オリンパス E-システムへの期待
+デジタルSLRつれづれ日記
06年10月−07年3月分
★07年3月28日
驚いた。リコーが、Caplio GX100を発表したのだ。詳細は以下に。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2007/03/28/5943.html
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2007/03/28/5945.html
http://www.ricohpmmc.com/uk/products/camera/Caplio_Gx100/caplio_gx100.htm
35mm判換算で24-72mm(対角線画角84-33度)の広角ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラで、何がすごいかって、アクセサリシューに外付けのEVFが着けられるということ。このEVFはさらに角度も変えられるので、上から覗いたりしても良いわけだ。縦横比1:1のモードまであるというから面白い。むろん画角は狭くなるが、それでも元々が広角寄りだから1:1モードでも使いではありそうだ。外観は、GR Digitalのイメージが少し残っていて、これはGRでのボディ造りからいろいろ応用した様子だ。フラッシュがレンズの上にポップアップするのだが、そのカヴァー部分に大きくCAPLIOとあるのはデザイン上アクセントがありすぎの感じもする。しかし、これは面白い。たいていのデジタルカメラユーザが背面液晶に慣れてしまったいま、外付けEVFなんぞ実はあまり使わないのではないかと思うのだが、こういう個性で売ること自体、賞賛できると思う。
気になった点は、レンズのリトラクト機構。これはGR-Dではトラブルに悩まされた。GRで練りこまれたのであれば、GR自身にもフィードバックして欲しいところ。また、GX100の写真で、MFモードに距離表示が付いていた。GRは、これがないのだ。これは是非GRにも機能追加して欲しい。
そういえば、明後日からGR-Dにファームアップがあって、モノクロモードでの画質指定が可能になるらしい。こうして小まめにファームアップしてくれるのはありがたい。
ところで、SP-550UZのファームアップも発表されている。高感度時のマニュアル露出表示の精度を向上したそうだ。早速ファームアップしたのだが、マニュアル露出は実は1回しか使っていないので表示が安定したかどうかは判らない。ところが、ファームアップの内容には関係ないはずの、手ぶれ補正の作動音が静かになったようだ。ファームアップ前は部屋で撮るときは撮られる側も気付くほどのシャーッという音がしていたのだが、今はかなり低く抑えられている。機能の作動自体に関係ないから告知内容に入っていないのかな。
★07年3月26日
CD-Rを買いにヨドバシに寄ったついでに、シグマのSD14を触ってきた。PIEではスルーしてしまったのだが、改めて触ってみたら、案外普通のカメラっぽい外観だ。ただ、各種ボタン類、特に左側のものの感触が良くない。むにゅ、という感じで大きく押し込まなければならないのだ。グリップはまあまあというところ。もう少しボディが薄ければ持ちやすいと思う。メニュー画面は分かりにくい。慣れが必要だろう。カメラの作動はAFがあまり速くないものの、シャッターは小気味よく、特に像消失時間が短いのは良いことだ。ニコンのD200並みではなかろうか。私は最近E-500を使っていて、それに慣れているとE-1を使ったときに「おわ、こんなに素早いのかミラー」と驚いてしまう。そういえばペンタックスのMZ-Sも像消失時間が長く、その伝統はD-SLRにも受け継がれている。短いに越したことはないが、これは案外慣れるもので、これによってシャッターチャンスを逃すということもない。
で、SD14に戻すと、カメラの熟成度としてはもう一つかも知れないが、ある水準には到達したようにも思える。少なくとも、前のモデルとは大違いだ。そんなに台数は出ないようだが、これはこれで存在価値があると思う。
ついでに、その隣にあったFinepixS5も触ってみた。これは、ニコンからD200のボディ供給を受けて開発されたものだが、ファインダー情報の充実ぶりや、カメラの操作感は歯切れよくて良い。ただ、Live
viewの操作性はどうもいけませんな。右上に出るカウントダウンが非常に気になるし(何だか時間制限のゲームをしているよう)、Live
