デッケルマウントのページ Bessamatic-m * ![]() このカメラは大きく重いので手放してしまい、その後はM42マウントへのアダプターを使ってベッサフレックスなどで撮影している。きれいなスクリーンや正確な露出計が使えること、クイックリターンミラーであるのはメリットである。ただ、自動絞り機構は連動しないので、暗いシーンでは開放でピントを合わせて撮影時に絞る、などの手順が要る。 |
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クルタゴン Curtagon 28mmF4 (シュナイダー) デッケルマウントの中では最も画角が広いレンズである。いろいろ探して0.6mまでの近接タイプを入手した。もっとも、近接したければM42マウントのレンズを探せば良い(0.28mまで寄れる)のであるが、デッケルマウントアダプターを装着したら、M42レンズと交換しながら撮るのはやはり面倒で、デッケルで揃えた方が便利なのだ。 描写は、中央部はシャープで、色もきれいに出るが、四隅は甘く、F8程度に絞っても怪しい感じが残る。発売年を考えれば致し方ないかと。 |
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クルタゴン Curtagon 35mmF2.8 (シュナイダー) レチナレフレックス用の最後期のレンズである。最短撮影距離は0.6m、前世代にあったフードをつけるバヨネット部分は省略されている。大きな前玉がレンズ先端にあり、収納時に傷をつける懸念があるので、コシナフォクトレンダーのレンズキャップをはめて持ち歩いている。 描写はクリアでコントラストが良い。 |
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スコパレクス Skoparex 35mmF3.4 (フォクトレンダー) カメラと同時に購入。0.4mまでの近接タイプ。0.4mで「近接」である。普通は0.9m。しかし、35mmレンズで近接がこれでは厳しい。それなら、一眼レフでなくRFでもいっこうに差し支えないような気がする。レンズはクリアな色再現で、樽型の歪曲があるが、シャープ。なお、後年M42で出る同名のレンズは別設計である。このシリーズ中では比較的安価で、玉数も多いので、探すのには苦労しないと思う。 |
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スコパゴン Skopagon 40mmF2 (フォクトレンダー) * アサヒカメラ誌などによく寄稿している写真家の赤城耕一氏は自らを「35mm病」と称しているが、それに倣えば私は「40mm病」である。このレンズ、普通のガウス系のレンズの先にもう一つレンズを付けたような構成で、望遠レンズのような外観である。果たして、よく写るのか?..と思うが、よく写るレンズであった。最初に持っていたものは最短撮影距離が90cmと遠いので取りまわしはよくなかったし、フードをつけるとさらに巨大化するので、40mm好きだというのにあまり活躍せず、売却してしまった。最近50cm近接タイプを手に入れ復帰した。 (21年4月、作例をすべて差し替え) |
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ゼプトン Septon 50mmF2 (フォクトレンダー) 通称デッケルマウントのレンズでも、最も美しい佇まいをみせるレンズだと思う。ゼプトンとは、7枚のレンズを使っていることから命名されているようだ。後期の、60cm近接タイプである。それでも、今時の一眼レフ用レンズに比べると、近くに寄れるとは言えない。ピント、ボケ、色が最高のバランスで得られ、素晴らしい描写をする。今後も活用することになろう。 |
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レチナ・クセノン Retina-Xenon 50mmF1.9 (シュナイダー) コダックのレチナフレックス用のレンズだ。シュナイダー製。ゼプトンと双璧とも思える、美しいレンズである。ボケはゼプトンに比べると二線ボケっぽいところはあるが、ピントはシャープで、なかなかの描写だ。 フィルターが60mm径で特殊であるが、レンズが鏡胴の深いところにあり、レンズにキズが付いたりはしにくいようだ。私が持っているレンズは、60cmまで寄れるタイプのものだ。 |
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カラースコパー Color-Skopar 50mmF2.8 (フォクトレンダー) フォクトレンダーのデッケル機では最も多く見られる標準レンズだ。レンズが薄く、ピントリングが操作しにくいほどだ。シャープで良い描写。F2.8の4枚構成レンズにしてはボケも自然である。私が所有しているレンズは最短撮影距離が60cmのタイプ。もう少し寄れると嬉しいが、これでも短い方なのである。レンズシャッターSLRの宿命と思って諦めている。 |
