19年5月初旬
第2次小笠原旅行

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●第2日 19年5月2日(木) (船中泊)→二見→扇浦→コペペ海岸→ウェザーステーション展望台→扇浦

 4時過ぎにアラームをかけていて、船尾側の外デッキに出る扉に行ってみた。日の出が見られるのを期
待して行ったのだ。しかし、一面曇り空であった。早々に諦めてまたベッドに戻る。そして9時頃まで寝ていた。朝食は食べず。しばらく外通路に出ていたが、天気はパッとせず、ずっと曇っていた。船は30分くらい遅れているようだ。聟島列島が見えてくる頃には海も穏やかにはなってきて、少し安心した。二見港には11時半過ぎに到着した。

 今回の宿は大村地区ではなく、南のほうの扇浦海岸に近い、ペンション扇浦というところに泊まる。市街地ではないので、宿周辺で食事が出来ないから、まずは大村地区で食べてから宿に向かうことになっている。南国酒場 こも という店に空席を見つけてそこで食べることにした。まぐろ島ラー油漬け丼を注文した。ラー油の香ばしい辛さとマグロの風味が合っている。


 食後、宿から迎えの車に乗って宿へ向かう。2階建ての白い建物で、外のウッドデッキにはパッションフルーツがたわわに実っていた。まだ緑色なので時期ではないようだ。部屋は第1日に書いた通り、2部屋に分かれていて、その向かいには6人部屋があってしかも空き室だった。何しろおがさわら丸しか交通手段がないから、今時点で客が来ていなければほぼ空き確定である(到着後すぐにツアーに出かけたりしない限りは)。宿に言って交換することも不可能ではなかったとは思うが、息子たちが一部屋別の方が良いと言うので、まあそれも旅の特別感があって良かろうかと思い、手配通りにした。
 滞在中の交通手段は、船の予約当日に昨年借りたレンタカーに電話するも出遅れたか既に予約いっぱいで今回は借りられず、このペンションにある車を貸していただくことになった。扇浦には商店などがなく、どうしても大村地区まで出なければならないから、車がないと困るのだ。車種は初代(たぶん)のアルファードで、外観はきれいではあるが何しろ年数が経っていることもあり、燃費がたいへん悪かった。父島の道路はアップダウンが激しいので、この手の大きくて重い車は物理的に不利なのは仕方がない。

 さて、最初の海はどこにするか、であるが、前回自分だけ見に来ていて家族は来なかったコペペ海岸に行くことにした。いや、厳密には前回家族も来ているのだが、ナイトツアーでのウミガメ放流だったから景色は見ていない。天気は晴れ間が出てきて、きれいな海が眼前に広がった。ここは本当にきれいだ。我々5人の他にあとは2組ほどがいて、小さな海岸ではあるが人は10人もいない状態であり、開放感いっぱいである。海に出て左方に見える小港海岸に至っては、全く人がいないように見えた。あそこは町からは遠い上に、駐車場から海岸までの距離があるから不便なのだ(我々も結局小港海岸には行かなかった)。5月初旬はまだ水は冷たく、日が陰ると寒い感じである。
 シュノーケリングもしてみたが、サンゴの死骸が目立ち、波で砂が舞ってコントラストがあまり良くなかった。外から見たらきれいなのだが。これについては、今回旅行ではいよいよ海ツアーも申し込む予定なので、もっと良い環境での成果を期待したいところだ。

 しばらく遊び、いったん宿に戻って休憩し、夕方にウェザーステーション展望台まで行ってみた。夕日を見ようと思っていたわけだが、雲が多く全く見られず。前回も今回も、ウェザーステーションでは天気に恵まれず残念である。

 18時半から夕食。ハンバーグ、エビフライにさらに肉団子、ハンバーグの皿のキャベツの他にもポテトサラダもあり、子供向けに考えていただいたメニューだろうか。美味しく頂いた。

 父島での初日、いろいろ興奮してはしゃいでいたので、早めに就寝した。


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