viewから復帰するのにもう1動作必要で、その間にピントや構図が変わってしまいそうだ。取扱い説明書を見たが、やはりボタンを押して戻る方式だ。使いにくい仕様である。
というわけで、やっぱりオリンパスの方式がいいね、と再認識。特にE-330のAモードは次のモデルでも残して欲しいところだ。今のところ私はE-330を持っていないのだが、次があるならちょっと考えてもいいかと思い始めているところ。でも、E-410に行ってしまうかな多分。
★07年3月24日
PIE2007に合わせた、ゴミゼロ倶楽部のオフ会が開催された。私は昨日PIEに行っているので、皆と一緒に会場を回ったわけではないが、そこはカメラ好き・写真好きのメンバーであるから、ネタには困らない。実に楽しく、飲みながらカメラ談義を楽しんだ。それにしても、いろいろな意見がある。今回、オリンパスはE-410/510の2機種を発売することを発表している。フラッグシップはまだモックアップ状態で、今年中に出るという話である。この3機種への期待度はそれぞれの人で全然違うわけで、E-410なんぞ要らん、という過激なことを言う人も居るのだ。私は、フラグシップ、入門機(ここが小型機)、そしてE-300/330の流れを汲む技術的にとんがったモデル、の大きく3つのカテゴリーがあると良いのではないかという考えだ。いろんな意見になるべく応えて行くには、やはりある程度のモデル数は必要だから。全員が納得するカメラなんてものはないし、これからも出るということもないだろう。カタログを見比べて妄想を逞しくするときも必要だ。
なお、PIE2007についてはここに簡単なレポートを上げておいた。あまり時間をかけて見ていないので、メーカーなどに偏りがあることはご容赦下さいませ。
★07年3月22日
PIE2007が始まった。ゴミゼロ倶楽部では明後日24日にPIEオフ会を実施するが、私はその日、オケの練習なので、オフ会は飲み会への参加として、PIEは明日。会社を午後半休として行く事にしている。PIEの展示内容については既に米国のPMAでレポートされているものとあまり変わらないと思われるが、実機を自分の目で見て触れるというのはやはり楽しみだ。午前中は会社なので、装備は軽量で行くつもり。
★07年3月16日
オリンパスが、E-410/510のプロモーションを、女優の宮崎あおいを使って行うという発表をした。正直に言うとその女優さんのことをよく知らないのだが、ニコンのFM3Aを使っていて、ニコンのサイトでインタヴュー記事などにはなっていたようだ。ただ、CMには出ていないからOKってことになったのかな。公式サイトを見たら大河ドラマの主役もやるみたいだし、若いけど大物ですな。そういう意味では、以前から宣伝が地味と言われていたオリンパスにしては思い切ったなぁ、と思う。浅田真央もけっこう効果があったみたいだが、失礼ながら、店頭で流れていたvideoなどではいかにも素人でセリフが棒読みだったから、宮崎さんの方が効果はありそうだ。どんなプロモーションになるか楽しみだ。http://olympus-wonder.com/のトップ画像を見るに、小柄(だと思う)宮崎さんが手に持つE-410はなかなか似合っている。つまりよほど小型に出来ているのだろう。PIEで実機を見られるだろうが、今のところ予定が詰まっていて調整中。ゴミゼロオフは飲み会だけ参加予定だ。
ところで、E-410の価格をある店で見積もってみたら、レンズキットで8万円台後半だった。これはかなり良い価格だ。昨年、40-150mmF4-5.6を買ってその取り回しの良さに驚いたから、これとセットになる14-42mmも是非欲しいし、となるとレンズが1万円相当になるレンズキットというのはお買い得だ。うーん、これは聞いちゃいけない価格だったかも。でも、SP-550UZを買ったばかりなので当面は我慢だな。
★07年3月8日
そうそう、すっかり3月5日のことを書いていなかった。実は大分に3日間出張していてここにアップできなかっただけで、いろんなサイトを見て喜んだりしていたわけだが、オリンパスがE-410、E-510に加えて新レンズの予定を発表した。カメラについては直前のリーク通り、E-410がLive
