10年9月上旬
第2次中国(桂林)小旅行


第1日 第2日 第3日 第4日 第5日


●第5日 10年9月6日(月) 桂林→広州→成田→自宅

 帰国のための移動日。今日特筆すべきことは、なんと言っても、朝の早さ。桂林空港出発は07:30である。朝の慌しさを想定して昨夜にほとんどのパッキングを終えて、今日着るものだけを出しておいたが、それでもけっこう慌しかった。ホテル出発は6時、当然朝食は無い。
 朝早いから交通量は少ないが、その分無茶な人もいるようで、小型のトラックやバイクが通行帯無視で逆走していたり、全く油断できないところだ。渋滞等はなく、6時半過ぎに空港に着いた。ガイドの高翠さんがチェックインまでつきあってくれた上、朝食代わりに菓子パンを頂いた。ありがたく頂戴する。旅行中、お世話になりました。

 空港内はガランとしている。来た時も深夜で、今回の旅行ではこの空港をじっくり観察する時間はなかった。広州空港からの帰国便が10:10、7時半桂林発の飛行機でも広州での乗換えは2時間を切っているから、これはやむを得ない。
 長男Sは着替えるのが手間だったので、寝間着のまま空港に来ている状態だが、とりあえず目が覚めて、まあまあの気分のようでホッとした。眠い、と暴れるとこれは大変なのだ。外はいつしか雨になっていて、飛行機での景色は期待できそうにない。
桂林空港 ロビイもガラガラ 比較的機嫌よし 航空券 外は雨

国内線の機内食 予定通り搭乗して、飛び立った。しばらくすると機内食が配られた。50分の飛行時間だからあまり期待していなかったので、意外の感。後で旅程表を見たらちゃんと朝食 機内とあったので単なる見落としだった。それでその機内食だが、パンとパウンドケーキが1個ずつ、それに「五香豆腐干」なるものがついている。ドリンクは「王老吉 涼茶植物飲料」。五香豆腐干は茶色い、スライスされた固めの豆腐で、何やら風味がついていてチーズというかハムのような感じでもあり、パンに合わせて食べてみると悪くない感じではあった。帰国後調べたら、ニッキ、八角、山椒、陳皮、丁子という五香の漢方薬で煮込んだ豆腐とのこと、そのまま食べても調理の材料としても良いらしい。王老吉はハーブティのようなもので、砂糖入り。これまた帰国後検索してみたら、健康茶のような位置づけらしい。簡易な機内食であり、立派とは言いがたいが話のネタにはなる。全部食べた。

 天気が悪い上、眠かったので機内ではほぼ寝ていた。広州空港は曇り。だだっ広い空港を移動して、国際線のターミナルに行く。長男Sはいつも食事についていてすっかり気に入ってしまったスプライトを所望、まあ旅行もこれで終わりだし、ということで1本買った。
 成田行きの飛行機はわりと空いていた。子供連れということでまとまって取れた席は中央部4列で、後ろに座席はなく、前の座席には人が居なくて、外は見られないがまあこれはこれで良い場所だったかと思う。子供たちは離陸後しばらくして寝てしまった。昼食は配偶者Sは魚料理、私は鶏料理。料理の中にごはんがあるが、それ以外にパンとうどんもついている。うどんについているワサビはS&BではなくS&O、字体からみてパクってますなこれは。そしてこれは有名らしいのだが、毒々しい緑色とむちゃくちゃな辛さ。涙が止まらないし、呼吸困難なほど咳き込む。機内、他にも咳き込む客多数。いやはや南航おそるべし..
 子供用は、長男Sは「児童餐」でスパゲティミートソース、パン、クラッカー(EDOパックというネーミングセンスが光る)、次男Mは「嬰児餐」でハインツのベビーミール、カステラ、バナナで、遅れてオートミールのようなもの(甘い)も出てきた。長男Sはスパゲティをよく食べたが、次男Mはあまり食が進まないようだった。バナナはこういうとき無難で助かる。
帰りの機内食 児童餐 嬰児餐

 食後、子供たちは元気になって遊んだりしていた。泣き叫んだりということもなく、機中快適であった。成田着は14:55、成田エクスプレスの中でネットのニュースをチェックしたら弊社が都市対抗野球の決勝に進出を決めていたので驚く。今年はダメだろうと思って大会期間中に旅行を入れていたのだ。というわけで明るいうちに帰宅できたし、明日はその決勝戦を見に行くことにしよう。

おわり


★カメラ関係の話
 比較的軽量・コンパクトにまとめようというコンセプトのはずがどんどん増えてしまった。メインはオリンパスE-P1、レンズは9-18mmとマクロ45mm、遠景用にシグマDP2と、フィルムはフジのGF670(フィルムはコダック E100VSとフジのネオパン アクロス)。これに加え、通りがかりの人に記念写真を撮ってもらうためにオリンパスμ1030SWという構成になった。1030SWはボロボロで、これならそのまま持って走り去られることもないだろうというネガティヴな考えで持って行ったのだが、結局ガイドさん専用機と化していたので、その懸念は杞憂だった。
 E-P1の画質は申し分ないが、遠景の写真ではDP2やGF670の精緻な描写には敵わない。GF670はポジ、モノクロとも文句のつけようがない。約1kgと重たいが、畳めばカメラバッグ内でスペースを取らないのが良い。カメラ関係の選択は上手く行ったと思う。


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