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カラーランター Color-Lanthar 50mmF2.8 (フォクトレンダー) フォクトレンダーの末期にレンズ固定式のシリーズでも多機種に搭載された、前玉回転式の3枚構成レンズだ。レンズが薄く、被写界深度目盛りの絞り連動機構はなく、絞り値が刻印されている。かなり絞らないと周辺は甘目で、近接時も甘い描写である。デッケルマウントではあまり市場では見かけない感じがする。元が廉価版で販売価格が安すぎ、店としても旨味が少ないのかもしれない。実際、たいへん廉価であった。 |
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レチナ・クセナー Retina-Xenar 50mmF2.8 (シュナイダー) F1.9のクセノンに比べると非常に小型、薄型のレンズだ。最短撮影距離が60cmのものを選んで手に入れた。絞り開放では周辺が甘い感じはあるが、F4以降はシャープで均一な写りだ。色もくっきりしていて良い。 |
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レチナ・テレアートン Retina-Tele-Arton 85mmF4 (シュナイダー) シュナイダー製の中望遠レンズ。4群5枚のクセノタータイプで、標準レンズと間違えそうなほど小型に出来ている。最短撮影距離は1.8m、フォクトレンダーのディナレクスよりはマシだが、やはり遠い。ニュートラルな色合いでシャープな描写。 |
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ディナレクス Dynarex 90mmF3.4 (フォクトレンダー) 小型の中望遠レンズ。取り回しはいいか、というとこれは悪くて、最短撮影距離が2m。135mmの項で触れているが、ビハインドシャッター式のレンズシャッター一眼レフは、こういうところが不便になってしまう。色合いはほんの少し黄色味がある。ファインダー像が暗く、陽が落ちてくるとピントが合わせにくいのは残念だ。 |
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テレアートン Tele-Arton 90mmF4 (シュナイダー) 後期に出たレンズで、レンズ銘からレチナの文字が消えている。最短撮影距離は85mmに比べ10cm遠くなり1.9mだ。鏡胴などを共用し繰り出し量が85mmと同じなのかも知れない。クルタゴン35mmの後期と同様、レンズが前枠近くにあって傷がつきやすそうで、携行時はキャップをしないと不安になる。写りはくっきりとしていて解像もよく、すばらしい。 |
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スーパーディナレクス Super-Dynarex 135mmF4 (フォクトレンダー) デッケル機はシャッターの口径が小さく、望遠レンズは繰り出すとシャッターに光線をけられるため、最短撮影距離が異様に長くなってしまう。このレンズの最短は4m。ライカでも、1.5mくらいまでは寄れるはずだ。一眼レフなのでピントと構図は正確であるが、この最短距離はいささか使いにくい。これより長焦点になると、もっと遠くなる。最大の350mmF5.6は、なんと28mにもなる。 なお、このレンズは中玉の周辺にクモリがあるものを格安で購入したが、影響はなく、シャープに写る。色も濃く出て良いのだが、周辺光量は少し落ちる。 |
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テレクセナー Tele-Xenar 135mmF4 (シュナイダー) カメラの露出計への影響を減らすために、鏡胴が黒くなった後期のタイプである。最短撮影距離は4m。ピント面はシャープで、ボケもきれいだ。良いレンズだと思う。 |
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スーパーディナレクス Super-Dynarex 200mmF4 (フォクトレンダー) 最短撮影距離はなんと8.5mにもなる。こうなると遠景を切り取ることに専念するしかない。レンズ全長が長い上に前枠は77mmとかなり巨大な見た目であるが、ヘリコイドはデッケルマウントの共用部品だから操作は手元になり、ハンドリングは良くない。画質は良い。近づけないのでボケを活かした写真にはなりにくいが、シャープでよく写る。 |
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