viewつきモデル、E-510はそれに手ぶれ補正が付いたもの。手ぶれ補正のために、ボディは少し大きい(電池はE-1〜E-500のものと同じ)。E-410は発売が4月、E-510の7月はちょっと遅い気がする。もっとも、一気に出されてもボコボコ買えるわけはないのだが。いずれにしても、正常進化と言えるだろう。ファインダーの倍率はわずかにアップしたがAF測距点は3点。ここらへんは割り切っているようだ。私は中央1点しか使っていないのでどちらでもいい。むしろ、フォーカシングスクリーンにいろんな目印などが付いたりするのはイヤだから、むしろ少なくてもいいと思っている。
どちらのボディにするかは、非常に悩ましい。SP-550で手ぶれ補正の恩恵に与ったので、510のほうが良いかなあ、電池も共通だし、なんて思いつつ、小型にできている410も捨てがたい。これはしばらく、作例が出てくるのを見ながら考えよう。
驚いたのはレンズで、14-54mmをすっかり包含してしまう12-60mmが出るということ。なんでまた標準ズームばかり増えるのかねえ。代わりに、というわけでもないだろうが、14-35mmF2が来年発売にずれ込んでしまった。こういう高級レンズを買う人は少ないだろうが、トップモデルを遅らせるのはあまり印象が良くないかも。超音波モーター内蔵のレンズが増えるのは朗報だろう。50-200mmが超音波レンズ版でリニューアルというのはこれから買う人には良いと思う。レンズはなんだかんだで増えてきたが、単焦点の追加がなかったのも残念だ。単焦点は、予想外に安い価格になった(絶対額は高いが)ズミルクス25mmF1.4にとりあえず先に話題になってもらおうってことかな。しかし広角の単焦点欲しいなあ。
ニコンのD40X、ニコンって、こういう保守的な更新が得意ですな。それでも売れるのはブランドイメージだろう。「クラス最軽量
約495g」って、軽いとは言いがたいが、「有効画素数10メガクラスでAPS-Cサイズ相当の撮像素子搭載のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラにおいて。」という細かい補足があって微笑ましい。こういうところではオリンパスは負けていない。Live
viewが付いているというのもコンパクトからの層には多少訴えるところがありそうだが、さてどうなることやら。
シグマがDP-1を改めて発表した。アクセサリーシューが付いて、そこに外付けファインダーを乗せたりできるのはGR
Digitalの影響か。距離ダイアルがあるのは親切だ。GRではMFするときに距離表示は出ないししかも液晶画面でピントを合わせるのは難しいので、いっそ2mとか3mとかの数字に合わせて撮るというやり方もあるはずだ。ボディ寸法はわりとコンパクトだが、厚さが50mmというのはレンズ部分の出っ張りまで入れてのことだろう。RAWの保存で、画素数が選べるというのはなかなか面白い。
また、200-500mmF2.8という超弩級レンズの開発まで発表している。シグマって、元気にやってますなあ。
★07年3月4日
SP-550UZの作例を一挙にアップした。ISO400〜1600の写真が少ないが、これから追加していく。このカメラはなんといっても持ち出したくなる大きさ(小ささ)で、使っていて楽しい。ま、私の場合、どのカメラも使っていてつまらないというのはあまりないのだが、このカメラはとりわけ楽しいと思う。ネット掲示板では何か一つ足りないところを見つけて「・・だから買わない」という人もいるが、そういう人は写真を撮らないのではないかと思ってしまう。外に出て、いや室内でも、被写体はいくらでもあるからまず使ってみることだ。
オリンパスがE-systemで3月5日に発表を行うのは既報だが、ここ2日ほどで、E-410、E-510という画像が出回り始めた。たぶんこれは正しいだろう。E-410がE-400にLive
viewを搭載したもの、E-510はそれに手ぶれ補正が付いたもので、E-510はグリップがついて少し大きいが、E-410はE-400のサイズを踏襲しているように見える。てっきり、E-510はE-500の筐体で出るのかと思っていたので、予想以上に小さくしてきたようだ。Live
viewはBモードだろうか。そうなると、E-510の手ぶれ補正はLive viewでも効果が確認できていいのではないかと思う。うーん、いずれにしても明日には判るのだから楽しみに待つことにしよう。
★07年3月2日
SP-550UZを買ってきた。さっさと退社して買いにいくつもりだったのだが急遽18時から会議になってしまって非常に気を揉んだ。何とか、閉店15分前に着いて購入完了。1GBのxDも買って、50800円だった。液晶保護シートは未だ出ていないので、ソニーのα100のもの(横方向がわずかに長い)を買った。
