05年7月下旬〜8月上旬
第1次オーストラリア旅行


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●第7日 05年8月5日(金) ケアンズ→成田

最終日が一番天気が良いとは.. 帰国の日。8時半過ぎに起きた。昨夜早かったから、なんと11時間近く寝ていたことになる。Sは朝の散歩に出かけているようだ。荷物のパッキングをする。今回はあまり買い物をしていないから荷物はそれほど増えていなくて、恙無く終了した。問題は靴で、未だ乾いていない。本来の乾季なら乾いたであろう、いや乾季なら雨が降らなかったわけだからそれ以前に濡れなかったはずなのである。ぶつぶつ言いながら、風呂場のドライヤーで乾かそうと試みる。が、結局乾かなかった。

 Sが戻ってくる。朝食は取らず、10時にチェックアウトする。金庫が有料で、それの代金街の中を歩いていると気持ちが良いとしてA$9.9を払う。有料だが、中身の保証はしないというのだから困ったもので、まあ無くなりはしなかったから良しとしよう。迎えに来たのはHISのバスで、途中、他の2軒のホテルと、デューティフリーの店(DFS)に停車する。買うことは義務ではないが、店に入って割引券だけは受け取ってくれ、という。DFSから宣伝費のようなものをもサーモンとハッシュブラウンらっているのだろう。しかし元々DFSのブランドモノなどに興味はないので、割引券をもらったら、そのまま回れ右をして店を出た。朝食をどこかで食べたい。しばらく歩いてみる。あまり適当な店がなくて、時間がなくなりそうになったので、リージョナル・ギャラリー近くのレストランに入る。Sはシナモン・リゾット、私はサーモンとスィートポテト・ハッシュ・ブラウンというものを頼む。シナモン・リゾットはフルーツが乗っていて、甘くて、デシナモン・リゾットザートのようなものだった。私の頼んだものは、ハッシュ・ブラウンがコロッケのようなもので、中はサツマイモとカボチャを混ぜたような、甘いものである。これに、アヴォガドとタマネギのソースがなかなかよく合う。サーモンの塩味も適切だ。2人でA$28と、お値段はけっこうなものであった。
 1120時にDFSを出発し、空港に向かう。HISの係の人は、空港までずっとしゃべりっ放しである。こうして、あれもこれも世話を焼かれないと旅できない人もいるのだろうが、いささか煩い。空港までの時間がそれほどかからないのがせめてもの救いであった。

 出国審査、手荷物検査はすぐに済み、バーでアイスクリームを食べながら談笑する。ケアンズでの天候が予想外であったが、皆様、だいたい満足いただけたようで、企画者として嬉しい。
 13時前に搭乗開始となる。この便では希望が適って、2人×3列の窓側のブロックが取れている。しかも左側だから、ケアンズを出た後、グレイトバリアリーフが見えるはずだ。機内は、ビジネスクラスはガラガラで、エコノミーはほぼ満席だった。金曜だから空いている方なのだろう。
 早めに搭乗開始となったが、一部遅れた人がいたので、13時半ごろに飛び立った。左旋回し、予想通り左側に陸を見ながら飛んで行く。左の下方には珊瑚礁が見えて、海はエメラルド色や深い緑色で美しい。皮肉にも、今日が最も天気がよく、いかにも熱帯という感じの景色だ。
ケアンズ空港、国際線のロビイ ケアンズ近くの熱帯雨林 陸の近くは茶色だ 珊瑚礁が美しい

 1時間ほどすると、「夕食」がアナウンスされる。いやー、いくらなんでも夕食はないでしょ。アナウンスを担当するアテンダントは日本語がちょっとヘンで、この他にもけっこうおかしなことを放送していた。さて、その食事だが、ビーフ(ポテト添え)とチキン(うどん添え)が選べる。Sはチキンを選ぶ。これは照り焼きで肉が柔らかく、うどんともよく合っていた。ビーフは赤ワインソースでコクがあり、これもなかなか良かった。私は調子に乗って、オーストラリア産のブランディまでもらって(これもいい味)、良い気分で飲んでいたが、気圧が低いためあっという間に酔っ払い、後半は水で割ってしまった。食事にはデザートとしてマカダミアナッツチョコレートがついている。マカダミアチョコか、ま、これはどこでも同じだろうと思ったら予想外で、ナッツの外に飴のコーティングがあって、香ばしくて美味しかった。しかも、これはデザートではなかった。なんと、この後にアイスクリームが出たのだ。名前はマグナム・ミニスとあって、普通の店で売っているサイズより小さいものだ。さっぱりしたバニラに濃厚なチョココーティングがかかっている。美味しくいただいた。そういえば、機内でアイスクリームが出るというのは初めての経験である。
チキン ビーフ アイスを楽しむ筆者

 食事が終わると、酔いもあって機外は夕暮れ少し眠った。気がつくと、映画が「サハラ」になっていたので、ヘッドホンをつけて見る。これは、先日日本でも公開されたクライヴ・カッスラー原作の映画だ。日本語のチャネルが雑音だらけでさっぱり聞こえないので、英語の方を聞いていた。私は7月に見ていたし、原作も読んで話は既に知っており、何とか理解できた。原作とは変わっているところも多々あるが、なかなか面白い映画だと思う点心盛り合わせ
 飛行は快適で、あまり揺れないから日記を一気に進めた。それでも5日目までしか行かないから、帰国後もしばらく思い出しながら記録を付けることになるだろう。到着の1時間前に軽食が出る。点心が2種で、美味しい。カンタス航空は気に入った。日本付近は雲が多く少し揺れる。成田には1940時に到着した。入国、通関して、ロビイで解散する。快速で帰るつもりだったが、列車の時刻が開きすぎていたので成田エクスプレスにす夜になるる。乗ってみたら、4月に香港に行ったときと列車の雰囲気が違っている。座席が固定でなく、リクライニングシートに変わっていたのだ。初めて海外旅行をしてから12年、この列車もこまめに内装を変えているなぁと思いつつ都内に帰ってきた。品川で乗り換えたら、金曜の夜の下り列車は宴会帰りの人が多く、いかにもそれらしい臭いがして懐かしくもあり苦笑いをしたくもなり、気分はすっかり国内モードに戻っていた。


★カメラ関係の話
 持って行ったのは2セット。しかも右側のブロニカRF645はほとんど使わなかったから、実質、オリンパスE-1だけで撮っていたようなものだ。E-1用のレンズは11-22mmF2.8-3.5と、50mmF2マクロだ。このセット、旅行では重宝する。50mmは人によっては要らないかも知れない。それだけ、11-22mmズームは便利だ。E-1は、海辺や雨の中での撮影には威力を発揮した。それと、エアーズ・ロック周辺での、目の覚めるような青空はまさにこのカメラのためにあるようなもので、思う存分撮影を楽しんだ。
 これの他に、ほぼ全行程で配偶者Sが使っていたのはフジのF700である。防水ケースを使って、初めて水中撮影をしたのもこのカメラだ。水中では広角感がなくなるので、いずれはE-1用のケースなども買いたいところ。純正では出ていないが、サードパーティから出ているのだ。しかし、大げさな機材でスノーケリングでは格好がつかないかも..



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