前口上

 昨年(07年)よりマレーシアの現法と仕事をしているのだが、さらに今年8月に現法の35周年の行事に会社のオーケストラが参加しようと企画している。私はそのプロジェクトのリーダをしていて、8月のツアーでは勝手な行動も出来まいから、先取りで遊びに行こうと考えた。家族3人、配偶者Sと息子(1歳7ヶ月)を連れて、JALのマイレージで特典航空券を予約した。ゴールデンウィークだというのにマレーシアは知名度が低いのか、座席には余裕があるし、マイレージが使えない所謂ブラックアウトデーも最後の2日だけ。成田−クアラ・ルンプール(KL)の特典航空券に加えて、KL−ランカウイのマレーシア航空の予約をとり、各滞在地の宿をインターネットで予約して、準備は整った。

(拡大する写真には枠が付いています)


第1日 08年4月29日 自宅→成田→KLIA

 9時過ぎに家を出る。今成田にて日乗るJL723便は14:05発で、こんなに早く出る必要はないのだが、連休で混んでいる成田エクスプレスに幼児連れで乗るのはつらいだろうと思って、総武・横須賀線の快速を選んだ。座席はグリーン車だ。予定より1本早い列車で品川に向かい、息子と列車を眺めて、ゆっくり乗り換えた。グリーン車はかなり空いていて、息子がちょっと騒いでも迷惑になりにくそうなのはありがたい。途中何度かむずかったけど、大過なく成田第2に到着した。
 空港に入ってみて驚く。大変空いているのだ。今年はゴールデンウィークと言いつつ、4/30〜5/2に3日間の平日があるので、4/29に出発する人は少ないらしい。たぶん、第1陣は4/26〜29の日程で前の土日に出発したのだろう。昼時なので混むと思っていたレストランも全然混んでいなかった。品川駅でサンドウィッチなどを買い込んでおいたのだが、拍子抜けだ。

 チェックインをして、Sの前の職場の航空ファンの人が展望デッキにいるというので、会いに行く。その人の航空機についての説明を、意味も分からず息子がニコニコして聞いていた。息子、飛行機が見られるだけでご機嫌なのだ。ここで昼食を取り、出国審査に回る。出国審査場の先に、新しくなったJALのラウンジがあるというので入ってみる。成田でラウンジに入るのは初めてだ。中は想像以上に立派で、広くて開放感があって良い。Firstのラウンジに限られると思っていた、ダイニングも使えるというので早速そっちに行ってカレーライスやうどんを食べる。カレーは甘口だけど、なかなか美味しい。柔らかい肉がゴロゴロ入っていた。もうお腹がいっぱいの息子はとなりの外国のおばあさんにちょっかいを出してもらって、さらにご機嫌だ。
 食事を終え、下のラウンジに。キッズルームで息子と遊ぶ。この部屋は防音も良いし、ラウンジの入口近くにあって、つまりラウンジを子供が走り回る可能性が低いわけで、他のお客への配慮は万全だ。息子はもう大喜びで、スポンジのおもちゃを積み上げたり崩したり、大いに騒いで遊んだ。
JALのラウンジ遊んでもらうキッズルームにて








B767 航空機はB767、エコノミーは2-3-2の座席機内の様子配置で、椅子のデザインは可もなく不可もなく、あまり特徴のない座席だ。機内はきれいなので古い感じはしないが、飛行機の世代としては古いほうになるだろう。座席は7-8割くらいが埋まっており、それほど混んでいるわけではない。中華系の人が多いようだ。
 着席したらすぐに動き出した。スムーズだ。息子は、外の景色に興味津々でしばらくそれを楽しんでいたが、離陸待ちの間に寝入ってしまった。離陸の加速でも起きず、気圧の変化にも反応せず、静かに眠っていてくれてありがたい。
 外は曇りだ。機体CAさんがくれたおもちゃを持ってはあまり揺れず、快適である。キャビンアテンダントさんが、息子のところにおもちゃを持ってきてくれる。1面に4つしかない簡単なルービックキューブを選んだ。息子は1歳7ヶ月なので、むろんこのおもちゃの遊び方はわからないが、絵柄がかわいいので、選んだのだろう。
 しばらくすると、食事が供される。14時過ぎの出発だから、昼食にしては遅いし、サンドウィッチを食べてラウンジでもカレーを食べて、だからあまり食欲はない。ペンネのグラタンか鶏の三色丼の2択、のはずだったが我々の席に来たときには鶏のほうは既になくなっていた。マレーシアでは宗教上無難な食材としては鶏が代表格だから、早くなくなるのだろうか、などと思う。中華料理店でも"Pork Free"などと表示している店もあるのだ。ペンネは、少々脂っこいが味は良かった。息子には幼児食がもらえる(ピラフ)。残念ながら息子はあまり食べず、バナナを食べていた。
食事またも寝てしまう幼児食、結局父親が食べる








 私はもっぱら、自分の携帯オーディオを聴いていた。息子が機内探検をしたいようで、一緒に何度も通路を歩く羽目になった。周囲の邪魔にならなかったか心配だが、泣くよりはまあマシだろう。

 2度目の食事はパン。しょぼい外観なのだが、中にチーズとマヨネーズのクリームが入っていてこれがなかなか美味しい。飲み物をコンソメスープにすると、なお良い。
 KLには20:23に着陸。降下中も息子は騒ぐことなく、7時間半近くの機内を無事に乗り切った。よかったよかった。息子は、空から見た夜景は怖いと言っていたが、空港に着いたら照明の明るさに興味が移り、食い入るように見ていた。

 機外に出る。空港ターミナルはひんやりしている。エアロトレインでメインターミナルに行き、入国審査に並ぶ。Sが入国審査官にSelamat malam(こんばんは)と言ったらその女性もニコリとして同じ言葉を返してきた。荷物を取って、売店で両替がてらLivita EX(つまり日本のリポビタン、ただし缶入り)を買ってからバス乗り場に向かう。空港近くのコンコルド・インというホテルの送迎バスが来ている。マイクロバスほどの大きさで、室内は暗い。手元の照明はなんと、青色LEDが1個。効き過ぎているエアコンと青く暗い明かりに、思わず身震いした。
 ホテルには5分ほどで着いた。ここのホテルを取ったのは、明日またKL空港からランカウィに飛ぶからである。KL市内まで行くと、遠すぎるのだ。ダブルの部屋で1泊6000円程度。オール平屋の、広大な敷地のホテルである。チェックインをして、部屋に案内してもらう。平屋だから部屋数を稼ぐために通路が長く、うす暗い中を歩くのは気が滅入る。息子はすっかり寝ていて、というのも日本時間なら23時近くなのだ。案内してくれた係に、明日のバスの時刻を相談する。国内線なのだが、予定時刻の2時間前には空港に居なければならないので、8時半にロビイに、ということにした。
 部屋はだだっ広く、真ん中にベッドがぽつんとある感じだ。床にカーペットがなくて、つるだだっ広い部屋つるの床がどうも居心地悪い。エアコンのリモコンは16℃に設定されていた。ただ、つけっぱなしにはなっていなかった(入室するとオン)ので、その点は良かった。既に用無し

 完全に寝入った息子をベッドの上に転がして、荷物を出したりしていたら、ノックの音が。息子用の小さなベビーベッドを貸してくれるのだ。そういえば、ネットで申し込んでおいたのだった。しかし、もう寝ていて使う必要はなかった。

 日記を書いて、23:15に就寝。



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08年4月下旬〜5月上旬
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