帰宅後早速電池を入れていろいろいじってみる。カメラはインドネシア製で、造りは問題ない。黒ではなくガンメタリックのような色合いはなかなか。グリップは良いし、小型のわりには持ちやすい。レンズの繰り出し音は大きいし、動作はもっさりしているが、あまり速いと画角の微調整が難しいので、これはこういうバランスでやっているということだろう。AF合焦はこんなものかな。SP-350と似たような動作だ。いろいろな機能がある割には、ボタンが少ないので、多少まごつくこともある。E-500のように、十字キーにISOとWBを割り当ててくれると便利なのだが、その位置はセルフタイマーと露出補正になっている。絞り優先で絞り値を変える場合は、十字の上(露出補正)を押すと、横方向の十字キーが露出補正、縦方向が絞り値になる。慣れればこれもアリか。でも、一つでいいからダイアルがついていればなあ。まあ、絞り優先といえど、あまり絞ると回折で画質が悪くなるようだから、ほとんどは開放付近で撮ることになるだろう。
ファインダーは背面の液晶、またはEVFだ。EVFは23万画素で、これがけっこうきれいに見える。色々な情報がファインダーの中に出るのはいかにもデジカメで、見ていてなんだか楽しい。このとき、十字キーの中央、OK/FUNCボタンを押すと、WBやISO感度など、撮影中に比較的頻繁にいじる簡易メニューが立ち上がる。これは良い。なるほどこれなら十字キーのショートカットはなくても良い。
というわけで、いろいろ楽しめそうだ。作例は明日以降にアップする予定。
★07年3月1日
SP-550UZは今日から一部で売られているようだ。私の予約した店では明日の午後からとのこと。仕事を終えたら買いに行きたいがさてどうなるか。
2chのSP550UZスレにはヘンなキティちゃんが湧いていて見るのもイヤになる。どうも、新製品発売直前は荒れますな。それだけ注目されているってことだが。デジカメウォッチの記事を見ると、高感度は案外頑張っているようだが、望遠側でのパープルフリンジは多目に出る。コンパクトタイプとしてはまあこれは許容範囲かと思う。高感度、ISO400くらいまでは普通に使えそうだ。それに手ぶれ補正も加わるわけだから心強い。楽しみだ。
★07年2月25日
もう今更であるが、オリンパスヨーロッパのデジタルSLRのページに、時期E-systemのボディと見られるシルエットを配したティーザー広告が出ている。一番手前は既に欧州では発売されているE-400の外形と似ており、これがおそらくE-400のボディでライヴヴューになるという噂のE-410、その後ろは一回り大きく、E-500後継(E-510、E-550説もあり)と思われる。一番後ろはさらに一回り大きいのでE-1後継だろう。前の2台には
5 MARCH 2007 という文字が添えられているので、3月5日に発表されるということか。これは楽しみだ。3月中に出るのかな。
ところで、SP-550UZだが、これは買うことにした。OMズイコーの40mmF2を売ったらこのカメラの代金相当になったので、丁度良いか、ということで予約を入れてしまったのだ。なお、ズイコー40mmは予備含め2本持っていたので、売ってもまだ手元には残っている。他にも、けっこうな数を売りに出して、今年は上記のE-systemのボディと、銀塩のRFあたりで新規の導入を行う予定だ。
★07年2月14日
オリンパスが、SP-550の国内発表をした。
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007a/nr070214sp550uzj.cfm
ようやく、というところだが3月初旬発売だからもうすぐである。これは買ってしまいそうな予感。価格は55000円くらいになるそうだ。
ここに書くべき内容でもないが、携帯電話を更新した。ソフトバンク705NK、つまりノキアのN73である。300万画素のデジカメがついていて、レンズは34mmくらいの画角で使いやすい。ただ、操作はしやすいのに反応が鈍いのは惜しいところだ。ここらへん、本職のカメラには遠く及ばないが、フォーカスが合ったときの大きな音といい、盗撮防止なのかも知れない。画質は、携帯電話としては良い方ではなかろうか。L〜2L判程度の印刷なら何とかなりそうだ。遠景より近くの方が向いているが、元々風景写真を撮るようなカメラではないだろう。ともあれ、いつも持ち歩くものであるから、気軽に撮っていくつもりだ。
★07年2月3日
