18年8月中旬
第1次小笠原旅行

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●第4日 18年8月13日(月) 大村→宮之浜→大村→都道一周→宮之浜→大村→ウェザーステーション展望台→大村

 島に入って3日目である。天気はすぐれない。本日は島の北の方、宮之浜というところに行こうと思う。父島の北には兄島があって、その海峡は珊瑚礁が美しいという。その続きで、宮之浜もきれいではないかと思ったのだが、単なる期待であって特に根拠はない。昨日走った都道の、Y字になっているところを昨日と違う方向に曲がると斜面を登りつついくつかマンション、アパートがあるところを抜け。最後に一山越したところに宮之浜はある。昨日、コペペ海岸へ下見に行ったときもそうだが、鬱蒼とした森の中を進んで行くので、この先に海があるのだろうかと思ってしまう。そして終着のところも木の下で、海岸の一部は木の陰になっていて日が照っている時は良い日よけになりそうだ。
 海岸は昨日同様ここもサンゴと石のかけらで出来ているが、こちらの方が石の割合が高くて、黒っぽい海岸に見える。海の中は大きな石がゴロゴロしていて、途中から深くなってサンゴが見えるようになる。そのサンゴが見えるくらいの場所まで、石の上を歩いて行くのがけっこう大変で、底の厚いシューズなどが必要だと痛感した。自分のシューズは底が薄く足が痛いし、かといって泳ぐには浅いのだ。

 海岸の右手には遊歩道があり、兄島との海峡を見渡せる高台まで登ることができる。そこから見た海は確かにきれいであるが、今日は空を雲が覆っていて海面が白く反射してなかなかうまく底まで見ることができない。9-18mmレンズにつけたPLフィルターで反射を軽減して撮ると、エメラルドグリーンの海が少し垣間見えた。
 今日は三男は海にほぼ入らず波打ち際で遊んでいるのがほとんどであった。義父に連れられて磯の方に行き、カニなどを見て楽しめたようではあるが、せっかくの海に入らないのは惜しい。
 少し早めに昼食にする。今日は弁当を買って持ってきている。今日も先発・後発の2往復で、その後発のときに弁当などを買えば良いのでこの2往復制はなかなか良いような気がしてきた。

 午後に、防水カメラを持って水中写真に挑戦したが、あまりきれいには撮れず。もう少し深いところに行けば良いのだが、ここ宮之浜の沖、兄島との海峡は潮の流れが速く、浜がある小さな湾から出ると流されるということで遊泳禁止区域が設定されている。そういう環境であると知らされると怖いので、どうしてもかなり手前で諦めてしまうのだ。まあ、毎度こういうところで思うのは、やはりツアーに入って専門の方々に良いスポットまで連れて行ってもらうのが一番良いのだろう。毎度思って毎度挑戦していないのは自分の性格の問題であろうが、なかなかこれが一歩踏み出せないという..
 天気が良くないこともあり、今日はかなり早めに宿へ戻る先発組が出発した。何しろ14時台であるから本当に早い。先発組を送って行ったあと、時間があるからということでまたも単独の下見というか、今度は都道を一周することにした。一周といっても、父島の南から西の部分には人家がなく道路も通じていないから、都道は島の中央部から北にかけてを巡り、距離は短い。短いながらも険しい山の中を走るのでカーブと坂道が多い。幸いというべきか、走っている車はほとんど見られないので運転はしやすい。道路の西北部分にはいくつか展望台があって海が見えた。海全体にもやがかかっていてあまり見通しがなくきれいに見えないのが残念だ。こればかりは次に期待としておくしかない。
 島を一周し、後発組を迎えに行った。宿に戻り、この3日間を振り返るに、やはりツアーには一度は入ってみるべきとなり、明日の夜のナイトツアーを探すことにした。宿の近くの観光案内所に行って、各業者の空きを調べてもらったら、1社ちょうど空きがあるということでそれに申し込んだ。

 夕食まではしばし休憩、と思ったが、日没がきれいに見える展望台があるということで、
夕食前に急遽出かけることにした。そのウェザーステーション展望台は大村地区からは近く、気軽に行ける。歩いて向かっている人もいた。
 急な坂道を登って駐車場に車を停めて、展望台に行く。断崖絶壁の上にあって展望は最高だ。春にはザトウクジラが見られるというほど海が見渡せるのであるが、先ほど他の展望台で見た通り、今日は海の上がもやっていて日没どころではなかった。残念。他にもたくさん人が集まっていたが、三々五々、帰って行った。

 18時半の夕食には間に合い、本日も美味しくいただいた。夕食後、星空のチャンスがあるかもと期待し先ほどのウェザーステーション展望台まで再度行ってみるものの、やはり厚い雲がかかっていて空は見えなかった。残念、今回はまあ仕方ないかね。





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