35mm SLR

M-1
M-1,50mmF1.8 長年探していたのだが、良い状態のものを見つけたので購入。ここで改めて言うまでも無く、オリンパスOMシリーズの最初のモデルである。当時のライツ社からM型ライカと名前が似ているというクレームにより、OMシリーズに改名することになったのは有名な話だが、72年7月に発売になり、改称するのは翌73年5月だから、法的にどうこうという問題ではなくおおらかな対応だったように思える。シャッターの作動音が静かで、使っていて気持ちの良いカメラだ。舞台撮影に使ってみたい。
 一時期高騰していたが最近の不景気と、オリンパス自身が完全な修理を受けなくなったことからか、値下がりし始めている。なお、OM-1ボディにM-1の外装を付けたフェイクも多いようだ。この機体はフィルム圧板の表示を信じるなら、72年7月製、M-SYSTEMのデビューの月に製造されたものである。ただし、フィルム圧板は簡単に交換出来るので、実際どうなのかは何とも言いがたいが、写真が撮れればそれでよいということにしておこう。

OM-1
OM-1,28mmF2.8 父親の所有物。保証書によると、昭和53年に購入したらしい。ボディ色は黒で、真鍮ではなくアルミのトップカバーに黒塗装した世代らしい。一度シャッターがロックして重修理となった他は、全く故障していない。オリンパスが、部分修理しか受けませんと宣言する前にオーバーホールしたため現在も快調。学生時代、写真をまじめに撮る必要性に迫られた舞台撮影を初め北海道旅行、93年冬のヨーロッパ行きで使用。

OM-3Ti
OM-3Ti,macro50mmF2 オリンパスの75周年事業として94年10月に発売された機械式シャッターに多機能?な露出計を組み込んだモデル。95年1月、年明け早々に購入、OM-1に比べてファインダーが明るいのには驚愕。以後、メイン機材となる。これも一度ミラーが上がりっぱなしになり重修理を経験したが、それ以外は快調。OM-1に比べると2重ミラーになっている分、作動音が大きいが、不快ではない。ストロボのTTL調光が利き、シャッター速度が任意に設定できるので、スローシンクロが容易。宴会などでも重宝している。
 ほとんどの重要な撮影(比較的長い旅行や、舞台・結婚式などの依頼)で、メイン機材となっている。
 02年1月にOM販売終了のアナウンスがあった直後、オークションで30万円などという値段を付けたことがある。それまでは13万円半ばで量販店に売られていたのに..今(03年6月)でも一部の店にある4TiBと違って、早々にラインから落とされてしまったらしく、新品は全く見られなくなってしまった。

OM-4Ti
OM-4Ti,50mmF1.4 これは中古で購入。俗に白と呼ばれる「Ti」モデルの初期のもの。ほとんど未使用のものを01年に手に入れた。今までずっと奇数モデルを使っていたので、「ああ、これが自動露出というものか」などと時代錯誤な感想を抱くとは、私も相当アホである。スポット測光は世上言われる通り、3系よりこちらのモデルの方が使いやすい。極端な話、灰色に近いものがあれば、そこでスポット→シャッター、で良いのだ。
 電子シャッターゆえ、スローシャッターで「ジー・・・」という音がしないのには未だ慣れていない。最近は3Tiと交代でよく使っている。交代で、というのは同時に使うと操作を誤るからである。3Tiの方をAEと勘違いしてとんでもない露出ミスをしたことあり。
 03年1月、OM-4TiBも新品で購入。まさに最後のOMである。大切に使っていこう。

OM-2 S/P *
 S/Pとは、スポット/プログラムのこと。OM一桁機では唯一、プログラム露出を可能にしたモデルで、レンズを絞ったあと、その時の光量を再測定してシャッターを走らせるやり方である。ゆえに、シャッターのタイムラグが少し長くなる。OM-4の後に出たため、ミラーも二重になり、2-X系の明るいフォーカシングスクリーンを使うことも出来る。マニュアル露出時は、スポット測光専用になる。1点スポットで撮る人には魅力ある機体であるといえよう。絞り動作とシャッター動作の間にわずかに間があるため、音が独特である。シャラコン、という感じで、静かに聴こえるのだ。
 これは、都合により手放した。状態の良いボディであったので、今でも残念に思う。

