●第2日 16年7月29日 由布島→星砂ビーチ→白浜

 来たばかりでまだ拠点間の距離感がないので、今日は無難な範囲にとどめる。まずは由布島(水牛で渡る島)に向かおう。途中、浦内川の河口あたりにある展望台に登ってみる。一面のヒルギが見渡せて素晴らしい。駐車スペースは2-3台分道路が膨らんでいる程度なのだが、われわれが登っている間、他にだれも来なかった、というよりそもそも通りかかる車がいなかった。日差しが強く、三男などは展望台の屋根の下でも日傘を差していた。

 由布島までの道は難しいことはない。西表島の外周を半分強ほど巡っている県道と、それぞれの集落への道しかなく、県道から分岐する道路は限られているから、集落の地名が分かればいまどこに居るかは容易に分かる。だから、拠点間の距離を把握して、あとはゆっくり走って景色を楽しめば良い。交通量はごく少なく、のんびり走っても何ら困ることはない。途中、動物注意の標識があってイリオモテヤマネコの絵が描かれていた。さらにイリオモテヤマネコの事故件数の表示もあってここ7ヶ月で2件の事故があったという。昨年1年間で4件ともあった。夜行性だから、特に夜は気を付けよう。

 途中、ゲーダ橋というところで車を停めて周囲を見渡す。広々とした海岸線から原生林が山へと続いていて、美しい。日差しが強くまぶしいのであまり長居はできなかった。

 由布島に渡る場所はすぐに分かった。がらんとした駐車場に車を入れて、売店でチケットを買う。少し歩くと水牛車乗り場で、由布島はすぐそこに見える。記念撮影をしたが、日差しがまぶしくて後から見たら目がまともに開いていなかった。

 水牛車は、水牛が引っ張るリアカーのようなものであるが、タイヤは大きく、荷台というか客席の高さはけっこうなものである。満潮時は深くなるためだというが、今はせいぜい水深10cm程度で、場所によっては歩いても渡れるし、実際遠くには歩いている人もいた。牛の歩みに応じてタイヤの前後がシーソーのように揺れるので、体の重い私は後方に座るように言われた。そのほうが安定するらしい。ほぼ12時近くで日はまぶしいが、水牛車には大きな屋根があるし、遮るものがない砂洲の上には緩やかな風が吹いていて過ごしやすかった。10分ほどで島に着く。
 元々はマラリアを媒介する蚊を避けて海の上に住宅を建てるためにこの島に人が住み始めたらしいが、その後マラリアが根絶されたのと、この低い島では台風時の被害が大きいことから人口が減って今は定住者が十数人という。台風被害の後も住み続けて植物を植え続けた人のおかげで、今は植物園と水牛車が観光資源になっている。
 植物園の中に売店・レストランがあってちょうど昼食だし西表島に戻ってもレストランなどはなかなかなさそうなので、ここで食べることにした。私は豆腐チャンプルーにしたが、息子たちは石垣牛カレー、石垣牛牛丼とずっと高級そうな料理を注文していた。ただ、ここに着くまでが暑すぎてあまり食欲がなさそうであったが。

 食事のあとは、島の中を散策しながら戻る。もう少し島の中を歩きたいところではあるが、暑いので海に入りたい気分ということで。帰りの水牛車では他の水牛のうんこの様子も見えて、息子たちは大喜びであった。うんこしっこが好きな年ごろではあるね。

 車に乗り、次は星砂ビーチに行くことにする。途中で小さなパイナップルの無人販売(1個100円)に寄ってビーチに着いたのはもう16時近くだった。長男、三男は海に入ったが、次男は足の引っ掻き傷に海水がしみると言って陸でカニを探していた。私も海に入ってみたところ、浅いところはサンゴが死んでいて魚の写真を撮るには背景が今一つである。やはりガイドツアーに入って良い場所に連れて行ってもらうべきなのだろう。が、三男はまだ小さいしそういうツアーに行くにはまだ早いかと思う。

 夕食は、またしても予約が取れず、いくつか電話して探し当てた白浜港にあるレストラン白浜。明日こそはどこか予約せねば。

 食事の後、港で夜景でも撮ろうかと思ったがそもそも白浜の向こうは人家のない山で、地表に明かりがない。月明りで雲と海面の様子を撮ってみたがまああまり良い出来ではなかった。
 帰りに、遠目に見て気になっていた場所で車を降りる。レーザー光が空に向かって照射されているのだ。ここは子午線モニュメントという場所のようで、東経123度45分6.789秒という数字の並びであることを記念して建てられた由。レーザー照射は連続ではなく、時間が決まっているようである。

 部屋に戻り、オリオンビールと南国チューハイなるものを飲んで寝た。



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15年7月下中旬
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