82年8月中旬−下旬
第1次北海道旅行
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●第6日 82年8月20日(金) 稚内市内観光→(車中泊)

 朝食は宿で取った。北海道なので、和食の朝食にも牛乳がついていた。今日は一日、稚内の市内観光をする。6日目にしてようやく、日中列車に乗らない日であるが、宗谷岬の観光にはバスに乗らなければならず、これがなかなか不便だったことを記憶している。結局、時間が有効に使えずあまり観光したようには思えなかった。写真がほとんどなく、いったい何をしていたのか、かなり不明だ。写真を撮ると旅の印象が薄れると言う人も多いが、撮っていなくても、忘れるときは忘れる。まぁ、私の記憶力が大したことない、ということなのだろう。
宗谷岬 ・宗谷岬

 右手、海に向かって浅瀬が海面上に出ているところを伝って、「こっちの方が最北端だ」とふざけていたら、海に落ちてしまった。お馬鹿である。私にもこういうノリの時期があったのだ。
宗谷岬灯台 ・灯台

 灯台といえば円柱を思い出すのだが、ここは角柱であった。だからどうということもないが..
稚内開基100年記念塔 ・稚内開基100周年記念塔

 天候が悪く、景色はよく見えなかった。ここに登るかどうかで、同行のI君、Y君の意見が分かれてしまう。わりとつまらない理由で、旅先のトラブルになることを学んだ。

 この後、あまり記憶がないが、宿に戻り、私はここから別れて夜行の急行「利尻号」札幌行きに乗る。海に落ちて汚れてしまったので、宿の人に頼んでお風呂に入れてもらう(無料だった。感謝。)。駅前の食堂で3人そろって夕食、フェアウェル・ディナーとばかりにけっこうな量を食べた(200円!もするジュースまで付けて..)。食べ終わって、稚内駅まで見送ってもらう。駅で缶コーヒーを買ったら、なんとホットだった。真夏だというにホットを設定しておくとは、さすが北海道は違う。I君に依頼し、何枚か撮ってもらう。私の写真を載せてもしょうがないので、小さいものだけ1枚載せておく。
急行「利尻号」G車にてご満悦の筆者 ・急行「利尻号」グリーン車でご満悦の筆者

 スロ54-509、車両の番号まで覚えている。東海道線が客車特急全盛のころ、「特別2等車」(座席がリクライニングする特別料金の2等車)として1等展望車に次いで君臨(?)していた豪華車両は、ここ北海道で余生を送っていた。交通博物館に、座席が展示してあったことを覚えている。
利尻号 グリーン券 ・利尻号のグリーン券

 ネタがないので、苦し紛れに..

 この利尻号は21:00稚内発、05:55札幌着、8時間55分もかかる。本来はこんな時間を要さないのだが、旭川で1.5時間(確か、そうだったような)も停車する。早く着きすぎても不便だろうが、何故なのか本当のところは分からない。ビジネス客には、稚内発をもう少し遅くした方が便利なのではないか。と思っていたら、最近のダイヤでは22時発になっていた。


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