19年5月初旬
第2次小笠原旅行
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第6日
●第6日 19年5月6日(月) (船中泊)→竹芝→自宅
夜半、波は穏やかになったようで揺れは少なく、よく眠れた。4時半に設定したアラームが鳴り、起き出す。昨日の天気からすると望み薄であるが、一応日の出をチェックしようと後部デッキへの階段を登って行くと、ドアは閉鎖されていなかったが、一面の曇り空が広がっていた。残念だ。ベッドに戻り、もう一眠りする。
7時半に再び起きて、八丈島を見るが雲はまだ多くコントラストは低かった。ただ、天候は徐々に回復に向かっているようには見えた。
今日は食堂に行こうと思う。昨年夏の往復、今回の行きとも朝食は食堂ではなくカップ麺などで済ませていた。多客期だし、朝食のために並ぶのも面倒だと思っていたのだ。食堂に行ってみると、さほど混んではいなくて、ゆっくり食べることができた。朝食メニューは洋定食、和定食それぞれ2種類があり、卵やサラダなどの単品を選び組み合わせることも可能だ。洋定食Aが一番豪勢で、ベーコンエッグ、ソーセージ、カボチャ(煮たものか?)、パン(ジャムとマーガリンつき)、サラダ、コーンスープ、杏仁豆腐(あるいはミルク寒天っぽいもの、自分は食べなかったので詳細不明)という構成。洋定食Bはソーセージとカボチャのプレートとスープが省かれる。息子たちは元気に食べていた。船の旅にも慣れてきた感じだ。自分はここでは食べず、後でカップ麺を食べた。
徐々に晴れ間が見えてきて、御蔵島、三宅島が見える頃にはくっきりした青空になった。雲とのコントラストが気持ち良い。船は定刻通りに進んでおり、昨夜の海況は特に問題なかったようである。ベッドと外通路を何度か往復して、海の景色を眺めたあとはゴロゴロしていた。
12:40ごろに昼食。軽く、カレーライスにする。何しろ多少の階段の上り下りはあるが、船内ではほとんどカロリーを消費しないから、あまり食欲がないのだ。
食後に外通路に出たら、手すりに塩の結晶ができていた。昨夜以来の水しぶきが結晶化したものだろうか。
順調に進み、東京湾に入り、速度が遅くなった。ここからまだ3時間はかかる。水の色が変わった。通過時刻は定刻のようなので、予定通り15:30到着となるだろう。
湾内は空気が澱んでいて遠景は霞むし、望遠で撮ると空気の揺らぎも大きく目立つので写真には向かないけれど、海側からの景色を見ることはほとんどないから新鮮である。大きなコンテナ船やクルーズ船が停泊しているのを見たりして過ごすのもまた楽しい。15時過ぎにレインボーブリッジをくぐり、少し早めの15:15頃に竹芝桟橋に接岸した。
前回に続き今回も晴れた日が少なかったが、楽しむことが出来た。特に、海のツアーに参加したことは大きい。岸辺でシュノーケルも楽しいものの、やはりプロフェッショナルが案内するスポットは段違いの良さがあると実感した。次からも、海のツアーに参加したいと思う。
こうして、毎年のように小笠原旅行をすることになるのかも知れないと思っていたが、翌年には新型コロナウィルス感染症の流行があり、旅行どころではなくなってしまった。特に父島、母島のように人口が少なく医療施設のキャパシティが少ない上に、本土への交通手段が24時間かかる船しかない(しかも最頻で3日に1便)場所では感染症を持ち込むと問題がより大きくなるから、流行の抑制が確実になったとしても観光再開には慎重にならざるを得ないだろう。いつか再訪できる日を待ち、感染抑制に務めて行きたい。
★カメラ関係の話
昨年同様メインはE-M1mk2とM.ZD12-100mmF4で、カメラごと広角に切り替えるためにE-M5mk2にM.ZD9-18mmF4-5.6を付けたものを用意している。星空撮影のために、前回のサムヤンの7.5mmF3.5魚眼に代わって、M.ZD8mmF1.8が登場、E-M1mk2と組み合わせると歪曲を補正した通常の超広角としても使えるため非常に便利なのだが、今回は天候が悪く星空撮影は出来なかった。暗い時の撮影のためにM.ZD25mmF1.2も持参している。前回、船上から沿岸を見ていて超望遠も面白そうに思えたので、Tokina 300mmF6.3の反射望遠も使った。
コンパクトカメラは、食事などの手元撮影や気楽な散歩時のためにGR3、水中写真用にTG-860も持って行っている。
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