| 第1〜2日 | 第3日 |
第4日 | 第5日 | 第6日 | 第7〜8日 |
ばもう一つ選択肢があって、それは秋田回りの「あけぼの号」である。この列車にはB個室寝台が2両連結されている。それに、これなら北海道行きより空いている可能性がある。これにしよう。B個室寝台「シングル」は車両中央に通路を設け、左右に細長い部屋を2階建てで作った車両である。手間がかかっているわりに、寝台料金は一緒なので、しみったれな私は嬉しい。料金はともかく、カギがかかるというのも安心で、レディースカーなどと車両を分けるより、こっちの方がよほど良いのではないかと思われる。とはいえ、グループ旅行では1人個室は不便になってしまうので、それぞれメリット・デメリットがあるわけだが。私が手配したときは下段の部屋しか開いておらず、否応無く下段になってしまった。部屋は従来のB寝台とほとんど同じくらいのスペースで、上段の部屋への階段が下段の部屋に食い込んでいて、圧迫感がある。問題は着替えで、上段の部屋では階段部分に立つことが出来るが、下段は立てない。浴衣が用意されているがこれでどうやって着るのだと、独り文句を言っていた。
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B個室の入口から中を見ると 右手前に上段の部屋の階段が見えている。これがたいへんな圧迫感である。人によっては、従来のB寝台の方が良いと言うかも知れない。 カギは暗証番号式である。 |
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ベッドに座って奥の方を見ると 右上の階段で部屋が何となく暗い。右下に荷物などを置くが、そうするとテーブルが使いにくい。絶対的なスペースが足りていないようだ。 テーブル上、ビールや弁当を広げているあたり、写真への配慮が欠けている。 |
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上段の様子 上段は屋根裏部屋の趣。窓も湾曲している。しかしこの写真を撮る位置、つまり階段部分に立つことが出来るので、着替えなどは楽だ。ベッドは、手前左側に折り畳まれている。 こっちの方がいいな、とは思ったが、狭い階段は大荷物を上げるには苦労しそうだ。大型のスーツケースは、入らないだろう(それは下段も同じか)。 |
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青森には定刻に到着。ここから快速「海峡号」で函館に向かう。50系客車に新幹線0系のシートを入れた車両である。50系は標準が臙脂色だが、これは紺色になっている。快速だが、指定席がある。青函トンネルの海底駅の見学者を乗せるための専用車だ。私は見学はしないので、そのまま普通の自由席である。 |
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最深部通過中 こう表示されているからそうだと思うだけで、一切外が見えないトンネルの中は、少々退屈であった。 |
函館は今まで通過していただけだったので、今回初めて街中に出る。函館港祭りがもうすぐで、開港136周年って、ちょっと中途半端だが毎年数字を変えてやっているのだろう。
いえ、この
時点ではまだマシで、この旅行、後半は雨に降られてしまうのであるが、もちろんそんなことは知る由もない..
初めてである。人出は多く、バスは何台も臨時が出て、山道を連なって登っていく。途中、木々の間から市内の光景が見えると、車内で歓声が上がる。確かに、きれいだ。空気が澄んでいるのか、くっきりと見えて気持ちがいい。
、人の波が押し寄せる。それでも一番前に出て、三脚をセット、しかし脚を広げると暗がりの中けが人が出そうなので、あまり広げないで撮った。押し合いへし合いなので何枚かはブレて失敗していたが、全般にまともな出来であった。露光中ズームや露光中ピントずらし(右写真)など、悪ノリもやったがそれはあまり良い出来にはならなかった。遊ぶ以前にまずは本道を行ってから、であろう。せいぜい、ソフトフィルター程度が適切か。