ライカ系のページ
コシナフォクトレンダー、その他互換機も含む *印がついているものは、既に手放したもの
IIIc */IIIf */Ic */If
スクリューマウントのライカ。最初に買ったのはIIIcで、横浜のTカメラ。シャッターは静かで、ボディはきれいだった。しかしボディだけで資金が尽き、比較的安いキヤノンの50mmF1.8を付けてしばらく撮っていたが、このキャノンもなかなか素晴らしい写りで、感心しきりであった。
その後、レンズも増え、広角用にファインダーの無いタイプ(I型)も手に入れたが、現在手元に残ったのはIfだけである。このシリーズはなんと言っても手になじむ形と、しっかりした操作感がすばらしいと思う。ファインダーは50mm用のみで望遠や広角を使う時は外付けのファインダーが要るが、50mmレンズだけで撮るなら、これ以上のものは要らないと思わせる完成度だと思う。
IfはGRレンズやズマロン28mm用として活用している、と書いていたらその後キヤノン28mmF2.8やオリオン28mmも手元に集まり、このカメラの活躍の場が増えた。
IIIg *
M3発表後、大きくなったライカが気に入らないという顧客要望に応えて製品化されたもので、ブライトフレーム式のファインダーが装備された(枠は50/90mm)。ピント合わせはIIIf以前と同様の別窓の距離計を使う。
M型が出てからの製品化ということもあり、巻き取りスプールがM型用という変更点もある。ボディサイズは高さを除いて、IIIfと同じであり、底ケースは共用可能だ。シャッターは倍数系列で、音質が金属的な感じで好みが分かれるだろう。ファインダーの見え方は悪くはないが、かなり目を押し付けて見る形になり、眼鏡を使う人には50mm枠は見難いと思われる。
M2/M3 */M4 *
Mバヨネットに変わった後のライカ。M3は2回巻きの倍数系列シャッターという1957年ごろのものを所有していた。M4は1968年製だ。
M型からボディが少し大きくなり、重くなったが、その分シャッターがぶれにくくなり、シャッター音もボディ内にこもって静かになったと感じる。どのシリーズもファインダーが見やすいことは特筆されるが、眼鏡使用者の多い日本人には視野周辺まで完全に見渡すのは厳しいかも知れない。
M3はマンションを購入するとき、いろいろな出費のため売ってしまった。戦前は「ライカ1台、家1軒」と言われたそうだが、その当時、02年では1/150軒くらい。ライカが安くなったのか、不動産が高くなったのか..M4も後年手放し、最終的にM2(ファインダー枠がM6のものに改造されている)を導入して現在に至る。
Hexar RF *
ライカ社がM7を出さずにストロボTTLなどでM6を引っ張っている間に、コニカがひょいと出した感じの自動露出シャッターのレンジファインダー機。ファインダー倍率を下げたため28mmレンズが使いやすいのは良いが、当然、90mm以上は撮っていてあまり面白くない。そんなわけで、GRレンズなどを付けて使うことが多い。モーターの巻き上げ音がもう少し静かにならないかと思うが、まぁ便利なので使っている。今どきのカメラにしては珍しくストロボTTL調光が出来ないというのは謎だ。
その後「後期型」と言うべきか、内部がリファインされているようだ。外部では、レンズ交換ボタンの周りにガードがついて、不用意にボタンを押さないように改造された。
なお、RFは「レンジファインダー」ではなく、「レンジファインダー・フォーカルプレーン」の略だそうであるが、個人的には「?」なネーミングだと思う。
別のカメラを買うために売却してしまった。
Leica CL *
カメラの製造コスト低減のためにエルンスト・ライツ社がミノルタと共同開発した廉価版のライカ。ミノルタ製で、日本国内ではライツミノルタCL、海外ではライカCLとして販売された。小型、軽量で、標準レンズを40mmF2として軽快な撮影が可能になっている。露出計はM5方式で、シャッターの前にCdSが出てくるタイプ。布幕縦走りのシャッターはあまり静かではなく、ショックがカメラ全体に伝わって高級感は損なわれているものの、ファインダーは見やすいし、持ち運びしやすい大きさは良い。CL用のレンズは傾斜カム(距離計に距離情報を伝える部分)で、他のライカで使うと誤差が出ることもある。
Zuiko40mmF2.8、M-Rokkor40mmF2、Sonnar40mmF2.8などをこれにつけて使っていた。コシナからNokton40mmF1.4が出てからは稼働率が大幅に上がったが、レンズ共々売却している。