OM G (OM20)
 2桁モデルは輸出用の名前が国内とは変わっている。OM20はOM Gとなっている。もちろん機能には何ら変わりはない。このカメラはOM10にマニュアルアダプタをつけたものと同等であり、通常のOM一桁のようにシャッター速度のダイヤルがマウント基部についている。シャッター音はバコンという感じで大きい。ボディはOM一桁よりわずかに大きく、特にペンタプリズム周りのデザインは若干もっさりした感じであるが慣れればどうということもなく、けっこう持ち出す機会も多い。


OM用ズイコーレンズ
 詳細は各レンズのページにて。

広角レンズ

標準レンズ

中望遠レンズ

望遠レンズ


ハーフサイズ

Pen F
Pen-F,E.Zuiko38mmF2.8 ハーフサイズの一眼レフ。露出計の内蔵されたFTではなく、Fである。シャッターはチタン幕が1回転するロータリー式で、いささか勇ましい音がするし、作動ショックも小さいとは言えない。全速でシャッターが全開となるため、1/500秒でもストロボが使用可能。一度、宴会で遊んでいたとき、誰かが1/500にして撮っていたが、背景が暗くなるだけで、きちんと写っていた。写りは、2Lくらいまでは全く問題ないと言えよう。6ツくらいでも、言わなければ気付かない場合もある。シャープなレンズが多い。が、少々作動時のショックには気を遣う。
 昔に比べると、良い個体が少なくなってきたような気がする。レンズも然り。

レンズは今のところ、下記を持っている。
G.Zuiko 20mmF3.5(フルサイズの約28mm相当)
D.Zuiko 38mmF2.8(同、約53mm、パンケーキサイズではない)
E.Zuiko 38mmF2.8(同上、パンケーキタイプの非常に小型のレンズ)
G.Zuiko 40mmF1.4(同、約56mm)
H.Zuiko 42mmF1.2(同、約58mm)
G.Zuiko 60mmF1.5(同、約85mm)
E.Zuiko 100mmF3.5(同、約140mm)

Pen S2.8/S3.5 *
 ハーフサイズのレンズシャッター機で、初代Penの後に高級版という位置付けで出た。レンズは30mmF2.8になり、シャッターが1/500〜1/8秒まで拡大され、より使いやすいモデルになっていると思う。私は最初、28mmF3.5付きのS3.5を買ったのだが不幸にして故障してしまい、改めてS2.8を買い直した。レンズは開放からかなりシャープである。巻き上げ、シャッターとも大変軽く、シャッター音は極めて静かだ。ライカでよく調整された個体があっても、ここまでは小さくはならない。何しろ、シャッターの可動部が小さいから音も小さいのだ。1/8秒シャッターがあるから、ISO100のフィルムでも手持ちで夜景を撮ることが可能だ。ぶれにくいシャッターと深いピントが相俟って、いろいろな場面で成功率の高い撮影が可能だと思う。

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Pen W
Pen W 25mmレンズを載せた、広角版だ。生産台数が少なく、中古市場での価格が高い。ブラックペイント仕上げのみで、当時のペイントの質からか、剥げたりブツブツになっている個体がほとんどだ。まあそれも味のうち、ということでリペイントなどせず使っている。ピントは非常にシャープで驚く。

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オリンパス その他

★オリンパス エース *
 ビハインドシャッター式の、距離計連動レンズ交換機。フォクトレンダーのプロミネントと同じようなコンセプトである。レンズは35mmF2.8、45mmF2.8、80mmF5.6の3種類あり、どのレンズもよく写る。この当時のカメラのまじめさが伝わってくる。ボディは、メッキの質が悪く、剥がれている個体が多い。シャッターもそれほど丈夫ではないようだ。

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★オリンパス ワイドスーパー
*
 8枚構成の35mmF2レンズを搭載した、ワイドカメラの高級版。線が細く、コントラストが弱めの描写は、モノクロで特に良い雰囲気を出す。強い光源があると、明快なゴーストが出るあたりは、昔のレンズである。
 カメラは外観が汚れていたので、安価に手に入れることができた。その後、汚れを隠そうと所謂「後塗り」というヤツで、黒にした。するとあまりに綺麗になってしまい、持ち出す回数がかえって減ってしまった。これでは本末転倒である。

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★オリンパス ワイドII
*
 4枚構成の35mmF3.5レンズを搭載したカメラ。ワイドブームの先駆けとなったらしい。今では、35mmはそれほどワイドという認識はないだろう。描写はよく、使えるが、私のカメラはシャッターの調子が悪く、ほとんど持ち出さなくなってしまい、人に譲ってしまった。

