Olympus XA

 35mmF2.8付き、距離計連動のフォーカス機構、絞り優先オートのコンパクトカメラ。バリアを開けると撮影態勢に入るという、後年のミューシリーズや他社の同型機の原型となったカメラだ。レンズはこの手のカメラとしては異例に凝った5群6枚構成、全長を短くするために、広角レンズながらテレタイプ構成となっている上に、ピント合わせでレンズが前に出ないよう、フォーカスがインターナル式になっている。開放が少し甘く、周辺光量も落ちるものの、絞ると解像度も上がる。小さな外観だが操作性に無理がなく使いやすいカメラである。フラッシュは外付け式で、私はほとんど使っていない。
 露出補正機能はないので、ISO感度をずらしながら露出補正相当のこともできるが、そのままでもほぼ正確な露出になっている。


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