Mamiya C220 *, C220f *印がついているものは、既に手放したもの
中古カメラ市で安価に求めたものであるが、極めて写りがよい。マミヤCシリーズは2眼レフでありながらレンズ交換を可能にしたもので、80mm、65mm、55mmと揃えたが、どれも優秀であった。しかし、6×6判に馴染めず一旦手放し、05年にC220fを買い直して今に至っている。
C220はC330に比べると地味だが、比較的軽量に出来ていて、機能制限があるものの取り回しがよい。シャッターがセルフコッキングではないので、チャージし忘れるとシャッターチャンスを逃す可能性がある。しかしちょうどよい位置にあって、操作はしやすく、私はチャージ忘れをしたことはない。とはいえ、落ち着いて撮る人向き。2眼レフ自体、速写するカメラではないだろうけど。
05年に買い直したC220fはC220系の最終モデルである。C330f、C220f以降のモデルはストラップ金具が専用のものになっていてストラップを探すのが大変、という話もあるが、比較的新しい645PRO
TLのストラップが使える。
このシリーズの解説は写真工業誌05年3月号 特集「二眼レフでいこう」の「日本が誇る世界の名機
マミヤCシリーズの魅力」(根本 泰人氏)が詳しい。以前、中古カメラ市で早田カメラが配布していた早川通信に元記事があるので読んだ人も多いだろう。
マミヤセコール Sekor 55mmF4.5 *→再び購入
35mm判の焦点距離で約30mmの画角に相当する。岩手在住時代はよくこれを使った。すごくシャープで、色ノリが良い。F4.5と暗いレンズではあるが、ピント合わせはそれほど困難でもない。専用のフードは大きくて外観が大げさだがそれなりに効果はある。しかし真正面から逆光だとゴーストが盛大に出る。コーティングは黄色く、その点は古さを感じる。最終期には紫色のコーティングになっているが、逆光性能が格別良くなったようには感じられない。現在、最終期モデルを所有。下の作例は古いレンズのものと両方載せている。
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<黄色コーティング> (製造番号1万台・既に手放している。) |
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<紫色コーティング> (製造番号11万台・今後はこのレンズを使う。) |
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マミヤセコール Sekor 65mmF3.5 *→再び購入
35mm判の焦点距離で約35mmの画角に相当する。これを持っていた当時、私は55mmばかり使ってこれはあまり使っていなかった。なのであまり印象になかったのだが、最終期のものが安価に手に入ったので、使い始めた。シリーズ初期のころからあった広角レンズであり、若干大柄である。フィルターは49mm径で、専用のものを使う必要がある(レンズの間隔がギリギリのためフィルター枠が薄くなっている)。
必要十分な解像をしており、色もよい。ごく4隅で像の流れがある。ボケはおだやかだ。 |
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マミヤセコール Sekor80mmF2.8 *
35mm判の焦点距離で約43mmの画角に相当する。これが付いているボディはよく見かけるから使っている人も多いのではないだろうか。標準〜準広角という感じで、街中で使うにも取り回しが良い画角だと思う。5枚構成のレンズで、プラナーともクセノターとも異なり、ライツのエルマリート90mmの構成と似ている。たいへんよく写るレンズだ。 |
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マミヤセコール Sekor 80mmF2.8S
シリーズの最後でマイナーチェンジされてSが付いたもの。一説には「紫コーティングになって光学性能が上がった」とか言われているが、最近カタログを入手して確認したところ、3群4枚のテッサータイプに変更になっていた。前の5枚レンズより良いかどうか、ということが分かるほどは撮影していないが、色がよく、逆光に強い。シャープさも十分にある。 |
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マミヤセコール Sekor 105mmF3.5DS
35mm判の焦点距離で約55mmの画角に相当する。ヘリア型の5枚構成レンズで、若干画角が狭いもののシャープな画像が得られる。ヴューレンズに絞りが入っていて、被写界深度が確認できるのは大変便利だ。
このレンズは無限位置にするためにはかなり繰り出さなければならないから、接写の最短撮影距離はあまり短くならない。使用しているレンズは、ほぼ最終期のもの。 |
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マミヤセコール Sekor 180mmF4.5 super
35mm判の焦点距離で約100mmの画角に相当する。180mmのレンズが2本並んでいるので、外観は威圧的である。規定の場所にレンズを2本並べるために、前枠を極端に薄くしていることが災いして、ここが曲がっている個体をよく見かける。2つのレンズにフィルターを着けるには専用のものを使用する必要がある。バックフォーカスが長いため、無限位置にするためにかなり繰り出さなければならず、これにより最短撮影距離は1.2m付近となり、接写には向かない。 |
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