何の気なしにオリンパスオーストラリアのHPを見ていたら、SP-550のサンプル画像が2枚アップされていた。いずれも意味不明な数字があったりして未だ編集中のものを上げてしまったのかも知れない。1枚(鳥)のものをDLしてみたら、tele端で撮ったもので、非常にシャープでよく写っている。アップされた画像はISO50と80なのでノイズなどは分からないが、いずれレヴューサイトでたくさん出てくるだろう。楽しみだ。
★07年1月31日
SP-550の続報はあまりないが、中国ではもうすぐ発売とかいう噂も。オリンパスの各国のサイトを覗いてみたら、米国では希望小売価格$499.99とされ、リンクしているアマゾンのページでは3月20日発売予定、VideoDirectとかいうサイトでは2月下旬から3月上旬に、などとある(価格はいずれも$499.99)。中国サイトでは、本土は載っているものの香港では掲載なし、というふうに差が出ている。そして日本のサイトは未だである。ついでにドイツのサイトを見たら掲載されていて、価格は499ユーロ。そういえば中国では3500元という話だから、5万円程度?、どこでもだいたい合わせてますな。ユーロはレートが高いからちょっと儲けちゃうってところか。まあそんなことはどうでもいいとして、さらなる情報、特に実写画像を見たいものだ。
E-systemの新しいモデルの噂。3モデルで、E-410:ライヴヴュー、E-510:ライヴヴュー+手ぶれ補正がPMAで出て、E-x(E-1後継)は夏になる、という。情報が発売なのか発表なのか分からないものの、日経の社長インタヴューもそうそうずれた時期を言うこともないだろうから3桁系は春に投入されるのではないかと思う。E-510がE-400系と同じボディサイズなら迷うことなくE-510を買うだろうが、そんなに上手くは運ばないかね。いまのE-500と同じ筐体でも十分ではあるが、待てよ、それならE-500を処分してE-510を買えば家族にはバレまい(笑)。
一方、E-1後継はAFと連写の改善があるという話で、AFポイントが十数点に、連写は5-6fpsというから、ファインダの倍率が上がっていたりすれば、ハイエンドのユーザにとっても、相当満足度の高いモデルになるのではなかろうか。私は、AFポイントが多いのは構図の邪魔だと思っているのだが..たぶん少数派だろう。
この噂の中では、レンズの話が若干信じがたいが、6種という話だ。
〜〜
180?-500mm (f= xx-6.3)
12-60mm abouf f=3.5 (⇒about のタイプミスだと思う。)
14-35mm
3 other lenses,
most likely zooms, not fixed focal lengths
〜〜
最初の望遠ズームはシグマに似たようなものがある。前に18-200mmのユニットを使ったと見られる18-180mmも出しているし、案外そういう線もアリかと。12-60mmは便利そうだがはたしてどのグレードで出るのか。14-54mmがあるので悩ましいところだ。14-35mmは当然、F2ズームだから最上位クラス。最後の一文には少々落胆を禁じ得ない。これ以上ズーム増やしてどうするのかなあ。まさか昔ペンタックスが試作したフレキシ(単焦点のようなコンパクトさで、その焦点距離の前後で画角微調整できるレンズ。知っている人少ないか..)なんてことはない、わな。
★07年1月26日
オリンパスがコンパクトカメラの新機種を欧州で発表している。中でも、エントリー機種にあたるFEシリーズの更新が多いが、特にFE-250という超高感度ISO10000を実現したカメラというのには驚いた。ただ、ISO10000は画素混合で通常800万画素のところ300万画素の出力だ。いったい、高感度競争はどこまで行くのだろうか。肝心なのは画質だろうが、ISO10000がうにゃうにゃでも、ISO6400か3200がそこそこ使えるなら面白いカメラにはなりそうだ。μ770SWは水深10mまでになって、μ760は750の5倍ズームを3倍に落として、背面液晶は新しいものになったようだ。なんだかもう番号がなくなってきた感じもある(笑)。
それはともかく、オタク方面で一番の話題はSP-550だろう。
http://www.dpreview.com/news/0701/07012507olympusp550uz.asp