Minolta CLE *
CLのあと、ミノルタが独自に開発したMバヨネットマウントの絞り優先AE機。発表当時は不人気で、最後は投売り状態だったというが、今になりその価値が認識され、Hexar-RFやM7がAEになって登場することになる。カメラはCLより少し横幅が大きいが、小型で、裏ブタも普通の取り扱いで(というより、ライカ系が今になっては取り残されているのだが)、使いやすい。露出補正がロックを外さないと使えないのと、マニュアルモードでは露出計が不動になってしまうあたりは、使いにくい。ミノルタでは修理を受けなくなっているので、たとえ状態が良い機体を見つけても、注意が必要だ。
ハワイ旅行でメイン機材として活躍。AEで使う分には軽快で良いカメラだった。その後、都合により手放した。
Bessaシリーズ(L */R */T */R2 */R3A/R4A)
クラカメマニアの「ライカ代替機」ではなく、入門者のメイン機材としても定着した..どころかプロやマニアも一目置くまで成長したシリーズだ。ファインダーの無いBessa-Lが最初に出たというのがユニーク。シャッターが少しうるさいのが難点だが、このシャッターが何と「ちゃんと撮られた気がする」と被写体側から好評(笑)。世の中そんなもんであろう。
ファインダーの2重像縦ずれ等、初期品質に問題がある場合も。R2ではファインダ枠が傾いていて交換になったこともある。たくさん持っていても仕方ないので、初期に買ったLとRを手放し、そのうちにR2も手放し、ヘリア101周年も手放し、最終的にR3a、R4aが残った。生産中止となり、市場に残っている個体はたいへん高騰している。
Zeiss Ikon
コシナがカールツァイスとの共同開発を行って販売していたAE式のRF機だ。マウントはライカMと互換である。見やすいファインダーと、大きく取った基線長によるピント精度の高さを売りにしている。シャッターは金属製縦走りで、Bessa系に比べると多少静かになっているが、ライカに比べるとがさつな印象は否めない。巻き上げ、巻き戻しは非常にスムーズだ。重量は、ライカを持つ人が外観から想像すると、「お、軽い」となるほどあっけない感じだが、首から提げたときの重さとしては適切かと思う。シルヴァーモデルは上品な外見で、ブラックモデルは引き締まった感じがする。私はブラックを使っている。
現代のカメラであり露出は正確だし、取り回しはなかなかよろしい。
Zorki 3 *
昔、所有していたのを忘れていた..ソ連製のライカコピイ機であるが、ゾルキーも2型以降はソ連側の個性が出てきて、外観はライカとは変わってきている。このカメラは、等倍の1眼式距離計ファインダーが搭載され、使いやすい。残念ながらあまり状態はよくなく、しばらく使っていたが手放した。巻き上げはごりごりしていて、シャッターも静かではないが、写りは別に問題なかった。2型や4型以降に比べると市場で見かけないので、状態の良いものに出遭う可能性が低く、一時期探していたものの、今はもう諦めてしまった。
Canon P *
国産スクリューマウントにも手を出してしまった。レバー式巻き上げ、裏蓋開閉式、等倍のファインダーにパララックス補正つきの35/50/100mmの枠という、使い勝手の良いカメラだ。ただ、等倍で35mmの画角だとほとんど画面いっぱいで、構図全体を見るのは難しい。
Canon VI L
キヤノンのレンジファインダー機の中でも最後期に近い世代で、35mmと50/100mm、ピント確認用拡大の3種類の倍率に切り替えられるという凝った機構を持つ。50/100mmは反射式のブライトフレームがあり、パララックス補正もされる(35mmでは枠は無い)。また、純正の外付けファインダーではピント位置によってファインダーの上下方向が動き、外付けファインダーのパララックス補正もできるのが素晴らしい。凝ったファインダー機構は、曇ったりブライトフレームのメッキが劣化したり、といった経年劣化の影響を多く受けているようで、市場にあるもので綺麗なファインダー像のカメラは少ない。
ライカマウントレンズ
ライツのスクリューマウント
ライツ以外のスクリューマウント・海外製
ライツ以外のスクリューマウント・日本製
ライツ Mバヨネット
コシナフォクトレンダー・ツァイスイコンシリーズ
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