★オリンパス35-S II 1.8
 G.Zuiko 42mmF1.8という大口径の準広角レンズの付いたカメラで、35-Sシリーズでは後期の部類だ。この機体はこの中でも後期の、59年以降のものと思われる。このシリーズはS II 1.8(42mmF1.8)、S II 2.8(48mmF2.8)、S II F2(42mmF2)と、F値の異なるレンズでほとんど同じ頃に発売されており、少々ややこしい。ボディは、先行したワイドスーパーのものを流用しているので、遠目にはどれも同じに見える。メッキの質が悪く、状態のよい物はなかなか見かけないが、それゆえ安価に、この頃のマジメな大口径レンズが楽しめる。

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★35DC
*
 40mmF1.7、大口径レンズを搭載したコンパクトカメラ。この当時、標準レンズでF2以下の明るいレンズを各社競ってカメラに付けていたのだ。35DCは、そういう競争の最後の時期にあたるカメラで、プログラムシャッター式である。電池がないと動作しない。かなり細かい解像をするレンズで、使えるモデルであったが、いろいろ整理する都合上、手放した。輸出モデルで35RDとある機体は、マニュアル露出が可能なものである。これはなかなか日本では見かけないようだ。
(35RDは二つ下に記事あり)

★35RC *
 42mmF2.8の5枚玉、シャッター優先のAE、マニュアル露出が可能な距離計連動機。電池がなくても、マニュアル露出なら撮影可能である。レンズは極めてシャープで、色もよく出る。レンズシャッター機ながら分割巻き上げも出来、軽快な撮影が可能。一度、これだけ持って登山したこともある。ヘリコイド周りが少しヤワで、ガタが来ているものが多い。
 もう少し状態の良いものを使おうと、手放してしまった。しかし年々、この手のカメラは良いものが減っているような気がする。
35RC E.Zuiko 42mmF2.835RC E.Zuiko 42mmF2.835RC E.Zuiko 42mmF2.835RC E.Zuiko 42mmF2.8







★35RD35RD F.Zuiko 40mmF1.735RD F.Zuiko 40mmF1.735RD F.Zuiko 40mmF1.7
 35DCのレンズに、シャッター優先AEとマニュアル露出を付加した、シリーズの最終版ともいうべきものだ。露出計が故障したり電池がなくなっても、マニュアルモードでシャッターは切れる。輸出専用であったらしい。ゆえに国内で探してもなかなか見つからないので、私もオーストラリアの人から買った。35RCや35DCより鏡胴まわりがしっかりしていて頼もしい。が、この35RCもそうだが、絞り環がレンズの根元すぎて操作しにくい。この機体は露出計がずれていてAEでは少し光量を多目に設定するようなので、1段暗いフィルム感度で使っている。
 レンズは35DCと同じ40mmF1.7で、極めてシャープである。お気に入りの1台だ。

★XA
 35mmF2.8付き、距離計連動のフォーカス機構、絞り優先オートのコンパクトカメラ。バリアを開けると撮影態勢に入るという、いまのミューシリーズや他社の同型機の原型となったカメラだ。レンズはこの手のカメラとしては異例に凝った5群6枚構成、全長を短くするために、広角レンズながらテレタイプ構成となっている。開放が少し甘く、周辺光量も落ちるものの、絞ると解像度も上がる。今でも、十分に小型だといえる。フラッシュは外付け式で、私はほとんど使っていない。
 露出補正機能はないので、ISO感度をずらしながら露出補正相当のことをしているが、そのままでもほぼ正確な露出になっている。

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★XA-4
*XA-4 Zuiko 28mmF3.5XA-4 Zuiko 28mmF3.5XA-4 Zuiko 28mmF3.5
 28mmF3.5、ゾーンフォーカス式で0.3mから撮影できるコンパクトカメラ。XAシリーズ最後のカメラ。プログラムシャッターなので、XAのように絞りの選択はできない。写りはまずまずだが、歪曲がある。0.3mで撮影する際は、付属のストラップでその距離を取れるよう工夫されている。



★μ-II (∞ Stylus Epic)
 97年発売のコンパクトカメラである。35mmF2.8を搭載した小型のカメラで、スライド蓋と共に起動するのはXAの系譜とみてよいだろう。プログラムオートしか使えないが、露出は正確で、ポジも十分に使える。内蔵フラッシュはカラーバランスを補正すべく、弱めに当たるようでこれも好ましい。
今後多くなりそうなので作例ページを別にする。

μ-II 作例ページへ





オリンパスのページ *印がついているものは、既に手放したもの