なんと、35mm判画角換算で28-504mmF2.8-4.5の18倍ズーム搭載の、レンズ一体型モデルだ。504mm相当に飽き足らずさらに5.6倍のデジタルズーム、感度はISO50-5000まで、CCDシフトの手ぶれ補正。連写は7コマ/1.2fps(700万画素)・15コマ/7fps(300万画素)・20コマ/15fps(120万画素)という、以前あったE-100RSの血統も引き継ぐ。これほど欲張りなカメラも今までなかったのでは。背面液晶は固定式だが、コンパクトさを優先したのだろう。サイズは116x78.5x78mmと小さく出来ていて、しかもデザインがカッコよい。うーん、これはいいですなあ。でも、私はE-400後継を優先しよう。あれ、そういえばSP-350後継はないのかな。あるいは510と350を融合して贅沢にしたのが550なのか。まあそれでもいいか。
そのE-systemだが、春先に3機種投入、という記事が日経に出たそうだ。ちょうど出張中だったので飛行機の中で日経をもらえばよかったと思いつつ、機内では寝てしまったのが残念。3機種となると、E-400後継はまずライヴヴューつきで、さらにE-500後継とE-1後継かね。E-1後継はモックアップも出ていたし、フラグシップだから豪華路線だろう。問題はE-500系で、これはE-400系との差別が難しい。機能的には今欧州で売られているE-400に含まれてしまうし、かといって値段だけってのもね。まさか、E-330系を更新するつもりはないと思う。E-500がオリンパスの直販から消えているから、たぶん500系だと思うのだ。このあたりの妄想はほとんどアテにはなるまいが、400系ボディは小型なのでCCDシフトが乗らずに、500系でそれを搭載するという考えもある。オリンパスファンは、この春いろいろ悩むことになるだろう。楽しみだ。
★07年1月20日
デジタルフォト誌を買った。E-400を欧州で買ってきて試用した記事がある。田中希美男氏の文章はいささかクセがあって読みにくいところもあるが、総じて読者が知りたいところを書いているようだ。気になったのは、十字キーのWBやISO感度のショートカットがなくなったこと。これはE-500やE330にはあって、便利なので残して欲しいものだが、E-400の次のモデルでLive
viewがついて、それ関係のショートカットが必要になる、というなら止むを得まい(ISOだけは残して欲しいが)*。次のPMAではE-400後継や新レンズの情報が出るだろうから、楽しみだ。E-400系はたぶん買うと思う。価格はデジタルフォト誌が実際に要した額を17万円(ダブルズームセット)としていたが、これはまあ、ユーロ・ポンド高のせいであって、実際日本で出るならそんな価格にはなるまい。それにしても、ユーロ・ポンドは高いね。これなら、数量絞って欧州で売ろうという気にもなるだろう。それで利益を溜めておいて、次のモデルで世界展開というならそれもいい。がんばって欲しいものだ。
そうそう、画質だが、付属のCD-ROMに入っていた5枚の写真を見るに、なかなか良いのではなかろうか。ISO400からノイズが乗る感じがあるが、常用には問題なさそうだ。
*:オリンパスのE-300以降のモデルでは、通常の撮影モードでOKボタンを押すと、液晶画面に表示されている各パラメータを縦横ボタンで選択して、設定変更できる機能があるから、そちらを使ってもいいわけだが、ISOやWBは一発で使いたいのだ。
★07年1月4日
フジフイルムが米国でSD/xDカード両対応のコンパクトデジカメを発表した。私は、早晩出るだろうとは思っていた。というのも、小さなスロットで複数のメモリカードに対応することは既に可能だからである。実は会社で使っているPCに、SD/xD/MSという3つのメディアに対応するカードスロットがついていて、これが実にコンパクトにできているので、これはそのままデジカメにも使えるのではと思っていたところなのだ。複数のメディアに対応するために入出力回路が余計に必要になるから、そのコストと複数対応のメリットをどう天秤にかけるか、というところを解決すればいいわけで。フジのカメラはあんまり薄くないからスペースの点は有利そう(?)。そうそう、フジって、海外ではSDカードを前から売っているのだ。xDにしてもSDにしてもOEMだろうが、それでもメディアの商売ってのはそれなりに儲かるってことだろう。
それにしても、デザインがアレですよねえ..それに、40fdって、画素数増加して高感度が弱くなっている様子。せっかくのウリが、もったいないと思う。実は、いま持っているF700がだいぶ外装もヤレてきてそろそろ壊れそうな予感がするので、次はこの高感度ラインナップから選ぼうかと思っていたところだったのだが、この分ではちょっと..
