客はたったの10人で、30分経っても21人に増えただけだった。このゲートはけっこう外れの位置にあるので、売店なども小さく、寂しい場所だ。皆、免税店などで時間をつぶしているのかも知れない。あまりにガラ空きなので、床に座ってUNOをやっている米国人たちがいた。彼らの笑い声が響き渡り、余計に寂しい感じだ。私は売店で「氷結果汁・グレープフルーツ」を買って独り、飲んでいた(好きなのである、これ)。搭乗10分前(18:35)でも40人くらいしかいなくてユナイテッド
も大変だなと思っていたら、搭乗開始ごろには客が急に増えた。それでも100人くらいで、B777-200の定員258名に対して、半分以下の様子。エコノミーの後部などはほとんど客がいなかった。私の35A席は翼のすぐ後で、いささかうるさい席だ。マイレージの特典航空券で指定可能な座席というのは、この翼周辺しかないのである。私の場合、景色を見たいので、可能な限り後ろを指定したわけである。夜行便なので、しばらくは寝る準備かなとごそごそしていたら、空港職員が来た。何かと思ったら、マイレージ会員のカードをどこかで落としたらしい。機内まで届けてくれて恐縮である。
は座席が2-5-2の構成で、定員の半分以下しか乗っていないため、私の隣も空席であり、気楽に過ごせるのはありがたい。個別の液晶モニタがあり、チャネルを選べるのだが、しばらくはvideoも流れないので、地図を表示しておく。実はこの地図を見ているのも好きなのである。19:35に離陸。距離3815マイル、現地到着は朝06:27と出ている。思ったより早く巡航高度に達した。追い風が200km/hくらいで速く、対地速度は1077km/hも出ている。この風(ジェット気流)のおかげで行きは7時間、帰りが8時間という飛行時間になるのであろうが、窮屈なところにいる時間は短い方がいいので、今はこの追い風に感謝だ。水平になったので、飲み物が配られる。私は先ほど自主的に飲んでしまっているので、ここはコーヒーだけにする。6年半前と同じく、スターバックスコーヒーであるが、淹れ方が悪いのか、薄くて美味しくない。飛行機はジャンボジェットに比べると小さいので、かなり揺れる。飲み物のサーヴもなかなか上手く行かない。しばらくして夕食が出る。私が選んだのはビーフで、マッシュポテトが少々くどい味だったが、肉は柔らかくて思ったよりずっとよかった。ここで再度コーヒーをもらったら、先ほどよりは美味しくて、やはり淹れ方の問題らしい。それはともかく、頭痛がする。キャビンアテンダントに頭痛薬をくれと言ったら、頭痛薬は無いがアスピリンはある、と言う。厳密な解釈をされる方なのだろうか、私が欲しいのはまさにそれである。ありがたくいただき、さてどう過ごそうか。昨夜友人宅で飲んで、酔って帰ってきてぐっすり寝たので、いまはあまり眠くない。映画でも見るか(普段は全然見ないのだが)。タイトルはThe
Bourne Identity(ユニヴァーサル映画)で、あらすじはこんなところだ。
くがつぶれたので、しばらく眠る。1時間半か、2時間くらいで起きてしまうが、丁度朝食時間が迫っていて、すぐに室
内灯が点灯した。ホノルルへは1時間半のところに来ていて、外は夜明けのころである。天候は曇りで、刻一刻と色が変わるので見ていて飽きない。朝食はパン、フルーツ、オレンジジュースのみで、いたって簡単なものであった。すぐに食べ終わり、外を眺めていると、ほどなくカウアイ島が見えてきた。今日、ここに日帰り観光する予定なのである。しかし雲がかかっている。今日行く予定のワイメア峡谷から島の南東にかけて、雲の下なのである。これは風景としては期待が出来ないかも知れない。不安である。
そのままでいろとのアナウンスがある。SARS対策の関係で、検疫官が来るのを待つというのだ。それで、検疫官は何をするかと言うと、降り口で「緊急保健通告」という黄色い紙を配っただけだった。しかも、その内容たるや、旅行後も最低7日間は健康をモニタし、呼吸器に
問題があれば医者に行け、という..配られなくても行くと思うのだが。役人のやることって..まぁいい。入国審査に回り、簡単な質問に答える。滞在が2泊と短いので、仕事ですかと聞かれたが正直に結婚式です、と答えた。こういう人も多いらしく、納得いただけたようだった。
ードキーを作って
くれた。25階で、ウェスティングハウスのガタピシするエレヴェータに乗って上がってみると、景色はなかなかのものだった。部屋はスウィートとの触れ込みであったが、ツインを2室使って片方のベッドを撤去しソファーにしたというもので、バス・トイレ、簡易キッチンなど部屋の構造は全く同じ。まずは荷物を空けて、明日着るスーツなどを出しておく。三脚を組み立て、フィルムも必要分だけにして、準備完了。親と朝食に行く。まて、その前に重要なことがある。ロバーツ・ハワイのバスの帰りを予約しなければならない。往復チケットには「出発の48時間前までに予約を」とあったのだ。私は、ほぼ48時間しかハワイに居ないので、着いたら即、予約しなければならない。電話をして、予約の「5」を選択したら、係員が出た。予約をしたいのですが..ホテルは?
ラディソン、ラディソン・プリンスクヒオです。いつ? えーと、明後日、15日4月のユナイテッドの827便です。アー、すると6時30分に迎えに行くがそれでいいか?
はい、それで良いです。お名前は? OKUです。確認の復唱をして、サンキュー、バイバーイ。ふー、大した電話ではないがちょっと疲れた。