Sigma fp ★オールドレンズのコーナー 主としてこちらのために導入したようなもので、現在いろいろなレンズで試行中。予想通り、広角系は撮像素子との相性が良くない。一眼レフ用レンズだと、レンズと撮像面の距離が離れている分、入射角度が緩やかで周辺画質が良いように見える。 【レンズとの相性について】 以下は私の個人的な感想であり、同条件で測定したデータなどによるものではありません。また、個々のレンズの状態や個体差等を考慮したものでもないので、その点何卒お含みおき下さいませ。 【評価について】 基本的には絞り開放〜1段絞ってどうか、くらいのところをコメント。 ・色合い 地味:彩度がない、白っぽい 良好:通常の撮影に適す ・解像 悪い:結像せずボヤボヤ 甘い:結像するがもやっとしたものがまとわりつく感じ 良好:通常の撮影に適す ・周辺色付き 青〜緑色になるのでその度合いをコメント。周辺光量低下は元々のレンズの特性(フィルム時代含め)もあるので原則不問だが、極度に暗いものはその旨コメントを入れた。 ●ライカ系(スクリューマウント、Mマウント) アダプター経由のフォクトレンダー プロミネントレンズも含む。焦点工房のライカM→ライカL(SL)マウントアダプターを使用している。無限遠位置はオーバーになっている(レンズの∞位置では遠景のピントが無限以上になる)ので、最短近接が1.1mくらいになってしまうのが残念だ。そこで、ヘリコイド内蔵タイプを追加で導入した。これは大変便利なもので、これを基にすると、OMやデッケルマウントも最短撮影距離が短縮できる。 ライカ系作例はこちら
●M42マウント 相当数処分してしまったので、種類は少ない。M42マウントは、マウントのちょっとした形状の違いで入りにくかったり、指標の止まる位置が異なるので注意が必要だ。これはフィルムで撮っていてもたまにあるので、マウントアダプターゆえの問題ではない。 M42・デッケル・エキザクタその他作例はこちら
●パクセッテM39マウント どこに入れるか悩んだのだが、結局どこに入れても仲間的なものはないのでここに。eBayのレアアダプターズさんのところにパクセッテ/ライカSLのアダプターが出ていたので入手した。アダプターの直径が大きいのでレンズがちょこんと乗っかっている感じでユーモラスである。近接用ヘリコイドがついているが、固定はサイドのネジなので安定性に欠けるのと、ヘリコイドのピッチが緩い(というのか)ので近接するには何回転も回さねばならず、一度近接撮影をすると今度は無限遠への復帰が面倒で、どちらかというと無限遠位置微調整に使っている。 アダプターについては他の手段もあって、レンズ側M42/カメラ側M39のヘリコイド(全長12-19mmで伸縮)つきアダプターがあり、レンズ側にM42/M39リングを入れてカメラ側にライカMアダプターを付けると、ライカM/ライカSLアダプターにつけてヘリコイドで無限遠を調節して撮ることができる。こちらの方が小柄にまとまるのと、アダプターのヘリコイドが直進式なのでレンズが回転せず、使い勝手は良さそうである。M42/M39リングについてはマウント内に入り込むタイプよりも、フランジ面がついたものの方がレンズの脱着時に安定して良い。 さらに、mukカメラサービスさんが3Dプリンター製のライカMアダプターを作られていることに気付き、それも入手した。こちらはレンズの距離指標がちょうど上に来るので断然使いやすい。 M42・デッケル・エキザクタその他作例はこちら
●Olympus ACEマウント パクセッテ同様どこに入れるか悩んだのだが、レンズシャッター式レンズ交換カメラということでパクセッテの次に入れる。mukカメラサービスさんのところで3Dプリンターを使ったACE/ライカMのアダプターを入手した。しっかりした作りで、問題なく使える。レンズ固定はくさび状の部品を押し込むやり方になるから、頻繁に交換する場合は少し手間に感じる。35mmが画質的にはほぼ使えないので45mmがメインになっている。 M42・デッケル・エキザクタその他作例はこちら
●デッケルマウント DKL/M42-M42/Lマウント、DKL/M-M/Lマウントの2系統、それぞれ2階建てで使っている。後者は、M/Lアダプターにヘリコイド内蔵タイプがあるので、レンズシャッター一眼レフレンズの宿命である最短撮影距離が長いという欠点を補うことが出来る。フィルムでもボディが使いにくい等の理由で人気が高いとはいえない分野であるが、おかげで良いレンズが安価に入手できる。自分の場合、いつの間にかM42のレンズより多くなってしまった。 M42・デッケル・エキザクタその他作例はこちら
●エキザクタマウント KIPONのマウントアダプターを入手。絞り機構が出っ張っているレンズは見た目が少し異様な感じになる。絞り忘れをしないよう、絞りをマニュアルにして使っている。エキザクタはフィルム時代から人気度と言う点では少し下がるのもあり、良いレンズが安価に入手できる。 M42・デッケル・エキザクタその他作例はこちら
●OMマウント 当初、K&F ConceptのマウントアダプターでOM→ライカL(SL)は国内には出回っておらず、OM→ライカMマウントのアダプターを使い、ライカM→ライカL(SL)の合わせ2段重ねで使っていたが、後にOM→ライカLも出たので、今は2個態勢で使っている。 OMマウント作例はこちら
●PenFマウント FotodioXのアダプターを米国B&H社経由で入手した。当然ながら設計時の想定外使用であり、35mm判に対してイメージサークルは足りず四隅が欠けるから、概ね√2倍くらいまでのクロップで使うのが良さそうだ。レンズによっては、短辺24mmのまま1:1のアスペクト比でも使えることもあるし、38〜60mmのレンズでは35mm判ほぼ全面に明るい像が得られるものもある(周辺解像はさすがに厳しいが)。イメージサークルがくっきりわかる25mmF2.8を使って、全面の画像、クロップした場合の画像をまとめたものがこちら。 以下の表は35mm判での四隅のけられも含めてコメントするが、「個人的判定」はAPS-C相当クロップ(fpのDCモード相当)とする。厳密に考えるなら、オリジナルのハーフサイズの領域(私がフィルムをスキャンしているサイズは23.3x16.5mm、シグマのDCモードより少し広い)相当が良いのだろうが、カメラ内でクロップを切り替える場合はシグマのDCサイズしか出来ないので、これで判断する。 PenFマウント作例はこちら
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