★06年12月21日
HOYAがペンタックスを吸収合併するという。驚いた。でもまあ、最近はよくあること。協業して強くなれるところは強くなり、その勢いでカメラ関係にも投資してくれれば、なんて考えるのはカメラオタクの都合良過ぎる勝手思考であろうが、ちょっと期待してます。デジタルSLRに関しては、ペンタックスはここのところ正常進化を続けているし、新レンズの開発も活発だし、あとは損益がついていくことを祈るばかりだ。K10Dは生産が追いつかなくて機会損失が、なんていう向きもあるが、SLRなんて全体のカメラ出荷台数からすればそんなに大きな市場でもないし、慌てて生産を拡大すると落ち着いたときにラインが過剰、なんてのも困るから、そこらへんはペンタックスもよく考えて作っているはずだろう。ペンタックスの製品はMZ-Sと77mmを買って以来、もう数年が経とうとしている。デジタルではOPTIO
S40を義母にプレゼントしたくらいだし、私はいい顧客ではないですな。ごみ取りが確実で小型のモデルが出れば、DA21mmと一緒にちょっと考えてしまいそうだが、それはまだ先のことだろう。
★06年12月20日
オリンパスがコンパクトカメラのファームウェアのアップデートをした。私のカメラでは、SP-350が対象である。このカメラ、事実上生産は終わっていると推定するが、面倒を見てくれるのはありがたい。しかも、その内容は、起動速度のアップ。いや、これは非常に有効ですよ。もう今時のカメラと同じくらい速い。嬉しいですねこういうアップデートは。ただ、画像のレヴューはやっぱり遅い。その点が残念だが、このカメラは持ち出すと何時の間にか使っていることが多くて、不思議な魅力を持っている。時期モデルが出るなら購入してしまいそうだ。
★06年12月19日
完全にネタ切れ。
岩合光昭さんのカレンダーほしさに、アサヒカメラ1月号を購入した。いやもう、いつ見ても上手いですな。これだけ近づいて、よく撮れますよね。ところでカレンダーの最後に、「オリンパス
E-システムへの期待」って、おいおい、こりゃ私のコレと全く同じタイトルじゃないの。でもまあ、岩合さんが言ったほうが説得力あるなあ(笑)。
アサカメついでに。巻頭の篠山紀信氏の写真、私はどうも好みじゃないんですけど..EOS-1Ds
MkIIに高いレンズつけて画質がぽわぽわで、まさかこれを「味」とか言わないでしょうな。ああ、どうも生理的に合わない。
★06年12月4日
12月2日に、4/3ユーザのグループ、ゴミゼロ倶楽部のオフ会に参加した。新宿御苑で三々五々撮影し、その後忘年会へ。皆さんいい人ばかりだ。オリンパスの現在の開発ペースはゆっくりに見えるが、それでも撮影に支障があるわけではない、機材オタクになるより撮影しようという気概にあふれた人たちで、刺激を受けたし楽しい時間を過ごせた。それにしても300mmF2.8、90-250mmF2.8、35-100mmF2、150mmF2などの大砲クラスがこのとき異常な密集度*で存在しており、それには素直に脱帽。この熱心な方々に応えるべく、オリンパスもいろいろ出さねばなるまい!。
*:そんな大砲でも新宿御苑の敷地に散らばると分からなくなる、と思うのだが、これが意外なことに、遠くからでも「あ、あれは○○さんだな」と分かってしまうのが恐ろしい。ゴルゴ13が同業者を一瞬で見分けるように、4/3ユーザーには独特の雰囲気があってそれが私にも分かるらしい(笑)。
撮影の後は、新宿三丁目で忘年会。ビンゴやオークションで盛り上がった。あっと言う間に4時間が過ぎ、1次会は解散。私はそこで辞去した。そして手には何故かヤシカコンタックス−4/3マウントアダプタが。うーむこれは..
