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強い。この季節、そういうものなのだろうか。他にすることがなく、ワイキキ水族館に入ってみる。入館料$8を払って日本語説明用のバーを貸してもらう。無線を受信するのではなく、展示番号を入力すると、その水槽の説明がメモリから読み出される仕組みだ。それほど大規模ではなさそうだが、それでも全米で3番目に古い水族館なのだという。なるほど、米国は
内陸部の州が多いから、水族館というものは運営が難しいのかも知れない..と思っていたら、調べたところテネシーやテキサスでも内陸に水族館はあるらしい(テネシーは淡水魚)。
ハイアットを出発して約50分後、コ・オリナ リゾートというところに到着。パール・ハーバーを越えて島の西部まで行っているから喧騒とは無縁である上に、リゾート入口に警備員がいて、関係者以外はシャットアウトしているので、中は極めて静かだ。風が強い。新郎新婦のリムジンは遅れているので、チャペルの前で待つことになった。話に聞くと、海の見えるチャペルだというが、普通、チャペルにあるのはステンドグラスであって、普通の窓ではな
い。いったい、どういう構造になっているのか興味が募るものの、入口はすりガラスになっていて中は見えない(ガラスのドアということは..想像がつかないでもない)。また、チャペル周辺にも植え込みがあって海は見えないようになっている。どうも、これは感動を演出する仕掛けのようである。チャペルは日を背にして建っていて、入口からみるとほとんど真西に向いているようだ。16時近いので、もろに逆光、ここでの写真は
難しそうである。
一度退場した後、撮影タイムとなる。私はヘキサーRF、ブロニカRF645の2台を持っていて、折悪しくヘキサーには高感度フィルムを入れていた(風が強く、被写体ブレを防ぐため)。しかしこの逆光、フラッシュを焚いてもムリっぽい。フォーカルプレーンシャッターは遅い速度でしかフラッシュが使えない。すると背景の海は真っ白の露出overになる。まあ難しい話はここではしないが、どうしても撮れる条件がないのだ。そこでもう1台のブロニカRF645を使う。レンズシャッターなので、1/500秒まで、フラッシュが使える。プロヴィア100Fを入れて、日中シンクロを試みた。結果は成功。帰国後一番心配だったのがこれだった。まずは安心。
の海側はきつい斜面になっており、階段を下りて海岸に出るようになっている。海岸からチャペルを見上げるようにして何枚か撮影。後で聞くと、「次の組」がもうすぐ始まるらしくて、お互いに見えないような配慮がなされているという。下りの階段と上りの階段を分けてあるという芸の細かさ..ちなみに、1組/1時間だそうだ。海岸に出て、ようやく順光の撮影になる。それでも新婦のドレス
が白いので、+補正で撮る必要があった。ここらへんはいろいろ経験しているので、問題はなかった。それにしても業者の方の撮ること撮ること..カメラはCanon EOS-1nにKodakのストラップをつけているので不思議に思っていたら、EOSをベースにしたKodakのデジタルカメラであった。いまはニコンと一緒のはずで、こんな時期もあったのだろうか、と思う。レンズは超広角ズームを多用していたので、CCDはフルサイズではないようだ。あまりにたくさん撮っているので、ついでにこういうのを撮ってくれと誰かがリクエストしたら、「規定外なので保証できない」という。すごいなー、さすが契約社会。場が少し白けるが、保証外でもいいから、で撮ってもらった。あのデータは新郎新婦にCD-Rか何かで渡されるのだろうか。あるいは、セレクトされたアルバムだけなのか、だとすると外されてしまう可能性は高い。まぁ難しいところだ。
ン・オリエンタル・ハワイ)で、レセプションがある。今回は2人のリムジンと同じ時刻に着いて、会場に案内されるまで待つ。ここは有名人も多く宿泊される由、高級らしい。間接照明が軟らかな階段を地下に降りていくとレストラン(プルメリア・ビーチ・カフェ)で、間取りが洒落ているなと思ったら地下ではなくそこが海岸で、ホテル入口が高いところにあるのだった。
歌いながら歩いている楽士が部屋に入ってきた。一曲いかが、という。皆がどうすればいいか分からず顔を見合わせていると、アブソリュートリー・フリー!(完全にタダだよ!)と言われてしまった。何だか恥ずかしい。ではお言葉に甘えて(?)、一曲お願いする。ちゃんとした演奏で、歌も上手い。ホテルが雇っているのだろうか。しばらく歌ってもらった。
あった。付け合せのマッシュポテトが変わっていて、西洋ワサビかジンジャーか、ピリリとした風味があって美味しい。以前米国で食べたステーキ屋のポテトは思いっきり添え物扱いで、量だけ多く文字通り閉口したが、これは良いと思った。キュウリの炒め物は違和感があって今ひとつ、ロス在住のSさんもこれには未だ慣れないという。ステーキは5分の1ほど残して、あとはデザートだ。部屋の隅にケーキ入刀用の白いケーキもあるのだが、それ以外にチョコケーキが出てくる。すごく甘いのではないかと警戒していたら、あっさりしていて(ケーキがあっさり、というのもヘンだが)、すんなり食べられた。ここで最後にケーキ入刀をして、そのケーキを新郎新婦がお互いに塊のまま手に持って食べさせる。ご当地の「お約束」なんだそうで、ハワイ大に留学中の友人の方がそう言っていた。顔にベタっと白いクリームが残るくらい、思い切りやるのだそうだ。それを拭いて上げたりするのがまたいいのかも知れない。