このオフ会の模様は別途、別ページで簡易的に報告したい。
★06年11月22日
本日は「いい夫婦の日」、らしい。しかし会社で資料などで日付を書くたびに、11-22mmズームのことを想起した私はどうしようもないアホですかねやっぱり。そんなわけで、開き直ってしまおう、待望の小型レンズ、ED40-150mmF4-5.6が入荷。いいですねこれ。小さいってことの訴求力はやはりあると思う。望遠端では2倍以上に伸びるし、フードを着けるとこれまた2倍近くの大きさになるのは望遠ズームだから仕方ない。絞り開放からなかなかの描写で、夜も積極的に使ってやろうと思わせる。ズームリングのトルクはだいたい一定に調整されており、価格以上に質感があるように感じられて良い。今後、活用するだろう。
GR Digitalのファームウェアがアップデートされた。
(1) RAW撮影時、同時記録のJPEG画像サイズとしてN3264とN640が設定可能に。
(2) アスペクト比3:2の場合、N3:2が選択可能に。
(3) オートブラケット撮影時、露出の変更幅として±0.3EVも選択可能に。
(4) マクロ撮影時のAF性能の向上。
はっきり言って、RAWでの撮影テンポはあまりにのんびりしていてさすがの私もイライラするので、1番は全く関係ない。RAWのみモードも選べるといいのだが。2・3番も使わない機能だ。3番は、どちらかというと通常の露出補正で0.5EV単位も選ばせて欲しい。3分の1単位はどうも性に合わない。いやまったく、主観の塊ですけどね。4番、これが一番嬉しい。早速手近のものを撮ってみたら、確かに早くなっていて使い勝手が向上している。いいね、地道な改良で段々使いやすくなって来た。
★06年11月15日
今更の話題。
オリンパスがED40-150mmF4-5.6の国内発表。欧州ではE-400と同時に発売になる(なった?)望遠ズームである。オリンパスのプレスリリースのページを見て、なんでレンズの下に名刺のようなものが置いてあるんだろう、と思っていたら大きさ比較用の名刺だった。うむ、これは小さい。もっとも、このレンズ、望遠側では倍くらいに伸びるのだが。それでも小型軽量であることは間違いない。E-400は発売にならない(日本では機能追加で別モデルになると推定)ものの、この望遠ズームと14-42mmはぜひ単体売りして欲しい。E-500にもぴったりだと思うのだ。
松下がL1とセットになっていたD Vario-Elmarit 14-50mmを単体で売ると発表している。が、いかにもこれは高い。15万円か。オリンパスの14-54mmの出来がよく価格も安いだけに、手ぶれ補正が加わったとしても倍以上の金を払えるか、これはちょっときついかなあ。もちろん、ライカ社が認定した光学系、というところにヴァリューを見出す人はそれもプラスで考えるんだろうけど。この分だと、25mm単焦点もあまり安くはならないような気がしてきた。オリンパスに期待するしかないか..
★06年10月23日
しばらくほったらかしにしてしまった。まあ最近ネタがないのも事実だが。
リコーがGR digitalの1周年限定モデルを発表している。この空色のカメラは、私のようなオヤジが持ち歩くには勇気が要るデザインだ。カメラのデザインで色を変えるのは昔から難しいとされていて、それをさらに拡大解釈?して「色モノが出ると会社が危ない証拠」などということをしたり顔で言う人もいるが、まあさすがにそこまでは言い切れまい。色モノのカメラでデザインがよくなって来たのは実際ここ数年のデジタルカメラのデザインによるところは大きいから、ある意味、デジタル時代を象徴するようなモデルである、とも言えるけど、一方でGR
digitalは銀塩時代のデザインを踏襲することで一風変わったコンセプトであるという主張をしているわけでもあり、そこらへんに若干の矛盾は感じる。全世界で1000台だからまあ売れるだろう。金ピカのモデルよりはまだ安心?できそうだ。
そのGR digitalだが、最近稼働率が落ちた。オリンパスSP-350のせいである。SP-350は今の感覚では反応が遅い、パッと見不恰好なカメラなのだが、これが予想外に快適な操作性を持っていて、使っていて楽しいのだ。高感度は弱いし、まったくよく分からないのだが、不思議なカメラだ。是非、後継機では画角75度からのズームで、防滴にでもしてくれると嬉しいのだが。
そういや、オリンパスはμ725を発表している。最近、μシリーズの統合カタログを出したばかりで、すぐにμ720が店頭からなくなり、これはと思っていたらモデルチェンジであった。なんか、こういう連携はもったいないですねえ。統合カタログが出た頃、既に海外では725を発表していたわけだし、でも在庫を掃くまではこのままで、ということだったのかな。ところで、その725について、デジカメジンの記事で、えらくコメントが伸びていると思ったら荒れていた。予想通り、xDカードの件で。もうほんと、バカバカしい..カメラについて語って欲しいなあ。最後の方はまともなレスもついていたが、もうしばらく見ないことにしよう。あそこのコメントは。
それと、アドビがアップグレードを3世代縛りにする、と宣言しましたな。今持っているのはPhotoshopCSで、素人ゆえ基本的にこれ以上のものを求めることもなさそうなのだが、なにせアドビのソフトは新品だと高いし、アップグレードも毎年2.5万円とかだし、ちょっとねえ。他の会社を買収して独占を強めているし、やりすぎでは、と思わなくも。3年ごとに10万以上払うとなると、これは、普通のアマチュアだと銀塩カメラでの現像代並みでは?(ネガで500円×200本以上だもの)。フォトショ買う時点で普通じゃないのかもしれないけど。
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